夏のさつまいも大調査!夏でもさつまいもは売っています

連日、危険な暑さというニュースが当たり前になってきているここ数日。まだ…梅雨明け前なのに…と思う方も多いはずです。私もその1人。以前の夏といっても数年前の夏であれば、仕事終わりでビールを美味しく飲みたい為に、15時頃から水分は控えめにし…ということをしてきましたが、この危険な暑さでは、そんなことをすれば、熱中症リスクも高まる可能性もあるのでは?と思うくらいです。そんな暑さ、これから本格的に迎える季節「夏」。さつまいもとは少し離れたイメージの季節。このような季節にもさつまいもはスーパーで販売しているのか?考えることがありました。この記事を読むと夏のさつまいものことが分かるはずです。ではでは今回の調査、行ってみましょう!

夏のさつまいも大調査

夏のさつまいも大調査-夏イメージ

日本は四季がある素敵な国です。しかし、最近は温暖化の影響で春、夏、秋、冬の「春」と「秋」がどんどん短くなっているような気がします。これが温暖化の症状だと、何かのネットニュースで見たことがありました。確かに、桜の開花が早まることが最近の心配のように思えます。四季を味わえなくなるのは少し寂しいですが、最近は季節を知りたければコンビニやスーパーの棚を見ろと言われています。季節ごとに新しい商品が並び、シーズンピークには、様々なメーカーからたくさんの季節商品が登場します。

夏のさつまいも大調査-さつまいもイメージ

野菜や果物も以前は「〇〇が旬の時期」と言われていたものが一年中店頭に並んでいます。その中で、さつまいもも秋の味覚と言われた時代もありましたが、現在では普通に一年中店頭に並んでいます。さすがに真夏には少ないかもしれませんが、焼き芋は一年中美味しく食べられます。今回は、そろそろ梅雨が明けそうな7月上旬にさつまいもが店頭で販売されているのか、その品種は何かを調べてみました。

7月上旬でもさつまいもは販売している?

夏のさつまいも大調査-紫陽花

結論から言うと、7月上旬でもさつまいもは販売しています。夏でもさつまいもが販売されているのか、実際に色々なスーパーへ足を運んで探してみました。では、時系列に店頭で販売していたさつまいもを紹介します。

マルエツプチ

夏のさつまいも大調査-マルエツプチ

大型スーパーにも負けない品ぞろえで、生鮮食料をはじめエリアに合わせた品ぞろえがあるマルエツプチ。東京23区の買い物が不便なエリアを中心に店舗数が増えています。そんなマルエツプチでも、夏のこの時期にさつまいもが販売されていました。

紅はるか1本:300円(税込)

吉池本店

夏のさつまいも大調査-吉池本店

東京・御徒町のスーパーと言えば吉池本店。最初は業者や店舗の人が購入に来るスーパーかと思うくらい価格も鮮度も高く驚いた記憶があります。JR御徒町駅を下車してすぐの立地。この吉池本店の9Fにある吉池食堂のカツ丼はボリュームがあり、美味しかった記憶があります。そんなプロも認める東京・御徒町のスーパー吉池本店も、夏のこの時期でもさつまいもを販売していました。

紅はるか1袋:300円(税込)

上野松坂屋

夏のさつまいも大調査-上野松坂屋

下町百貨店と言われる上野・御徒町(JR御徒町駅から徒歩3分程度)にある上野松坂屋。この時期、上野松坂屋の入口を通り過ぎただけで中からのエアコンの冷気が漏れており「涼しい~」となります。食料品売り場はB1Fにあり、青果物の専門店は新鮮横丁という地下鉄連絡口近くにあります。

紅はるか1本:498円(税込)

夏のさつまいも大調査-上野松坂屋フルーツ

季節はすっかり夏で、フルーツトマトや桃が大量に並んでいました。その中でさつまいもも販売されていました。

夏のさつまいも大調査-上野松坂屋フルーツトマト

まいばすけっと

夏のさつまいも大調査-まいばすけっと

知っている人、よく使うという人も多いかもしれません。イオングループの「まいばすけっと」。私の家の近所にも数店舗あります。都市型小型食品スーパーマーケットという位置づけで、生鮮食品や魚、肉加工品も豊富です。そんな「まいばすけっと」の青果売り場にもさつまいもが販売されていました。

紅はるか1本:214.92円(税込)

サミットストア

夏のさつまいも大調査-サミットストア

東京23区、東京都市部、神奈川県、埼玉県、千葉県と東京近郊にあるスーパーチェーン「サミットストア」。生鮮食料品や加工品の品ぞろえの豊富さは目を見張るものがあります。さつまいもを探しに行った時間帯のせいか、ご年配の方が多く、ゆったりと買い物をしている方が多かった印象です。東京も梅雨明け前の猛暑で37℃を記録した夕方に行ってみましたが、やはり夏のこの時期でもさつまいもは販売していました。

