
五島の会社と仕事をすることになった。と話してもピンとくる人は、正直少なかったかもしれない。「五島って五島列島?」ここまで聞いてくる人はそんなに多くはなかったかもしれない。それが私の周りにいる東京の人から見た五島の印象だったのだ。釣りを趣味にしている人なら…釣り人だったら1度は訪れたい場所と言われるので「おー五島列島。いいなぁ?」というリアクション付きで返って来そうなのだが、私の周りで釣りを趣味にしている人はほぼいないのでこのリアクションは無かった。
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五島の会社と仕事をすると話した時に、次に聞かれるのは、「五島?どうやって行けるの?船?飛行機?」とアクセスについてが多かった。今回の記事では、五島列島や五島列島のひとつでもある福江島と東京の違いを実際に出張で行って感じたこと、見てわかった事、触れてわかった事を書いてみたいと思います。五島列島・福江島の良さ、五島列島・福江島に観光や旅行で行ってみたい!と感じていただければなぁ~と思います。
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東京と五島の違い
東京と五島列島・福江島(五島市)は様々な点で大きく異なる場所です。東京は日本国の首都であり、多くの人が集う大都市。一方、五島列島・福江島(五島市)は、自然豊かで、時の流れもゆったりと感じる場所です。当たり前のことですが、東京はビル群が列挙して立ち並び、そこで暮らす、働く人の生活は物凄く忙しく感じます。よく地方の人に言われるのは東京は皆、歩くスピードが速いという点です。これが全てなのかもしれません。要するに慌ただしく忙しく見える。これのように思えます。また、交通機関も発達しており、電車、バス、タクシーが頻繁に運行しています。しかし、五島列島・福江島(五島市)では、冒頭にも触れた通り、ビル群というよりは自然の美しさが際立ちます。例えば、五島列島・福江島のビーチは、静かで、美しいエメラルドグリーンの海を眺めながらゆったりと過ごし、リラックスすることが出来ます。また、東京では少し薄れてきてしまった地域のコミュニティが五島列島・福江島(五島市)では現在も密接につながっており、近所、知人でお互いを助け合って生活しているように見えます。東京では個々、個人が忙しく動いていることもあるかもしれませんが、なかなか深い人間関係を作り上げることが少々難しいようにも感じます。そんな東京と五島列島・福江島(五島市)の違いは、行った、触れたで更に大きく分かるような気がします。東京では現代的な生活で慌ただしいというのが特徴なのかもしれませんが、五島列島・福江島(五島市)は自然との調和を1番に考え、自然の流れに沿った豊かで穏やかな生活が楽しめる場所。こんなイメージなのかもしれません。この違いは、五島列島・福江島(五島市)へ訪れる人に今の自分が置かれている環境と異なる魅力を提供してくれるはずです。そんなことで、筆者が実際に五島列島・福江島(五島市)へ行って感じた事、思った事を書いていきたいと思います。
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五島列島・福江島へ行ってきた
今年は五島イヤーというくらい情報番組やドラマ等で五島が舞台になっているものが多く、NHK朝の連続ドラマ「舞いあがれ!」、フジテレビのドラマ「ばらかもん」。「ばらかもん」はマンガで有名なのでこのマンガを読んだことのある人は「五島、知ってる!福江島でしょ」とここまで話して来るのではないかと思うが、これも先程と同様にドラマやマンガを見ている、読んだという人は私の周りでは、ほぼいなかったのは事実。かく言う私も五島へは今まで一度も訪れたことが無かった。
それまでに島という場所へは沖縄くらいで伊豆諸島へも行ったことがない。長崎県も長崎市内、佐世保まで。そんな私も私の周りの人と同様に五島への知識がほぼ無く、なんとなく南国だろうというイメージしかつかなかった。でも五島は南国ではないということがすぐに分かるのだった。東京、関東地方に住んでいると九州近くの島は、沖縄のような南国をイメージしがち。しかし、五島は、冬には雪が降り、冷たい風も吹く。夏は、五島を少し調べれば出てくるエメラルドグリーンの海、美しい砂浜…このイメージだが、そんな五島列島をネットで検索し、五島へ行く前に調べてみると色々な事が分ってきた。その内容を東京との違いを入れながら書いてみた
