さつまいものお菓子と言えば?何を想像しますか?150人に聞いた!みんなが好きなさつまいものお菓子とは?さつまいもと言って思い浮かべるお菓子6選!

さつまいものお菓子と聞いたら、なにを想像しますか?焼き芋、大学芋、スイートポテトなど、さつまいものお菓子はたくさんありますが、どれが一番人気があるのか気になります。そこで私、つばきやたが独自にアンケートを取りました!今回は、20代から50代の約150人に聞いた「好きなさつまいものお菓子について」、特に人気の高かったお菓子についてご紹介します。

さつまいものお菓子と言えば何?アンケート結果

焼き芋(57票)

アンケートの中でも一番人気だった焼き芋。じっくりと焼くだけで、驚くほど甘く濃厚な味わいになるのが人気の秘密です。以前は、ほっくりした水分少なめの焼き芋が主流だったため、「口の中の水分を奪われるので苦手」との声も。しかし、品種改良によりホクホク系以外にも、しっとり系、ねっとり系、と様々な食感を楽しめるようになりました。特に、秋に収穫されたサツマイモは貯蔵され、糖が増え甘みが増すため、さらに旨味が増します。最近ではねっとり系の焼き芋の人気が高く、紅はるかや安納芋は、クリーミーな口当たりで特においしいと人気を集めています。

スイートポテト(39票)

濃厚でクリーミーな味わいを楽しめるスイートポテトは、アンケートでも焼き芋につぐ人気のお菓子。火を通したさつまいもに砂糖、バター、卵黄、牛乳や生クリームを加え焼き上げて作ります。一見すると、洋菓子のように思われがちなスイートポテトですが、実は日本が発祥の地。その歴史は古く、明治時代には既に食べられていたといわれています。さつまいもの種類や、作り方によっても味わいが変化するので、自分好みに仕上げられるのも大きなポイントです。少し贅沢なさつまいものお菓子として、おいしいコーヒーや紅茶に合わせても満足なティータイムを楽しめること間違いなし。ぜひお気に入りのレシピをみつけてみてくださいね。

大学芋(25票)

さつまいもを油で揚げて、甘い蜜を絡めた、昔ながらの素朴なお菓子です。名前の由来は諸説あります。大正から昭和のはじめ頃、東京の大学生が好んで食べていたとか、子どもを大学に入れるのと同じくらい手間暇がかかるからなど様々。中でも有力なのは、東京大学の赤門前にあったふかし芋屋が売り始めたのが始まり、という説です。当時は「焼くか」「蒸すか」が主流だった時代、大学芋は瞬く間に人気のお菓子になっていきました。それまでのさつまいもと違い、外はカリッと、中身はホクホク。一度で二度おいしい大学芋は、衝撃的だったことでしょう。

芋けんぴ(25票)

あとを引くおいしさで、一度食べ始めると止められないと、大学芋と人気を二分していたのが芋けんぴです。芋けんぴはもともと、高知県の名産品「ケンピ」に由来しています。小麦粉と砂糖を練り合わせ棒状に焼いたお菓子で、ビスケットのような食感を楽しめ、今でも高知県で売られています。「芋けんぴ」はなんと江戸時代から存在しており、その名の由来は、諸説あります。土佐日記の作者である紀貫之が「健肥」と記したから、巻餅がケンピと変化していった、など様々です。最近では細切りの芋けんぴなど、これまでとは違ったタイプの芋けんぴも出てきており、じわじわと人気が高まっているようです。

芋ようかん(5票)

老舗の和菓子店舟和の創業者、小林和助氏が、高級で庶民には手の出なかった煉ようかんの代わりに考案したのが芋ようかんです。練ったさつまいもから作る芋ようかんは、和菓子特有の上品な味わいが特徴で、さつまいもの品種により、ほっくりとしたものからねっとりクリーミーな味わいのものまで、幅広く楽しめます。寒天を水で溶かし固める方法から、水あめで練ったものを蒸して作るものまで、作り方も様々です。いずれにせよ、さつまいもの風味を堪能できるのは嬉しいですね。

干しいも(3票)

ただの干したさつまいもでしょ、と侮ることなかれ。太陽の光をたっぷりと浴びた干しいもは、水分が抜けて甘さも増しているため、噛めば噛むほど甘みを感じられます。その素朴な味わいに、食べてみたら意外にハマッたという人も多くいる、隠れた人気のお菓子です。蒸したさつまいもを切って干すだけと、工程は少ないものの、一週間ほど干す必要があるため時間がかかります。しかし、完成すればそのまま食べてもよし、温めてもよし、炙ってもよしな、三拍子がそろったお菓子です。ぜひチャレンジしてみてくださいね。

一番人気は定番の焼き芋

栄養価も高く、手間をかけなくとも美味しいさつまいも。アンケートでは「どれも美味しいけれど一つ選ぶなら定番の焼き芋」という声が多く、焼き芋が他に大差を付けて一位を獲得しました。素材のみでも十分に美味しいさつまいもが、お菓子として大人気になるのも頷けます。焼き芋や干しいものように、素材の旨味を味わえるお菓子から、ひと手間加えることで、また違った濃厚な味わいまで広く楽しめるのも嬉しいですね。手作りであれば、自分の好みにそったお菓子を作ることもできるため、気になるお菓子があればぜひチェックしてみてください。