五島(福江島)の会社で働いてみた。あっという間に過ぎてしまった月日。1日ってこんなに短った?と思うくらい充実した仕事内容と年末年始は久々に東京へ帰省してみた!東京と五島の違いとは?

五島の会社で働いてみた

今回は9月からの仕事内容について話していきます。9月は4~7月前半にかけて植えた苗がどんどん育ってさつまいもになってきました。9月は二つの班が平行して動いていきます。一つは畑で芋を掘っていく畑班、もう一つは掘った芋を出荷や加工品にするラボ班の二つです。私は入社してから畑にいたので畑班の方かと思ったのですが、残念ながら今回は違うラボ班になりました。入社してから学んできた事とは異なる環境での再スタートとなりました。ラボ班の中でも二つの班が存在し出荷担当の出荷班と加工品担当のラボ班に分かれていました。私は、その二つのうち出荷班になり出荷長がいないときに仕切るような立場になっていました。一回も出荷をした事がないけど来てくれているパートさんに聞いたり出荷長に教えてもらったりしながら出荷をしていました。分からないことがたくさんあり、特に出荷する場所によって段ボールにシールを貼ったり貼らなかったりがあり、それを覚えるのに苦労しました。それと同時にフォークリフトの運転練習もしていきやったことがないことがたくさんあり毎日毎日、苦労の連続でした。それ以外にもシールの在庫表の管理、洗浄、選別の管理表の記入など今までとは異なる仕事が増えていきました。

1日ってこんなに短ったっけ?

一日の長さが短く感じるくらいのスピード感があり、あっ!という間に10月になってしまいました。10月に入り、数回、出荷長が私用で休暇を取ることがあった為、私が出荷班の仕切りをするときもありました。定植班でもそのような立場で行ったこともあったので大丈夫かな~と思いましたが、やはり部署、チームが変われば、部署、チームのルールが異なるので思うように出来なかったのは反省点です。私が出荷は難しいと思っていたさつまいもも熟練のパートさんから見れば、大丈夫、出荷できるとのことでまだまだ勉強が必要と感じた次第です。熟練のパートさんに教えていただくことも多く、チームを動かす、仕切るというのは本当に難しいと思いました。

10月後半から出荷長は、洗浄、選別するさつまいもを運搬することになり10トンの出荷準備でラボにいらっしゃることが少なくなり、私がチームのリーダーになる日が増えてきました。この辺りから出荷長が不在でもパートさんが安心して作業、仕事に集中していただけるように環境や準備は大丈夫か?と責任感も芽生え始め、不明な事、不明な点、困っている事は、その日のうちに確認し、解決するようにしてきました。

11月に入ってからは9月では分からなかったり出来なかったことがだんだんと出来るようになり、自分でも成長を感じられて嬉しく思った日も増えてきました。その一方で、自分がまだまだ改善できる点が見つかったり、今後の課題も色々と見えてきました。この頃から出荷もピークになっており、毎日毎日が大変でした定時が17時なのですが私は18時過ぎまで残業をし、出荷の準備や管理表の記入を行っていました。そして11月下旬から選別したさつまいもは、もちろんの事、洗い終わったさつまいももラボの中に入れないといけないことになり徐々に仕事の幅が増えていきました。

そして12月に入り出荷もいよいよ大詰めを迎えていました。12月23日の忘年会までに在庫を考えてラボにある在庫を減らしていかないといけない作業になり私も考え抜き、特に12月下旬にかけて出荷が多くなる一方でさつまいもの在庫を見ながらどのくらい洗浄するのか?を考える時は出荷長からアドバイスをいただきながら行っていきました。そのおかげでラボにある芋の在庫を無くすことができました。さつまいもの在庫が無くなってからは気が楽になりラボでの大掃除も力を入れて作業することができました。忘年会も毎年恒例のビンゴ大会で一万円を当てる事ができ、2022年は色々と学ぶこともあり、充実した年となりました(笑)。

東京に帰省してみた

私は12月29日から東京へ帰りました。東京にある実家へ帰って思ったことは、やはり人が多い。この点です。帰省して翌日には一泊二日で栃木県へに行き、正月三が日は、ショッピングをしたり、友人と久々に会ったりと忙しく動き回っていました。4~7日は有給を使い、そのまま東京に滞在していました。ディズニーリゾートへ行ったり横浜へ行ったり、色々な思い出が出来ました。8日に東京から戻ってきて感じたのは、西日本、五島列島は、東京(東日本)と比べると日の出が遅く、日没も遅いということ。9日から通常通り出勤しました。翌日からは出荷作業もいつも以上になり、正月ボケ?休暇でおかしくなった時間、感覚を戻すのに苦労したのを覚えています。今年は、今まで行ってきた仕事以外にも新しい仕事、作業が増えてくると思いますが、いつもどおり、慎重に先輩や熟練のパートさんの話や意見を聞きながら少しづつ前に、横に仕事の幅を広げていきたいと思っています。このコラムを見て五島、離島で仕事をしたみたい、移住をしてみたいと少しでも思っていただけたら幸いです。気になった方は、アグリ・コーポレーションまで遊びにきてください。