スーパーで買った焼き芋を更に甘くする方法!驚くほど簡単

皆さん、「焼き芋をすぐに食べてはいけない」と言われたらどう思いますか?お店で購入したり、自分で作ってみたり、方法はいろいろありますが、その根底にあるのは「美味しい焼き芋を食べたい」という思い、ただ一つではないでしょうか?。しかし、当たりハズレが大きいのも焼き芋の醍醐味のひとつ。仮に「そんなに甘くない」という焼き芋に当たった時に、是非!この方法を試してみてください。筆者は1年間に100本、焼き芋を食べています。その筆者が考え出した「ハズレの甘さの焼き芋」を甘くする、焼き芋を更に甘くする方法をご紹介します。今、まさに焼き芋を食べたくてうずうずした思いに待ったをかけてしまうのが、今回ご紹介する内容なのかもしれません。今すぐ焼き芋を食べたい、という気持ちをグッとこらえて、最後までお読みくださいね。

焼き芋を更に甘くする方法

焼き芋を更に甘くする方法-焼き芋イメージ

今回ご紹介する、焼き芋を美味しくするためのキーワードは、「2時間待つ」ことです。焼き芋を食べたくて買ってきたのに(作ったのに)、2時間も待たなくてはいけないのか、と思った方もいらっしゃるでしょう。焼き芋好きにとって、2時間のお預けはちょっとした拷問かもしれません。しかし、この2時間を乗り越えてこそ、たどり着ける美味しさがあるのです。空腹は最高のスパイスという言葉があるように、今回ご紹介する方法は、焼き芋を美味しくする「2時間の魔法」と言えるでしょう。2時間、120分、7200秒、長いと感じたり、短いと感じたり、人それぞれ時間に対する感覚があると思いますが、焼き芋の前では平等に流れる時間なのです。ではでは、焼き芋を更に甘くする方法を試してみましょう。皆さんも試してみてくださいね。

材料はこちら

焼き芋を更に甘くする方法-紅天使

【材料】

・焼き芋

用意する材料は焼き芋だけです。皆様のお好きな焼き芋を準備してください。何か調味料や、他の食材をちょい足しするわけではありません。今回筆者が用意したのは、別の記事でも何度かご紹介している「紅天使」の焼き芋です。近所のスーパーマーケットで焼いて売られていたものを購入しました。「紅天使」とは、カルビーかいつかスイートポテト株式会社が、自社で生産した「紅はるか」を、収穫後に独自の貯蔵方法で追熟させてその甘みを存分に引き出した「オリジナルブランド」の紅はるかです。テレビやメディアなのでも多数紹介されているので、ご存じの方も多いかと思います。紅はるかと言えば、数あるさつまいもの品種の中でも、最高クラスの糖度を誇ることで知られています。その抜群の糖度に加えて、ねっとりとした食感を持ち合わせており、現在の焼き芋ブームにはなくてはならない人気者と言っても過言ではありません。焼き芋にするには、まさにうってつけの品種の一つである、と言えるでしょう。

焼き芋を更に甘くする方法-焼き芋イメージ5

余談ですが、筆者はこの紅天使を朝食やおやつとして、1年間で100本以上食べたと思います。やはり食べ慣れた焼き芋の方が、2時間の魔法の効果がわかりやすいと思ったので、本記事でも紅天使にお世話になることにしました。紅天使は、もちろん生の状態でもスーパーなどで販売しているのですが、自分で焼き芋を作るよりも、お店で売られているものの方が味が安定していると思うので、どのような味の変化が生まれるのかが気になる場合には、お店で購入した焼き芋を使用することにしています。みなさんも、自分にとって馴染みのある焼き芋でお試しいただいてはいかがでしょうか?

