ほくほく食感の焼き芋好きな方!必見!焼き芋をほくほくに仕上げるコツを教えます!さつまいもの選び方、さつまいもを熟成させる方法、ほくほく焼き芋を作る方法まで!公開!

焼き芋ホクホク派の方必見!焼き芋をほくほくに仕上げるレシピを紹介します。自宅のオーブン、トースター、炊飯器、レンジで昔ながらのほくほく焼き芋が作れます。ホクホク派におすすめの品種も紹介しているので、参考にして焼き芋を楽しんでください。

ほくほくの焼き芋に向いているさつまいも

焼き芋をほくほくに作るには、さつまいも選びも重要です。さつまいもは品種によって、焼き上がりの食感が「ほくほく」と、「ねっとり」に分かれます。ここでは、ほくほく食感が出やすい品種を紹介します。

下記4種類が焼き芋ホクホク派におすすめの品種です。

  • 紅あずま
  • 高系14号
  • パープルスイートロード
  • 黄金千貫

品種によって、甘さや食感に違いがあります。ホクホク系さつまいも4種類の特徴を比較して、好みの品種を見つけてください。

品種 ほくほく感 特徴
紅あずま ★★★★★ 関東地方で多く作られるホクホク系の代表的品種。上品な甘味で水分が少なく、ほろりとした粉質。紅あずま系の品種として「紅こがね」「紅乙女」「クイックスイート」などがある。どれもホクホク系。
高系14号 ★★★★★ 西日本で多く作られるホクホク系の代表的な品種。紅あずま系よりも甘さが強く粉質で、加熱すると黄色くなるホクホク系。高14系の品種として「里むすめ」「紅こまち」「鳴門金時」「五郎島金時」「宮崎紅」「紅さつま」などがある。いずれもホクホク系。
パープルスイートロード ★★★☆☆ 主に千葉で作られる紫芋のホクホク系品種。通常のさつまいもよりも抗酸化作用のある「アントシアニン」を多く含む。焼酎やお菓子の原料として使われることが多い。甘さは淡泊なホクホク系。
黄金千貫(こがねせんがん) ★★★★☆ 主に鹿児島で栽培されているホクホク系品種。皮も身も白っぽい黄色。芋焼酎の原料として使われる。あっさりとした甘さできめ細やかな舌触りのホクホク系。

甘くてほくほくな焼き芋を作る準備

採れたての新鮮なさつまいもで焼き芋を作るのがベスト、と思っている方も多いでしょう。しかし、甘い焼き芋を作るためには、さつまいもを熟成させることが大切です。ここでは、さつまいもの熟成方法を紹介します。

さつまいもの熟成とは

さつまいもの熟成とは、収穫後に一定期間保管して追熟することを指します。熟成するとさつまいものデンプンが糖化して、収穫後よりも甘さが増します。そのため、焼き芋を甘く仕上げたい方は、さつまいもを熟成するのがおすすめです。

さつまいもを甘く熟成させる方法

さつまいもを甘く熟成させるには、湿度と温度をコントロールして一定期間保管します。しかし、自宅で湿度と温度を細かく管理するのは難しいでしょう。自宅で熟成させる場合は、新聞紙に包んで直射日光が当たらない場所に保管してください。熟成期間は、スーパーで購入したものなら2週間~1ヵ月程度。収穫したてを購入した場合は、2週間~最大2ヵ月を目安に追熟してください。

さつまいもを熟成するときの注意点

さつまいもを熟成するときに気を付けたいポイントを紹介します。ポイントは「湿度」と「温度」。湿度は85〜90%、温度は13〜15℃が熟成に適しています。熟成に失敗して腐らせないように、注意点を知っておきましょう。

【温度】9度以下で長期貯蔵すると変色・腐敗し、17℃以上で芽が出てしまう
【湿度】ビニールでの保管はNG。新聞紙で包んで風通しの良い場所に保管する
【 傷 】傷部分から劣化しやすいため、皮に傷がないキレイなものを選ぶ
【状態】熟成中もさつまいもに異変がないか日々確認する

熟成完了の目安は、さつまいもの皮の色が濃くなり、しっとりとした質感になったときと言われています。甘い焼き芋を作るために、熟成にも挑戦してみてください。

焼き芋をほくほくに作る方法

ご自宅のオーブン、トースター、炊飯器、レンジで焼き芋をほくほくに作る方法を紹介します。ほくほく食感にするポイントは加熱時間です。使う調理家電によっても仕上がりが違うため、色々試してみてください。

オーブンで焼き芋をほくほくに作る

オーブン調理では、焼き芋の甘さを引き出しながらほくほくに作れます。少し時間はかかりますが、オーブンに入れておくだけなので、簡単に焼き芋を作れます。夜にオーブンをセットすれば、朝には待ち時間なしで焼き芋が食べられますよ。

オーブンで焼き芋をほくほくに作る手順

  1. 洗ったさつまいもを濡らした新聞紙で包む
  2. 1の上からアルミホイルで隙間なく包む
  3. 予熱なし160℃で90分焼く
  4. オーブン内で放置して余熱調理
  5. 熱が取れたら完成
  6. 時間がないときは、190℃で60分焼くと、ほくほくの焼き芋が作れます。

トースターで焼き芋をほくほくに作る

ホクホク系焼き芋を作るには、トースターがおすすめです。少し手間はかかりますが、香ばしくてほくほくの焼き芋が食べられます。タイマーをセットして、焼き時間と休息時間を管理してください。

トースターで焼き芋をほくほくに作る手順

  1. 洗ったさつまいもを裸のままトースターにセットする
  2. 200℃で10分焼く→スイッチを切って10分休める
  3. 上下反転して、3をあと2回繰り返す(焼き時間は合計30分)
  4. 竹串がスッと刺されば完成(足りない場合は、3をもう1回追加)
  5. 焦げが気になる場合は、上部にアルミホイルをかぶせてください。

炊飯器で焼き芋をほくほくに作る

炊飯器でもホクホク系焼き芋が作れます。一度に作れる量は限られますが、ほったらかしでできるので手軽です。

炊飯器で焼き芋をほくほくに作る手順

  1. 洗ったさつまいもを釜に並べる
  2. 水を150ml入れる
  3. 通常モードで炊飯する
  4. 炊き上がったら釜から出して完成
  5. さつまいも1本そのままだと入らない場合は、入るサイズにカットして、重ならないように入れてください。

レンジで焼き芋をほくほくに作る

レンジは、時短でホクホク系焼き芋が作れます。厳密に言うと焼き芋ではないですが、あっさりに仕上がります。一番簡単に作れる方法なので、すぐに食べたい方におすすめです。

レンジで焼き芋をほくほくに作る手順

  1. 洗ったさつまいもをしっかり濡らしたキッチンペーパーで包む
  2. キッチンペーパーの上からラップで隙間なく包む
  3. レンジ600Wで1分30秒加熱する
  4. レンジ200Wで10分加熱する
  5. 竹串がスッと通れば完成
  6. 大きいさつまいもの場合は、200Wで2分ずつ追加で加熱して様子をみてください。