焼き芋アレンジでしょっぱいおかずに！残り物を活用した簡単レシピ集

寒さが増してくると、無性にホクホクと甘い焼き芋が恋しくなるものです。秋から冬にかけてはスーパーやコンビニでも手軽に買えるようになり、つい1本余分に持ち帰ってしまう方も多いのではないでしょうか。しかし、焼き芋を一度に食べきれず残してしまったり、時間が経って冷えて固くなってしまったりした経験はありませんか？せっかくの焼き芋も、そのままでは風味が落ちてしまい、少し残念な気分になることもあります。

そんなときにおすすめなのが、残った焼き芋を活用したアレンジレシピです。ちょっとした工夫を加えるだけで、冷めてしまった焼き芋が見違えるように美味しく変身し、最後まで無駄なく味わえます。今回は、忙しい日でも簡単に取り入れられる4品のレシピをご紹介します。甘みを生かした副菜から、ご飯に合うしょっぱいおかず、おつまみにぴったりの一品まで揃えているので、毎日の食卓に新しい楽しみが広がるはずです。

ご飯に合う！しょっぱい系おかずアレンジレシピ

残った焼き芋を使えば、ご飯にぴったり合うしょっぱい系のおかずに早変わりします。今回は、そんな焼き芋を活用したアレンジレシピを2品ご紹介します。どちらも手順はシンプルで特別な材料も必要なく、日常の食卓にすぐ取り入れられるのが魅力です。ほんのり甘い焼き芋に塩味や旨味をプラスすることで、甘さとのコントラストが際立ち、食欲をそそる味わいに仕上がります。副菜としてはもちろん、メイン料理のお供やお酒のおつまみにもぴったりなので、ぜひ気軽に試してみてください。

簡単アレンジ！具だくさんオムレツ

焼き芋を使用した、ほんのり甘いボリュームたっぷりなオムレツです。下味をシンプルに仕上げることで、さつまいもの甘みが際立つ美味しい一品です。

【材料　2人分】

• 合い挽き肉…150g
• 焼き芋…小1本
• 玉ねぎ…1/2個
• とろけるチーズ…2枚
• 卵…2個
• 牛乳…大さじ1
• しょうゆ…小さじ1
• 塩、胡椒…少々
• ケチャップ…適量

【作り方】

• 焼き芋は縦半分に切り薄くスライスする。
• 玉ねぎは粗みじん切りにする。
• 卵に牛乳を加え溶きほぐす。
• フライパンにサラダ油を入れて中火にかけ、合い挽き肉を軽く炒める。焼き芋、玉ねぎ、塩胡椒を加えて更に炒める。
• 火が完全に通ったら、しょうゆを入れて味をなじませ、お皿にうつす。
• フライパンを綺麗にしたら、サラダ油を入れて中火にかけ、溶き卵を流し入れる。
• 半熟になったら、先ほど炒めた具材を入れて、上にとろけるチーズをのせる。
• 形を整えたらひっくり返して器に盛り、ケチャップをかける。

POINT!

焼き芋は形が崩れやすいので、優しく炒めましょう。オムレツの形が崩れても、お皿の上でキッチンぺーパーをかぶせて形を整えると、綺麗に仕上がります。

おつまみにも！焼き芋マヨキムチーズ焼き

甘い焼き芋が、キムチを加えることでお酒にも合う絶品おかずになります。焼き芋、キムチ、チーズ・・・この組み合わせは相性抜群です！混ぜ合わせてトースターで焼くだけの簡単レシピです。

【材料　2人分】

• 焼き芋…中1本
• 白菜キムチ…100g
• マヨネーズ…大さじ2
• ピザ用チーズ…適量
• パン粉…適量

【作り方】

1. 焼き芋を縦4等分に切り、薄めにスライスする。
2. 耐熱皿に焼き芋、白菜キムチ、マヨネーズを入れて混ぜる。
3. 平らにし、ピザ用チーズとパン粉をかけ、マヨネーズ(分量外)を適量かける。
4. トースターで焼き色が付くまで焼く。

POINT!

焼き芋はすでに火が通っているので、トースターで軽く焼き色がつけばOKです！具材を和えてそのまま食べても美味しい一品です。

まるでデザート！甘い系おかずレシピ

残った焼き芋を活用すれば、夕飯の副菜として楽しめる甘めのおかずに早変わりします。もともと焼き芋には自然な甘さがありますが、ひと手間加えることでその甘みがさらに引き立ち、より奥行きのある味わいになります。冷えて固くなった焼き芋も、工夫次第でしっとりと美味しく仕上がり、まるで作りたてのような食感を楽しめます。調理の手順もシンプルで時間がかからないため、忙しい日の食卓にもぴったりです。ちょっとした副菜や箸休めとして加えれば、食卓全体の満足度がぐっと高まるでしょう。

秋の味覚たっぷり！焼き芋と柿のサラダ

甘い焼き芋とみずみずしい柿を、ダブルで堪能できる秋の味覚がたっぷりなサラダです。焼き芋と柿とレーズンを組み合わせることにより、様々な食感を楽しめる贅沢な一品です。

【材料　2人分】

• 焼き芋…中1本
• 柿…1個
• レーズン…大さじ2
• マヨネーズ…大さじ2
• 塩…少々

【作り方】

1. 柿はヘタと種をとり、皮をむいて1cm角に切る。
2. さつまいもは1cm角に切る。
3. 全ての材料をボウルに入れてよく混ぜ合わせる。

POINT!

柿は固めのものを使うと、より食感が楽しめます。甘みが強すぎる場合は、お好みで塩加減を調整してください。

しっとり濃密！大学芋

生のさつまいもから作ると少し時間のかかる大学芋も、焼き芋を使用することでグッと短時間で仕上がります。焼き芋を使用すると、中はホクホク、外はカリッとしたまるでスイーツのようです。温かくても冷めても美味しいので、作り置きにぴったりな一品です。

【材料　2人分】

• 焼き芋…中1本
• はちみつ…大さじ1
• みりん…大さじ1
• しょうゆ…小さじ1
• 黒ごま…適量

【作り方】

1. 焼き芋を食べやすい大きさに切る。
2. フライパンにサラダ油を入れて中火にかけ、焼き芋をこんがりと焼き色がつくまで焼く。
3. いったんお皿にうつし、フライパンを綺麗にする。
4. フライパンに、はちみつ、みりん、しょうゆを入れて火にかけ沸々させる。
5. 先ほどの焼き芋を入れて満遍なくからめる。
6. 仕上げに黒ごまを振る。

POINT!

焼き芋は形が崩れやすいので、あまり触らずじっくりと焼き色をつけましょう。タレは火にかけるととろみがでて、焦げやすくなります。あまり加熱しすぎないように注意してください。

まとめ：残った焼き芋を美味しく食べよう

残った焼き芋を使った4品のアレンジレシピをご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。どの料理も焼き芋そのものの甘みや香ばしさを生かしつつ、ひと工夫で新しい味わいに仕上げています。冷めて固くなってしまった焼き芋も、調理法を工夫すれば立派なおかずへと変身し、最後まで無駄なく美味しく楽しめます。さらに焼き芋を取り入れることで加熱の手間が減り、短い時間で仕上がるのも魅力のひとつです。

甘さを活かした副菜や、ご飯に合うしょっぱい系のおかず、お酒に合わせたい一品など、さまざまなバリエーションがあるので、その日の気分や食卓のメニューに合わせて選んでみてください。忙しい日や献立に迷ったときの強い味方になるはずです。ぜひ今晩の夕食に取り入れて、残り物とは思えない美味しさを堪能してみてくださいね。