さつまいものおやつ人気ランキングTOP10!大学芋から簡単スイートポテトまで

秋の味覚の代表格、さつまいも。その自然な甘みは、おやつにぴったりです。この記事では、子どもから大人まで大好きな大学芋やスイートポテトといった定番レシピはもちろん、電子レンジやフライパンひとつで完成する簡単な時短おやつまで、人気のレシピをランキング形式で幅広くご紹介します。さらに、ホットケーキミックスを使ったアレンジや、バターなしで作るヘルシーなレシピも網羅。美味しいおやつ作りに欠かせない、さつまいもの種類ごとの特徴や正しい保存方法といった基本もしっかりと解説します。この一本を読めば、今日の気分やご家庭にある材料にぴったりの、とっておきのさつまいもおやつが必ず見つかるはずです。

まずはこれ!さつまいもおやつの人気定番レシピ3選

秋の気配が深まる頃、恋しくなるのがさつまいものおやつです。どこか懐かしく、ほっとするような優しい甘さは、子どもから大人までみんなを笑顔にしてくれます。数あるさつまいもおやつの中でも、まずはこれだけは押さえておきたい、という人気の定番レシピを3つ選びました。ご家庭で簡単に挑戦できるものばかりですので、ぜひお試しください。

カリッとほくほく大学芋

カリッとほくほく大学芋

さつまいもおやつの王様といえば、やはり大学芋ではないでしょうか。外側はカリッとした飴の食感、中はほくほくのお芋、そして香ばしい黒ごまの風味が三位一体となった美味しさは、一度食べ始めると止まらなくなります。揚げるのが少し手間に感じられるかもしれませんが、フライパンで揚げ焼きにすれば後片付けも簡単です。冷めても美味しく、お弁当の片隅に入っていると嬉しくなる一品でもあります。

大学芋の材料と作り方
項目 内容
材料
  • さつまいも:1本(約300g)
  • サラダ油:大さじ4
  • [A] 砂糖:大さじ4
  • [A] 水:大さじ1
  • [A] 醤油:小さじ1
  • 黒いりごま:適量
作り方
  1. さつまいもはよく洗い、皮付きのまま乱切りにして水に5分ほどさらします。その後、キッチンペーパーで水気をしっかりと拭き取ります。
  2. フライパンにサラダ油とさつまいもを入れ、中火にかけます。時々転がしながら、竹串がすっと通るまで10分ほど揚げ焼きにします。
  3. さつまいもに火が通ったら一度取り出します。フライパンの油を拭き取り、[A]の調味料を入れて中火で熱します。
  4. 砂糖が溶けてとろみがつき、少し色づいてきたら火を止め、さつまいもを戻して手早く絡めます。
  5. 仕上げに黒ごまを振りかけ、クッキングシートなどの上に広げて冷ませば完成です。

材料3つでできる簡単スイートポテト

材料3つでできる簡単スイートポテト

さつまいも本来のなめらかな食感と、優しい甘さを存分に味わえるのがスイートポテトです。生クリームやバターをたっぷり使った本格的なものも美味しいですが、今回はバニラアイスクリームを活用して、材料3つで驚くほど簡単に作れるレシピをご紹介します。 裏ごしをしなくても、なめらかな口当たりに仕上がります。オーブントースターで手軽に焼き色を付けられるのも嬉しいポイントです。

簡単スイートポテトの材料と作り方
項目 内容
材料
  • さつまいも:1本(約300g)
  • バニラアイス:70g〜80g
  • 卵黄:1個分(つや出し用)
作り方
  1. さつまいもは皮をむいて適当な大きさに切り、水にさらします。耐熱皿に入れてラップをし、電子レンジ(600W)で約6分、柔らかくなるまで加熱します。
  2. 熱いうちにフォークやマッシャーでなめらかになるまで潰します。
  3. 少し柔らかくしたバニラアイスを加え、よく混ぜ合わせます。
  4. 生地がまとまったら、好きな形に成形し、アルミホイルを敷いた天板に並べます。
  5. 表面にハケで卵黄を塗り、オーブントースターで焼き色がつくまで5〜10分ほど焼いたら完成です。

