
寒い日のBBQ(バーベキュー)やキャンプの楽しみと言えば、焚き火です。焚き火を囲むことで、非日常を演出できると共に、暖を取ることができ、キャンプの醍醐味でもあります。そんな焚き火の時におすすめなのが焼き芋です。焚き火で焼き芋を美味しく仕上げようと試しても、火加減が難しく、外側が炭化し内側は生煮えになってしまうことも少なくありません。大自然の中で甘く香ばしい焼き芋を味わうためには、炎を落ち着かせるタイミングや適切な道具選びが大切です。本記事では、焚き火台やBBQコンロ、ダッチオーブンを活用した加熱方法を丁寧に示し、新聞紙やアルミホイルが手元になくても空き缶を使って滑らかな食感を引き出す裏ワザもご紹介します。最後まで読むと、焦げつきや生焼けをしない方法やほくほくと甘み際立つ理想的な焼き芋へ近づくヒントが見えてきますよ。是非!BBQやキャンプで最高の焼き芋を召し上がってください!
焚火とは?
「焚火(たきび)」とは、木材や枯れ枝、落ち葉などの燃えやすい材料を屋外で燃やして火を起こすこと、またはその火自体を指します。一般的には、キャンプや野外活動で暖を取ったり、調理したり、周囲を明るくしたりするために行われます。特に秋や冬の時期、野外で焚火を囲むことで人々が集まり、自然の中で温もりや安心感を得る文化的な習慣として親しまれています。また、視覚的な魅力や独特の香り、炎の揺らめきなどがリラックス効果をもたらすことも多く、レジャーやリフレッシュの一環として楽しまれることもあります。今回はこの焚火を使用した焼き芋の作り方を紹介していきます。
焚き火での焼き芋作りは意外と難しい
アウトドアで作る焼き芋と言えば、焚き火の中にさつまいもを入れて作るイメージがありますが、実は火加減が難しいです。アルミホイルに包んださつまいもを焚き火の中に入れておいても、火加減を間違えると焦げすぎてしまって、炭のようになってしまいます。そのため、BBQやキャンプで焼き芋を作るときは、焚き火の火加減に注意したり、BBQコンロやダッチオーブンを活用したりするのがおすすめです。
焚き火で作る失敗しない焼き芋の作り方
アウトドアで焚き火を行う際は、焚き火台があると便利です。最近では、直火が禁止のキャンプ場も多いので、焚き火を行いたい場合は、焚き火台を用意しておきましょう。まず、焚き火台で焚き火を起こします。焼き芋は炎が上がっている状態よりも、炎が上がらない状態の方がじっくりさつまいもに火が通るので、熾火(おきび)の状態になるまで待ってからさつまいもを投入します。
さつまいもを洗い、濡れたキッチンペーパーや新聞紙で包んでから、アルミホイルで巻きます。あとは焚き火に入れ20分ほど待つだけです。さつまいもの大きさや火加減によって加熱時間が変わってくるので、焼き具合を途中で確認するようにして下さい。焼き具合は、トングや火バサミで掴んだり、竹串やナイフなどを刺してみるのもよいでしょう。
BBQコンロを使った焼き芋の作り方
まず、はじめに「BBQコンロ(バーベキューコンロ)」について説明をします。BBQコンロとは、屋外でのバーベキュー(BBQ)調理時に、炭や薪、あるいはガスなどを熱源として食材を加熱・調理するための器具を指します。多くの場合、金属製(スチールやステンレスなど)の枠組みや網、火床が組み合わされた構造で、屋外で簡単に設置・利用できるようになっています。ではBBQコンロを使った焼き芋の焼き方を説明します。
BBQを楽しんだ後に、デザートやおやつ感覚で焼き芋を作ると喜ばれます。作り方は、洗ったさつまいもを水で濡らした新聞紙に包み、さらにアルミホイルで包みます。あとはBBQコンロの上に乗せて焼きます。この時、コンロの真ん中ではなく、火から少し離れた端に奥のほうがおすすめです。
