
韓国料理で楽しむさつまいも!韓国のさつまいも事情と人気レシピ、コグマ(さつまいも)ダイエットまで徹底解説
韓国料理といえば、甘辛い味付けや香ばしい香り、ご飯によく合うおかずが豊富で、見た目にも華やかな料理が多いのが特徴です。実は、そんな韓国料理にも甘みのあるさつまいもは非常に相性が良く、近年ますます注目されています。さつまいもは韓国でも昔から広く食べられ、近年ではヘルシー志向の高まりとともにダイエット食としても大人気。今回は、韓国のさつまいも事情、話題のコグマダイエット、さつまいもを使ったおすすめ韓国風アレンジレシピを詳しくご紹介します。
韓国で進化するさつまいも文化
まず結論として、韓国ではさつまいもが一年を通して欠かせない食材となっており、その消費量やバリエーションは年々増加しています。その理由は、韓国でさつまいもが日常的なおかずやスイーツだけでなく、美容や健康を意識したダイエット食としても広く認知されているからです。
たとえば、韓国に流通しているさつまいもの多くが実は日本の品種で、紅はるかなどの日本由来のさつまいもが国内シェアの8〜9割を占めているといわれています。こうした背景から、韓国政府も独自の新品種開発に力を入れており、「ソダムミ」「シンユルミ」「プンウォンミ」といった韓国オリジナル品種の普及を目指しています。2025年には国内シェアの50%を国産品種にすることを目標に掲げるなど、さつまいもへの熱い思いが感じられます。
このように、韓国では伝統的な食文化と最先端の農業技術が融合し、さつまいもがますます身近で特別な存在となっています。
韓国で話題沸騰「コグマダイエット」とは?
次に、さつまいもと韓国のダイエット文化の関係についてです。韓国発祥の「コグマダイエット」は、美容意識の高い韓国芸能人たちの間で一大ブームとなり、日本でも田中みな実さんが実践したことで人気に火がつきました。「コグマ」とは韓国語でさつまいもを指し、このダイエット法は1日1食、主食をご飯からさつまいもに置き換えるというものです。
その理由は、さつまいも(150g)のカロリーが198kcalで、ご飯1杯(150g)252kcalに比べて約54kcalも低いこと、さらに食物繊維やビタミン、カリウムなどの栄養素が豊富であることです。血糖値の急上昇を抑え、腹持ちも良く、美肌やむくみ対策、抗酸化作用など、嬉しい効果がたくさんあります。
具体的な例として、韓国のアイドルグループ少女時代のソヒョンさんなどが実際にこのダイエット法を取り入れて話題となり、SNSやテレビでの紹介によって多くの女性の間で実践されてきました。さらに、冷やしたさつまいもを皮ごと食べることで「レジスタントスターチ」という難消化性の成分が増え、より高いダイエット効果が期待できるのも特徴です。コグマダイエットはカロリーカットと満腹感、そして美容効果を同時に実感できる韓国流のヘルシーダイエット法として支持されています。最近は、日本でもコンビニで冷やし焼き芋が手軽に買えることでさつまいもダイエット(さつまいも置き換えダイエット)を行う人が増えてきていますよね。
さつまいもを使ったおすすめ韓国料理レシピ
ご家庭でも手軽に楽しめる韓国風さつまいもレシピを紹介します。甘みが強くてねっとりとした食感の安納芋を使えば、韓国料理特有の味付けがより引き立ちます。もちろん安納芋以外のさつまいもでもOKです!
安納芋ヤンニョムチキン
鶏モモ肉とさつまいもの相性は抜群。コチュジャンベースの甘辛いタレが絡み、ご飯にもお酒にも合う一品です。
材料
- 鶏モモ肉:1枚
- 安納芋:200g
- 長ネギ:1/2本
- 片栗粉:適量
- ☆酒:大さじ2
- ☆コチュジャン:大さじ1
- ☆ケチャップ:大さじ1
- ☆醤油:小さじ2
- ☆みりん:小さじ2
- ☆にんにく:お好みで
作り方
1.さつまいもを乱切りにし、水にさらす
2.調味料☆を混ぜ合わせておく
3.鶏モモ肉を一口サイズにカットし、片栗粉をまぶす
4.フライパンにサラダ油をひき、鶏モモ肉入れ蓋をして弱火にかける(5~10分)
5.鶏モモ肉に焼き目が付いたらひっくり返し、さつまいもとカットした長ネギを加える
6.2.の調味料を加え、蓋をして弱火で7~8分ほど煮る
7.さつまいもに火が通り、汁気がなくなったら完成!
安納芋チヂミ
野菜とさつまいもをたっぷり使ったヘルシーな韓国風おやき。もちもち食感がクセになります。
材料
- 安納芋:1個
- 長ネギ:1/2本
- ニラ:1束
- 薄力粉:80g
- 片栗粉:20g
- 水:150㏄
- 鶏がらスープの素:小さじ1
- 塩:少々
- ごま油:大さじ2
作り方
- 安納芋、長ネギ、ニラを細切りにする
- 全ての具材をボウルでよく混ぜ合わせる
- ごま油を温めたフライパンに2.を入れて蓋をする
- 中火で片面5分ずつ両面焼く
- 蓋をとり強火でこんがり焼く(フライ返しで押し付けるように焼くとGOOD!)
- お好みのタレでお召し上がりください(醤油1:酢1:ラー油適量がおすすめです)
安納芋ハニーバタースティック
スイーツ感覚で楽しめる韓国屋台風の一品。おやつやおつまみにも最適です。
材料
- 安納芋
- 片栗粉
- バター
- はちみつ
作り方
- 安納芋をスティック状にカットし、水にさらす(数秒でOK)
- 水気を切った安納芋に片栗粉をまぶす
- 180℃に熱した油でカリッとするまで揚げる
- 溶かしたバター(電子レンジで500W・20秒程度)とはちみつをかけたら完成!
まとめ
韓国で愛されるさつまいもは、伝統料理から最新ダイエット法、家庭で作れるアレンジレシピまで幅広く楽しめる万能食材です。日本の品種が多く使われている背景や、韓国独自の品種開発の動向、話題のコグマダイエットの特徴を知ることで、さつまいもが持つ新たな魅力を発見できるでしょう。韓国ドラマや音楽、文化に触れながら、ぜひ自宅でもさつまいもを使った韓国料理にチャレンジしてみてください。きっとご飯やお酒との相性の良さに驚き、さつまいも料理のレパートリーがさらに広がるはずです。
【Point】
さつまいもは韓国料理にもぴったりな食材であり、日常使いからダイエット、アレンジレシピまで幅広く活躍します。今後も韓国と日本双方でのさつまいも文化の進化に注目が集まります。
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