おうちで石焼き芋風ねっとり焼き芋

おうちで石焼き芋風ねっとり焼き芋

おやつとして最もシンプルでありながら、さつまいもの美味しさを最大限に引き出せるのが焼き芋です。最近では「紅はるか」や「安納芋」といった、ねっとり系の品種が人気を集めています。 おうちで石焼き芋のようなあの甘くて蜜があふれるほどの「ねっとり感」を出すコツは、ずばり低温でじっくりと時間をかけて加熱することです。 オーブンを使えば、ほったらかしで絶品の焼き芋が完成します。

ねっとり焼き芋の材料と作り方
項目 内容
材料
  • さつまいも(紅はるか、安納芋など):お好みの本数
作り方
  1. さつまいもをきれいに水で洗い、水気は拭かずに濡れたままアルミホイルでぴったりと包みます。
  2. オーブンの天板にのせ、160℃に設定して90分ほど焼きます。 竹串を刺してみて、抵抗なくスッと通れば焼き上がりの合図です。
  3. 焼き上がったら、すぐにオーブンから出さず、そのまま庫内で30分ほど蒸らすと、さらに甘みとしっとり感が増します。
  4. アルミホイルを外して、蜜があふれる熱々のうちにお召し上がりください。冷やして食べても、また違った美味しさが楽しめます。

調理時間15分以内!すぐに作れるさつまいもの時短おやつ

「ああ、今すぐ何か甘いものが食べたいな」。そんな風に思うこと、ありますよね。特に、さつまいもの優しい甘さが恋しくなる時。ここでは、忙しい毎日の中でも、思い立ったら15分以内に作れる、とっておきの時短おやつレシピをご紹介します。使う調理器具は、電子レンジかフライパンだけ。後片付けの手間も少なく、お子様の急なリクエストにも笑顔で応えられる、そんな心強いレシピばかりを集めました。

電子レンジだけで完成するレシピ

火を使わない手軽さは、何物にも代えがたい魅力です。材料を準備して、あとは電子レンジにお任せ。加熱している間に飲み物の準備をしたり、ちょっと一息ついたり。キッチンに立つ時間をぐっと短縮できるので、忙しいあなたの強い味方になってくれるはずです。

レンジでさつまいもバター

レンジでさつまいもバター

さつまいも本来の、あの蜜のような甘さを存分に味わうなら、この食べ方が一番かもしれません。バターの塩気とコクが、さつまいもの素朴な甘みを最大限に引き立ててくれる、シンプルながらも極上の一品。まるでカフェで出てくるような、ほっこりとしたおやつタイムを演出してくれます。

レンジでさつまいもバターの作り方
手順 作り方のポイント
1 さつまいもを丁寧に水で洗い、水気がついたままの状態でラップにぴったりと包みます。この水分が、スチーム効果でふっくらと蒸し上げる秘訣です。
2 電子レンジ(600W)に入れ、大きさにもよりますが5分〜7分ほど加熱します。竹串などを刺してみて、抵抗なくスッと通れば加熱完了の合図です。
3 熱々のうちに十字の切り込みを入れ、そこにお好みの量のバターを乗せます。じゅわっと溶けていくバターが食欲をそそります。塩をひとつまみ振ると甘さがより際立ちます。

レンジで簡単蒸しパン

レンジで簡単蒸しパン

ホットケーキミックスを使えば、驚くほど簡単にもちもち、ふわふわの蒸しパンが作れます。潰したさつまいもを生地に混ぜ込むことで、どこを食べても優しい甘さが口いっぱいに広がる、幸せな味わいに。朝食や軽食としても大活躍してくれる、覚えておくと何かと便利なレシピです。

作り方はとても簡単。まず、さつまいもの皮をむいて小さく切り、レンジで柔らかくなるまで加熱し、フォークの背などで滑らかに潰します。ボウルにホットケーキミックス、牛乳、そして潰したさつまいもを入れて、粉っぽさがなくなるまでさっくりと混ぜ合わせましょう。あとは、耐熱性のカップに生地を流し入れ、ふんわりとラップをかけて電子レンジ(600W)で2分から3分加熱するだけ。生地に角切りのさつまいもを加えれば、食感の良いアクセントになりますよ。

フライパンで炒めるだけ揚げるだけレシピ

フライパンひとつで、外はカリッと香ばしく、中はホクホクとした食感が楽しいおやつが完成します。油で調理することで生まれる満足感と香ばしさは、電子レンジ調理とはまた違った魅力。キッチンに広がる甘い香りに、作っている時間から心が満たされていくのを感じるはずです。