紅はるか1本:278.64円(税込)

肉のハナマサ

夏のさつまいも大調査-肉のハナマサ

私のイメージではプロの店、業務用の大きさや重さの品が多く、BBQや人が集まる時に利用するという感じでしたが、肉のハナマサのPBブランドも美味しく、驚くような安価で販売されています。青果物コーナーもプロ用、業務用ということもあり安くて量が多いという印象でした。しかし、探しに行った日が悪かったのか、完売状態で空き箱と値札のみでした。夏のさつまいもが人気なのだろうか?肉のハナマサでは完売で販売はしていませんでした。

紅はるか1本:214円(税込)

という感じで都内6店舗を夏のさつまいも探しを行いました。画像を見て、何か感じたことはありませんか?秋、冬よりも少し高価な気がする?確かにそうかもしれません。価格に関しては、収穫後、長期間貯蔵してきたものがほとんどだからかもしれません。それよりも…

夏、店頭にあるのは「紅はるか」

そう。この言葉の通り、この時期、スーパーの店頭にあるのは「紅はるか」だけでした。さつまいもの品種は約60種類と言われていますが、夏の時期に販売されているのは「紅はるか」のみ。秋や冬になれば収穫し、貯蔵されたたくさんの品種が大量に出てきます。これが旬ということなのかもしれません。夏のさつまいもは、紅はるか1種類で大きさもほぼ選ぶことができない感じでした。紅はるかは、さつまいもの巨大産地と言われる鹿児島県、宮崎県、茨城県、千葉県などで栽培されていることから、1年を通して食べられることや、栽培している農家が多いことも理由かもしれません。

夏のさつまいも大調査-紅はるか

そう考えると妙に納得するのは、夏のさつまいも博でスイーツやドリンク等に使用されていたさつまいものほとんどが紅はるかでした。貯蔵性に優れ、さつまいもの巨大産地も紅はるかのオリジナルブランドを作り、差別化を図るくらい市場にはかなりの量が流通しています。紅はるかは糖度が高く、ねっとりとした食感で、蜜芋と言われるさつまいもです。そんな紅はるかは、栽培しやすく、ブランド化しやすいくらい人気です。夏のスーパーの青果物売り場を見て、流通量が多いと需要と供給が崩れた時はどうなるか不安になるくらい、夏のスーパーマーケットで販売しているのはどの店舗も「紅はるか」だけでした。

この酷暑の中、各産地の土の中では、成長しているさつまいもがたくさんあります。早いもので言えば夏に収穫され、夏と秋の季節の変わり目頃に店頭に並び始めるさつまいももあります。夏のさつまいもも食べ方次第では魅力十分ですが、私は、旬と言われる秋~冬にかけてのさつまいもの品種も大きさも「選べる」時期が楽しみです。夏には夏のさつまいもの愉しみ方がありますが、旬の時期には旬のさつまいもの愉しみ方があります。夏の今、ねっとり食感の店頭にあるさつまいもも良いですが、ホクホク系のさつまいももこの時期に食べてみたいと思いました。無理かもしれませんが、どこかで販売していればなぁと思う夕方でした。

夏のさつまいものまとめ

夏のさつまいも大調査-まとめ

本記事では、7月上旬の都内各スーパーでのさつまいも販売状況を調査しました。温暖化の影響で四季の変化が感じられにくくなっている現代においても、スーパーの棚には季節感が残っています。さつまいもは秋の味覚として親しまれてきましたが、現在では一年中楽しめる野菜となりました。今回の夏のさつまいも調査では、「紅はるか」が多く見られました。このさつまいもの品種は糖度が高く、ねっとりとした食感が特徴で、ほぼ一年中流通しているのではないでしょうか?。紅はるかは貯蔵性に優れ、各産地で多く栽培されているため、市場に安定供給されているのが理由かもしれません。

夏のさつまいもは、今回の調査では「紅はるか」が主流でした。しかし秋から冬にかけては多様なさつまいも品種が登場し、さつまいもを選ぶ楽しみがあります。さつまいもには、夏には夏のさつまいもの楽しみ方があり、旬の時期には夏の時期とは、また異なる楽しみ方があります。今も…今のこの暑いという時期、各地で成長しているさつまいもが、やがて店頭に並ぶ日を心待ちにしつつ、今しか食べれない調理法で夏のさつまいもを存分に楽しみたいものです。