焼き芋キムチ。韓国では定番!実際に腸活、ダイエット向きの焼き芋キムチを作って食べてみた!

韓国では定番中の定番!焼き芋キムチ!?

世界のさつまいもの食べ方を調べてみると、国や地域によってさまざまな調理法があることに気づきます。ジャガイモのように調理されることも多く、これは日本と海外のさつまいも品種の違いによるものが大きいですが、その中でも特に目を引いたのが、お隣・韓国のユニークな食べ方です。韓国ではさつまいもを「コグマ」と呼び、さつまいもを活用したダイエット法が人気を集め、多くの人が成功を収めていると言われています。そんな韓国で特に注目を集める食べ方が「焼き芋キムチ」。ネットで検索すると、多くの情報がヒットし、韓国では定番の食べ方として親しまれていることがわかります。

この組み合わせが理にかなっているのは、さつまいもが「準完全栄養食」とも呼ばれ、腸活や美容に役立つ栄養素を豊富に含んでいるためです。そこに、乳酸菌が豊富で「痩せる食品」とも言われるキムチを加えることで、腸内環境を整えながら、美容や健康をサポートする理想的な組み合わせとなります。まさに、ダイエット・腸活・美活を同時に叶える食べ方と言えるでしょう。韓国では、この焼き芋キムチが日常的に食べられており、その美味しさと健康効果から、多くの人に支持されています。実際に食べてみると、焼き芋の甘みとキムチの酸味・辛みが絶妙に調和し、意外なほど相性が良いことに驚かされます。日本でも取り入れやすい組み合わせなので、新たな焼き芋の楽しみ方として試してみるのも面白いかもしれません。

【焼き芋キムチ】焼き芋に選んだのは、安納芋です。これまでにさまざまな品種のさつまいもを焼き芋にしてきましたが、その中でも安納芋は格別

焼き芋に選んだのは、安納芋です。これまでにさまざまな品種のさつまいもを焼き芋にしてきましたが、その中でも安納芋は格別でした。焼き上がると、黄金色の鮮やかな果肉が現れ、ねっとりとした食感と濃厚な甘さが口いっぱいに広がります。

加熱中から漂う甘い香りは、まるでスイーツを焼いているかのようで、食欲をそそります。ひと口食べると、滑らかな舌触りとともに、蜜のような甘さがじんわりと染み渡り、高級さつまいもの代名詞と呼ばれるのも納得の味わいです。

最新!甘辛!試してみた

安納芋の栄養成分

【焼き芋キムチ】安納芋には、ビタミンCや食物繊維が豊富に含まれています。ビタミンCは、肌の健康を保つために欠かせない成分であり、シミのもととなるメラニン色素の生成を防ぐだけでなく、コラーゲンの生成を助ける働きもあります

安納芋には、ビタミンCや食物繊維が豊富に含まれています。ビタミンCは、肌の健康を保つために欠かせない成分であり、シミのもととなるメラニン色素の生成を防ぐだけでなく、コラーゲンの生成を助ける働きもあります。紫外線やストレスによるダメージから肌を守るため、美容を意識する人には特に嬉しい栄養素です。また、食物繊維も安納芋の魅力のひとつです。ダイエットには欠かせない栄養素として知られており、腸内環境を改善し、腸を整えることで、すっきりとした体を目指すサポートをしてくれます。腸の調子が整うことで、肌の状態も良くなりやすく、美容と健康の両方に役立つ成分がたっぷり含まれているのが安納芋の魅力です。

ここで少し話がそれますが、さつまいもは腸活や美活に最適な食材としても知られています。腸内環境を整える効果や、美容にうれしい栄養素が含まれていることは、多くの専門家も注目しているポイントです。そんな「腸活」「美活」にぴったりの焼き芋(さつまいも)に合わせるトッピングが、キムチです。一見、さつまいもとは真逆の味や香りのように感じるかもしれませんが、甘みのある焼き芋と、発酵食品であるキムチの組み合わせは、意外にも相性が良く、健康にも美容にも嬉しい組み合わせとなっています。

キムチのおさらい

【焼き芋キムチ】発酵食品として広く知られているキムチ。白菜を中心とした野菜を、唐辛子や塩、魚介の塩辛などで漬け込み、時間をかけて発酵させた漬物です。

発酵食品として広く知られているキムチ。白菜を中心とした野菜を、唐辛子や塩、魚介の塩辛などで漬け込み、時間をかけて発酵させた漬物です。かつては焼肉屋や居酒屋に行かないと味わえない特別な存在のように感じていましたが、今ではスーパーやコンビニでも手軽に購入できるようになり、食卓に身近な食品となりました。腸内環境を整える発酵食品として、もうひとつの「腸活」「美活」食材としても注目されています。

