残った焼き芋で作るリメイク!簡単ジャムレシピ!栄養たっぷりアレンジと保存のコツ

秋冬に恋しくなる焼き芋。ホクホクやねっとりした甘さが魅力ですが、「まとめて作ったけど食べきれず残ってしまった…」という経験はありませんか?そのまま冷蔵庫に入れても、出来立ての美味しさにはなかなか敵わず、気づけば硬くなってしまうことも。そんな時におすすめなのが、焼き芋ジャムへのアレンジです。濃厚でスイーツのような甘さに仕上がり、パンやヨーグルトに添えたり、お菓子作りの材料にしたりと活用の幅は無限大。さらに食物繊維やビタミンCなど、さつまいもの栄養もそのまま楽しめるのが魅力です。残った焼き芋を上手にアレンジして、最後まで贅沢に味わってみませんか?

焼き芋をジャムにリメイクして最後まで美味しく

焼き芋をジャムにリメイクして最後まで美味しく

秋冬に恋しくなる焼き芋。ついまとめて作ってしまい「食べきれずに余ってしまった…」という経験はありませんか?冷蔵庫で保存しても出来立ての風味には及ばず、そのままでは食べ飽きてしまうこともあります。そんな残り焼き芋を無駄にせず、最後まで美味しく楽しむ方法が 焼き芋ジャム。濃厚で自然な甘さを生かしたコク深い味わいに変わり、トーストやヨーグルトはもちろん、スイーツのアレンジにも大活躍します。しかも食物繊維やビタミンなどの栄養を丸ごと摂れるので、手軽で体にも嬉しいリメイクレシピです。

基本のさつまいもジャム

基本のさつまいもジャム

〔材料〕

  • 焼き芋(蒸かし芋)
  • グラニュー糖(ご家庭で普段使いの砂糖でもOK)
  • レモン汁(ポッカレモンでも可)

さつまいもをカットする

〔作り方〕

  1. 焼き芋(蒸かし芋)の皮をむく。(彩りを添える意味で残してもOK)
  2. 2cmぐらいに切る。
  3. 鍋にサツマイモがぎりぎり浸るぐらいの水を入れ、煮始める。
  4. グラニュー糖(砂糖)を、サツマイモに対して1~2割程度入れる。
  5. サツマイモをつぶすようにしながら中火で煮る。水分が減ってきたら弱火にする。
  6. レモン汁を小さじ1ほど回しかける。
  7. 水気がなくなりとろみが出てきたら、火を止めそのまま粗熱を取る。
  8. サツマイモが既に柔らかいので、ゆっくりしていると焦げ付きやすく注 意が必要です。
  9. 出来上がってから保存瓶に入れるときは、熱が冷めきらないうちに空気を抜くようにしながら詰めましょう。

濃厚でこっくりとした甘さが特徴で、朝食のトーストに塗るだけでスイートポテト風の味わいになります。

さつまいも×リンゴの爽やかジャム

さつまいも×リンゴの爽やかジャム

さつまいもだけで仕上げるジャムも十分に美味しいですが、リンゴを合わせると甘酸っぱさが加わり、より爽やかで食べやすい一品になります。リンゴの酸味がさつまいもの濃厚な甘さを引き立て、口当たりはサラッとして軽やか。小さなお子さまにも好まれる味わいで、パンやヨーグルトとの相性も抜群です。焼き芋や蒸かし芋が余った時にリンゴを加えて作れば、ただの残り物が思わず笑顔になるごちそうに変わります。むしろ、わざわざ材料を揃えてでも作りたくなるほど魅力的なジャムに仕上がるでしょう。

〔材料〕

  • 焼き芋(蒸かし芋)
  • リンゴ(サツマイモと同量ぐらい)
  • グラニュー糖(家にある砂糖でもOK)
  • レモン汁(ポッカレモンでも可)