フライパンでさつまいもスティック

フライパンでさつまいもスティック

甘じょっぱいタレが絡んだフライドポテトのような見た目は、お子様から大人まで、誰もが夢中になること間違いなし。一度食べ始めると、もう手が止まらなくなる美味しさです。おやつにはもちろん、お弁当の隙間を彩る一品としても重宝します。

さつまいもを皮付きのまま細長く切り、少し多めの油を熱したフライパンで、時々転がしながら全体がきつね色になるまで揚げ焼きにします。カリッと揚がったら余分な油をキッチンペーパーで拭き取り、砂糖、醤油、みりんを加えて煮絡めます。仕上げに黒ごまをたっぷりと振れば、香ばしさが加わって、より一層美味しくいただけます。

揚げない大学芋

揚げない大学芋

大学芋といえば、たっぷりの油で揚げるイメージがありますが、このレシピならフライパンひとつ、少ない油で手軽に作れます。後片付けの負担が少ないので、もっと気軽に大学芋を楽しめるようになりますよ。カリカリの飴が絡んださつまいもは、まさに絶品です。

揚げない大学芋の作り方
手順 作り方のポイント
1 さつまいもを一口大の乱切りにし、変色を防ぐために5分ほど水にさらします。 その後、キッチンペーパーで水気をしっかりと拭き取ることが、カリッと仕上げるための重要な工程です。
2 フライパンに1cmほどの深さまで油を入れ、さつまいもを並べます。中火でじっくりと加熱し、竹串がスッと通るまで揚げ焼きにします。
3 フライパンの油を拭き取るか別のフライパンを使い、砂糖・水・醤油を加えて煮詰め、とろみがついたらタレの完成です。
4 火を止めたタレにさつまいもを加え、手早く全体を絡めます。仕上げに黒ごまを振れば、艶やかな大学芋の完成です。

みんなが作ってる!さつまいものおやつ人気ランキングTOP10

秋の気配が深まると、どこからともなく漂ってくる甘い香り。そう、さつまいもの季節がやってきました。食卓におやつにと大活躍のさつまいもですが、あまりにレシピが多くてどれを作ろうか迷ってしまう、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。ここでは、数あるさつまいもおやつの中から、特に多くの方が作っている人気のレシピをランキング形式でご紹介します。定番から少し変わったアレンジまで、きっと作りたくなる一品が見つかるはずです。

1位から5位を発表

1位:やっぱり王道!カリッとほくほく大学芋

1位:やっぱり王道!カリッとほくほく大学芋

さつまいもおやつの頂点に輝いたのは、やはり「大学芋」でした。飴のカリッとした食感と、中のさつまいものほくほく感がたまらない、まさに王道の味わいです。甘じょっぱい蜜が絡んださつまいもは、一度食べ始めると手が止まらなくなるおいしさ。フライパンひとつで手軽に作れる揚げないレシピも人気を集めており、手軽さが不動の地位を支えているようです。黒ごまをたっぷりかければ、香ばしさも加わり風味豊かに仕上がります。

2位:なめらか食感のやさしい甘さ スイートポテト

2位:なめらか食感のやさしい甘さ スイートポテト

お子様からご年配の方まで、幅広い世代に愛されている「スイートポテト」が2位にランクイン。裏ごししたさつまいものなめらかな口当たりと、バターや生クリームが織りなすコクのある甘みが人気の秘密です。材料を混ぜてトースターで焼くだけ、という手軽さも魅力のひとつ。バニラアイスを使ったり、りんごを加えたりとアレンジの幅が広く、自分だけのオリジナルスイートポテトを楽しんでいる方も多いようです。

3位:手が止まらない!パリパリさつまいもチップス

3位:手が止まらない!パリパリさつまいもチップス

おやつにもおつまみにもなる「さつまいもチップス」が3位に入りました。薄くスライスしたさつまいもを揚げる、もしくはオーブンや電子レンジで加熱するだけで作れるシンプルさが魅力です。パリパリとした軽い食感と、さつまいも本来の素朴な甘みが後を引きます。塩を振ってシンプルに味わうのはもちろん、コンソメや青のり、シナモンシュガーなどで味付けを変えれば、飽きることなく楽しめます。

