魚焼きグリル、オーブン、炊飯器、蒸し器を使った!ねっとり焼き芋の作り方

焼き芋が大好きなあなた、家庭で!しかも時短で!簡単にねっとり甘い焼き芋を作る方法を知りたくないですか?実は、焼き芋は焼き方だけではなく、さつまいもを選ぶとき…品種によって味わいや食感が大きく変わります。焼き芋やさつまいもに詳しい方はよ~くご存じかと思いますが、選ぶさつまいもの品種やさつまいもを選ぶときのコツ、実はかなり大切です。

低温でじっくり時間をかけると、さつまいもの甘みが最大限に引き出され、驚くほどねっとりした焼き芋が完成します。今回は、調理器具のオーブン、魚焼きグリル、蒸し器、炊飯器の4つの方法をご紹介します!特に魚焼きグリルは短時間で仕上がるので忙しい日や忙しい日常を送っている方にもピッタリ。本記事を最後まで読むと、焼き芋を家庭で作る際、どの調理法が自分に合っているかがわかり、更に自宅でお店で売っているようなねっとり焼き芋を手軽に楽しめます。さつまいものねっとり感と強い甘みを存分に味わい、焼き芋の魅力に今以上にハマってみてくださいね。

焼き芋に適したさつまいもの選び方

ねっとり焼き芋-さつまいもの選び方

家庭で焼き芋を美味しく仕上げるためには、どんなさつまいもを選ぶかが大きなポイントになります。しっとりなめらかで、蜜がじゅわっとあふれるような甘い焼き芋を作りたいなら、「安納芋」や「紅はるか」、「シルクスイート」がおすすめです。これらの品種は、加熱すると中がとろけるように柔らかく、自然の甘みが際立ちます。

選ぶときは、皮の色が均一でツヤがあり、表面に傷や黒ずみが少ないものを手に取ってみてください。特に、皮の表面や切り口に黒い蜜のようなものがにじんでいる芋は、糖度が高く甘みがしっかりとのっています。スーパーでも比較的見つけやすい品種ばかりなので、見かけたときにぜひ試してみましょう。おうちのオーブンやトースターで焼くだけでも、驚くほど甘くて濃厚な焼き芋を楽しめます。

自宅で簡単!ねっとり焼き芋を作ろう!

ねっとり焼き芋-自宅で作ろう

今回は、おうちで楽しめる4つの焼き芋の作り方をご紹介します。定番のオーブンはもちろん、魚焼きグリル、蒸し器、そして意外な炊飯器まで、それぞれの調理法でさつまいもの味わいが少しずつ変わります。使う家電や温度、焼き時間はそれぞれ異なりますが、どの方法でも“じっくり低温で火を通す”ことが、美味しさを引き出すいちばんのコツです。

時間をかけてゆっくり熱を入れることで、さつまいもの中にあるでんぷんが糖に変わり、まるでスイーツのように甘くなります。オーブンで作ればねっとり濃厚に、魚焼きグリルなら香ばしく、蒸し器ではしっとり上品な甘さに、炊飯器では手軽にほっくり仕上がります。どの焼き方にもそれぞれの魅力があるので、ぜひ自分好みの“ベスト焼き芋”を見つけてみてくださいね。

オーブンを使った焼き芋の作り方

ねっとり焼き芋-オーブン

まずご紹介するのは、一番人気のオーブン焼き。手間をかけずに本格的な味わいを楽しみたい方にぴったりの方法です。オーブンに入れて焼くだけで、まるで専門店のようにねっとり甘い焼き芋が仕上がります。焼いている間に部屋いっぱいに広がる甘い香りがなんとも幸せで、思わず焼き上がりが待ち遠しくなります。

