さつまいもはダイエット中でも食べても良い?ダイエット中に食べても良いさつまいもの種類ってあるの?さつまいもは栄養素が豊富で脂質が少ないのでダイエット向き

「さつまいもって減量中も食べられる?」「どのタイミングで食べるのがよいの?」「どの銘柄のさつまいもがおすすめ?」運動習慣のある方、一度は考えたことありませんか?さつまいもは、栄養素が豊富・脂質が少なめなので、体重調整に向いています。今回は、さつまいもがおすすめの理由・摂取するタイミングについて徹底解説していきます!

さつまいもがおすすめの理由

さつまいもは、脂質が少ないにも関わらず、甘みがあるため、トレーニーに人気の野菜の1つです。おすすめの理由が3つあるので、順番に紹介していきます。

低GI

さつまいもは、白米や食パンと比べ、血糖値が上がりづらいです。インスリンは、筋肉に栄養を送ったり、血糖値を下げる働きがある反面、体内に脂肪を取り込みやすくする働きがあるため、過剰に分泌されると、体脂肪が増えてしまいます。さつまいもは、食後の血糖値の上昇度合いを示す「GI値」が低く、インスリンが過剰に分泌されることがないので、ダイエットに向いている炭水化物と言えます。

栄養素が豊富

さつまいもは、エネルギー源となる「糖質」、抗酸化作用をもつ「ビタミンC・ポリフェノール」、血行を促進する「ビタミンE」など、豊富な栄養素を含んでいます。筋肉の合成には欠かせない栄養素ばかり含まれているので、さつまいもは栄養面でも優秀な野菜ですね。

・糖質:生命活動を維持するためのエネルギー源
・ビタミンC:抗酸化作用、タンパク質の合成
・ビタミンB6:タンパク質の代謝を促進
・カリウム:心肺機能・筋肉の働きを調整
・ポリフェノール:抗酸化作用

腸活

さつまいもには、水溶性・不溶性食物繊維が含まれています。2種類とも、腸活のためにとても良いのです。

・水溶性食物繊維:体内の水分に溶け、糖に吸着し、小腸から吸収されるスピードを遅らせ、血糖値の上昇を押さえる。
・不溶性食物繊維:体内の水分を吸収して膨らみ、腸を刺激する

また、さつまいもには「ヤラピン」という栄養素を含んでおり、腸活にはぴったりです。

さつまいもがおすすめの方

減量をしている

さつまいもは、脂質が非常に低く、甘みがあるのが特徴です。体重を減らすコツは、「脂質の摂取量を総カロリーの10〜15%に抑えること」です。脂質を少しずつ減らすと、体重が落ちやすくなるので、さつまいもを食生活に取り入れるのが有効となります。

計算例(1日の摂取カロリー:2,000Kcal・体重60kgの男性の場合)

・タンパク質(1g=4kcal):20%:100g → 25%:125g
・脂質(1g=9kcal):20%:45~50g → 15%:30~40g
・炭水化物(1g=4kcal):60%:300g:→60%:300g

栄養不足が気になる人

糖質は、白米やパスタ・食パンなどの主食類を摂取すると、補うことができます。しかし、これらは糖質以外の栄養素を補うことはできません。さつまいもには、三大栄養素の一つである「糖質」をはじめ、ビタミン・ミネラル・食物繊維など、生きていく上で、欠かせない栄養素を豊富に含んでいます。筋肉の合成には、さまざまな栄養素をバランスよく取る必要あるため、
さつまいもは、運動習慣のある方にぴったりな食材と言えます。

さつまいもを摂取するタイミング

さつまいもは摂取するタイミングによっては、デメリットとなってしまいますので、しっかりと確認するようにしましょう。

運動前

身体を動かすためには、エネルギーを体内で産生する必要があります。エネルギーは、ATP(アデノシン三リン酸)と呼ばれており、三大栄養素(糖質・脂質・タンパク質)から作られる物質です。運動の種類にもよりますが、主に糖質・脂質を消費するので、運動前の糖質補給は欠かせません。摂取後すぐに運動してしまうと、消化不良を起こして、トレーニングに支障が出てしまいますので、運動1〜2時間前に摂取すると、エネルギー切れを起こさずに、運動することができます。

運動後

動後は、筋肉が損傷してエネルギーが枯渇している状態です。筋肉の合成には、タンパク質はもちろん、糖質・ビタミン・ミネラルなどの栄養素も必須となってきます。タンパク質を摂取するタイミングで糖質を補給すると、効率的に筋肉の合成を行うことができるので、プロテインを飲むときに、一緒にさつまいもを食べるとよいでしょう。運動で汗を流した後の、プロテインとさつまいもは最高ですよ!

普段の食事

さつまいもは、脂質・GI値が低いため、基本的にいつ食べても問題はありません。そのため、朝・昼・夜の食事内容に合わせた調理法で、摂取することをおすすめします。

さつまいもはトレーニーの味方!

さつまいもは、低脂質・低GI値で太りづらいだけではなく、腸内環境を整えたりする作用をもつ優秀な野菜です。摂取するタイミングや量によって、効果が変わってきますので、シチュエーションにあった食べ方を選択しましょう。次回は、トレーニーが見るべき、美味しいさつまいもの見分け方や、おすすめ銘柄・調理法について解説していきます!