あとは数回ひっくり返しながら、中まで火が通るまで焼くのです。じっくり1時間ほど焼くことで、中までホクホクの焼き芋が完成します。さつまいもはゆっくり加熱することで、よりさつまいもの甘味を引き立たせることができます。
ダッチオーブンを使った焼き芋の作り方
ダッチオーブン??という方の為に、まずはダッチオーブンについて少しだけ触れたいと思います。ダッチオーブンは、肉厚な鋳鉄製の鍋と重厚な蓋から構成される伝統的な調理器具で、非常に優れた蓄熱・保温能力を持っています。しっかりと密閉されることで鍋内部の熱や蒸気を逃がさず、食材をじっくりと加熱し、その旨みを引き出すことができます。煮込みやロースト、ベイク、さらには揚げ物まで、幅広い調理に対応し、独特の遠赤外線効果によって仕上がりに深い風味をもたらします。アウトドアでの炭火料理やキャンプでも重宝され、蓋の上に炭を置くことで上下からの加熱が可能となり、まるでオーブンのようにパンやピザを焼くこともできます。頑丈で長寿命な素材ゆえに適切な手入れを行えば数十年にわたって愛用することができ、長く使い込むほど表面がなめらかになり、焦げ付きにくくなるなど、育てる楽しさも味わえる道具といえます。このダッチオーブンを使った焼き芋はこんな感じで作れます。
ダッチオーブンを使った焼き芋の作り方はいくつかあり、ダッチオーブンに洗ったさつまいもをそのまま入れて焼く方法や、ダッチオーブンの中に石を敷き詰めてその上にさつまいもを置いて焼く方法です。最近では石焼き芋専用の小石も販売されているので、そちらを使うとより美味しく本格的な焼き芋に仕上がります。ダッチオーブンを使う際は、焦げ付き防止網やアルミホイルを敷いた上にさつまいもを乗せると後片付けが楽になります。
アウトドアで美味しい焼き芋を作る裏ワザ
BBQやキャンプの最中、焼き芋を作ろうと思ったときに新聞紙やアルミホイルが見当たらないことは、そう珍しいことではありません。そんなときには、飲み終わった後のアルミ缶が思わぬ助けとなります。まず、空き缶を用意し、側面を缶切りやナイフで切り開いてから中を軽くすすぎ、汚れを落としておきます。水で洗い流したさつまいもをその中へ丸ごと収め、切り開いた部分を元に戻すようにして蓋代わりにすれば準備は万端です。あとはその状態のまま焚き火の中へ缶を沈め、しばらくじっくり待つと、甘みと香ばしさが際立つほくほくの焼き芋が出来上がります。わざわざアルミホイルを用意する必要もなく、身近な空き缶を活かしたちょっとした工夫によって、野外でのひと品が手軽に整うのは嬉しいところです。
アウトドアでいろいろな焼き芋の作り方にチャレンジ
焚き火やBBQ、ダッチオーブンなどを使った焼き芋作りは、アウトドアの醍醐味を存分に楽しめる方法です。焚き火では炎が落ち着いた熾火(おきび)の状態を利用し、アルミホイルで包んださつまいもをじっくり加熱することがポイントです。また、BBQコンロでは火の端を利用して1時間ほどかけて焼くことで、甘みが引き立つホクホクの焼き芋が完成します。さらにダッチオーブンを使えば、遠赤外線効果で旨みを閉じ込めながら焼き上げることも可能です。新聞紙やアルミホイルがない場合は、空き缶を活用する裏ワザも役立ちます。じっくり時間をかけて作る焼き芋は、アウトドアならではの風味や香ばしさが加わり、最高の一品に仕上がります。BBQやキャンプで焼き芋を楽しむ…焼き芋を作る光景というか?作業は見慣れた、慣れた作業かもしれませんがBBQやキャンプで焼き芋を焼いて、食べることは日常の景色から解放される?ストレス解消にも最高の美味しさになるかもしれません!是非、BBQやキャンプで焼き芋、チャレンジしてみてくださいね!