「美味しい・体に良い・日持ちがいい」さつまいもを使ったダイエット中にも安心のヘルシーなレシピ。今回はイタリアン編をご紹介致します。
イタリアンとさつまいも
さつまいもを使ったイタリア料理と聞いて思いつくものはございますでしょうか?恐らくパッと浮かんでくるものはないのではないかと思います。それもそのはずで、実はイタリアにはさつまいもがありません。正確にいうと、存在はしているのですが、日本のさつまいもとは全然違い、甘みもホクホク感もないものです。名前はpatata dolceといわれるもので、イタリア語のdolceはデザートを意味する言葉なのですが、あくまでも他の野菜と比べて甘みがある程度に過ぎないようです。その為、実際にはさつまいもを使ったdolceを現地のレシピではほとんど見かけません。では、イタリアンとさつまいもは合わないのかというと、そんなことは全くありません。
日本のさつまいもはイタリアンともとても相性が良く、料理をぐっと美味しく引き立てることが出来ます。きっとイタリアにもこんな美味しいさつまいもがあれば、現地のシェフは様々な料理に使っていたのではないでしょうか。こんな美味しいさつまいもが食べられる日本に生まれて良かったですね!
イタリアンのさつまいもダイエットのコツ
イタリア料理はバターではなく、オリーブオイルがメインとして使われるところが元々健康的です。さつまいもをイタリアンで美味しく、ヘルシーに食べるポイントをご紹介します。
オリーブオイルの多様に注意
オリーブオイルはヘルシーな印象ですが他の油と同じように1g当たり9kcalであることは変わりません。使い過ぎは当然ながらカロリーオーバーになるため、適正な量を使用する用にしましょう。さつまいもは葉野菜などに比べると固いので、生の状態から焼いたり、炒め物にするとなると、加熱に時間がかかります。その為、焦げにくするために多めの使用が必要になります。カロリーを抑えて調理するには、予め電子レンジである程度柔らかくし、風味程度に少量のオリーブオイルで焼くと最小限の使用量に抑えられます。生の状態から加熱する際も千切りにするなど、なるべく火の通りやすい形で使うと油の量を控えることが出来ます。
乳製品は低脂肪なものを
イタリアンではパスタやリゾットなどを筆頭に乳製品を使う料理が数多くあります。そして、さつまいもは乳製品との相性が抜群なので、このような料理にもよく合います。しかし、乳製品はものによって乳脂肪の割合が異なるので、濃厚な乳製品との相性は確かに良いのですが、ダイエットを意識した食事ではなるべく低脂肪のものを選ぶようにしましょう。牛乳であれば、無脂肪や低脂肪のもの、チーズは脂肪分が高いものも多いので、カッテージチーズなど低脂肪な種類を選ぶと脂質もカロリーも減らすことが出来ます。生クリームも近年は脂肪分を抑えたものや、豆乳使用のものが販売されているので。上手に活用するのも良い手でしょう。
米やパスタとの併用に気を付ける
イタリアンとフレンチの大きな違いとして、パスタなどの炭水化物メインの料理が数多くある点があります。このような料理にさつまいもを加えると、味も栄養価も良くなるのですが、糖質量が高くなりがちです。さつまいもを使う際は、穀類を減らして作ると良いでしょう。さつまいもは甘みも食べ応えもあるので、穀類を減らしても物足りなさを感じにくく、自然と糖質をコントロールすることが出来ます。また、さつまいもには食物繊維が含まれているので、糖質の吸収を緩やかにする働きも期待出来ます。
さつまいもを使ったダイエットレシピ
それでは早速ダイエットレシピとは感じにくい、さつまいもを使ったイタリアンレシピをお伝え致します。
さつまいもとカッテージチーズのティラミス
<材料・2人分>
- さつまいも・・・70g
- カッテージチーズ・・・100g
- きび砂糖・・・大さじ1(無ければ上白糖でも可)
- 生クリーム・・・70g
- オートミール 大さじ4
- インスタントコーヒー・・・小さじ1/2
- 熱湯・・・大さじ2
- 紅芋パウダー・・・適量(あれば)
<作り方>
- さつまいもは皮付きのまま蒸し器で柔らかくなるまで蒸す。
- 熱いうちに皮を除き、裏ごしする。砂糖を加えてよく馴染ませる。
- 粗熱がとれたら、カッテージチーズを加えてよく混ぜる。
- 別のボウルに生クリームを7分立てにする。3に加えて均一になるように混ぜる。
- インスタントコーヒーを熱湯で溶かす。グラスにオートミールを入れ、コーヒーでしとらせる。
- 5のグラスに4を入れ、冷蔵庫で30分ほど冷やす。最後に紅芋パウダーをかける。
ダイエット中でもデザートが食べられると嬉しいですよね。さつまいもの甘みで砂糖は最小限の使用量で作ることが出来ます。さつまいもの甘みを味方につけて、美味しくストレスなくダイエットに挑みましょう!