【五島列島】背筋が凍る最恐ミステリースポット4選&奇跡の子宝パワースポット「大宝寺」

歴史と神秘が交差する島、五島の「裏の顔」へようこそ

美しい海と豊かな大自然、そして世界遺産にも登録された潜伏キリシタンの歴史を持つ長崎県・五島列島。 しかし、長い歴史を持つこの島には、表向きの華やかな観光ガイドには決して載らない「もう一つの顔」が存在します。それが、地元の人々の間で密かに語り継がれる数々のミステリースポット(心霊スポット)です。

個人的に怖い話やホラー映画が大好きで、超常現象を「信じている派」の私が、今回は五島で有名な最恐のミステリースポットと、絶大なご利益があるイチオシのパワースポットを厳選してご紹介します。 不思議な世界へ、皆様をご案内いたしましょう。はじまり、はじまり。

① 誰もが認める最恐スポット「茶々子の墓」

五島の最恐スポット茶々子の墓

最初にご紹介するのは、岐宿町二本楠にある「茶々子の墓(ちゃちゃこのはか)」です。 国道からも立派な鳥居と祠(ほこら)が見え、案内看板も立っているため歴史的な名所として知られています。文字通り、五島藩主の娘であった「茶々子姫」が眠っているとされる場所です。

茶々子姫は、五島へ逃れてきた平家の残党7名の碑を建てて冥福を祈り、さらにこの地の農業発展に尽力したとして、代々の地元住民から手厚く親しまれ、祭られてきました。(年に1回、祠の屋根の藁葺きを入れ替える儀式があるのですが、近年は後継者不足から屋根がプラスチックになってしまっているのが少し残念なところです)。

地元に愛される場所でありながら、「ふざけ半分で近づいてはいけない最恐スポット」としても有名なのには、こんな恐ろしい体験談があるからです。

【真夏の夜の怪奇現象】 ある日の真夜中、お酒を飲んで勢いづいた若者数人が、肝試しをしようと車で茶々子の墓へ向かいました。霊感の強い1人だけは駐車場に停めた車内で待機し、残りのメンバーが威勢よく祠まで向かいました。

すると、真夏にもかかわらず、その場所だけが異様に寒く感じられたそうです。不気味に思い引き返そうとした瞬間、彼らの周囲を取り囲むように「ザザザッ、ザザザッ」という複数の足音が迫ってきました。季節は夏。枯れた落ち葉など1枚も落ちていないはずなのに、です。

恐怖でパニックになり、一斉に車に駆け込んだ若者たち。異常な気配に驚いた運転手が急いでエンジンをかけようとしますが、何度回しても全くエンジンがかかりません。 その時、「ドン!」と車体に重い音が響きました。全員で後方を振り向くと……車のリアガラスに「無数の手」がビッシリと張り付いていたのです。全員が「ギャーッ!」と絶叫した瞬間、ようやくエンジンがかかり、一目散に逃げ帰ったそうです。

地元で大切にされている神聖な場所だからこそ、敬意を持たずに冷やかしで訪れる者には、手痛い警告が発せられるのかもしれません。

〒853-011 長崎県五島市岐宿町二本楠 県道164号線

② 誰もいないはずの声「繁敷ダム」

五島の最恐スポット繁敷ダム

五島市富江町にある「繁敷(しげしき)ダム」は、春になるとダムの周囲に植えられた美しい桜が咲き誇り、花見スポットとして地元民で賑わう場所です。しかし、桜の季節を過ぎると普段は訪れる人も少なく、ひっそりとしています。

このダムは、生活に欠かせない重要な水源ですが、かつてダム建設のために沈んだ村の存在や犠牲があったことを忘れてはなりません。そのためか、ここでも奇妙な噂が絶えません。

