ワ―ケーションって聞くけど何をするの?五島(福江島)で行っていたワ―ケーションに参加してみた!部屋のこと、食事、コミュニケーションは?

新型コロナウィルス感染症の感染拡大以前は、ZOOMも「ワーケーション」と言う言葉は、ほぼ馴染みが無く、基本、打ち合わせ、ミーティングは対面によるものばかりでした。そんな状況の中では、こんなにテレワーク、テレカンが進むとは、なかなか考えられませんでした。それが新型コロナウィルス感染症の感染拡大で一変し、今では世界中の方々とPCやスマホ、タブレットを通じた画面を共有し、まるで現実に触れあっている世界と同じような環境で仕事をするようになりました。

新型コロナウィルス感染症の感染拡大で広がったと言っても過言ではない「ワーケーション」ですが、今まで聞いた事は、度々あったのですが、五島は「ワーケーション」が盛んであることを教えて頂き、今回、参加して来ました。

今回、参加した「ワーケーションGWCの案内」はこちら

ワーケーションとは?

ワーケーションとは「ワーク」と「バケーション」を組み合わせた造語です。自宅以外の場所、観光地や帰省などの休暇先でリモートワークを行うことを指します。単純なリモートワークとの違いは、自宅やカフェで行うのではなく、「旅行先で仕事する」という点にあります。仕事と休暇という、一見すると相反するものが両立している点は、新しく、おもしろい取り組みであるといえるではないでしょうか?

ワ―ケーションGWC

今回の「ワーケーション」は、各自、飛行機や船で五島に入り、レンタカーなどの交通手段を利用して、集合場所である、富江サンサンキャンプ村へ集まります。私が、参加した初日は仕事を終えて21時頃でしたが、到着すると焚火を囲んで皆さんで仲良くワイワイと話していました。

因みに福江島の市街地から富江まで21時頃の移動でしたので、真っ暗。。。大変、暗かった道の移動でした。五島の道路は、整備されているのですが、夜になると真っ暗で、どこがキャンプ場なのか?分からずに、キャンプ場の入口を何度も…何度も、ぐるぐると回って、車も停める事も出来ずに、苦労しました。漸く翌朝、起きてやっと自分のいるロッジの場所を把握できた感じなのです。五島で、夜間に車を運転するとき、ご自身の住まわれている場所と比べて、闇夜です。仕事で五島(福江島)へ行っている私ですら、迷う、困るくらいの闇夜の為、皆様どうぞお気をつけ下さい。

話を戻しますと、到着後、そのままサンサンロッジの中で二次会に参加。総勢9名(男性5人女性4人)でした。私が想像していた以上に参加者がいて驚きました。年齢層もバラバラで、東京の方が多く、職種もSEやデザイナー等様々です。五島には今まで興味を持っていたが、なかなか行く機会が無かったが、今回の「ワーケーション」がることを知り、参加した方ばかりでした。そんな感じの方ばかりでしたので五島に対して興味津々。朝食から夕食までどこで食べるのか?、食事をする場所から観光スポット等、今回の「ワーケーション」に参加する前からたくさん調べてきている方ばかりで驚きました。ある意味、準備万端で五島へ来た方ばかりでした。

「ワーケーション」は、先ほども説明した通り、昼間は、仕事をし、仕事の合間に観光や食事を楽しむという感じの仕事スタイルです。今回の「ワーケーション」に参加した人の大多数は、レンタカーを利用する方が多かったです。レンタカーで福江島の観光地や食事をする場所を巡り、キャンプ村へ戻ってくるのが深夜0時過ぎ。参加者は、皆さんよく食べて飲んでいましたよ!福江島の市街で飲んで、帰りは、代行を呼んで戻ってくる方も多かったです。「ワーケーション」という新しいビジネススタイルを満喫していたようでした。

さんさん富江キャンプ村
住所:長崎県五島市富江町土取1333
Tel:0959-86-2920

実際に「ワーケーション」をしてみた

今回の「ワーケーション」では、子連れでも参加が出来、連れてきた子供が飽きないように子供向けのカリキュラムも多数用意されており、両親が仕事をしている間は、子供は子供でアクティビティーを楽しめる工夫がいくつもされているようでした。気になるネット回線の状態ですが、WIFI環境は、そこまで快適ではないのですが、仕事のこなす上では十分な通信速度かと思われます。

初めて宿泊したサンサンタウンでしたが、部屋は写真の通り、和室2部屋にリビング1つ。2人滞在の時は、良いのですが、3人となるとどこに寝るか?という相談をしないといけなくなります。最後に五島へ名古屋から来たフリーのエンジニアの部屋は、和室の合間を抜いてそこに宿泊されていました。こういうことも「ワーケーション」の楽しみのひとつかもしれません。

今回の「ワーケーション」の素敵なところの一つには、早起きして海岸に出ると五島を象徴する鬼岳が良く見えるところかと思います。そして今回の「ワーケーション」では、毎朝それぞれのロッジでお茶会が行われ、朝から集まり、お茶をたてながら「ワーケーション」ならではの交流を図ることが出来ます。

最終日に同じ部屋の方たちからサツマイモ畑を見たいとの事で、急遽、アグリ・コーポレーションへ。サンサンキャンプ村から三井楽町は、車で約40分程度の距離です。ランチは、三井楽町の一龍宝で待ち合わせ。5人全員味噌ちゃんぽんを頂き、アグリ・コーポレーションへ。佐藤社長からアグリ・コーポレーションの会社概要や事業の説明を聞き、終始質問攻めという感じになりました。今回の「ワーケーション」に参加した方の農業への関心が高い事に少々驚きました。その後、圃場見学をし、お土産は、たくさんの蔓付きの安納芋。大変喜んでいただき、見ている私も嬉しい気持ちでいっぱいになりました。

正直な感想

新型コロナウィルス感染症の感染拡大以前には、聞いた事もなかった「ワーケーション」という言葉。実際に聞いている話と直接参加するとでは大きく異なる事、楽しい事、もちろん、こういう風になれば良いのにな~と改善しないといけないのでは?と思う事、全てが見えてきました。「ワーケーション」の良さは、今まで経験できなかった、出会えることが少なかった人達と出会えることなのかもしれません。2023年1月に、また「ワーケーション」プログラムが行われるとのこと。

今回、参加したメンバーの中で、既に申込をしている方も複数人いるようです。離島で観光地という今までのイメージとは違った「ワーケーション」という新しい過ごし方と新しいコミュニケーション。正直、思っていた以上に収穫もあり、楽しさもあり、参加して良かったと誰かに話せる内容ばかりでした。五島の「ワーケーション」次は、あなたが参加してくれることをお待ちしています。