五島物産展に出店してみた
2月28日から3月6日まで、長崎市の浜屋百貨店で開催された五島物産展「五島の観光とよか産品まつり」に出店してきました。「五島商店 佐藤の芋屋」という屋号で浜屋百貨店では今回で、6回目の出店になります。五島物産展は、毎年10月と3月の年に2回開催しているようです。
長崎浜屋百貨店
〒850-8510 長崎市浜町7番11号
TEL:095-824-3221
ここ2、3年、関西・関東を中心に勢力的に物産展に出店してきました。初出店は、2020年の10月。この「浜屋百貨店」がスタート地点なので思い入れがあります。思い起こせば、自社工場が完成し、さつまいもペーストの製造を始めて、約1年が経っていた頃でした。有機安納芋ペーストの販路を拡大すると同時に、有機安納芋ペーストを使用した、バター、ポタージュ、ロールケーキ、プリンの開発に次々こぎつけ、自社ブランド「五島商店佐藤の芋屋」を起ち上げました。BtoB向けだけでなく、コロナ禍による消費拡大を視野にECによるBtoC向けにも力を入れていこうと代表の佐藤が奮起した頃でした。消費者の声が聞ける物産展は、マーケティングには欠かせないものでもあります。その理由としては「五島商店佐藤の芋屋」のリアル店舗を関東に作ることもビジョンとして入っているからです。
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不安と期待の入り交じった初めての物産展
初出店は、佐藤社長と営業の相田さんが二人で新商品全てを引っ提げて販売に立ちました。さつまいもの商品と言えば、五島は、「かんころ餅」というイメージが強いので、とにかくPRしようと、お客様に声をかけまくっていました。催事場に長崎のテレビ局が告知で取材に来てくれるのですが、初出店ということで「五島商店 佐藤の芋屋」がインタビューを受け、佐藤社長が元気に受け答えしてました。放送日の翌日は、その効果があり、さつまいものプリンが爆売れ!プリンとロールケーキをメインに販売していましたが、入り口商品的な、安納芋バターと安納芋ポタージュも売れ、五島から急遽、追加納品したほどです。また、五島の物産展は「魚」、「五島うどん」、「かんころ餅」が中心のお土産品が多く、同じお菓子のジャンルでも最中などの和菓子しかなかったので、さつまいもの加工品としてというより、プリン、ロールケーキという洋菓子が目新しかったようです。
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2度目の出店は3月で、私も初めて販売に立ちました。接客は飲食店でアルバイトしていたので慣れていましたが、お客様に商品を勧めるのは、初めてだったので、ドキドキしながら初日は過ごしました。他のお店の販売方法や、マネキンの言い回しなどを見よう見まねでやりました。マネキンとは、浜屋百貨店から派遣されるアルバイトみたいなものです。浜屋百貨店に限らず百貨店では1年中、色々な県の物産展が開催され、様々な出店している店舗を経験していますし、催事現場のことや催事会場のレジ等にも精通しています。催事は、マネキンと2人で交代で休憩をとり、売り場を回します。このマネキンとの相性も大切です。
マネキンも毎回、同じ人でしたら販売している商品も詳しくなるので助かるのですが、なかなかそういう機会、チャンスは無く、毎回、異なるマネキンが派遣されてきます。当たり前と言えば当たり前ですが…。自社商品を勧めるのは、スタッフである私の仕事!と思いながらこの仕事にのぞんでいます。色々と勉強できることもあり、百貨店の舞台裏などが見れたり、色々な人との出会いがあったりと、とてもやりがいがある仕事です。また、五島出身の方や五島に旅行や仕事で訪れたことのある方も物産展を楽しみにしてくださっているようです。コロナ禍の中、足を運んでお目当ての物を買ったら他の商品には目もくれずさっと帰る方もいらっしゃいます。ちょっとチラ見したり、立ち止まったりした人にはどんな商品か伝え、それで買ってくれたときは、本当に嬉しいものです。買う予定がなかったものを買ってもらえたと思えば、催事ならではの衝動買いをしたのがきっかけで次につながれば良いと思っています。また、初日にご購入いただいたお客様が「美味しかった!」と最終日に来ていただいたり、知り合いに口コミしてくれる方も…。嬉しいかぎりです。
浜屋百貨店の催事は、今回で6回目の出店でした。過去、ロールケーキが大きい、価格が高い!などお客様から指摘されることも多く、1カットしたロールケーキを販売してみたり、焼き芋の詰め放題を行ったりと試行錯誤しました。催事売上は、初回出店の記録をなかなか破れず、難しさを感じることもありました。しかし、今回は、8階催事場ではなく、浜屋百貨店の正面玄関前で販売させていただきました。
浜屋百貨店は、長崎の老舗の百貨店で昔から利用しているご年配のお客様が多く、家族連れが来るのは期間中土日だけ。浜屋百貨店は、浜町アーケードの比較的中心部にあり、人通りが多く、様々な年齢層のお客様に、商品を知ってもらえるチャンスということもありました。新商品の安納芋フィナンシェも販売し、色々な方が、商品を手にとってもらえる機会をいただきました。購入までには至らないお客様もいましたが…直近の10月出店時の売上よりも良かったのです。
五島物産展の常連の店舗
正面玄関隣で販売していた「菓子舗はたなか」の「ちゃんここ」は子供からお年寄りまで不動の人気で、最終日は完売していましたね~。8階では、三井楽水産の鬼鯖寿司が大人気です。そして、真鳥餅店の「かんころ餅」は、外せないです。そして、香りという点で書けばしまおうの「揚げ物」の香りは、催事場いっぱいに広がり食欲をそそります。富江の料理屋いつきのお弁当は、五島物産展の毎回の楽しみです。五島牛のお弁当は高価ですが、食べれば納得の味です。五島物産展を切り盛りしている五島市物産振興協会のスタッフは、自ら富江の精肉店、ニク勝のコロッケを揚げて販売しています。リーズナブルなのに揚げたてはもちろん、冷めても美味しいのです。ニク勝のコロッケは、川口春奈さんが朝ドラのロケで五島に来ていた福原遙さんをはじめ、キャスト、スタッフに差入れしたと言われてます!同じく朝ドラでばんばの手作りジャムのモデルとなった、くまごろうのジャムもおススメです。催事に出て、五島には本当に美味しいものがたくさんあるんだなと実感しました。皆さん、お近くの百貨店で長崎展があったら、ぜひお立ち寄りください。ちなみに、五島商店佐藤の芋屋は5月24日~30日まで、静岡松坂屋の九州展で販売しますのでお待ちしています。
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地元の人、旅行で福江島へ訪れる人、出張で福江島へ訪れる人、夕食と同じくらい昼食、ランチを食べるのに…福江島のランチ情報まとめがない。「五島商店 佐藤の芋屋」の「福江島のこと」の記事の中にも多数のランチ、ディナー情報の記事があります。この「福江島のこと」の「ランチ情報」だけ抜き出してスピンアウトしたのが、「福江島ランチーズ」なのです。
アグリ・コーポレーションでは、現在、事業拡大につき新しい仲間を探しています。地元(長崎県五島市)の方をはじめ、地元以外の移住者、移住を検討されてる方、未経験者、大歓迎です。募集職種、ご応募時の問い合わせFAQ等、詳しくは専用ページにて掲載しています。お問い合わせや質問等ございましたらお気軽にご連絡ください。