作物の生育を促進し、収穫量を増やすために行われる中耕。現在、私がメインで行っている作業の中耕を説明します!そもそも中耕とは?実際、どんな効果があるの?中耕でのトラブルとは?

こんにちは、A太郎です。農業未経験から転職し、はや2ヶ月が経過しました。毎日が初めてのことばかりで、日々、勉強勉強です。というわけで今回は、自身の農業体験記をまとめています。

メインで行っている作業は「中耕」

「中耕」を担当することになった自分ですが、まず「中耕ってなに??」からのスタートでした。色々調べたので、まとめてみます。「中耕」とは、土壌を耕し、雑草の根を取り除くことで作物の生育を促進し、収穫量を増やすために行われる農業における作業の1つです。

「中耕」の効果は??

主な効果としては、以下のとおり。

1.土壌の通気性の向上

土壌を耕し、ほぐすことによって通気性が改善。根がより深く伸びやすくなり、水や栄養分の吸収が増えるため、作物の成長や根の発達がより促進されます。

2.雑草の抑制

畝間の雑草を取り除くことができます。雑草が抑制されることによって、作物に水や栄養分、光を充分に届けることができるようになります。

3.水はけの改善

耕すことによって土壌構造が改善され、水はけがよくなります。そのため腐敗や浸水のリスクが軽減される。

4.栄養の均一な分布

土壌中の有機物が混ざり合い、栄養分が均等に供給されます。作物の品質や収量の向上が期待される。

5.土壌温度の調整

通気性が改善されるため、土壌の温度を調整する効果も。

上記のとおりでして、農業においては、中耕は超重要な作業です。

嫌いなものは「雑草」です。

雑草魂は好きですが、中耕の作業の天敵は「雑草」です。乗用管理機で畝間を通って除草するのですが、画像のように次から次に伸びてきます。

まさに雑草との戦いです。夏場になると、さらに長く太くなり、放っておくと人の高さにまで成長することもあるそうで…。夏場の炎天下の中、雑草取りなんて鬼です。去年よりも畑の枚数が増えているため、ポツポツと顔を出し始める頃に対応しておかないと手遅れになりかねません。気を引き締めて、しっかりと管理していかなくてはいけませんね。

トラブルは成長の種

「中耕」の作業では、いくつかの問題が発生しました。

例えば、爪の破損。畑によって土の硬さが違い、前の畑と同じ作業をしていても、実際には負荷がかかっており数回ほど爪を破損してしまいました…。なぜ?なぜ?を繰り返して、ようやく「ここまでが限界かな」というラインを、自分の中で確立しつつあります。また、爪が破損したということは爪の交換をしなくてはいけません。先輩社員からの指導もあり、交換やメンテナンスの作業も覚えることができました。何かトラブルが起きた場合は、なにかしらの「改善点」があるはずです。これからもこういった場面に直面することも多いと思うので、ポジティブに捉えていきたいですね。

農機具のメンテナンス時は要注意!

農機具のメンテナンス時は要注意です。というのも、農機具は土の中の細菌が付着している可能性があるからです。自分も爪を交換する際、スパナを握っていた手が流れてしまいケガしてしまいました。少しの切り傷だったので、消毒と絆創膏で対応していたのですが、翌日には指がパンパンに。病院に行くと、やはり雑菌が悪さをしているようです。農機具は尖っているものが多く、扱いには十分注意するようにしましょう。

まとめ

というわけで今回は、自身の農業体験記をまとめてみました。色々と学ぶことは多いですが、日々楽しみながら過ごしています。芋の苗の定植も、これから本格化してくるので、もっともっと忙しくなりそうです。まずは目の前のことをしっかりと消化し、経験を積み上がていけるように頑張っていきます!