五島の最恐スポット繁敷ダム道路沿い

【こだまする謎の声】 真昼間、ダムの橋の上でふざけていた女の子が、谷に向かって「おーい」と叫びました。すると、誰もいないはずの下の方から、低い男の人の声で「おーい」と返事が返ってきたそうです。周囲を見渡しても男性の姿はなく、恐怖を感じて慌ててその場から逃げ帰ったと言います。

また、ダムに設置されている公衆トイレでは、夜中になると「女性のうめき声が聞こえる」といった噂もあり、地元の人でも夜はあまり近づきたがらないスポットです。

繁敷ダム
〒853-0204 長崎県五島市富江町繁敷

③ カーステレオからのメッセージ「火葬場前」

五島の最恐スポット-やすらぎ苑前

五島列島の福江島には2つの火葬場がありますが、五島市の中心街へ向かう際、必ず大きな火葬場の前を通るルートがあります。道路沿いにバス停があり、その横の坂道を数メートル上がった丘の上に建っています。

これは、幽霊やオカルトを全く信じていなかった私の夫が、つい最近体験したゾッとするお話です。

【スピーカーから聞こえた少女の声】 ある朝、夫が車で娘を学校へ送っていた時のこと。娘の好きな音楽をカーステレオで流し、前奏が終わってまさに歌詞が始まろうとしたその瞬間、突然スピーカーから、 「帰ってきて……」 という、物悲しい女の子のような声がはっきりと耳に飛び込んできたそうです。

夫は「えっ!?」と驚きましたが、隣の娘が何も言わなかったため「曲の演出か、自分の空耳だろう」と無理やり思い込もうとしました。 しかし、学校の近くで車を降りる際、娘がポツリとこう言ったのです。 「さっきさー、帰ってきてって女の人の声、聞こえたよね?」

後で娘に聞くと、声がした瞬間に夫が「ピクッ」と動いたのを見逃していなかったそうです。音楽はスマホのアプリでダウンロードしたものでしたが、後から何度音源を調べても、そんな声は一切入っていませんでした。

実は私も、夜に愛犬を車に乗せてこの火葬場の前を通った際、普段は全く吠えないおとなしい愛犬が、火葬場の方向へ向かって物凄い勢いで狂ったように吠え出した経験があります。得体の知れない“何か”が見えていたとしか思えず、それ以来、夜は愛犬を車に乗せないようにしています。

〒853-0027長崎県五島市増田町615番地

④ 切なくも不思議な「教会に続く山道」

五島の最恐スポット-教会に続く山道

五島市岐宿町の海沿いには、純白の美しい「水ノ浦教会」と、歴史あるレンガ造りの「楠原教会」があり、キリスト教の信仰が非常に深く根付いている地区です。 かつて楠原教会に神父様がいなかった時代、信者の方々は毎週日曜日のミサに参加するため、1時間以上もかけて険しい山を越えて歩いていたという苦労の歴史が語り継がれています。

ある移住者の男性が、観光がてら水ノ浦教会を訪れた時のことです。

五島の最恐スポット-教会に続く山道2

【白い服の子どもたち】 彼は、教会の高台から景色を楽しんだ後、傍らにある草の生えていない山道の入り口に吸い込まれるように足を踏み入れました。入り口に手作りの杖が数本立てかけられていたため、「地元の人しか知らないトレッキングコースだろう」と勝手に思い込み、一人で奥へと進んでいきました。

すると前方に、白い服を着た数人の子どもたちが、足取り重くうつむきながらとぼとぼと歩いているのが見えました。 普通に考えれば不自然な光景ですが、彼は恐怖よりも好奇心が勝り、その子たちの後をついて行ったそうです。

しばらく歩いて道が開け、幹線道路に出た瞬間。 子どもたちのホッとしたような「キャッキャ」という楽しそうな笑い声が聞こえ、走り出した子どもたちを追いかけると、ある「お堂」の前でフッと煙のように消えてしまいました。

