干し芋が人気の理由を調べてみた!干し芋の気になるカロリーや干し芋を食べると得られる効果、1日で食べて大丈夫な量、干し芋を食べ過ぎると太る?気になる干し芋ダイエットまで

干し芋は、蒸したさつまいもを小さく切って、乾燥させた食べ物で、日本全国各地で色々な種類の干し芋が作られています。適度な水分を含んで、ねっとりとした噛み応えと、さつまいもならではの甘みが特徴の干し芋は、おいしい上に栄養満点ですから、ダイエット食としても親しまれています。では、この干し芋には、どんな栄養が含まれていて、どのくらい食べても良いものなのか、気になりますよね。そこで、今回は干し芋の栄養成分や、一日に食べても大丈夫な量などについて、紹介していきます。

干し芋のカロリーは?

まずは気になるのが、干し芋のカロリーではないでしょうか。おやつとしても、おいしくいただける干し芋ですが、あまりに高カロリーだとしたら、たくさん食べ過ぎないように、注意しなければいけません。

干し芋のカロリーは、100gあたり、303kcalとなっています。

ちなみに、一般的に推奨されている、理想的な食品のカロリーは、100gあたり200kcalと言われていますので、それと比較すれば若干高いということになります。おやつとして見れば、(100gあたりのカロリーは)ショートケーキの327kcalと同程度で、ポテトチップスの554kcalよりは低くなっています。と言っても、干し芋は比較的重い食べ物ですから、大して量を食べていない気がしても、重さを量ると、意外と重いということもありますので、食べ過ぎには要注意です。

干し芋は低GI

干し芋は、血糖値の上昇率を表すGI値が55となっているため、低GI食品の中に含まれます。そのため、干し芋を食べても血糖値は上がりにくく、体への負担が小さい食品と言うことができます。低GI食は、健康診断で食生活の改善を進められた人には、大切な食べ物ですから、干し芋が健康促進のために有効、と言うのも納得できるはずです。

食物繊維が豊富

食物繊維は、厚生労働省も摂取を推奨している栄養成分で、100gあたり5.9gの食物繊維を含んでいる干し芋は、食物繊維が豊富と言われています。食物繊維は、胃腸の動きを活性化するため、お通じを良くする効果があり、便秘を解消すればニキビや肌荒れなどにも有効なため、美容にも良いとされることが、干し芋がオススメされる理由です。さらに、食物繊維は、血糖値が急激に上昇するのを抑える効果もあり、糖尿病のリスクに対しても効果的、と言われています。

ビタミンE、ビタミンB2、カリウム、マグネシウムが摂れる

その他にも、干し芋には、たくさんの有効な栄養成分が含まれています。その一つが、抗酸化作用を持ち、細胞の老化に対して有効と言われるビタミンE。そして、疲労回復に役立つビタミンB1、といったビタミン類。さらに、余分なナトリウムを、体外に排出するカリウムや、マグネシウムなどのミネラル成分も、干し芋には豊富に含まれています。

糖質はやや多め

このように、様々な栄養素を含んでいる干し芋ですが、糖質に関してはやや多めとなっています。干し芋の糖質は、100gあたり65g程度となり、お茶碗一杯分のお米の糖質が35gなのに対して、かなり多い数字です。そのため、糖質はもちろん、先ほど紹介した通り、カロリーも高めですから、干し芋の食べ過ぎで太ってしまうことは事実ですので、必要以上に食べない様に気をつけてください。

干し芋をどのくらい食べてもいい?

このように、栄養満点な干し芋ですが、その一方で、カロリーがそれなりに高く糖質も多いため、食べ過ぎると太る原因になってしまいます。食物繊維が豊富なため、適度な量を食べればお通じが良くなりますが、食べ過ぎると下痢をしてしまうこともあるため、やはり食べる量をきちんと管理することは大切です。干し芋を、一日に食べていい量というのは、健康な成人で150~170g程度と言われています。干し芋には、カリウムも多めに含まれていますので、腎機能が低下してカリウムを制限している場合は、さらに少ない70g程度までにしてください。

干し芋のオススメの食べ方は?

もし、甘めのケーキや、チョコレートといったおやつを食べる習慣があるのなら、まずはそれを干し芋に置き換えてみてはいかがでしょうか。干し芋は、甘みがあり噛み応えもあるため、満腹中枢を刺激しやすく、満足感が得やすい食べ物です。そのため、干し芋を食べておけば、無駄な間食を減らせるようになるはずです。

その他に、食事の前に少量の干し芋を食べれば、満足感が高く、その後の食事の量をコントロールしやすくなります。さらに、本格的に干し芋をダイエットに役立てたいのであれば、3食の内の1食を干し芋に置き換える、という方法も有効です。

まとめ

干し芋は、おいしい上に栄養があり、さらに満足感が得られる食べ物ですから、ダイエットのみではなく、普段の食事コントロールに役立つ食べ物です。しかし、干し芋なら何でも良いというわけではなく、より栄養があり、体の役に立つ成分を摂りたいのであれば、できるだけ上質な干し芋を食べることがポイントとなります。その特徴を活かして、おいしく、健康に役立つ食べ物として干し芋を楽しんでくださいね。