作り方はとてもシンプルです。
まず、さつまいもを流水で丁寧に洗い、土を落とします。水分を軽く拭き取ったら、1本ずつアルミホイルでしっかり包みましょう。オーブンを160度に設定し、余熱は不要のままそのまま90分焼きます。時間をかけてじっくり火を通すことで、さつまいもの中のでんぷんがゆっくり糖に変わり、蜜のような甘さが引き出されます。最後に竹串を刺して、スッと通れば完成です。外は香ばしく、中はとろけるような食感に仕上がりますよ。

仕上がり

オーブンで焼き上げたさつまいもは、ひと口食べた瞬間に思わず感嘆の声が漏れるほど、ねっとりと濃厚な甘さが広がります。じっくりと低温で火を通すことで、さつまいもに含まれるでんぷんがゆっくり糖に変わり、自然の甘みと旨みがぎゅっと凝縮されるのです。

焼き上がった断面は黄金色に輝き、香ばしい皮の香りがふわりと漂います。しっとりとなめらかな口あたりで、繊維質をほとんど感じないほどクリーミー。まるでスイートポテトのような上品な甘さと食感に仕上がります。時間をかけた分だけ、さつまいもの美味しさが引き立つ…そんな贅沢な一品です。

魚焼きグリルを使った焼き芋の作り方

ねっとり焼き芋-魚焼きグリル

次にご紹介するのは、魚焼きグリルを使った香ばしい焼き芋の作り方です。オーブンよりも短い時間で仕上がるうえに、外はパリッと香ばしく、中はしっとり甘い焼き芋が楽しめます。グリルの直火ならではの香りと焼き色が食欲をそそり、まるで炭火で焼いたような味わいに。

作り方はこちらも簡単です。
まず、さつまいもを流水でよく洗い、汚れを落としたらアルミホイルで全体を包みます。弱火で30分焼いたあと、裏返して中火でさらに20分。焼き色を見ながらじっくり火を通していきましょう。最後に火を止めてから15分ほど余熱で蒸らすことで、甘みがさらに引き立ちます。

竹串を刺してスッと通れば出来上がり。外は香ばしく、中はねっとりとした旨みがあふれる、魚焼きグリルならではの焼き芋が完成です。忙しい日でも手軽に本格的な味を楽しめますよ。

仕上がり

魚焼きグリルで焼いたさつまいもは、香ばしさと甘みのバランスが絶妙です。直火でじっくり焼くことで皮がこんがりと焼け、まるで屋台の石焼き芋のような風味豊かな仕上がりになります。外側は香ばしく、中はしっとりとしていて、ほおばるたびにさつまいもの優しい甘さが広がります。

仕上げに余熱でゆっくり火を通すことで、水分が程よく抜け、旨みがぎゅっと凝縮されるのもこの方法ならではの魅力。焼き上がった瞬間の香りは格別で、思わず笑みがこぼれるほどです。なお、グリルの種類やさつまいもの大きさによって焼き加減が変わるため、竹串を刺して様子を見ながら、時間を少しずつ調整すると失敗がありません。

蒸し器を使った焼き芋の作り方

ねっとり焼き芋-蒸し器

続いては、蒸し器を使った焼き芋風の作り方をご紹介します。蒸し器を使うと、短時間で中までふっくら柔らかく仕上がるので、忙しい日にもぴったり。水分を含んだ優しい甘さと、濃厚でしっとりとした食感が楽しめるのが特徴です。

まず、さつまいもを丁寧に洗い、汚れを落とします。蒸し器の下鍋にたっぷりの湯を入れて沸騰させ、上段にさつまいもを並べましょう。中火から強火でおよそ20分ほど蒸します。途中で竹串を刺してみて、スッと通れば出来上がりです。

蒸しあがったさつまいもは、皮の下に蜜がたっぷりとにじみ出て、まるでスイートポテトのような濃厚な味わいに。蒸すことで余分な焦げがつかず、さつまいもの自然な甘さをそのまま楽しめます。時間をかけずに美味しく仕上げたいときに、ぜひ試してみてください。