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東京と五島の違い-歴史
東京の歴史は、古くは徳川幕府や江戸城無血開城等の幕末の歴史。そして文明開化という華やかな明治、大正と進み、昭和になると太平洋戦争と学生時代に歴史の教科書で習ったことが多いかもしれない。五島も史実だと天草四郎時貞から始まるキリシタンの歴史から表舞台へ登場し、隠れキリシタンが密かに隠れて暮らしていた場所ということになる。
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五島は、エメラルドグリーンの美しい海、眩しいくらいの太陽が近い雰囲気と暗く虐げられた歴史が交差する独特の文化が存在する場所なのかもしれない。歴史は、勝者によって書き加えられると言われているが、五島には明るい太陽だけではない歴史があるのだ。
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我々は、五島列島というと観光スポットに目が行きがちなのだが、五島の歴史を知ることで。観光スポットの想いも変わって見えてくるのかもしれない。五島へ行くときは、是非とも歴史、史実を確認してから行くと見るもの、触れるもの、全ての奥行きが変わってくるはずなのだ。そんな事を思うと東京がまだ江戸と呼ばれていた時代には五島へ旅をするのは命懸けだったはずなのだ。
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東京と五島の違い-美味しさ
東京は、何でもあるが何にも無い街と誰かが言っていたことを思い出した。確かに世界中、日本中から美味しいと言われる食べ物が集まっている。そんな感じの東京では、店舗だった場合、「あれ?この店、前は何屋だったっけ?」と頻繁に新しいモノ、新しい仕組み、新しい味へと目まぐるしく変化する。渋谷、原宿という街は、2年も行かないと店が変わり過ぎて別の街になっているという錯覚さえある。ことスイーツを例に上げるとこれだけ何でも食べられる街は、世界でも珍しい。私の知っている限り、同じように色々なスイーツがほぼ全て食べられるのはニューヨークくらいではないだろうか?その分、東京発のものが異常に少ないのも事実。五島は、かんころの文化があったりと…話がだいぶそれてしまったのだが、東京ではお金を払えば、それなりのものが美味しく食べられる。値段相応という感じなのだが、五島の魚、肉、これは普通にスーパーで販売している商品や普通の居酒屋で出てくるもの、ランチで出てくる料理、この料理、商品のコスパが半端なく良い。この値段でこの味?普通の居酒屋で食べたり飲んだりするもの全てが想像を超える美味しさがあるのだ。
特に魚は、釣り人の聖地と言われるだけあり、絶品。私は別段グルメと自慢が出来る人間では無いので、そこまで色々な店を食べ歩いたりしていないのだが、そんな私でも簡単に分かるレベルで美味しく、コスパが最強。福江島へ行ったら是非、魚料理を普通の居酒屋で食べて欲しい。あなたの想像を超える味と価格(安価)を堪能してほしい。
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東京と五島の違い-便利さ
昼のような夜は、東京ではいくらでも体験できる。夜でも明るく、店も深夜まで開いているし、コンビニエンスストアは100メートルも歩けば、数店舗あったり。これが便利かどうか?は別として、この生活に慣れてしまうと五島は少し不便に感じるかもしれない。しかし、インターネットは世界を小さくしたと言われるくらいネット通販…eコマースの進化により、なに不自由なく日用品やお取り寄せ商品が届くので東京で暮らすことと同じような環境は、ネット環境がしっかりしていれば、ほぼ同じではないだろうか?送料が多少は高くなるかもしれないが、生活経費を東京と比べた場合、さほど問題にならないのではないか?と思ってしまうのだ。
