福江島を1周するにはどれくらいの時間がかかる?福江島の大きさ、広さはどれくらい?五島列島で1番大きな島「福江島」を1周するにはレンタカー?自転車?オススメの移動手段を解説!

長崎港から西に約100km。東シナ海に浮かぶ五島列島の主要五島のひとつが福江島(ふくえじま)です。平安時代には遣唐使船の最後の寄港地として栄え、室町時代には日明貿易の拠点になるなど、古くから歴史に刻まれてきました。現在は、空港や港があることから五島列島の玄関口にもなっており、アクセスのしやすさも魅力となっています。そんな観光の中心地でもある福江島ですが、ここを余すことなく満喫する、つまり1周するとしたら、一体どのくらいかかるのでしょうか。この記事では、福江島を1周するのにかかる時間のほか、おすすめの移動手段についてもご紹介します。福江島観光に興味があるかたは、ぜひ最後までご覧ください。

福江島は1周何キロ? 何時間かかる?

福江島は五島列島の主要島のひとつであり、その中でも最大面積を誇ります。旅行という限られた時間の中で、島を1周することは可能なのでしょうか?ここでは、福江島の広さや1周するのにかかる時間の目安についてご紹介します。

福江島の広さ・大きさ

福江島の面積は、326.43平方kmです。

数字だけではピンと来ないかも知れませんので例を出してみると、名古屋市(326.50平方km)とほぼ同等、東京23区(627.53平方km)の半分強ほどといった感じです。冒頭でも述べたように福江島は、五島列島一大きく、さらに国内全体の島の中でも大きさは上位に入りますが、実は1周することもまったく無理な話ではありません。次項で詳しく見ていきましょう。

1周何時間かかる?

ルートや交通手段にも依りますが、車の場合は寄り道せずに約3時間、主要な名所を巡るなら8時間あたりが目安になります。もちろん、もっと色々な場所に行きたい、一つ一つの場所をゆっくり楽しみたい、という場合は宿泊も検討してみてください。また、福江島にはサイクリングコースも複数用意されています。例えば、国土交通省が提示しているモデルコースは福江湊から富江港までの62km、一方で、五島振興局による1周コースは111kmです。ちなみに島1周ではないものの、1時間ほどで回れるコースもあるので、気になった方はチェックしてみてくださいね。

車なしでもOK!福江島1周におすすめの乗り物紹介

福江島は日帰りでも1周が可能であることがわかりましたが、移動手段にはどのようなものがあるのでしょうか。ここからは福江島観光でおすすめの乗り物を3点ご紹介します。

レンタカー

効率よく各種スポットを巡りたい、自分のペースで移動したい、というときにぴったりなレンタカー。自転車などと違って天候や気温に左右されにくいのも利点のひとつです。ここで一度、福江島の気候について確認してみましょう。福江島の降水日数は、長崎本土と同様非常に少ないものの、6~8月の平均最高気温は夏日または真夏日、12~3月の平均最低気温は一桁。さらに雪が積もる場合もあります。そのため、真夏や真冬に観光する際は車の方が安心といえます。1周するなら、福江港から反時計回りに海沿いを走る国道384号線を通るルートがおすすめです。

自転車

福江島には初心者から上級者向けまで、様々なサイクリングコースがあります。1周を人力で、となるとどうしても距離が長いため、上級者以外の方は宿泊を念頭に置きましょう。ちなみに五島市観光協会では、福江港で電動アシスト付き自転車「GOTOCHARI」を貸し出しており、モデルコースが掲載されたサイクリングマップももらえます。のんびり景色を楽しみながら走りたい方におすすめです。

また、バイクの免許がある場合はレンタルバイクという選択肢も。自転車よりもスピーディーになり、車よりも小回りが利きます。駐車場が少ないスポットにも立ち寄りやすくなるなど、より身軽な旅ができるでしょう。

観光タクシー

運転免許がない、運転や体力に自信がないという方は、観光タクシーの利用もおすすめです。ツアーバスと違って完全貸切となるため、よりリラックスして旅を楽しむことができます。レンタカーと同じく短時間で名所を巡れるほか、ドライバーさんのガイドで福江島の魅力をより深く知ることができるでしょう。例えば、大波止タクシーの「ぐるっと全島コース」では、福江島の東側に位置する明星院からスタートし、最西部にある大瀬崎断崖や北部の魚津ケ崎公園など、コース名の通り島を「ぐるっと」巡ることができます。

また九州商船株式会社では、長崎港から福江港までのジェットフォイル込みのプランを提供中です(2024年3月31日まで毎日運行)。そのほかの各タクシー会社でも様々なプランがあるので、ご自身に合ったものを探してみてください。

団体ツアーもおすすめ

先に紹介した3つはどれもプライベート空間を重視したものでしたが、大勢でも構わない方は団体ツアーに参加するのも良いでしょう。バスガイドの解説が聞けるのはもちろんのこと、その車高の高さから、車や自転車では味わえない景色が楽しめるのもポイントです。ちなみに五島自動車株式会社では、1日で島内を巡る「よかとこ満喫」コースと、同スポットを2日に分けた「ゆったり満喫」コースが提供されています。

福江島観光は日帰りでも楽しめる!

福江島は五島列島で最も大きな島ですが、1日で1周することも可能です。移動手段も豊富にあるので、免許の有無や日程との兼ね合いはもちろんのこと、「名所は一通りおさえたい」「自分のペースで気ままに回りたい」など、ご自身の好みに応じて移動手段を決めることができます。ぜひ、福江島観光をお楽しみください!