焼き芋にするならこの品種!焼き芋用のさつまいもはこう選べ!焼き芋で美味しくなるさつまいもの品種は?味と食感まで徹底解説!焼き芋で美味しくなるさつまいもの見分け方も

さつまいもがお店に並ぶ季節になると、さつまいも料理が食べたくなります。シンプルに焼き芋にするのが好きな方も、多いのではないでしょうか。せっかく焼き芋にするなら、より美味しいサツマイモを焼き芋にしたいですよね。この記事では、焼き芋にすると美味しいさつまいもについて、味や食感も交えながらご紹介していきます。さつまいもの選び方についてもお伝えしますので、ぜひ焼き芋用のサツマイモ選びの参考にしてくださいね。

焼き芋におすすめのさつまいもはコレ!味と食感にも言及

焼き芋におすすめのさつまいもの選び方と言えば、ポイントは2つあります。一つ目は、甘味の強い高糖度のさつまいもを選ぶこと。そしてもう一つは、好みに合った食感のさつまいもを選ぶことです。

高糖度のさつまいもの品種って?

まずは、高糖度の代表的なさつまいもの品種をご紹介します。糖度が高い順に糖度と品種を以下に並べました。

  • 紅はるか 約30度
  • 安納芋 約20度
  • 紅あずま 約14度
  • シルクスイート 約8.8度

じっくり焼き芋にすることで糖度が上がるので、上に紹介したどのさつまいもも糖度は40~50度になります。

主な品種のさつまいもを焼き芋にしたときの食感って?

焼き芋の食感と言えば、大きく分けて、俗に言う「ほくほく系」と、「ねっとり系」に分けられます。主な品種のさつまいもが、どの食感の焼き芋になるのかをご紹介しましょう。

ほくほく系さつまいも

ほくほく系のさつまいもで代表的なものは以下の2つです。

  • 紅あずま
  • 鳴門金時

紅あずまは糖度は高めですが、高糖度のさつまいもに多いねっとり系ではなく、ほくほくとした食感を味わえるさつまいもです。昔ながらの懐かしい、ほくほくとした食感がお好みの方は、紅あずまを選べばまず間違いありません。栗に近い食感と例えられることもあり、栗好きな方にもピッタリです。

鳴門金時も、水分が少なめのほくほくとした食感のさつまいもです。ほくほく系の焼き芋は飽きがこないところがポイントです。牛乳との相性も良いですよ!

ねっとり系さつまいも

ねっとり系のさつまいもで代表的なものは以下の3つです。

  • 安納芋
  • 紅はるか
  • ひめあやか

安納芋は焼き芋の代表格とも言える、甘めの焼き芋がお好みの方には、ぜひ食べてみてほしいさつまいもです。粘り気のある濃厚な食感は、焼き芋というよりスイーツ並み。紅はるかは甘味も粘り気もほどよく、後味がスッキリしているのが特徴のさつまいもです。甘めの焼き芋が良いけれど、甘ったるいのは苦手、という方にピッタリです。ひめあやかは小ぶりで、火が入ると、鮮やかな黄色になるのが特徴のさつまいもです。小ぶりなサイズなので、大きな焼き芋は一度に食べきれない、という方にもおすすめ。味もしっかりしていて、冷めても美味しく食べられるので、焼き芋を作りすぎても安心ですね。

ほくほくもねっとりも楽しめるさつまいも

ほくほく系もねっとり系も、どちらも捨てがたい!と思われる方には、シルクスイートがおすすめです。シルクスイートは、貯蔵期間が長いほど粘質になる特徴があります。そのため、収穫後すぐはほくほく系の焼き芋に、しばらく置いておくとねっとり系の焼き芋になり、一つの品種で2度楽しむことができます。シルクスイートは繊維質の少ない品種なので、滑らかな舌ざわりはまさに「シルク」のようです。しっとり滑らかな食感がお好みの方には、おすすめの品種です。

焼き芋用のさつまいもはこう選ぼう!

焼き芋用のさつまいもを選ぶときは、生芋の状態での水分量が重要です。外見をチェックすると、水分が多いか少ないかが、ある程度分かります。以下の4つのポイントを意識して選ぶと失敗しません。

皮の色が濃い

皮の色が濃く、表面にツヤやハリのあるさつまいもは、水分量がしっかりある証拠です。イモの水分が抜けてくると、表面もパサっとした手触りになります。

表面のくぼみが浅い

水分が少なく繊維の多いさつまいもは、表面のくぼみが深くなります。反対に、表面のくぼみが浅いと、水分量がしっかりある繊維質の少ないさつまいもです。

蜜が乾いて黒い斑点ができている

糖度の高いさつまいもは、切り口に蜜が付いているものがあります。糖度が高いと甘味はもちろん、水分保有量も上がります。蜜が乾いて飴色や黒い斑点のようになっているものも、同様に甘くて、水分量の多いさつまいもの可能性が高いのでおすすめです。

ずっしりしている

持った時に、さつまいもの中身がずっしりしているものを選びましょう。品種によって大きさや形は異なりますが、その中で、しっかり中身の詰まっているさつまいもを選ぶと良いでしょう。

まとめ

さつまいもは、品種によって甘味や食感が変わります。ただし焼き芋にするなら、水分量のある生芋を選ぶのが必須です。その上で、お好みの食感の品種を選べば、さらに焼き芋を楽しむことができるでしょう。いろんな品種で焼き芋を作って、食べ比べてみるのも良いですね。