干し芋が苦手という方必見!干し芋が苦手、嫌いな理由別、干し芋が美味しく食べられるようになる干し芋の選び方!干し芋が好きな方は干し芋が100倍美味しくなる食べ方も

秋の終わりごろになると、スーパーなどに出回るようになる干し芋。干し芋はさつまいも本来の甘みが強く感じられるだけでなく、独特の食感でちょっとしたおやつにぴったりです。しかし、そんな干し芋が好きではない人も中にはいるのでは?干し芋嫌いさんの意見と、そんな人にこそ読んで欲しい、おいしい干し芋の選び方をご紹介します。

干し芋のここが嫌い!干し芋嫌いさんの意見とは?

自然な甘みと、さつまいもならではのやさしい香りが嬉しいおいしさの干し芋ですが、他の食べ物と同様に、好きではない人ももちろんいます。干し芋が好きな人から見るとちょっとわからない、干し芋嫌いさんが干し芋を嫌う理由はどんなものなのでしょうか。ちょっと意見をまとめてみました。

干し芋は硬くて筋張っている

さつまいも自体は蒸して食べたりすると、ホクホクと甘くておいしいのに、干してしまうとどうしてこんなに硬くて筋張っているのか、という意見があります。噛み切ろうとしてもそれすら大変で、さして甘くもなく、ゴワゴワ筋張っている感じがするというものです。これは、さつまいもを干して、水分を抜いたからこそ出てくるものでもあります。干し芋は皮をむいて、蒸したさつまいもを薄く切ってから乾燥させるのですが、この時点でかなりの水分が抜けている状態です。そのため、購入してから食べるまでに時間がかかってしまうと、さらに水分が抜けていって硬くなってしまいます。水分が抜けてしまわないうちに、購入したら早めに食べきるのがおいしく食べるコツでもあります。また、昔ながらの作り方をしている干し芋にはこのタイプが多く、特に訳あり品として販売されているものは、筋張って硬いものが多い傾向にあります。選ぶときにそうした点を見て購入するのも、おいしい干し芋を食べるには大切な要素になります。

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硬めの干し芋が好みであれば良いですが、柔らかめの干し芋が好きな場合、硬い干し芋に当たってしまうと食べづらく困ってしまいますよね。硬い干し芋でも、少しの工夫で柔らかくすることができます。干し芋が硬かった際は、ぜひ試してみてください。

トースター・電子レンジで温める

硬い干し芋は加熱することで柔らかくなります。トースターで温める場合は、水で濡らしてから焼きます。焼き時間は、芋の厚みや乾燥度合いによって変わります。また、放置すると焦げてしまうこともあるので、柔らかさや焦げが無いかチェックしながら焼きましょう。電子レンジで加熱する際は、干し芋を水で濡らした後ラップでくるみ、500Wで20秒ほど温めます。加熱し過ぎると逆にさらに硬くなってしまうので、温めが足りない場合は10秒ずつ小刻みに加熱時間を追加しましょう。

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干し芋の表面が白くてカビているみたいで不安

よく、スーパーなどに並んでいる小さなパックの干し芋には、真っ白に粉を吹いているものが入っていることがあります。これを白カビのように感じて、手にとるのを躊躇する方もいるようです。干しいもに吹いている粉はカビではないので、安心して購入して大丈夫です。干し芋は干してから時間が経つと、表面に白い粉が浮いてきて、真っ白になるのが当たり前のものでもあるのです。これはカビたりしているのではなく、さつまいもに含まれているでんぷんが、時間とともに分解され、麦芽糖になって表面に出てきて硬まったものなのです。天然の甘味料ともいえるのが、この表面の白い粉ではありますが、たくさん出ているものはそれだけ干してから時間が経っているという証拠でもあり、その分水分が抜けているため、硬く感じるのが一般的です。硬くて好きではないという人は、この白い粉があまり出ていないものを選んで食べるといいでしょう。

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干し芋の表面の白い粉の正体は、ほとんどの場合、麦芽糖(マルトース)が結晶となって表面化したものです。白粉(シロコ)とも呼ばれていて、もちろん食べても問題ありません。お芋の甘みの証拠とも言えるので、好んで食べる方もいるようですし、あえて白粉のついた干し芋を販売している店舗もあります。

麦芽糖って何?