作り方はこちら

焼き芋を更に甘くする方法-ラップに包む

【作り方】

  1. 焼き芋をラップで包む
  2. 保存袋に入れて、冷凍庫で2時間ほど凍らせる
  3. 半冷凍状態になったら完成
  4. お好みの大きさに切り分けて召し上がれ

作り方も至ってシンプルです。ラップに包んだり、ジッパー付きの保存袋に入れたりすることは、焼き芋に限らず冷凍庫に食材を入れる際に普段から行っていることだと思います。乾燥防止や、他の匂いが付くのを防ぐため、焼き芋を裸のままで冷凍庫に入れるのは控えましょう。

焼き芋を更に甘くする方法-冷凍庫へ

また、アツアツの状態のまま焼き芋を冷凍庫に入れると、他の食材に影響を与える場合があるので、冷めてから冷凍庫に入れるようにしましょう。冷凍庫から取り出した焼き芋はカチコチにはなっていないので、取り出したばかりでも容易に切り分けることができると思います。

2時間後の焼き芋を食べてみた

焼き芋を更に甘くする方法-冷凍庫に入れて2時間後

さあ、いよいよ実食です。切り分けた焼き芋の表面がキラキラしていますね。スプーンですくって食べてみましょう。冷凍庫に入れたものの、凍っているわけではなく、シャーベット状になっているわけでもありません。まるでアイスクリームのような滑らかさです。当たり前ですが、口当たりはひんやりとしています。冷やしたことにより、普段食べている時よりも、甘味が凝縮されているようです。炊き立ての熱々ご飯よりも、冷や飯の方が甘さを感じるのと同じ理屈なのかもしれませんね。

焼き芋を更に甘くする方法-冷凍庫に入れて2時間後2

そして、変化は甘味だけではなく、焼き芋そのものがギュッと締まって、食感がクリーミーになっているようです。焦げ目の部分がまるでカラメルのようで、ほろ苦いアクセントになっています。筆者はこの焦げた部分が大好きなのです。これがなければ焼き芋ではない、と言いたいぐらいです。こちらの焼き芋に名前を付けるならば、焼き芋ブリュレアイス、といったところでしょうか。温かい部屋でアイスクリームを食べるのが冬の醍醐味の一つだと思いますが、その選択肢に、この焼き芋ブリュレアイスをぜひ付け加えたいと思います。

冷凍庫から取り出し忘れてしまったら?

万が一、冷凍庫に入れた焼き芋を2時間後に取り出し忘れてしまったとしてもご安心ください。こちらでは、そのような時の対策をご案内します。

【対策法】

・お好きなタイミングで冷凍庫から取り出して焼き芋を食べる

もったいぶった言い方をしてしまいましたが、たいしたことではないのです。あらためて自分の食べたいタイミングで、冷凍庫から焼き芋を取り出して食べればよいだけのことなのです。自然解凍で半解凍状態にしてから、お好みの大きさに切り分けて召し上がってみてください。冷たく、しっとりとして甘い、アイスクリームのような新感覚の焼き芋を楽しむことができますよ。
このように、当初の予定通りに事が運ばなかったとしても焼き芋は無駄にはなりませんので、きちんと召し上がりましょう。焼き芋は冷凍状態であれば、一か月ほど保存が可能ですので、今度こそ忘れないようにしましょう。ただし、一度解凍した焼き芋の再冷凍はおやめくださいね。

焼き芋を更に甘くする方法のまとめ

焼き芋を更に甘くする方法まとめ

今回の記事では、焼き芋をより甘く、さらに美味しくするための簡単な方法を紹介しました。その秘密は、焼き芋を冷凍庫で2時間待つこと。冷やすことで甘味が凝縮され、クリーミーな食感が楽しめる「焼き芋ブリュレアイス」に変身します。普段の焼き芋とはひと味違う、デザート感覚の焼き芋を体験してみてください。焼き芋がもっと好きになること間違いなしです。温かい焼き芋と冷やした焼き芋、どちらもそれぞれの魅力を楽しめるので、その日の気分で味わい方を選んでみてください。