干し芋を食べ比べてみた!スーパーやコンビニで販売している干し芋を料理研究家が食べ比べてみた!おすすめの干し芋は?価格やコスパ、味まで徹底比較!オススメの干し芋はコレ

最近、スーパーにしてもコンビニにしても見かける頻度が確実に高くなっている「干し芋」。こう言っては失礼ですが、どちらかといえば地味な食べ物といった印象が強かったのではないかと思いますが、今やお洒落なパッケージに包まれたお菓子の隣に堂々と陳列されるようになりました。それどころか、干し芋専用コーナーも作られ、数種類の干し芋が置かれているお店も見かけるようになってきています。この現象、意外なんてことは全くなく、むしろ当然といえるでしょう。なにせ、干し芋は材料はさつまいもだけ、甘味料も添加物も不使用なのにこの美味しさなのですから。綺麗な包装に実を包んだお菓子より、遥かに身体に良いおやつです。

健康志向ブームの到来で、ようやく干し芋の存在にスポットライトが当たってきたようです。この現象に心から嬉しいと思い、そして次々出てくる新作のチェックが著者のマイブームとなっています。「干し芋なんて皆同じようなものでしょ?」と思われている方も少なくないと思いますが、結論から申し上げますと、干し芋は本当に個性豊かで色々な味わいがあります。その違いを楽しめるようになると、きっと干し芋がマイブームになるでしょう。それでは早速、スーパーやコンビニで手に入る干し芋の食べ比べレポートをしてきます!

干し芋を食べ比べてみた

トップバリュベストプライス「やわらかほしいも」

55g 100円(税別)

先ずは価格がお手頃なこちらから。トップバリュベストプライスはイーオンやまいばすけっとのプライベートブランドです。干し芋は身体にはとても優しいものの、お値段的には優しくないものも多いですが、こちらは流石、スーパー業界大手のプライベートブランドなだけに低価格で提供されています。原産地は中国とのことで、特に品種の記載はありませんが、パッケージに書かれている通り、さつまいも本来の甘さがしっかりと引き出されています。

100円となると、量は少ないだろうと思っていましたが、予想を裏切る内容量でしっかりと食べ応えがあります。小腹満たしにはちょうど良い量です。間食は200cal以下に抑えるのが理想的といわれていますが、こちらは1袋食べても139kcalなので安心して食べられます。干し芋って、保存性は高いと分かりつつも一度開封するとついつい一袋食べきってしまうという方は著者だけではないはず。ちなみに、トップバリュベストプライスには干し芋の他に焼き芋もあります!こちらは逆にソフトでしっとりとした食感が楽しめます。

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金の干し芋

90g 398円(税別)

こちらは様々なスーパーで取り扱われています。つまり人気だということでしょう。パッケージからも高級感の漂うこちらの干し芋は茨城県産の紅はるかが使われています。紅はるかといえば美味しいさつまいもとして有名な品種の一つ。蜜芋とも呼ばれている名の通り、干してもしっかりと強い甘さが残っています。硬すぎず、柔らかすぎない絶妙な歯ごたえで、噛みしめるほど蜜の甘味が出てきます。この美味しさには低温環境で乾燥機内の圧力を下げ、短時間で均一に乾燥させる低温減圧製法が用いられています。

一見、さつまいもを干すだけの様に見える干し芋ですが、その裏には様々な工夫がなされているのです。そのままでも十分に美味しいですが、火であぶって食べると更に甘さが凝縮されて美味しくいただくことが出来ます。その味はまさにスイーツです!


スイートプチ干し芋

80g 198円(税別)

こちらもコンビニやスーパーで度々見かける干し芋です。値段もお手頃で量も80gとしっかり詰まっている点がそれだけで魅力的ですが、味も負けてはいません。中国産のさつまいもを使用しており、品種は特に記載はありませんが、さつまいもの端の部分だけを厳選して使用しているとのこと。

この部分から作られる干し芋は特に柔らかく、甘いのだそうです。確かに自然な甘みがしっかりと感じられます。厳選された部分だけを食べていると思うと、なんだか贅沢な気分になります。表記の通り、小さいサイズなのでお子様のおやつにもぴったりです。


水温熟成 皮付き干し芋

100g 398円(税別)

氷温熟成、このワードだけで食べたくなるこちらの干し芋は高級品種として知られる茨城県産のシルクスイートが使われています。氷温熟成とは干し芋を0℃から氷点下までの氷温帯でじっくりと熟成する製法です。この製法により、より甘く、よりしっとりした食感に仕上がります。シルクスイートは元々が絹のような舌触りで知られていますが、この絹感が干し芋になっても醸し出されています。ねっとり感に頼ることなく感じられる甘みは正にシルクのように上品です。氷温熟成、流石です。

そして、もう一つの特長は干し芋にしては珍しく皮がついている点です。さつまいもの皮にはアンチエイジング効果の高いポリフェノールや食物繊維、ダイエット効果も期待できるクロロゲン酸など様々な栄養が含まれています。干し芋でもこのような栄養を逃さず摂取できるというのは嬉しい限りです。全く違和感がないので、むしろ干し芋の方が皮を食べやすいのではないかと思います。皮は苦手という方、是非とも試していただきたいです。皮に対する印象ががらりと変わるはずです。

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まとめ

食べてみたい干し芋は見つかりましたでしょうか?「おやつは干し芋」が浸透するようになったころには、美肌や美腸に生まれ変わっているかもしれません。少なくとも近づいていることは間違いないでしょう。干し芋は汁気もなく、保存性も高いのでバックに忍ばせておくと小腹が空いたときに便利です。もしかすると綺麗だなと思っている人のバックにも干し芋が入っているかもしれません。次におやつを買いに行くときは、干し芋を手に取ってみませんか?