仕上がり

蒸し器で作る焼き芋は、水分が程よく保たれながらも、水っぽくならないのが魅力です。じんわりと蒸気で包み込むように火を通すことで、さつまいもの中までしっかり熱が入り、自然な甘みがぐんと引き立ちます。まるで糖蜜を含んだようにしっとり濃厚で、ひと口食べればほくっと溶けるような食感に。

また、蒸すことで皮までふんわり柔らかくなるため、そのまま丸ごと味わうのもおすすめです。皮のすぐ下にある部分には、甘みと香りが一番凝縮されているので、食べ逃すのはもったいないほど。優しい甘さと豊かな香りを楽しめる、心まで温まる焼き芋に仕上がります。

炊飯器を使った焼き芋の作り方

ねっとり焼き芋-炊飯器

最後にご紹介するのは、炊飯器を使った焼き芋の作り方です。手軽さでいえば、この方法が一番かもしれません。さつまいもを入れてボタンを押すだけで、ねっとりモチモチとした甘い焼き芋があっという間に完成します。忙しい日でも簡単に作れるうえ、失敗しにくいのが嬉しいポイントです。

まず、さつまいもをよく洗い、皮をむかずにそのまま炊飯器の内釜に入れます。そこへ水を1カップほど加え、玄米モードで炊飯スタート。炊き上がったら竹串を刺してみて、スッと通れば出来上がりです。

炊飯器の中でじっくりと熱が加わることで、さつまいもが中までしっとりと火が通り、驚くほどねっとり濃厚な仕上がりに。皮の近くには蜜がたっぷりにじみ出ていて、まるでデザートのような甘さが楽しめます。

仕上がり

炊飯器で作る焼き芋は、玄米モードに設定することで、まるでスイーツのようにねっとりモチモチとした食感に仕上がります。蒸気で包み込むようにじっくりと加熱されるため、水分をたっぷり含んだしっとり感と、蜜があふれるような濃厚な甘さが際立ちます。皮の部分まで柔らかく、スプーンですくいたくなるほどの贅沢な焼き芋になりますよ。

もし玄米モードがない場合は、通常の炊飯モードでも十分に美味しく作れます。少しほくほく感が残る仕上がりになりますが、それでもお店で売られている焼き芋に負けないほどの甘みと香ばしさを楽しめます。炊飯器ひとつでここまで本格的な味が出せるのは驚き。ぜひおうちで試してみてくださいね。

家庭で簡単に美味しい焼き芋を作ろう!

ねっとり焼き芋-美味しい焼き芋の作り方

4つの焼き芋レシピを読み終えて、「どれから試そうかな」とワクワクしてきた方も多いのではないでしょうか。自宅で美味しい焼き芋を作るには、まず“さつまいも選び”が何より大切です。甘くてねっとりした食感を楽しみたいなら、「安納芋」や「紅はるか」、「シルクスイート」といった品種がおすすめ。これらは加熱することで蜜があふれ出すほど甘く、まるでスイーツのような仕上がりになります。選ぶ際は、皮の色が均一でツヤがあり、傷や斑点が少ないものを。皮の表面に黒い蜜がにじんでいる芋は、糖度が高く当たりです。

今回ご紹介した4つの調理法には、それぞれに違った美味しさがあります。オーブンで焼けば、じっくりと時間をかけてねっとり濃厚な甘みを引き出せます。魚焼きグリルは短時間で香ばしく焼き上がるため、忙しい日にもぴったり。蒸し器では水分を閉じ込めながらしっとり柔らかく仕上がり、炊飯器を使えばボタンひとつでモチモチ食感の焼き芋が完成します。

どの方法でも、さつまいもの自然な甘さを最大限に味わえるのが魅力です。食後のデザートとしてはもちろん、小腹がすいたときのおやつや、ダイエット中の間食にもぴったり。ぜひ自分好みの焼き方を見つけて、おうちで焼きたての香りと甘さを楽しんでください。焼き芋の魅力にきっと夢中になりますよ。