〔作り方〕

リンゴが十分柔らかくなったら、切っていた焼き芋(蒸かし芋)を入れさらに煮る。

  1. リンゴは、通常お菓子作りに使われる品種でなくても、全く問題ありません。
  2. 日にちが経ってしまい、ふかふかしてしまったリンゴでも大丈夫ですよ。
  3. リンゴはざく切りで細かめに切る。(小さめの方が早くできます。)
  4. 焼き芋(蒸かし芋)も2cmぐらいに切っておく。(焼き芋は皮が硬いのでむいておきます。蒸かし芋は、皮をむいてもむかなくてもお好みで。)
  5. 切ったリンゴの一割増ぐらいの水と、リンゴを鍋に入れ中火で煮る。
  6. グラニュー糖(砂糖)少なめを加える。(サツマイモが甘いし、甘みは後で足すことができるので。)
  7. リンゴが柔らかくなってきたら、ヘラなどを使ってつぶすように混ぜながら煮続ける。
  8. リンゴが十分柔らかくなったら、切っていた焼き芋(蒸かし芋)を入れさらに煮る。
  9. よく混ぜ合わせながらつぶすように煮続け、水分がなくなりすくい上げるとポトッとなるほどまで煮詰める。(甘さを確かめ、足りないときはここで砂糖を足す。)
  10. 出来上がったら粗熱を取ってから保存容器に移します。
    *仕上げにシナモンを少し足すと、香り良く仕上がりますよ!

栄養面のうれしいメリット

栄養面のうれしいメリット

焼き芋ジャムは、濃厚な甘さを楽しめるだけでなく、栄養面でも優れています。さつまいもに豊富に含まれる 食物繊維 は腸内環境を整え、便通改善をサポート。さらに、焼き芋ならではの成分である ヤラピン も整腸作用に関わり、毎日の健康維持に役立ちます。

美容や免疫力の強化に欠かせない ビタミンC も豊富で、加熱しても壊れにくいため、ジャムにしても効率よく摂取できます。加えて、余分な塩分を体外に排出してくれる カリウム はむくみや高血圧対策にうれしい成分。紫芋を使えば、ポリフェノールの一種で強い抗酸化作用を持つ アントシアニン もプラスされます。

このように、栄養価の高いさつまいもをジャムにすることで、パンやヨーグルトに添えるだけで手軽にヘルシーなおやつへと変身。美味しさと健康効果を同時に味わえるのが、焼き芋ジャムの大きな魅力です。

アレンジ方法

アレンジ方法

焼き芋ジャムは、そのまま食べるだけでなくアレンジの幅が広いのも魅力です。朝食なら、トーストやバターロールにたっぷり塗れば、自然な甘さが朝から元気をくれる一品に早変わり。デザートとして楽しむなら、ヨーグルトやアイスクリームに添えるとスイーツ感覚で味わえます。さらに、クラッカーやチーズと合わせれば、ワインにも合う大人のおつまみに。お菓子作りが好きな方なら、パイやクッキーのフィリングに活用することで、手作りスイーツの幅がぐっと広がります。シンプルながらアレンジ自在な焼き芋ジャムは、毎日の食卓を彩る万能アイテムです。

保存方法と保存期間

保存方法と保存期間

焼き芋ジャムは手作りだからこそ保存方法にも気を配りたいところです。冷蔵保存なら、清潔な保存瓶に入れておけば約1週間は美味しさを保てます。もう少し長く保存したいときは、冷凍保存がおすすめ。小分けにして袋に入れておけば1か月程度日持ちし、必要な分だけ取り出して使えます。解凍したあとは風味が落ちやすいため、早めに食べ切るのが安心です。さらに長期保存を目指すなら、瓶詰めにして煮沸消毒を行うのが基本。こうすることで安全性が高まり、保存期間を延ばせます。用途に合わせた保存方法を知っておくと、焼き芋ジャムを最後まで美味しく楽しめます。

まとめ

残った焼き芋を有効活用!基本の焼き芋ジャムとリンゴ入り焼き芋ジャムのレシピまとめ

残った焼き芋をジャムにアレンジすれば、出来立ての美味しさを逃さず最後まで味わえるうえ、さつまいもに含まれる栄養も効率よく取り入れられます。シンプルな基本のジャムは濃厚で食べごたえがあり、リンゴを加えれば爽やかな酸味がプラスされてより食べやすい仕上がりに。パンやバターロールに塗ったり、ヨーグルトやアイスに添えたり、クッキーやパイのフィリングに使ったりとアレンジの幅も広がります。さらに冷蔵や冷凍で保存も可能なので、常備しておくと朝食やおやつ、スイーツ作りまで幅広く活躍。次に焼き芋を多めに作ったときは、ぜひジャムにリメイクして新しい楽しみ方を見つけてみてください。