五島列島(福江島)への行き方【初心者向け】交通手段と最速・お得なルートを紹介!飛行機、船に分けて解説します!空港でのオススメの過ごし方も

こんにちは!東京に関西と出張の多い私は、飛行機に乗る事が多いです。今日は、良く聞かれる長崎県五島列島(福江島)への東京と関西からの格安で行ける方法を紹介します。この記事では、五島列島・福江島へ関東(東京)、関西(大阪)から行く場合、船、飛行機はどれが1番格安で行けるのか?出張で頻繁に五島列島・福江島へ行っている私がオススメする五島列島・福江島への行き方が分かるようになります。その前に「五島列島・福江島」ってどこ?という質問も多いのでその部分から入りたいと思います。本当にこの「五島列島ってどこ?」の質問が多いんです。因みに南国というイメージがありますが、それは違います。沖縄のあたり?これも違います。

五島列島とは?

五島列島イメージ画像

五島列島は、長崎県の西方沖に位置する美しい島々からなる群島で、日本本土から最も西に位置しています。大小約140の島々で構成され、その中でも最大の島が今回、行き方を紹介する福江島です。福江島はエメラルドグリーンの海と豊かな自然に囲まれ、歴史的な建造物や特有の文化を持っており、観光地としても人気が高まっています。その影響なのか?2023年は五島イヤーと言うくらい度々、五島列島・福江島が舞台になったテレビの連続ドラマが放映されました。最近は、観光地として、もしくはテレビドラマの聖地巡礼として、飛行機も船も予約を取るのがかなり難しくなっています。

福江島の魅力

福江島イメージ画像

五島列島で1番大きな島の福江島(五島市)は先程も少し触れましたが、絶景のピーチが点在しています。特に「高浜海水浴場」は五島列島を代表するビーチです。透き通るような透明度の高いエメラルドグリーンの海と目の前に広がる白い砂浜は、日本で1番美しい海と言われるくらい言葉が出ないくらいの美しさを誇ります。この「高浜海水浴場」は「日本の渚百選」に選ばれた名所でもあり、そばを走る国道384号線も「日本の道百選」に選ばれており、海を見ながら、海風にあたりながらのドライブは観光客だけではなく、地元の方にも人気のドライブコースです。

福江島教会イメージ画像

福江島には海だけではなく歴史的に意味を持つ建造物が多く存在しています。それは、キリシタン文化の影響を受けた教会群や江戸時代に建造された福江城(石田城)跡があり、島の色々な場所で歴史に触れることが出来ます。特に教会は、様々な形式の建造物が存在し、美しいだけではなく、神秘的な感じも感じることが出来ます。

五島うどんイメージ画像

そして、福江島には、島独特の食文化が根付いていて、五島列島と言えばで思い出される「五島うどん」をはじめ、五島列島近海で水揚げされた新鮮な魚介類を使った料理、地元で生産された野菜を使用した料理、どれも美味しく、福江島に来たらご飯の量が増えて太ったという方もいるくらいです。

福江城(石田城)イメージ画像

五島列島の中でも最大の島である福江島は、美しいビーチや歴史的な建造物、特有の文化が豊富で、私も出張で良く来ていますが、観光する立場、観光をオススメする立場なら一度は、訪れる価値のある場所です。五島列島・福江島は、飛行機やフェリーを利用して簡単にアクセスできるため、長崎県内、福岡県内や国内外の旅行者にとってもおすすめの観光地であることは疑いのない事実です。そんな五島列島・福江島への行き方を説明します。

飛行機で東京から長崎へ

成田空港イメージ画像

ANAやJALでは、無くPEACHもしくはJETSTARがお勧めです。成田空港から出ているので、時間に気を付ける必要があります。安ければ長崎空港まで5000円台で行ける事もあります。成田空港では、珍しいANA A380に出会える事もあります。成田空港からは、飛行時間は、早くて2時間を切る事もあります。運が良ければ右手に富士山。名古屋、大阪、福岡を通過後、降下準備で長崎空港着陸になります。思っていた以上にスムーズに早く到着できます。

