炊飯器で作れる干し芋!簡単に出来るので試してみて!子供と一緒にも作れる!炊飯器で美味しい干し芋の作り方!炊飯器で作る干し芋で健康と美容を保てます!

自然な甘さと、しっとりした食感で、食べるとほっこりした気持ちになれる「干し芋」。むくみの原因となる塩分を、体外に排出する「カリウム」が豊富なため、ダイエット中のおやつとして、人気が高まっています。市販品のイメージが強いですが、実は、お家時間を活用して、簡単に作ることができますよ。この記事で、手作り干し芋のレシピを紹介するので、天気予報を見て、晴れの日が続くときに、ぜひ試してみてくださいね。

干し芋は体に優しいおやつ!健康と美容を保つ栄養が豊富

ケーキやチョコレートに比べると、一見、地味に見える干し芋ですが、カリウム以外にも栄養が豊富で、体に優しいおやつです。干し芋を食べることで、体にどのような恩恵があるのか、含まれる栄養をまとめました。

食物繊維で便秘解消の効果が期待できる

干し芋は、皮を剥いて蒸したさつまいもと比較して、およそ2倍の食物繊維を含んでいます。食物繊維には、腸の働きを助ける効果があり、便秘に悩む人には、積極的に摂取してほしい成分です。腸内環境が整うことで、免疫力が高まり、感染症や病気にかかるリスクが低下します。

ビタミンが豊富で美容効果が期待できる

干し芋には、数種類のビタミンが含まれています。

  • ビタミンA:目や皮膚の健康を保つ
  • ビタミンB2:皮膚や髪、爪の再生を進める
  • ビタミンE:細胞の老化防止に働く

いずれも、肌や髪の毛を綺麗な状態に保つには、欠かせない栄養ですね。

鉄分が豊富で貧血予防が期待できる

不足しやすいと言われる鉄分も、干し芋に多く含まれる栄養です。鉄分が不足すると、体内で酸素の供給がうまくいかず、貧血を起こしてしまうことがあります。貧血による頭痛やめまいは、日常生活に支障をきたしてしまうことも。鉄分の摂取により、健康の維持が期待できます。

お家でできる、おいしい干し芋のレシピ

干し芋に向いているさつまいもの選び方

さつまいもには種類があるので、用途に合わせた品種を選びましょう。ホクホクした食感を楽しみたい料理には、「鳴門金時」や「紅あずま」。しっとりした仕上がりにしたいなら、「紅はるか」や「安納芋」がおすすめです。干し芋は、調理の過程で水分を飛ばすため、柔らかい口当たりになるよう、しっとり系の品種を選ぶと成功しやすいですよ。今回は「紅はるか」で作ります。

【STEP1】炊飯器で簡単!さつまいもを蒸す

炊飯器を利用して、さつまいもを蒸します。水洗いして、汚れを落としたさつまいもと、カップ2杯の水を投入。さつまいもの量を増やすときは、水の量も調整しましょう。さつまいもが、半分くらい水に浸る状態に整えます。

しっとり仕上げるなら「玄米モード」がおすすめ

炊飯器を「玄米モード」にします。玄米モードにすることで、ゆっくり時間をかけて、さつまいもを蒸すことができ、よりしっとりとした仕上がりに。炊飯器によって調理時間は異なりますが、1時間~2時間ほどで完了します。玄米モードがない場合は、通常の炊飯モードで問題ありません。

竹串で火の通り具合を確認する

さつまいもが蒸しあがったら、竹串で中まで火が通っているか確認します。問題なければ取り出し、まな板やバットの上に並べてください。

【STEP2】竹串でさつまいもの皮を剥く

さつまいもが熱いうちに、皮を剥きます。竹串を使って、なぞるように上から下へ動かすと、綺麗に皮がめくれていきますよ。このとき、皮は少し厚めにとるのがポイント。茶色い甘皮まで剝くことで、綺麗な仕上がりになります。

【STEP3】さつまいもを繊維に沿ってカットする(ポイント)

皮が剥けたら、さつまいもを20分ほど置いて粗熱を取ります。熱があるうちは、包丁を入れても形が崩れてしまうので、十分に冷ましましょう。冷ましたあとは、繊維に沿って1cm程度の厚さに切ります。

【STEP4】さつまいもをベランダで天日干しにする

切ったさつまいもを、ザルや乾燥ネットに並べます。今回はザルを利用しました。さつまいもは、柔らかく崩れやすいので、丁寧に並べましょう。並べ終わったらベランダに出し、天日干しします。ザルを利用する場合は、虫や鳥が寄り付かないよう、フードカバーを被せるのがおすすめです。1日1回は裏返し、夜は露が付かないよう、室内に取り込みましょう。乾燥させる日数により、食感が変わるため、お好みの硬さで召し上がってください。3日ほどで半生のしっとり食感、5日ほどでカラッと水分が抜け、噛み応えを楽しめる硬さに仕上がります。

手作り干し芋の保存期間と保存方法

自家製干し芋の保存期間の目安は、3日~1週間です。干し芋に含まれる水分が多いほど、保存期間も短くなるので、天日干しの日数に応じて、早めに食べきるようにしましょう。保存する際は、干し芋を一つ一つラップで包み、包んだものを密閉できる袋に入れ、中の空気を抜いた状態で、冷蔵してください。なるべく空気に触れず、気温差の少ない環境で保存することが、ポイントです。冷蔵庫から取り出して食べる際は、電子レンジや、オーブントースターで軽く温め直すと、柔らかい食感が戻ります。

まとめ

家にあるもので、意外と簡単に作れる干し芋。おいしくて栄養豊富なので、体が喜ぶおやつですよ。最後に記事のポイントをまとめます。

  • 干したさつまいもにカビが生えないよう、晴れた日が続くタイミングで作り始める
  • 干し芋を作るならしっとり系の「紅はるか」や「安納芋」を選ぶ
  • 炊飯器でさつまいもを蒸すときは、「玄米モード」がおすすめ
  • さつまいもの皮を剥くときは、甘皮まで剥くことで綺麗な仕上がりに
  • さつまいもは、粗熱が取れてからカットすることで、形が崩れない
  • 天日干し中のケアで、さつまいもの裏表をしっかり乾燥させる
  • しっとり仕上がりなら天日干し3日、噛み応え重視なら天日干し5日

天気の良い日にぜひ作ってみてくださいね。