干し芋の作り方!料理経験ほぼ無しの筆者もプロ級の味に!干し芋を自宅で作ってみた!作り方は簡単!天日干しが最強!作り方のコツや失敗しないコツを教えます

干し芋の作り方(安納芋編)

価格が変わるもの。世の中には手を加えただけで価格が大きく変わるものが沢山存在するのではないでしょうか?さつまいも。このさつまいもも野菜、原体ではkg〇〇〇円という感じで販売されているのが、干し芋になった途端…g(グラム)〇〇〇円と変わったり。勿論、その商品になるためには、色々な機材や人による手間が物凄くかかっているのは良くわかっているのですが…。この価格の変化、ちょっと驚きなのは私だけではないはず。もしかして、販売している干し芋より美味しい干し芋が出来ちゃう?なんて素人考えで干し芋を手作りしてみた。どうせやるなら高級さつまいもと言われている「安納芋」と奮発してみた。問題は料理のスキル。料理と言えば…お湯を沸かすくらいという料理スキルゼロと言って良いくらい。こんな私が果たして干し芋(出来れば凄く美味しい半熟干し芋というくらいのもの)が作れちゃうのだろうか?

ゴールのイメージはこんな感じ

ここまでのものが出来たのなら売っても良いのではないか?と作り始めてもいないのにイメージトレーニングをしてみた。そんな感じで干し芋作りがスタート。

まずは安納芋を選定。干し芋にしやすい感じの安納芋をチョイス。安納芋は、丸ぽい感じのさつまいもが多いので干し芋として切りやすい(勝手に切りやすいと思っている長い感じのさつまいも)ものを探しまくる。こんな感じの安納芋が見つかったので並べてみた。

干し芋を作るには、まずは「あく抜き」というのが肝心とのことで安納芋の両端を包丁でカット。思っていたより生の安納芋は硬く…。少々力の入る作業なのだ。

安納芋の両端をカットするとこんな感じで立たせられる感じくらいの面積をカットするとあくが抜けやすいとのこと。

手ごろな鍋に水を張り、両端をカットした安納芋を入れる。あく抜きは、少々時間をかけたほうが良いので約5時間くらい。このままの状態であくを抜く。そして、本来なら焼き芋にすると最高に美味しい!安納芋なので焼き芋にして干し芋にしたかったのだが、焼き芋にする手間が思っていた以上かかりそうなので、家にある電子レンジを使って時短で出来る蒸かし芋にしてみた。

まずは、サランラップを巻いて…。こんな感じになる。

このサランラップで巻いた安納芋を電子レンジに入れて500Wで15分。電子レンジに5分入れると、部屋中にさつまいもの香りが充満して、サツマイモ…食べたい!とそんな感じになるのは不思議。さつまいもの香ばしいというか?蒸かし芋の香りが最高潮に達した時に、「終了」の音。もうすっかりさつまいも、蒸かし芋の感じになっている。色は安納芋独特の安納オレンジ。

スライスの神の器具登場

気を付けないといけないのは、サランラップで巻いている安納芋を取り出す時、これはかなりあちあち!熱いとなっているのでやけどに注意が必要になる。

蒸し芋にしたら熱いうちに包丁でカットするのが望ましいということで、包丁…いや。今回の為に、買っておいたコレ。ジャ~ン!このスライスできる秘密兵器が重宝したのだ。

こうして安納芋を置いて

そのまま上から押すだけ

そうすると…こんな感じで美しいスライスが出来るのだ

ベランダで干してみた

 

スライスした出来立て蒸し安納芋を用意していた「ざる」に乗せてみた。

黄金色に輝く安納芋をキレイに並べるとこんな感じになる。スライスした安納芋から立ち上がる湯気と香り。これはもうこのまま食べてしまおうかという衝撃に何度、流されそうになったことか…。

美味しそう…このまま「ざる」に乗せて、ベランダで干してみた。。。のだが、

ここで想像を超える落とし穴が待っていたのだ。

日陰で干し芋を干すと「カビる」

冬には珍しく、雨が続いていたこともあるのかもしれない。安納芋を蒸してスライス上にカットして、ざるの上にキレイに並べて、そのままベランダに干してみた。ここまでは正解だったのかもしれないが、どうやら日陰。いや日陰。陰干しが良いのでは?と勝手に思ってしまったのが今回のカビにつながってしまったのかもしれません。干し芋は、白い粉が美味しい証拠と言われ、でん粉が分解するときに出来る「麦芽糖」がその白い粉とのことだったので、もしや「麦芽糖?」と思っていたのだが、どうやらカビ。胞子状になっているし。なんとなく…もしやと思われる原因を探ってみると

