そもそも安納芋って何?さつまいもというのは知っているけど♪他のさつまいもと何が違う?食べ方、美味しい安納芋の選び方、保管方法、安納芋の追熟方法まで解説

安納芋とは?

安納芋とは、ねっとりとした食感と、濃厚な甘味が特徴のさつまいもです。安納芋の主な産地は鹿児島県の種子島で、旬は、秋から冬にかけての10〜1月頃になります。安納芋は追熟させることで、より糖度が増すのも特徴で、甘味と共に、ねっとりとクリーミーな口どけが楽しめると人気です。安納芋は、生の状態でも糖度が16度前後あり、加熱をすると、さらに糖度が40度前後になります。その甘さはまさにスイーツで、自然の濃厚な甘さが楽しめると評判のさつまいもです。

安納芋の主な品種

安納芋には、いくつかの品種があります。「安納紅」は、一般的な安納芋とも言われており、中身が黄色く、表面は赤褐色です。「安納こがね」は、断面がオレンジに近い色をしています。甘味や水分が高いのが特徴になります。

安納芋の食べ方

安納芋は、糖度が高く口どけが良いので、シンプルに焼き芋などにして食べられることも多いです。安納芋は、通常のさつまいもより、丸みがある形をしているため、中まで火が通りにくいので、加熱時間には注意しましょう。焼き芋にする場合も、竹串を刺して、中まで火がしっかり通ったか、確認してから食べるのがおすすめです。他にも、蒸したり、レンジで加熱しても美味しく食べることができます。

美味しい安納芋の選び方

美味しい安納芋を選ぶ際は、大きさや形、重さなどをチェックするのがいいでしょう。選び方の下記ポイントをチェックしてみて下さい。

・大きさ
安納芋は、丸みのある形をしています。大きさは、大きすぎず小さすぎないものを選ぶのが良いでしょう。どちらかというと、大きいよりは小ぶりの方が良いと言われています。

・形
美味しい安納芋は、ふっくら丸みをおびた形をしています。選ぶ際は、丸いものを選ぶようにしましょう。細長い安納芋は、甘味が少ない可能性があります。

・重さ
安納芋は、大きさによって重さが違いますが、持った時にずっしりと重みを感じるものを選ぶのが良いでしょう。

・傷がないもの
美味しい安納芋を選ぶ際は、表面もよく見てみましょう。凹凸があったり、傷があったりするものではなく、表面が綺麗で滑らかなものがおすすめです。さらに、色ムラがある安納芋も避けるようにします。

安納芋の正しい保管方法

安納芋を保存する際は、湿度や温度が大切です。湿度は80〜90%で、乾燥しない場所が良いでしょう。さらに、13〜15℃ほどの温度がある場所がおすすめです。また、直射日光が当たらないようにし、安納芋を新聞紙で包んでおきます。この時、少しゆとりを持って新聞紙で包み、さらに、米袋や麻袋など通気性の良い袋に入れておくと良いでしょう。

安納芋の追熟方法

安納芋は追熟させることで、より糖度が高くなります。これは、寝かせることで、でんぷん質が糖に変化するからです。追熟させることで、より安納芋の風味が増して、美味しく食べることができます。追熟が足りない安納芋は、加熱してもしっとりとせず、ホクホクと固い食感になってしまいます。

・安納芋の熟成期間
安納芋は、収穫してから1ヶ月ほどが、追熟期間の目安です。これは、湿度や温度によっても変化します。安納芋は、収穫してすぐに食べるよりも、寝かせてから食べる方が、より安納芋の甘味や、ねっとり感を楽しむことができるのです。

安納芋の追熟が足りない場合

安納芋は追熟が足りないと、甘味が少なくなったり、パサパサしたりします。そんな時は、スイートポテトや天ぷらなど、アレンジをした食べ方をするのがおすすめです。スイートポテトは、潰してバターを混ぜるので、しっとりと甘味のある味わいに変化します。また、天ぷらは、揚げることで甘味が際立つので、追熟が足りない安納芋でも美味しくなるのです。

美味しい安納芋を選んで、正しく保存しよう

安納芋を選ぶ時は、見た目だけではなく、大きさや重さなどもチェックしてみるのがおすすめです。見た目が美しく、ずっしりと重みがある安納芋が、美味しい証拠でもあります。また、安納芋は追熟することで、甘味が増すさつまいもでもあるので、収穫してすぐよりも、寝かせてから調理するのが良いでしょう。追熟させることで、安納芋の特徴である甘味やねっとり感を、より感じることができます。安納芋は保存することで、追熟を行うことができるので、正しい保存方法を行うことで、安納芋本来の味わいを、存分に楽しむことが可能です。ぜひ美味しい安納芋を選んで、正しい保存方法を行ってみて下さい。