五島列島(福江島)に農業ベンチャーを立ち上げた社長が読んでいる本とは?④オススメの本は「2040年の日本」という本です。リスキリングという言葉、ご存じでしょうか?

「2040年の日本」野口悠紀雄

アグリ・コーポレーションを設立して12年が経過したが、あっという間の12年。それを想うと、これからの20年も目の前に来ている感覚がある。

本書籍は20年後の日本の在り方や予測、世界で日本の立ち位置などが書かれた内容で、10年変革シナリオと近い内容でした。よく耳にするGDP、成長率1%、少子化、社会保障負担、医療介護問題、メタバースなどわかっているようで理解できていないものが、日本の将来とリンクさせながら書かれているので頭が整理される。2019年に卸・輸出を専門会社の株式会社SAMURAISUMMITで更なる輸出強化をやるべきだし、超高齢社会のマーケットに必要な商品を開発することは弊社にとってマスト事項だと頭のど真ん中に入った。

ちなみに、企業としての土台とは何か。私の考えは、

  • 売上をあげて継続的に利益がでて納税する
  • 従業員への給与、休日、福利厚生など所謂ホワイト企業である

大きくいうとこの2点が企業としての土台であり、この土台を10年でつくることが難しいので生存率6.3%なんだろうと思ってます。初期10年と同じことを繰り返していると20年生存率0.39%に入れない。入るためにどうしたらよいかが本書籍が参考になりました。

みなさん、リスキリングってご存じでしょうか?

リスキリングとは働き方の変化によって今後新たに発生する業務で役立つスキルや知識の習得を目的に、勉強してもらう取り組みのこと。農業の世界でいえば、機械を操作する技術は自動トラクターが担うことになっていくので、機械をメンテナンスする技術やセッティングする知識が必要になると思う。また、土壌分析をする技術や施肥設計をするノウハウなども更に必要になる。

※施肥設計とは、土壌分析をしたデータから土の成分を読み取り、何の肥料をどのくらい散布するか設計すること。

私の長男は幼少期からプログラミングの塾に通わしていますが、大人になった時にそのスキルが当たり前のように必要になるだろうと思ってるから。

心に刻んだ言葉

先週は来客が多く、有機取引を数多く展開かれている株式会社マルタ 御一行、マイナビ農業の横山事業部長、輸出コンソーシアム立ち上げNYで有機安納芋を取り扱っていただける鹿児島の会社、五島商店佐藤の芋屋の催事を展開していただいている合同会社うるチャンネルが福江島へ来島いただきました。

また、有機六条大麦の収穫が11日からスタートしました。今年は、昨年と同じ栽培面積だが3倍近くの収穫量になりそうです。心の底からうれしい。

また、大掛かりになってきたので福江島にある廃館になっている三井楽体育センターをかりて乾燥から選別まで行う予定です。

心に刻んだキーワード

  • iPhone一物一価
  • ガン治療
  • リスキリング

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