サツマイモを焼いたり、蒸かしたりしていざ食べたけれど、食べきれなかったことってありませんか?そんな時に、“残り物に福あり”にする調理方法があるのです。一般的にも聞いたことがあるかもしれませんが、改めておさらいの意味も込めてご紹介していこうと思います。是非参考になさって下さると幸いです。
サツマイモ焼いた!蒸かした!でも残ってしまったんだけど……
スーパーなどで売られているサツマイモは、袋に3~4本入っていることが多いと思います。何回にも分けて焼いたり蒸かしたりせず、まとめて作るという人が多いのではないでしょうか?サツマイモは、焼きたてや蒸かしたてでなくても美味しく食べられるから、残ったら冷蔵庫にでも入れておけばよい……と。しかし、やはり出来立てにはかなわず、食べきれなくなってしまうことがあります。そんな時には、思い切って変身させてしまいましょう。
残った焼き芋(蒸かし芋)を美味しく変身させてしまいましょう!
残り物なんて言わせないほど、美味しく変身させる方法があります。しかも、簡単にできて日持ちもよい変身レシピとは、ジャムです。ジャム作りは面倒くさいし時間がかかると、お思いではありませんか?ところが、以外にも簡単にできてしまうのです。何故か?って、サツマイモが柔らかく出来上がっているからなのです。食べ残った焼き芋(蒸かし芋)を1~2cmぐらいに切って使うだけでよいので、すごく時短になります。
今回は、焼き芋(蒸かし芋)を使ったジャムの作り方を2種類ご紹介します。
残ってしまった焼き芋(蒸かし芋)のジャム
食べ残ったり、多く焼いたり蒸かしたりしてしまったサツマイモを利用して、短時間で作れるジャムを作ってみませんか。サツマイモのジャムは、こっくりとして自然な甘みで、とても人気があります。そんな人気のあるサツマイモのジャムの簡単レシピです。
〔材料〕
- 焼き芋(蒸かし芋)
- グラニュー糖(ご家庭で普段使いの砂糖でもOK)
- レモン汁(ポッカレモンでも可)
- 水
〔作り方〕
- 焼き芋(蒸かし芋)の皮をむく。(彩りを添える意味で残してもOK)
- 2cmぐらいに切る。
- 鍋にサツマイモがぎりぎり浸るぐらいの水を入れ、煮始める。
- グラニュー糖(砂糖)を、サツマイモに対して1~2割程度入れる。
- サツマイモをつぶすようにしながら中火で煮る。水分が減ってきたら弱火にする。
- レモン汁を小さじ1ほど回しかける。
- 水気がなくなりとろみが出てきたら、火を止めそのまま粗熱を取る。
- サツマイモが既に柔らかいので、ゆっくりしていると焦げ付きやすく注 意が必要です。
- 出来上がってから保存瓶に入れるときは、熱が冷めきらないうちに空気を抜くようにしながら詰めましょう。
焼き芋(蒸かし芋)とリンゴのジャム
サツマイモだけではなく、リンゴと一緒のジャムにすると、甘酸っぱくさっぱりとした仕上がりになります。舌触りもサラッとして、子どもからも大変人気があります。残った焼き芋(蒸かし芋)だけでなくリンゴも加えることで、美味しさも一段と上がり、残り物というより、わざわざでも作りたくなること間違いなしです。
<サツマイモとリンゴのジャム>
〔材料〕
- 焼き芋(蒸かし芋)
- リンゴ(サツマイモと同量ぐらい)
- グラニュー糖(家にある砂糖でもOK)
- レモン汁(ポッカレモンでも可)
〔作り方〕
- リンゴは、通常お菓子作りに使われる品種でなくても、全く問題ありません。
- 日にちが経ってしまい、ふかふかしてしまったリンゴでも大丈夫ですよ。
- リンゴはざく切りで細かめに切る。(小さめの方が早くできます。)
- 焼き芋(蒸かし芋)も2cmぐらいに切っておく。(焼き芋は皮が硬いのでむいておきます。蒸かし芋は、皮をむいてもむかなくてもお好みで。)
- 切ったリンゴの一割増ぐらいの水と、リンゴを鍋に入れ中火で煮る。
- グラニュー糖(砂糖)少なめを加える。(サツマイモが甘いし、甘みは後で足すことができるので。)
- リンゴが柔らかくなってきたら、ヘラなどを使ってつぶすように混ぜながら煮続ける。
- リンゴが十分柔らかくなったら、切っていた焼き芋(蒸かし芋)を入れさらに煮る。
- よく混ぜ合わせながらつぶすように煮続け、水分がなくなりすくい上げるとポトッとなるほどまで煮詰める。(甘さを確かめ、足りないときはここで砂糖を足す。)
- 出来上がったら粗熱を取ってから保存容器に移します。
*仕上げにシナモンを少し足すと、香り良く仕上がりますよ!
食べ残しの焼き芋(蒸かし芋)が主役に格上げ!
多めに作ってしまった焼き芋や蒸かし芋を、主役に押し上げるレシピのひとつ、ジャム作りをご紹介してきました。サツマイモだけでも、また、リンゴと一緒に煮込んだジャムも、どちらもとても美味しく、わざと焼き芋や蒸かし芋を残したくなるほどです。驚くほど短時間でできますので、ぜひおすすめします。お芋もリンゴもますます美味しくなる秋の夜長、明日の朝のお楽しみにこっそり作ってみてはいかがでしょうか。