飛行機で関西方面から長崎へ

飛行機のイメージ画像

こちらは、PEACHもしくはSKYMARKがお勧めです。過去には、3000円台で乗れたこともありました。知人の話では、これも過去の話なのですが、600円!?で搭乗できたことがあるとか無いとか。航空券が600円…ファーストフード店の食事と同じくらいの価格で飛行機に搭乗できるというのは凄い話ですが、もうここから先の時代では、考えられない金額なのかもしれません。

五島列島・福江島へ「時短」「節約」「ゆったり」なら

【五島つばき空港(福江島)への行き方】年間130回、飛行機に搭乗する私がこっそり教えます!関東(東京)圏、関西圏から五島への行き方を「時間短縮」「節約」「ゆったり・くつろぎ」とコースを分けてフライト、乗り継ぎ、快適度、節約度まで解説します!五島へ行くならコースにより時間もお金も変わります!

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長崎空港で乗り換え時間のオススメの過ごし方

長崎空港に着いたらお土産を見るもよし、長崎市内までは40分。日帰り観光も容易に出来ます。私のオススメというか?私は毎回と言っても良いほど、時間に余裕を持って移動しているので必ず行っている場所です。それは私も大好きなサウナ。長崎空港からバスで1つ目の停留所で降ります。その名も「サンスパおおむら」。バスの本数が限られている為、バスの時間を調べて乗車するのをお勧めします。※飛行機に間に合わなくなる可能性もありますのでご注意ください。此方は、サウナや天然温泉も素晴らしいのですが、長崎ちゃんぽんの味が秀逸。しかし、いつも地元の方々で満員になっていることが多く…

ちゃんぽんのイメージ画像

皆さんに言わせると不動の一位が「ちゃんぽん」とのことです。仕事が出来る座敷もあり、長くなってしまった飛行機の乗り換え時間も全く苦になりません。

サンスパおおむら
長崎県大村市森園町663-3 (長崎空港入口)
公式サイトはこちら

長崎から五島列島・福江島へ

これには、大きく分けて2つの方法があります。

飛行機で向かう場合(五島つばき空港)

五島つばき空港イメージ画像

1つ目は、飛行機。現在ANAの株主優待券は、2000円以下で販売されており、これを利用すると五島まで8800円前後(2022年10月現在)で行けるのです。(東京や関西から時には高い事もありますのでご注意ください)しかも株主優待券で予約すると時間の変更等も何度も出来、お客さんの予定の変更に合わせる事が出来て、とても助かったことが何度もあります。そのようなことから私の名刺入れには、常に株主優待券を複数枚、入れており、急な来客等があれば、いつでも使えるようにしているのです。当然、住民票が五島列島(福江島)にある方は、離島割引が適用されます。この離島割引も大変便利と聞きます。今度は離島割引について書いてみたいと思います。因みに羽田空港→長崎空港→五島つばき空港へ行った際の記事もありますので記事を抜粋して紹介しているのがこちらです。

五島へ行くのは朝…早いです

羽田空港待合室イメージ画像

長崎県五島列島の福江島へ行くのには、ANAが最適ということで調べてみると羽田空港→長崎空港経由もしくは羽田空港→福岡空港経由の二通りが主な空路。せっかくなので長崎県の空の玄関「長崎空港」も行った事がないので、長崎空港経由で五島列島の福江島にある「五島つばき空港(五島福江空港)」を予約。注意点は、長崎空港から五島福江空港への便が少ないので、午前中の便に…早朝の便で行くことをオススメしたい。予約したのは、ANA便、羽田空港8時30分発→長崎空港行き。長崎空港に10時25分到着。長崎空港から五島つばき空港(五島福江空港)へは、11時45分発→12時15分着という便が、長崎空港での待ち時間も少なく、快適。およそ3年ぶりの羽田空港。。。

羽田空港、ANA飛行機イメージ画像

ANAの出発ゲートが、かなりキレイになっていて驚いた。羽田空港へは早めに到着したので、色々と見て回るも早朝の為、人もまばら。搭乗ゲートは、少し遠いので早めに搭乗ゲートまで歩く…。こういう風景を見ると旅、良いよなぁ~と思ってしまう。飛行機へ搭乗して出発。