日本と韓国のキムチには、唐辛子の種類や発酵のさせ方に違いがあり、それぞれ独自の風味を持っています。日本のキムチは浅漬けのようなフレッシュな味わいが特徴で、比較的マイルドな辛さが楽しめます。一方、韓国のキムチは発酵が進むことで酸味が増し、旨味が凝縮され、辛さの中にコクを感じられるのが特徴です。どちらも共通して、辛味と酸味が絶妙なバランスで後を引く美味しさがあり、一度食べるとやみつきになります。キムチだけでもご飯が進むほどの濃厚な味わいがあり、私はその魅力にすっかりハマっています。辛さの中にある発酵の旨味がクセになり、食欲をそそる一品です。単体で楽しむのはもちろん、さつまいもやチーズ、納豆など、さまざまな食材と組み合わせることで、新たな美味しさが広がるのもキムチの魅力のひとつです。

【焼き芋キムチ】最近ではすっかり馴染み深い食品となったキムチですが、実は無敵ともいえる栄養素が豊富に含まれています。乳酸菌、βカロテン、カプサイシン、ビタミンA、ビタミンB群、そして焼き芋(さつまいも)にも多く含まれる食物繊維。

最近ではすっかり馴染み深い食品となったキムチですが、実は無敵ともいえる栄養素が豊富に含まれています。乳酸菌、βカロテン、カプサイシン、ビタミンA、ビタミンB群、そして焼き芋(さつまいも)にも多く含まれる食物繊維。まるで健康食品のような優れた食品であり、腸内環境を整えるだけでなく、ダイエットや免疫力の向上にも役立つと言われています。こうして見てみると、焼き芋(さつまいも)に引けを取らないほどのパワフルな食材なのです。

そんな栄養価の高い焼き芋とキムチを同時に食べる。これだけでも強力な組み合わせであることは間違いなく、腸活・美活・ダイエットの観点から見ても、最強の食べ合わせといえるでしょう。

【焼き芋キムチ】焼き芋VSキムチの対決ではなく、この二つを掛け合わせた「焼き芋キムチ」という食べ方の魅力を探ることが今回の目的です。

ここまでの情報だけでも十分にインパクトがありますが、話の焦点は「どちらが優れているか」ではありません。焼き芋VSキムチの対決ではなく、この二つを掛け合わせた「焼き芋キムチ」という食べ方の魅力を探ることが今回の目的です。

栄養面では理にかなった組み合わせだと見えてきましたが、やはり一番気になるのは味。甘くてねっとりとした焼き芋と、辛くて酸味のあるキムチ。この両極端な味わいが一緒になると、どんな風に感じるのか?口に入れた瞬間の風味は?後味のバランスは?想像するだけで興味が湧いてきます。

【焼き芋キムチ】焼き芋に合わせるキムチは、ネットでしか購入できない高級品や特別な原材料を使用したものではなく、近所のコンビニで簡単に手に入る一般的なものをセレクト

今回、焼き芋に合わせるキムチは、ネットでしか購入できない高級品や特別な原材料を使用したものではなく、近所のコンビニで簡単に手に入る一般的なものをセレクトしました。手軽に入手できるからこそ、誰でも試しやすく、本場韓国で定番とされる「焼き芋×キムチ」の組み合わせをリアルに体験することができます。

しかし、いきなりこの組み合わせに挑戦する前に、まずはそれぞれの味を確認しておくことにしました。焼き芋単体の甘さ、キムチ単体の辛さや酸味。それぞれが持つ個性を味わったうえで、この意外な組み合わせがどのような味わいへと変化するのか、じっくり試してみます。

焼き芋(今回は安納芋)

【焼き芋キムチ】安納芋は、焼き芋にするとまさに最強のさつまいもです。焼くことで糖度が40度以上にまで高まることは広く知られており、一度食べればその甘さとねっとりとした食感に虜になる人も多いでしょう。加熱することで、蜜があふれるようにとろけ、口に入れた瞬間、安納芋特有の濃厚な甘みと香ばしさが広がります

安納芋は、焼き芋にするとまさに最強のさつまいもです。焼くことで糖度が40度以上にまで高まることは広く知られており、一度食べればその甘さとねっとりとした食感に虜になる人も多いでしょう。加熱することで、蜜があふれるようにとろけ、口に入れた瞬間、安納芋特有の濃厚な甘みと香ばしさが広がります。「畑のスイーツ」とも称されるほど甘さが際立つ安納芋ですが、単なる甘さだけでなく、さつまいもならではの深いコクや旨みも感じられるのが魅力です。まろやかで濃厚な味わいは、まさにスイーツそのもの。ホクホク系のさつまいもとは異なり、ねっとりとした舌触りとしっかりとした甘みが絶妙なバランスを生み出し、食べ始めると止まらなくなります。これこそが安納芋が持つ最大の特徴なのかもしれません。

