屋台だけでなく、スーパーやコンビニでも気軽に買える焼き芋。買ってすぐに食べられれば良いですが、なかなかそうもいかないときは、ありますよね。焼き芋は冷めてしまっても食べられますが、せっかくならホカホカの状態でおいしく食べたいものです。そこで今回は、焼き芋を温め直して食べたい以下のような場合に備えて、再加熱の方法をまとめました。
- 焼き芋を買ってから家に到着するまでに、冷めてしまった
- 帰ってきた家族に、焼き芋を温かい状態で食べてもらいたい
- お腹がいっぱいなので、時間をおいてからアツアツの焼き芋を食べたい
もちろん、自宅で自作した焼き芋にも使える方法になっていますよ。ぜひ参考にしてみてくださいね。
焼き芋の温め直し、再加熱におすすめな3つの方法
焼き芋の温め直しは、電子レンジやトースターで簡単にできます。好みにより、自分に合った方法を試してみましょう。参考までに、それぞれの方法で再加熱した場合、焼き芋がどのように仕上がるかまとめました。
- 電子レンジ:中身はホクホク・皮は硬め
- トースター:中身・皮ともにしっとり
- 電子レンジとトースターの組み合わせ:中身はしっとりホクホク・皮はパリパリ
おいしさを追求するなら、電子レンジとトースターを組み合わせた再加熱がおすすめです。それでは、それぞれの方法を詳しく見てみましょう。
これは絶対にうまいやつ!SNSで話題の焼き芋スモアを作ってみた!予想以上の美味しさ!過去一番!
X(Twitter)で話題の焼き芋の食べ方を紹介!意外過ぎる!?焼き芋のちょい足しはウィスキーが最強!?
1.電子レンジでの温め直し、再加熱方法
電子レンジを使った再加熱は、最も簡単な方法です。焼き芋の大きさによって、加熱する時間は異なります。温めすぎると水分が飛んでしまい、食感がパサパサになるため、短い時間で様子を見ながら加熱していきましょう。今回は、焼き芋を半分にした状態で温め直しています。1本を丸ごと温める場合は、最初の加熱時間を2分にしてみてくださいね。
- 焼き芋を耐熱皿に乗せ、ラップをせずに500Wで1分程度、加熱します。
- 温め足りない場合は、30秒ずつ追加で加熱します。
- 十分に温まるまで、少しずつ様子を見ながら加熱しましょう。
電子レンジで温め直した焼き芋は、ホクホクした食感に仕上がります。
電子レンジでの焼き芋再加熱のポイント
ラップに包むと、水っぽい仕上がりになるため、お皿に乗せたあとはそのまま加熱しましょう。加熱しすぎは、焦げの原因になってしまいます。電子レンジでの温め直しの際は、再加熱を前提に少しずつ、近くで様子を見ながら行いましょう。
焼き芋は電子レンジで簡単!時短で美味しく焼き芋を電子レンジで作るにはこの方法がベスト!料理研究家がオススメする方法とは?
2.トースターでの温め直し、再加熱方法
トースターを使った再加熱は、じっくり低温で熱を加えることで、焼き芋の水分を保ちつつ温かい状態にできる方法です。今回は、焼き芋を半分にした状態で温め直しています。1本まるごと温める場合は、最初の加熱時間を6分にしてみてくださいね。
- 濡らしたキッチンペーパーで焼き芋を包みます。
- さらに、アルミホイルで隙間なく焼き芋を包みます。
- トースターに焼き芋を入れ、200℃くらいの温度で5分ほど加熱します。
- 焼き芋がぬるい場合は、温まるまで1分ずつ再加熱しましょう。
トースターで温め直した焼き芋は、しっとりした食感に仕上がります。
トースターでの焼き芋再加熱のポイント
なるべく早く温め直ししたい場合は、焼き芋を分割して熱が入りやすいようにしましょう。オーブンや魚焼きグリルでも、同様に温め直しができます。
時短で美味しく作れる!普通のアルミホイルで作った焼き芋と食べ比べてみた!ねっとり焼き芋はコレで作れ!