その瞬間、彼の目からは勝手に涙が溢れて止まらなくなりました。怖いという感情は一切なく、ただ、その子たちの過去の苦しみと、解放された喜びを感じ取ったような切ない気持ちに包まれたそうです。山道を抜けた途端、肩に乗っていた得体の知れない重圧もスーッと軽くなっていました。

五島の最恐スポット-教会に続く山道3

五島の最恐スポット-楠原牢屋

その子どもたちが消えたお堂というのは、楠原教会から少し離れた場所にある「楠原キリシタン牢屋跡」(かつてキリスト教弾圧の際に信者が閉じ込められていた過酷な牢屋の跡地)だったのです。純粋な心を持つ彼だからこそ体験できた、不思議で切ないお話です。

水ノ浦教会
〒853-0701 長崎県五島市岐宿町岐宿1643-1

楠原教会
〒853-0703 長崎県五島市岐宿町楠原736番地3

楠原キリシタン牢屋跡
長崎県五島市岐宿町楠原763-1

 

⑤ 実録!奇跡の子宝パワースポット「大宝寺」

五島のパワースポット-大宝寺

怖い話や不思議な話が続きましたが、最後は五島(福江島)が誇る、素晴らしい最強のパワースポットをご紹介して締めくくりたいと思います。

かつて漁師町として栄えた玉之浦町大宝地区にある大きなお寺「大宝寺(たいほうじ)」。ここは五島八十八ヶ所遍路の最後の霊場であり、弘法大師の霊験あらたかな地として多くの巡拝者や観光客が訪れます。

五島のパワースポット-大宝寺弘法大師

そして何より、地元民の間では「絶大なご利益がある子宝成就のお寺」として非常に有名なのです。 かくいう私も、この大宝寺の観音様のご利益を授かった一人です。結婚して4年間なかなか子どもを授かることができなかった私は、夫の叔母の勧めでこのお寺を訪れ、ご祈祷をしていただきました。

【絶対に一人で行く、秘密の願掛け】 ご祈祷の後には続きがあります。お寺の敷地内の丘を登り、そこに立っている「観音像の身体をさすって手を合わせる」とご利益があると言われています。ただし条件があり、「必ず一人でそこへ行き、祈っている姿を絶対に誰にも見られてはいけない」というのです。

私はすがる思いで、その教えに素直に従い、心からの祈りを捧げました。 叔母の話では、そこでお参りをすると妊娠の前兆となる夢(男の子なら男の子に関する夢、女の子なら女の子に関する夢)を見るそうです。私がその後見たのは、「ひな人形を部屋に飾るシーン」の鮮明な夢でした。 そして……その夢の後、見事に長女を授かることができたのです!

無事に安定期に入った後は、御礼参りも兼ねて「戌の日参り」でお寺を訪れ、感謝の気持ちで観音様に手を合わせました。

五島のパワースポット-大宝寺2

五島のパワースポット-大宝寺3

先日、10年ぶりに大宝寺を訪れましたが、相変わらず綺麗に手入れされた敷地内では、たくさんの仏像が優しく出迎えてくれました。赤ちゃんを抱いた弘法大師さまの横には水子供養塔も並び、深い静寂に包まれて心がじんわりと癒されます。 中心街からは少し距離がありますが、細い道が続くため小さめのレンタカーで行くのがおすすめです。

大宝寺
〒853-0413長崎県五島市玉之浦町大宝633

まとめ:五島のミステリースポットは「昼間」に訪れよう

いかがだったでしょうか。 五島のディープなミステリースポットと、私が身をもって体験した素晴らしいパワースポットをご紹介しました。

どの場所も、五島の長い歴史や信仰、そしてそこに生きた人々の強い想いが色濃く残る、非常にゆかりの深い地です。だからこそ、冷やかしやふざけ半分で足を踏み入れることはおすすめしません。 もし訪れる際は、彼らの歴史に敬意を払い、安全のためにも「ぜひ明るい昼間に」訪れてみてくださいね。(これ、とても重要です!)