羽田空港滑走路イメージ画像

この飛行機の離陸がなんとも言えない感じは、時代が変わっても変わらないなぁ~とワクワクしてしまう。台風が沖縄、九州方面へ向かうかもという情報もあるのだが、雲の上はこんな感じでいつもの空。

長崎空港へ着陸画像

飛行機の中で眠るというのはものすごく贅沢と思っているのだが、うとうとしている暇もなく、長崎空港へ降下するというアナウンス。窓の外を見てみると初長崎の景色。

長崎空港から五島つばき空港へ向かう飛行機イメージ画像

長崎空港へ到着。台風の気流の影響なのか?久々に飛行機に搭乗した事で今までの感覚を忘れていたのか?「思ったより揺れた」。これが台風の気流の影響だとすると…まだ、沖縄にも到達してないのに…日本に向かっていると言われている台風、今回は、半端ないのではないだろうか?長崎空港での乗り換えは、スムーズで待ち時間も1時間ちょっと。早めに出発ゲートへ移動をして…ん??もしかして、この飛行機?思ったより小さい。島へ向かう飛行機は、小さい飛行機が多いが…プロペラプレイン。

五島列島上空のイメージ画像

ボオーーーというプロペラなのか?エンジンなのか?そういう音が響き渡る中、離陸。離陸、、。やけに地面が近く、爆撃機にでも搭乗しているような錯覚をうける。雲の上には出ず、雲の中を、ガタガタと揺れながら突き進む感じなのだ。漸くこの感覚に慣れてくる頃には、着陸のアナウンスが入る。飛行時間30分。確かに離陸して登り切ったらすぐに降下しないといけない時間なのかもしれない。雲の下に入ると叩きつけてくるような雨。

五島つばき空港へ着陸イメージ画像

これでは、初五島の飛行機からの眺めは、撮影出来ないかもと思っていたら雲の隙間から少しだけ、コバルト色の海。白浜が見える。もはや日本の島というよりは、海外のリゾート地というような錯覚さえ覚える。

飛行機から見た五島市内画像

日本のリゾート「五島列島」。街並みも優雅に見え、、、と思ったら、物凄いハードランディングで着陸。雨が強く、小型飛行機ならではの着地なのかもしれないが、久々の飛行機、それも小型のプロペラプレイン。少々、驚く着地だったのは言うまでもない。

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船で向かう場合(福江港へ)

福江港ターミナル画像

2つ目は、船。こちらもジェットホイルと通常船があります。(九州商船株式会社)ジェットホイルは、9550円(2022年10月現在)。フェリー便は、4400円(2022年10月現在)です。ジェットホイルは、直行便1時間25分。通常船は、3時間10分。長崎市内で商談があるときは、ジェットホイルを利用します。

長崎港イメージ画像

時間に余裕があり、事務仕事をしながら移動する時や、車両の運搬などを行うときは、フェリー便を利用します。フェリー便は、時間がかかるのですが船内WIFIが使用できるので仕事をしながら乗船ができるのが、特徴です。しかもWIFI接続も簡単、スムーズに行えます。あっという間に五島です。福江港に到着です。因みに、実際に長崎から五島列島・福江島へ高速船ではなく、フェリーで行った場合も記事がありますので、フェリーにしようかな?と思っている方は参考にどうぞ。記事を抜粋してます。

フェリーの中はこんな感じです

フェリー万葉画像

ここで、今回乗ることになったフェリー万葉を紹介をします。総トン数1,553トンで、全長 86.50m幅14.50m、定員数482人。車やバイクも同乗可。2011年4月より就航。フェリー椿とは姉妹船です。船名は公募をもとに、かつて五島列島に寄港した遣唐使船など地域の歴史を想起する名称として決められたそうです。フェリー客室フロアは3階の1フロアのみです。前半分は個室感のある2等指定客室と、バリアフリー席です。後ろ半分が大勢で雑魚寝できる2等客室となっています。