4位:素朴な味わいが魅力の鬼まんじゅう

4位:素朴な味わいが魅力の鬼まんじゅう

愛知県の郷土菓子として知られる「鬼まんじゅう」が4位に。角切りにしたさつまいもがゴロゴロと入った、素朴でどこか懐かしい味わいの蒸しまんじゅうです。もっちりとした生地と、ほくほくのさつまいもの食感のコントラストが人気の理由。ホットケーキミックスを使えば、より手軽に作ることができます。甘さ控えめで腹持ちも良いため、朝食やお子様のおやつにもぴったりです。

5位:しっとりふわふわ!さつまいもパウンドケーキ

5位:しっとりふわふわ!さつまいもパウンドケーキ

おもてなしにもぴったりの「さつまいもパウンドケーキ」が5位です。生地に練り込んだり、角切りにして加えたりすることで、さつまいもの優しい甘さとしっとりとした食感が楽しめます。ホットケーキミックスを使えば失敗知らずで簡単に作れる点も、多くの人に支持されています。りんごやクリームチーズ、くるみなどを加えてアレンジするのもおすすめです。

6位から10位を発表

6位:カリカリ食感がクセになる芋けんぴ

6位:カリカリ食感がクセになる芋けんぴ

細長く切ったさつまいもを揚げ、砂糖蜜を絡めた「芋けんぴ」が6位にランクイン。カリカリ、ポリポリとした硬めの食感が特徴で、噛むほどにさつまいもの風味が口の中に広がります。市販品も人気ですが、手作りすれば揚げたての美味しさを味わえるのが魅力。油の温度と砂糖蜜の煮詰め具合が美味しさの鍵を握ります。

7位:とろけるなめらかさ さつまいもプリン

7位:とろけるなめらかさ さつまいもプリン

いつものプリンにさつまいもを加えてアレンジした「さつまいもプリン」が7位です。裏ごししたさつまいもを加えることで、驚くほどなめらかで濃厚な味わいに仕上がります。カラメルソースのほろ苦さが、さつまいもの優しい甘さを一層引き立てます。生クリームを加えるとよりリッチな味わいになり、おもてなしスイーツとしても喜ばれる一品です。

8位:もちもち食感が楽しいさつまいももち

8位:もちもち食感が楽しいさつまいももち

片栗粉や白玉粉を使って作る「さつまいももち」が8位に入りました。加熱して潰したさつまいもに粉類を混ぜて丸め、フライパンで焼くだけという手軽さが人気です。外はカリッと香ばしく、中はもちもちとした食感が楽しめます。みたらしあんをかけたり、バター醤油で甘じょっぱく仕上げたりと、味付けのバリエーションも豊富です。

9位:朝食にもなる さつまいも蒸しパン

9位:朝食にもなる さつまいも蒸しパン

電子レンジやフライパンで手軽に作れる「さつまいも蒸しパン」が9位です。ホットケーキミックスを使えば、思い立ったらすぐに作れる手軽さが魅力。ふわふわの生地に、角切りのさつまいものほくほくとした食感がアクセントになります。優しい甘さで、忙しい朝の朝食としても活躍してくれます。

10位:あんことの相性抜群!いきなり団子

10位:あんことの相性抜群!いきなり団子

熊本県の郷土菓子「いきなり団子」が10位にランクイン。輪切りにしたさつまいもとあんこを、もちもちの生地で包んで蒸したおやつです。さつまいもの自然な甘さと、あんこの上品な甘さの組み合わせが絶妙で、ひとつでも満足感があります。素朴ながらも奥深い味わいが、多くの人に愛されています。

さつまいもおやつ人気ランキングTOP10 まとめ
順位 おやつの名前 人気のポイント
1位 大学芋 飴のカリカリ感と芋のほくほく食感、甘じょっぱい味わい。
2位 スイートポテト なめらかな口当たりとコクのある甘さ、アレンジのしやすさ。
3位 さつまいもチップス パリパリの食感と素朴な甘み、手軽に作れるシンプルさ。
4位 鬼まんじゅう もっちり生地とゴロゴロさつまいもの食感、素朴な味わい。
5位 さつまいもパウンドケーキ しっとりふわふわ食感、ホットケーキミックスで簡単。
6位 芋けんぴ カリカリとした硬めの食感と噛むほどに広がる風味。
7位 さつまいもプリン とろけるようななめらかさと濃厚な味わい。
8位 さつまいももち 外カリッ中もちもちの食感と手軽さ。
9位 さつまいも蒸しパン ふわふわ食感と優しい甘さ、朝食にもなる手軽さ。
10位 いきなり団子 さつまいもとあんこの絶妙な組み合わせと満足感。