夜でも昼のような明るさを求めるなら東京が良いかと思うが、夜は夜なりに暗く、海の波の音、虫の声、そして静かな環境を求めるなら五島なはず。大きな違いは、交通アクセスの違いではないだろうか?JRや私鉄、地下鉄、そして都バス、タクシー、最近では、レンタル自転車やキックボード等、様々な移動手段が網の目のようになっている東京。昨今の新型コロナウィルス感染症で、大幅にダイヤ改正を行ったと言っても夜、遅くまで最終電車があったりと移動手段の便利さで言えば東京なのだろう。五島での移動手段は、ほぼ車とのことらしく…しかし、公共交通機関としてバスはあるが、東京のように1時間に十数便も運行しているわけではない。車で移動をしているときに、バスを待っている人を見かけたことがあるが、バス停はそこまで混雑はしていないことからやはり自家用車、社用車と車での移動が多いように思える。勿論、島という事で、私鉄や地下鉄は存在はしていないのだ。車だとすると、昨今、ガソリンの値上がりの話が度々、ニュースで取り上げられているが、東京で給油するより島という環境なので、はるかに価格は高いのは言うまでもないのかもしれない。
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東京と五島の違い-温かさ
気温の違いというのもあるのだが、ここで書く温かさの違いは生活の中にある温かさかもしれない。私は五島に住んだことはないのだが、よく聞いたり、記事を読んでいると「お裾分け」という言葉が出て来る。確かに以前、東京でも…いや、日本中で、こういうお裾分けの文化は、どこでもあったのではないかと思う。東京では、昔から同じ人が暮らすエリアでは、まだ少しは残っているのかもしれないが、マンションや新築住居が並ぶような比較的新しいエリアは、隣の人がどんな人が住んでいるか?どうかも分からないのではないだろうか?ましてや住人がどんな生活やどんな仕事をしているのか?も分からないかもしれないし、引越しをしてきたときに挨拶へ行った程度、もしくはマンション等の自治会で会うだけという感じなのかもしれない。そういう状況では、このお裾分けの文化は段々と下火になり、消えそう…もしくは消えてしまっている可能性が大きいのだ。「大量に作ったから」「沢山、収穫できたから」「沢山、釣れたから」。このお裾分けの文化は、片方の想いだけに存在はせず、頂いたから差し上げたという交流の文化なのだ。このお裾分けの文化が今もしっかりの根付いている五島は、東京と比べると人間の…住んでいる人の温かさ、交流の温かさがあるのだと思えるのだ。そんな場所、五島は、見る人が見れば昔懐かしい日本の交流文化の風景なのかもしれない。
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一度は行くべき島・五島列島
五島と東京を「歴史の違い」「美味しさの違い」「便利さの違い」「温かさの違い」で書いてきたのだが、観光地、観光スポットとしての五島だけじゃない事が数多く、自身も仕事を通じて少しは分かってきたように思えてきたのだ。観光メディア等で美しいエメラルドグリーンの海、白い砂浜だけが五島の魅力ではなく、その場所、その雰囲気、そして人と旅は、見て回るだけではなく、地元の人と話や交流をして、奥行きを広げるものかと思う。そのような点からすると旅人なら必ず一度は訪れるべき島(五島・福江島)なのではないだろうか?ばらかもんの舞台になった島で、実際に色々と経験をすることは、今しかできない事なのかもしれない。
編集部が実際に見て、食べて、飲んで!美味しかったものを厳選!ばらかもん、舞いあがれ!の聖地として有名になった五島市のふるさと納税返礼品のオススメはズバリこれ!
地元の人、旅行で福江島へ訪れる人、出張で福江島へ訪れる人、夕食と同じくらい昼食、ランチを食べるのに…福江島のランチ情報まとめがない。「五島商店 佐藤の芋屋」の「福江島のこと」の記事の中にも多数のランチ、ディナー情報の記事があります。この「福江島のこと」の「ランチ情報」だけ抜き出してスピンアウトしたのが、「福江島ランチーズ」なのです。
アグリ・コーポレーションでは、現在、事業拡大につき新しい仲間を探しています。地元(長崎県五島市)の方をはじめ、地元以外の移住者、移住を検討されてる方、未経験者、大歓迎です。募集職種、ご応募時の問い合わせFAQ等、詳しくは専用ページにて掲載しています。お問い合わせや質問等ございましたらお気軽にご連絡ください。