  • 半熟くらいの干し芋が理想だったので厚めにカットしたこと
  • ベランダが日陰(ずーと日陰)
  • 雨が続いて曇り空の中、ベランダで干しはじめる。
  • 干している間はずーと曇天
  • 干して3日くらいで干し芋になると分かっていたが、3日経過しても表面は干し芋の感じにはならなく、たっぷりと水分が含んだまま
  • 4日経過しても表面はまだまだしっとりと蒸し芋の感じ
  • 5日経過しても変わらず、6日目で白&グリーンのカビらしき胞子状ものを発見

干し芋の白い粉の秘密はこちらに詳しく説明してあります。

柔らかい干し芋が主流となっているのでカビは発生しやすい。

私が目指したのも「半熟」という食感の柔らかい干し芋だったこともあり、曇天の中、更に日陰で干してしまった!?というのが原因のようでした。

さつまいもの中でも糖度が高い「安納芋」だから大丈夫でしょう。糖度が高ければカビなんて出来ないでしょう!?があまかった訳です。

もう一度、最初からやり直し

安納芋のアクを抜くところから電子レンジで蒸かし芋にするまでの過程は全て同じ。1回やっているので、ここまではスムーズに進みます。そして、安納芋をスライスする時にひと手間加えます。ひと手間と言ってもそんな大げさなことでは無いのですけどね。要するにスライスすると少々厚めにスライスしてしまうので(たぶんこのままでも大丈夫かと思いますが前回、失敗しているので)更に包丁で半分にスライスし、薄くなるようにします。

天日干しスタート!

そして、今度は事前に天気予報で「晴天」の日に狙いをしぼり、「晴天」が続く週に安納芋の調理をし、同じように1枚1枚、キレイに並べて干します。今回は、ざるではなく大きめの皿に並べて、半日に1回、裏返しにして表と裏を交互に干していきます。

干し芋を干す場所も変えました。今回、干したのは、日差しが朝から夕方まで届くバルコニー。こちらへ変更しました。日の出から日没まで日差しをたっぷりと浴びることが出来ます。

晴天続きの週ということ。日の出から日没まで日差したっぷりと浴びることが出来るバルコニー。乾燥注意報が出るくらいの空気の乾燥状態。

干し始めて3日目には、もうこんな感じになりました。表面は、うっすらと固まっている感じで、販売されている高級干し芋のような状態になりました。

そして4日目がコレ。

どうですか?見た目、高級干し芋のような出来栄えではないでしょうか?

一度、失敗してしまった安納芋の干し芋。二回目は、こんな感じに仕上がりました。

透けてみえるような感じの干し芋は、外側は少し固めな感じです。

干し芋を切ってみた。

安納芋の干し芋を食べてみた

料理経験ほぼ無しの筆者でもプロ級の味、食感に仕上がる…。

ねっとりなのだよ。

安納芋から自分で作った干し芋。干し芋の外側は、若干固め。しかし、中は、ねっとりとしてとても甘い。安納芋の干し芋は努力したこともあり、美味い!美味かった!やはり安納芋はさつまいもの王様と言われる理由が分かった気がしました。そんな安納芋についての記事は以下にまとまっています。

高級さつまいも「安納芋」。自分で干し芋も時間あれば簡単に作れちゃう!トレニー(ジムでトレーニングをする人)の間でもさつまいも、干し芋が人気とのこと。トレニーの皆さん、自身のコンディションに合わせて安納芋で干し芋を作っちゃう!?勿論、準完全栄養食と言われているさつまいもでも十分、美味しく作れるはず。料理経験がほぼ無し。料理と言えばお湯を沸かすくらいの自分でも簡単に作れた!自家製干し芋!次は是非!あなたがチャレンジしてみてください。自分で作った干し芋なので高級干し芋と言われる干し芋以上に美味しく感じるはずです!