焼き芋と言えば新聞紙?新聞紙を使ってしっとり、ホクホクに仕上げる焼き芋のコツを紹介!さつまいもを新聞紙で包むのはなぜ?新聞紙と電子レンジ、新聞紙とオーブントースターが最強

子どもの頃、学校の行事で焼き芋を作った経験がある方は、多いのではないでしょうか。学校の行事では、さつまいもを新聞紙とアルミホイルで包み、落ち葉を集めた焚き火で焼いて作りましたよね。自宅で焼き芋を作る場合、さすがに焚き火は難しいでしょう。しかし、代わりに電子レンジやオーブントースターを使うことによって、しっとり・ホクホクの焼き芋が作れるのです。そこで今回は、新聞紙を使い、おうちで簡単に焼き芋を作る方法をご紹介します。

さつまいもを新聞紙で包むのはなぜ?

焼き芋作りに新聞紙を使うのは、アルミホイルの中でさつまいもを蒸し焼きにするためです。新聞紙に含まれた水分がさつまいもを蒸らし、ホクホク食感に仕上げてくれます。よく水分を吸収するのに、形が崩れてしまうことのない新聞紙は、さつまいもを包むのにぴったりです。とはいえ、新聞をとっていない家庭も多いでしょう。その場合は、キッチンペーパーで代用可能ですよ。

ちなみに今回の焼き芋作りには、100円ショップなどで食器を買ったときにもらえる、包み紙用の新聞紙を使いました。

おうちで簡単!焼き芋の作り方2選

おうちで焼き芋を作りたいなら、以下の家電製品のいずれかがあれば、問題ありません。

● 電子レンジ
● オーブントースター
● オーブン
● 魚焼きグリル

今回ご紹介する作り方では、電子レンジとオーブントースターを使っています。

炊飯器でもさつまいもの加熱は可能ですが、焼き芋というより、ふかし芋になります。したがって、今回は、炊飯器を使った加熱方法のご紹介は省きました。

1.電子レンジを使った焼き芋の作り方

電子レンジで焼き芋を作る場合は、さつまいもを一気に高温で加熱するのではなく、ワット数を変えながら徐々に温めていきます。はじめに高温で少しの間だけ熱を加え、そのあと低温でじっくり温めることで、さつまいもの甘みが引き出されますよ。

仕上がりはホクホク食感になり、時短でなるべく早く焼き芋を食べたい方向けの調理方法です。中サイズのさつまいもを使った焼き芋作りの詳細は、以下の通りです。

1. さつまいもを洗い、新聞紙で包みます。包んだあとの新聞紙も、水で濡らしておきます。

2. 電子レンジを500Wに設定し、さつまいもを入れて2分間、加熱します。

3. 電子レンジを200W(または解凍モード)に設定し、さつまいもを10分間、加熱します。

4. さつまいもを取り出し、竹串で火が通っているか確認します。火が通っていれば、完成です。

【ポイント】
● 新聞紙がない場合は、キッチンペーパーで包んでも問題ありません。
● しっとりした仕上がりにしたい場合は、新聞紙で包んだあと、さらにラップで包みましょう。
● さつまいもの大きさによって、加熱時間は異なります。小さめのさつまいもを使う場合は、短めの加熱時間で様子を見ながら温め、大きめの場合は竹串が通るまで、加熱時間を少しずつ増やしましょう。

2.オーブントースターを使った焼き芋の作り方

オーブントースターで焼き芋を作る場合は、30分以上じっくり時間をかけて、加熱していきます。時間はかかりますが、ほどよく水分が抜けて甘さが凝縮され、しっとり・ホクホク食感の焼きいもが楽しめますよ。

中サイズのさつまいもを使った場合の詳細は、以下の通りです。

1. さつまいもを洗い、新聞紙で包みます。包んだあとの新聞紙も、水で濡らしておきます。

2. さらに、アルミホイルでさつまいもを包みます。

3. オーブントースターにさつまいもを入れ、230℃で45分間、焼きます。15分ごとに上下をひっくり返すと、均等に火が通りますよ。

※お使いのオーブントースターによっては、230℃がないかもしれません。その場合は200℃くらいに設定し、15分ごとに竹串を刺して様子を見ながら焼いてください。

4. さつまいもを取り出し、竹串で火が通っているか確認します。火が通っていれば、完成です。

【ポイント】
● オーブンや魚焼きグリルでも、同じ作り方で焼き芋ができます。
● 新聞紙がない場合は、アルミホイルだけで包んでも問題ありません。また、こんがり焼き目がついた方が好みであれば、包むものは何も使わず、丸焼きにしても美味しいです。丸焼きにする場合は、焦げに注意しましょう。
● さつまいもの大きさによって、加熱時間は異なります。小さめの場合は短めの加熱時間で様子を見ながら温め、大きめの場合は竹串が通るまで、加熱時間を少しずつ増やしましょう。

まとめ

新聞紙を利用することで、さつまいもが蒸し焼きになり美味しい焼き芋が作れます。おうちでの焼き芋作りについて、最後に改めてポイントをまとめました。

● 新聞紙の代わりに、キッチンペーパーでも代用できる
● 電子レンジなら、早くホクホク食感の焼き芋が作れる
● オーブントースターなら、時間はかかるものの、より焼き芋らしいしっとり・ホクホク食感に仕上がる
● オーブントースターは、オーブンや魚焼きグリルでも同様に代用できる

さつまいもさえ用意すれば、おうちにある物で簡単に焼き芋が作れますよ。作った焼き芋は、冷凍保存が可能です。急に焼き芋が食べたくなったときに、スーパーや屋台に買いに行かなくても、おうちで味わえるのは嬉しいですね。

実際に作ってみて、オーブントースターでじっくり焼き上げる作り方の方が、甘みが強く食感の良い焼き芋になったと感じました。好みはありますが、余裕があればぜひ、時間をかけてオーブンやグリルを利用して調理してみてはいかがでしょうか。