材料別に探すさつまいものおやつレシピ

さつまいものおやつを作ろうと思い立ったとき、家にある材料は限られているかもしれません。ここでは、常備していることの多い「ホットケーキミックス」を使ったお手軽レシピと、バターや牛乳を使わずに作るからだにやさしいヘルシーなレシピをご紹介します。特別な材料を買い足さなくても、工夫次第で絶品のおやつが生まれるものです。

ホットケーキミックスで作る簡単おやつ

お菓子作りというと、粉をふるったり、材料を正確に計量したりと、少し手間がかかるイメージがあるかもしれません。ですが、ホットケーキミックスを使えば、そのハードルはぐっと下がります。必要な材料が少なく、失敗しにくい配合になっているため、誰でも気軽におやつ作りを楽しめるのが最大の魅力です。

さつまいもとホットケーキミックスの炊飯器ケーキ

さつまいもとホットケーキミックスの炊飯器ケーキ

角切りにしたさつまいもを生地に混ぜ込み、あとは炊飯器のスイッチを押すだけ。驚くほど簡単なのに、しっとりとしてどこか懐かしい味わいのケーキが焼きあがります。火を使わないので、お子様と一緒におやつ作りをする時間にもぴったり。焼き加減を気にする必要がなく、炊飯釜におまかせで、ふっくらとした大きなケーキが作れるのは嬉しいポイントです。

さつまいもの焼きドーナツ

さつまいもの焼きドーナツ

油で揚げるドーナツは、後片付けが少し大変。ですが、ホットケーキミックスとフライパン、あるいはドーナツ型があれば、手軽に焼きドーナツが作れます。生地にマッシュしたさつまいもを加えれば、自然な甘みとしっとり感が加わります。外はさっくり、中はもっちりとした食感で、いくつでも食べられてしまう美味しさです。

バターなし牛乳なしで作るヘルシーおやつ

さつまいもが持つ本来の甘さや風味を、もっとストレートに味わいたい。そんな想いに応えてくれるのが、バターや牛乳を使わないレシピです。アレルギーをお持ちの方や、少しでもカロリーを抑えたいと考えている方にも安心してお召し上がりいただけます。素材の味を活かした、素朴でやさしいおやつを作ってみませんか。

バター・牛乳の代用品
元の材料 代用品の例 仕上がりの特徴
バター 米油、菜種油、太白ごま油、ココナッツオイル あっさりと軽い風味に仕上がります。コクを出したい場合は、ナッツ類を加えるのもおすすめです。
牛乳 豆乳(無調整)、アーモンドミルク、水、お茶 豆乳やアーモンドミルクを使うとやさしいコクが生まれます。水やお茶なら、よりさつまいもの風味が引き立ちます。

材料3つだけの素朴な鬼まんじゅう

材料3つだけの素朴な鬼まんじゅう

角切りにしたさつまいも、砂糖、そして薄力粉。たったこれだけの材料で作れる、東海地方の郷土菓子です。さつまいもの甘みと、もっちりとした生地の食感を存分に楽しめる、飾り気のない素朴な味わいが魅力。バターや牛乳はもちろん、油も使わないので、さつまいもの美味しさをダイレクトに感じることができます。

豆腐クリームのヘルシースイートポテト

スイートポテトのなめらかさを出すために、生クリームやバターの代わりに水切りしたお豆腐を使います。驚くほどクリーミーで、さっぱりとした後味に仕上がります。豆腐のおかげでたんぱく質も摂れる、まさにからだが喜ぶおやつ。さつまいもと豆腐、そして少しの甘味料だけで作れる手軽さも嬉しいところです。

美味しいさつまいもおやつのための基本

さつまいもを使ったおやつを、もっと美味しく、もっと楽しく作るためには、いくつかの基本的な知識が役立ちます。品種ごとの特徴を知って使い分けること、そして、さつまいもの風味を損なわないよう正しく保存すること。この二つの基本を押さえるだけで、いつものおやつが格段にレベルアップするはずです。ここでは、そのための具体的な方法をご紹介します。