麦芽糖とは、でんぷんを分解するときにできる糖のことです。麦芽をでんぷんに作用させて得られるため、麦芽糖と呼ばれているこの糖類ですが、サツマイモの場合、デンプンがβアミラーゼという酵素の働きによって、麦芽糖に変化し甘味が増します。今のように砂糖が普及する前は、芋や穀類のデンプンを酵素で分解して得た麦芽糖を、甘味料に使っていました。優しい甘みが特徴で、水あめの主成分としても使われています。最近注目されている甘酒にも使われることがあります。

なぜ白い粉がつくの?

干し芋についている白い粉は、麦芽糖だとお話しました。なぜ、麦芽糖が白い粉として表面に現れるのかというと、サツマイモを干すことによる乾燥が原因です。干し芋になる前のさつまいもの状態や加工時期、干し芋になってからの保管状況によって、白い粉が出るタイミングはさまざまです。出来たての干し芋には白い粉はつきませんが、できてから数週間~1か月ほどで白い粉が出始めます。白い粉の付き方はさまざまで、表面にぽつぽつとついている場合もあれば、全体的に白い粉をまとったような場合もあります。初めて白い粉のついた干し芋を見た方は、「もうカビが生えてしまったの?」と驚いてしまうかも知れませんね。この白い粉が出てきた干し芋をトースターで少し炙って食べると、とても美味しいのですよ。

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干し芋は粘り気があったり、ベタベタしたりしている感じが嫌い

逆に、干し芋のねっちりとした歯ざわりや、ベタついて感じる食感が好きではないという人もいます。歯切れがよくなく、歯に付く感じがして嫌だとか、ベタベタしているので手でつまむのがちょっと、という意見です。ここで注目して欲しいのは、干し芋に使われているさつまいもの品種です。焼き芋などでもそうですが、ホクホクした食感のさつまいもと、ねっとりとした食感のさつまいもは、品種によって違います。例えば、粘り気のある品種として挙げられるのは、紅はるかのような、ねっとり系のさつまいもの品種を使ったものが多いといえます。逆に昔ながらの干し芋によく使われる品種は、玉豊といい、噛むほどに甘みが出てくる、少ししっかりした食感のさつまいもです。こういった品種を選ぶようにすれば、ベタベタとしている感じはなく、ホクホクしっとりとした食べ心地のものに出会える可能性が高いです。干し芋は砂糖すら加えずに作る、自然の甘さを生かしたおやつなので、品種を選ぶのもおいしい干し芋にたどりつく重要な条件と言えるでしょう。

硬くなってしまった干し芋をおいしく食べるには

ここまで、干し芋嫌いさんがどうして干し芋が嫌いか、また、それを克服する方法についてご紹介してきました。好きな人ですら干し芋を購入しても、どうしても最後は硬くなってしまう場合もあるのではないかと思います。そんな時のおいしい食べ方をご紹介します。

水分が抜けて硬くなった干し芋には、水分を足してあげよう!

干し芋は、さつまいもを蒸してから干して水分を抜いています。これまでご紹介したように、購入してから時間が経つとさらに水分が抜けて、白い粉を吹き、硬くなってしまった干し芋をおいしく食べるには、中に水分を戻してあげればよいのです。干し芋をさっと水にくぐらせてから、電子レンジならラップにくるみ、500Wで20秒ほど加熱してください。オーブントースターなら、水にくぐらせたものを弱火で2分ほど温めましょう。硬くなった干し芋も、ふっくらやわらかくなっておいしく食べることが出来ます。

干し芋が嫌いな人の理由は人それぞれ。

しかし、それをクリアできる方法もあるので、ぜひ、自分が干し芋が嫌いな理由を考えて、それを克服できる方法を探してみましょう。今年の冬は干し芋を食べるのにハマるかもしれませんよ!