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そして、今回合わせるキムチ。こちらは先ほども触れましたが、特別な製法で作られた高級キムチや、有名ブランドのキムチではなく、手軽に近所のコンビニで購入できる一般的なキムチです。こだわり抜いた一品ではなくても、焼き芋との相性がどう変化するのかを試すには十分なもの。身近に手に入るキムチと安納芋を組み合わせることで、意外な美味しさを発見できるかもしれません。

キムチ(近所のコンビニで入手)

【焼き芋キムチ】今回、焼き芋キムチにするために選んだのは、「本格熟成キムチ」。近所のローソンで販売されている、手軽に入手できるキムチです

今回、焼き芋キムチにするために選んだのは、「本格熟成キムチ」。近所のローソンで販売されている、手軽に入手できるキムチです。「国産白菜をじっくり漬けました」との表記があり、シンプルながらも本格的な味わいが期待できそうです。パッケージを開けると、発酵による独特の香りが広がり、見た目はしっかりと唐辛子が絡んだ赤々とした色合い。このビジュアルだけでも、しっかりと辛さが感じられる予感がします。発酵が進んだキムチ特有の酸味と深い旨味、そしてピリッとした刺激が合わさり、まさに食欲をそそる香り。この辛そうな色合いが、逆に「食べたい!」という気持ちを引き立ててくれます。焼き芋の甘さとはまったく対極にある風味ですが、だからこそ掛け合わせたときの味の変化が気になるところです。

【焼き芋キムチ】ローソンのキムチを裏から見た画像

腸活、美活、ダイエットに良いと言われている二大巨頭の焼き芋、キムチをトッピングして同時に食べてみた!

【焼き芋キムチ】焼き芋とキムチを並べてみた

実際に焼き芋(安納芋)にキムチをのせてみると、こんな感じ。焼き芋の鮮やかな黄金色とキムチの赤みが合わさり、暖色系の色彩が強調されたビジュアルになりました。見た目だけなら、なんとなく想像の範囲内かもしれません。しかし、画面越しでは伝わらないのが、その圧倒的な香り。すでにキムチの発酵した酸味と唐辛子のスパイシーな香りが漂い、焼き芋の甘い香りは完全に覆われてしまっています。果たして、この組み合わせがどう作用するのか。いよいよ実食です。

いただきます!

ん!?ん!?ん!?これは…いける。いや、結構いける!正直、想像していた味とは少し違うかもしれません。最初に感じるのは、キムチの香りと酸味。白菜のシャキシャキとした食感が心地よく、その後を追いかけるようにして、焼き芋(安納芋)の濃厚な甘さとねっとりとした舌触りが広がります。

【焼き芋キムチ】実際に焼き芋(安納芋)にキムチをのせてみると、こんな感じ

甘辛のバランスが、これほどまでに絶妙だとは思いませんでした。キムチ独特の風味が際立つのか?それとも、焼き芋(安納芋)の甘さや食感が引き立つのか?それとも、この二つが重なったからこそ生まれる新しい美味しさなのか?どの表現が最も適切なのか、言葉にするのが難しいほどの味わいです。

しかし、これは間違いなく美味しい!気づけばどんどん箸が進み、あっという間に完食してしまいました。それほどまでに、甘さと辛さのハーモニーがクセになる組み合わせです。キムチと焼き芋(安納芋)が持つ「腸活」「美活」「ダイエット」に良い栄養素の話もありますが、そんなことを考える前に、この甘辛の美味しさが圧倒的すぎて、理屈抜きで「また食べたい!」と思ってしまうほどの魅力があります。

【焼き芋キムチ】ふと焼き芋キムチを皿に置いてみると、まるで何かの前菜のような美しさすら感じます

ふと焼き芋キムチを皿に置いてみると、まるで何かの前菜のような美しさすら感じます。焼き芋のねっとりとした食感と、キムチのシャキシャキ感という真逆の組み合わせが、これほどまでに絶妙な相性を生み出すとは驚きです。

焼き芋のトッピングといえば、ハチミツやバニラアイスのように、甘さを引き立てるものが定番ですが、この甘辛の組み合わせはそれらとはまったく別次元の美味しさ。むしろ、バニラアイスをのせるよりもオススメしたい味わいかもしれません。焼き芋(さつまいも)とキムチの組み合わせは、栄養価やダイエット、美容への効果が期待されるのはもちろんのこと、それ以前に、単純に美味しすぎるのです。ぜひ、この新感覚の甘辛トッピングを試してみてください!