さつまいもの種類別特徴とおすすめの調理法

さつまいもの種類別特徴とおすすめの調理法

さつまいもと一括りに言っても、その個性は様々です。昔ながらのほくほくとした食感のものから、近頃人気の蜜があふれるほど甘いねっとり系のものまで、たくさんの品種があります。品種ごとの特徴を知り、作りたいおやつに合わせて使い分けることが、美味しいおやつ作りの最初のステップと言えるでしょう。代表的な品種の特徴と、それぞれに合ったおやつの調理法をまとめました。

さつまいも品種別 食感とおすすめおやつ一覧
品種名 食感タイプ 甘さの特徴 おすすめのおやつ
紅あずま ほくほく系 上品で昔ながらの甘さ 大学芋、天ぷら、芋けんぴ
鳴門金時 ほくほく系 栗のような上品な甘み スイートポテト、焼き芋、きんとん
シルクスイート しっとり系 絹のようになめらかで、すっきりとした甘さ スイートポテト、焼き芋、プリン
紅はるか ねっとり系 蜜が多く、非常に強い甘さ 焼き芋、干し芋、ペースト状にするお菓子
安納芋 ねっとり系 水分が多くクリーミーで濃厚な甘さ 焼き芋、スイートポテト、モンブラン

さつまいもの正しい保存方法

手に入れたさつまいもを、最後の1本まで美味しく味わうためには、その保存方法がとても大切になります。さつまいもは熱帯アメリカが原産の野菜で、実は寒さが苦手です。そのため、冷蔵庫での保存は低温障害を起こすため避けるべきです。 ここでは、さつまいもの甘みを引き出し、長持ちさせるための正しい保存のコツを、状況別にご紹介します。

基本は常温保存!長持ちさせるコツ

さつまいもを保存する上で最も基本となるのが常温保存です。 特に土付きのさつまいもは、土が適度な湿度を保ってくれるため長期保存に向いています。 まず、さつまいもを1本ずつ新聞紙でくるみます。 これは、余分な湿気を吸い取り、同時に乾燥しすぎるのを防ぐためです。次に、新聞紙でくるんださつまいもを、通気性の良いダンボール箱や紙袋に入れ、直射日光の当たらない風通しの良い冷暗所で保管します。 保存に適した温度は13℃から15℃前後です。 この方法であれば、品種や状態にもよりますが、1ヶ月以上の長期保存も可能になります。

使いかけのさつまいもの保存方法

一度包丁を入れたさつまいもは、切り口から傷みやすくなるため、常温保存には向きません。切り口が空気に触れないよう、ぴったりとラップで包み、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。 ただし、冷蔵庫内はさつまいもにとって低温すぎる環境なので、風味や食感が落ちやすくなります。そのため、2〜3日中には使い切るように心がけてください。

調理後のさつまいもは冷凍保存が便利

たくさん調理して食べきれなかった場合や、下ごしらえを済ませておきたい時には冷凍保存が便利です。 さつまいもは、生のままよりも加熱してから冷凍する方が、食感の変化が少なく美味しくいただけます。焼き芋や蒸したさつまいもは、熱いままラップに包んでから冷凍すると、解凍した時にパサつきにくくなります。マッシュした状態で小分けにして冷凍しておけば、スイートポテトやポタージュスープなどを作る際にすぐに使えて重宝します。 冷凍した場合の保存期間の目安は、およそ1ヶ月です。

まとめ

さつまいものおやつ人気ランキングTOP10

大学芋のような定番から、電子レンジで手軽に作れる時短レシピまで、たくさんのさつまいもおやつをご紹介してきました。あなたのお気に入りは見つかりましたでしょうか。今日のおやつに、明日の楽しみに、きっとぴったりの一品があるはずです。美味しいおやつ作りの秘訣は、やはりさつまいもそのものの美味しさを引き出すこと。紅はるかや安納芋といった品種ごとの特徴を知り、上手に保存するだけで、いつものおやつがぐっと本格的な味わいに変わるのを感じていただけるかと思います。さつまいもが美味しいこの季節、ぜひ色々なおやつ作りに挑戦してみてくださいね。