フェリー万葉船内

乗船してすぐのエントランスには大きな荷物やスーツケースを預けておける荷物置き場がありますのでご利用ください。さて、連休中の福江港は予想どうり、観光客や帰省客、お迎えの人などでごった返していました。活気溢れる、ともいえますね。

フェリー万葉の毛布

フェリーに乗りこんだものの、二等客室はぎゅうぎゅう詰めで、落ち着く角っこのポジションは、すでに先客が…。仕方なく真ん中あたりのポジションに荷物を下ろし、貸出の枕と毛布を確保しました。

フェリー万葉の自動販売機

今回は、ちょうどお昼時。フェリーの中にはカップ麺やパン、お菓子やアイスなど自販機がありますので港で食料を買い忘れても何とかなります。

フェリー万葉の給湯器

カップ麺用の給湯器で緑茶も無料で飲めますよ。ただ、アルコールの販売はありませんので、必要な方は事前に買っておきましょう。販売機前の小さなテーブル席で、子供たちが美味しそうにカップ麺を食べている姿は微笑ましい光景です。また、ビジネスマンがPCを持ちこんで仕事をしたり、五島の高校生が宿題をしていることも。今の子どもたちは勉強と遠征と大変ですね。自販機のアイスクリームも人気ですね。昔は、中央に売店があって蝶ネクタイした船員がお菓子やサンドイッチなどを販売していたそうです。当時は、贅沢なハーゲンダッツも置いていて、子どもの楽しみでした。時代とともに、有人のお店から無人の販売機に移り変わっていったのですね。

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フェリーは時間がかかるけど、お財布に優しい…でも時間がかかるのがなぁ~と思ってしまいますよね。でも、五島列島・福江島からの帰り方で断然、オススメしたいのがフェリーかもしれません。勿論、時間はかかります。でも映画のワンシーンのようなシーンが目の前で広がる可能性があります。毎年、3月中旬~4月上旬に、五島、福江島の名物…いや離島ではこういう風景が良く見れるようです。それは、島を就職や転職、就学等で離れる人、家族、そしてお世話になった学校の先生を見送る映画のワンシーンのような場面です。こういう別れはやはり、いつの時代も船なんでしょうね。飛行機では味気ないし、空港では見たことがありません。3月中旬~4月上旬に五島・福江島へ来る方は、行きは飛行機、帰りはフェリーというのも福江島の観光地、グルメ、歴史的な建造物に触れて、最後は、五島の名物と言っても過言ではないフェリーによる見送るシーンが見れてしまう可能性があります。私は、断然、この移動手段をオススメしたいです。因みにこんな感じの映画のワンシーンのような景色が目の前に広がるのです。

五島の春と言えば、こんな映画のワンシーンが見れる

福江港から出発(3月~4月)紙テープ

島を出る人へ、思い思いのプレゼントや花束を持ち、最後のお別れを云いに、ターミナル内に人がごった返します。主役がフェリーに乗ると、今度はフェリーの横の広場に皆移動します。甲板にすでに結ばれた紙テープの束の前に、主役が再登場すると、先生や子どもたちでエールを送ります。

福江港(3月~4月)の見送り

思い思いのメッセージ入りのプラカードを作ったり、学校名の旗や、同じクラブの子が転校するところは部の横断幕が大活躍します。また、見送りが何組もある日はボランティアで、五島高校吹奏楽部が生演奏。(なぜかいつも「風になりたい」という選曲が気になるが…)
長崎本島から転任してくる先生は短くて3年、長くて5年、島に勤務します。

福江港石碑

最初は、島の不便さなどを実感しながらも、だんだんと島のペースになじんできた頃にまた本島に戻ります。単身で来る人も多いですが、家族で島に来ている場合は、家族それぞれに紙テープとエールが送られ、いつも大号泣です。担任の先生だけでなく、五島の情報網を駆使して、元担任の先生の見送りも欠かさない、まさに春の風物詩で、島では当たり前のことですが、都会から観光でフェリーに乗っている人にとってはとてもめずらしい光景らしく、もらい泣きする人や、紙テープのコントラストと島の子たちの純粋なエールにカメラを向ける人もいます。

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