さつまいもは赤ちゃんにも優しい!さつまいもは離乳食で外せない食材なのです!さつまいもを使用した離乳食レシピを公開!超優良食材を上手に活かせます!

甘くて柔らかいさつまいもは、赤ちゃんも食べやすく離乳食に適した食材です。本記事では「さつまいも離乳食レシピ」をテーマに、

● 離乳食に使えるのはいつから?量は?
● さつまいもの栄養成分と効果
● ねっとり甘いさつまいもペーストの作り方
● 便利な冷凍保存法

について解説しております。

さつまいもペーストを使った応用レシピも紹介しているので、是非参考にしてみてください。

さつまいもは離乳食にピッタリな超優秀食材!

離乳食が始まって、おかゆに慣れたら次は野菜です。優しい甘さがあるさつまいもは、赤ちゃんも喜んで食べてくれます。さらに食物繊維も豊富に含まれており栄養満点。便秘が心配な赤ちゃんの排便効果も期待ができます。また、簡単にペースト状にできるのも、忙しいママやパパにとって嬉しいポイントですよね。さつまいもは主食からおやつまで幅広いレシピに応用できる超優秀食材なのです。

さつまいもはいつから食べさせてOK?

さつまいもは離乳食初期(5~6ヶ月頃)から食べさせてOKです。初期はペースト状にしたものをお湯やスープでのばして与えます。中期からは少し形を残して、舌や歯茎でつぶせるくらいの固さにしてあげます。歯が生え始めたら大きめの角切りやスティック状にして、かじる練習をしてみても良いでしょう。

さつまいもの栄養成分

さつまいも(100gあたり)の栄養成分は以下の通りです。

成分名 単位
エネルギー 134 kcal
炭水化物 31.9 g
脂質 0.2 g
タンパク質 1.2 g
ビタミンC 23 mg
食物繊維 2.3 mg
カリウム 470 mg
コレステロール 0 mg

中でも注目すべきはビタミンCの含有量です。みかん(100g)のビタミンCが32mgなので、みかんと同程度あるといえます。りんごと比較すると、その量なんと約7倍です。ビタミンCは免疫力を高め、赤ちゃんに大切な「鉄分」の吸収を促す効果があります。通常ビタミンCは熱に弱く、加熱すると壊れてしまいます。しかし、さつまいものビタミンCはデンプンに守られており、加熱しても壊れにくく効率的に摂取できます。

炊飯器で簡単!さつまいもペースト

さつまいもペーストを作るには炊飯器がおすすめです。電子レンジやボイルでも調理可能ですが、品種によっては高温になり過ぎると“ほくほく系”になってしまいます。

今回は離乳食用ペーストなので“ねっとり系”に仕上げていきましょう。炊飯器でじっくり低温加熱することで、デンプンを壊すことなく“ねっとり甘い”仕上がりになります。

炊飯モードは、低温炊飯の「玄米モード」を使用してください。「玄米モード」がなければ、通常の「白米モード」でも構いません。加熱はすべて炊飯器にお任せなので、調理時間を家事や育児に充てられます。

材料

● さつまいも1本(390g)
● 水(約200ml)

作り方

1. よく洗ったさつまいもを炊飯器にセットします。入らなければ写真のように半分にカットしてもOKです。

2. 水を2合の線まで入れます。(約200ml)

3. 「玄米モード」で炊きます。

4. 炊き上がったら皮を除き、中心部分だけ取り出します。(皮にはポリフェノールが豊富に含まれているため、大人が代わりに食べましょう。)

5. スプーンの背などで潰します。裏ごしするとより滑らかになります。

便利な冷凍保存法

1. さつまいもペーストをフリーザーバッグに入れます。
2. 15cmくらいの高さからトン、トンと落として空気を抜きます。

3. 空気が抜けたペーストを薄く平らにのばします。

4. 箸やナイフで袋の上から軽く切り込みを入れてあげると、切り離す際に便利です。

5. そのまま冷凍して、使うときに必要な分だけ切り離して電子レンジで解凍します。

今回使用したさつまいもは390gで、皮を取り除いて約300g。

さらに9等分し、1個あたり30~35gでした。月齢・用途に応じて、フリーザーバッグの容量や切り込み数を調整してください。

さつまいもの1食目安量は以下の通りです。

初期・・・5~10g
中期・・・10~15g
後期・・・15g
完了期・・15~20g

さつまいもペーストを使った離乳食レシピ

【離乳食初期】さつまいも野菜スープ

材料(1食分)

● さつまいもペースト(5g)
● 野菜スープ(適量)
※野菜スープは玉ねぎ、にんじん、キャベツを煮込んだものを使用しています。

作り方

1. さつまいもペーストを電子レンジで解凍する。(500wで30秒)
2. 野菜スープと合わせ、ひと煮立ちさせたら完成。

【離乳食中期】さつまいも7倍粥

材料(1食分)

● さつまいもペースト(15g)
● ごはん(15g)
● 野菜スープ(80ml)

作り方

1. ごはんと野菜スープを鍋に入れ弱火で煮る。
2. 解凍したさつまいもペーストを入れて混ぜ合わせる。
3. ごはんが柔らかく煮えたら、すり鉢などで粗めにすり潰して完成。
お粥の冷凍ストックがある場合は、さつまいもペーストと混ぜ合わせるだけでOKです。

まとめ

離乳食初期から扱えるさつまいもは、食物繊維やビタミンCが豊富で栄養たっぷり。優しい甘さと柔らかい口当たりで、赤ちゃんも喜んで食べてくれます。調理が簡単な上に、主食、スープ、サラダ、おやつなど何にでも応用ができます。積極的に離乳食に取り入れてみてはいかがでしょうか。最後までご覧いただき、ありがとうございました。