3.電子レンジとトースターを組み合わせた温め直し、再加熱方法
焼き芋の温め直し方で一番おすすめしたいのが、電子レンジとトースターを組み合わせた方法です。電子レンジでお芋を温めたあと、トースターで皮を焼くことで、「皮はパリパリ、中身はホクホク・しっとり」を再現できますよ。今回は、焼き芋をまるごと1本使って温め直しています。焼き芋の大きさによって、加熱時間を調整してみてくださいね。
- 焼き芋を耐熱皿に乗せ、ラップをせずに500Wの電子レンジで2分半ほど加熱します。ぬるい場合は、30秒ずつ再加熱しましょう。
- 電子レンジから焼き芋を取り出し、200℃くらいのトースターに入れ、2分ほど加熱します。
- 焼き芋を取り出します。熱いので、やけどしないよう注意しましょう。
電子レンジとトースター組み合わせでの焼き芋再加熱のポイント
皮は焦げやすいので、トースターでの加熱の際は、近くで様子を見るようにしましょう。トースターの代わりにオーブンや魚焼きグリルを使っても、皮がパリっと仕上がります。
すぐに食べない焼き芋の保存方法
焼き芋をすぐには食べず、あとから温め直して食べたい場合、保存期間の目安は以下の通りとなっています。
- 常温:1日程度
- 冷蔵:3~4日程度
- 冷凍:1か月
菌の繁殖を防ぐため、暖かい日や一度口をつけた焼き芋を残す場合には、常温保存は避けましょう。冷蔵保存する場合は、焼き芋の熱が冷めた状態で水分をふき取り、ラップで隙間なく包みます。しばらく食べる予定がない場合は、冷凍での保存も可能です。冷蔵の場合と同様、熱と水分を取った上で、密閉するようにしてくださいね。
常温保存なら当日中に食べないと腐ってしまう場合があります。焼き芋はラップに包んで冷蔵、または冷凍で保存がおすすめです。ラップで包む前に、ペーパータオル等で水分を取り除くと、さらに腐りにくくなります。冷蔵で3〜4日、冷凍で4週間ほど保存可能です。もともとさつまいもには100gあたり4gの食物繊維が含まれていますが、冷たくすることでレジスタントスターチ(別名、軟消化性でんぷん)が形成されます。レジスタントスターチは、デンプンでありながら、食物繊維と同様の働きをする成分です。冷蔵した焼き芋は、温めてもよいのですが、そのまま輪切りにしていただくと、レジスタントスターチも摂取できます。
常温保存、冷蔵保存、生のまま冷凍保存、加熱してから冷凍保存と洗ったさつまいもを良い状態で保存する方法を教えます!
まとめ
アツアツの焼き芋をすぐに食べず、冷めた状態から温め直す場合、3つの方法で再加熱ができます。どのように対応すればよいか、改めて内容を見てみましょう。
- 電子レンジで温める場合、焦げないように様子を見ながら2分ほど加熱する
- トースターで温める場合、濡らしたキッチンペーパーとアルミホイルで焼き芋を包み、6分ほど加熱する
- 皮まで食べるなら、電子レンジで2分半ほど加熱したあと、トースターで2分くらい焼き、パリパリに仕上げる
- トースターではなく、魚焼きグリルやオーブンでも代用できる
- 焼き芋をすぐに食べない場合は、冷蔵や冷凍で保存し、食べるタイミングで温め直す
熱を加えた焼き芋を取り出す際は、やけどに気をつけましょう。好きなタイミングでホクホク・しっとりの焼き芋を楽しんでくださいね。
残った焼き芋でパリパリの大学芋を作っちゃおう!人気の残った焼き芋で作る!美味しいお惣菜レシピとワインにも合う焼き芋サラダを紹介します!
焼き芋を温め直して食べる時の注意点とは?美味しく再加熱するには電子レンジ?トースター?魚焼きグリル?フライパン?蒸し器?どれ?実際に試してみた結果を教えます!