運気を上げる食べ物と言えばさつまいも!開運、魔除け、幸運を呼ぶ縁起の良い食べ物の理由とは?

「縁起の良いもの」と聞いて、何を連想するでしょうか。だるま、フクロウ、招き猫……。食べ物で考えると、鯛やエビといった、華やかで高級な食材が思い浮かびますよね。実は、身近な野菜が縁起物の一つであることは、あまり知られていません。運気を上げる野菜、それは「さつまいも」です。そこで、さつまいもの隠れた力を探るべく、この記事では「なぜさつまいもが縁起物と言われるのか」、「どのような開運効果を持っているのか」をご紹介します。

さつまいもが縁起物と言われる理由

さつまいもは、見た目や育ち方の特徴から、縁起物だと言われることがあります。縁起の良い食べ物の代表的な存在といえば、おせち料理です。さつまいもは、栗きんとんの材料として用いられることがあり、実は幸運を呼ぶ食材として、お正月の食卓を彩っていたのです。ではなぜ、さつまいもが運気を上げる食材だと考えられているのでしょうか。知られざる3つの理由を紹介します。

1.どのような土地でも実をつけるから

運気を上げる食べ物-さつまいも

栄養のない荒地であっても、地に根を張り、実をつけるさつまいも。そのたくましい姿には、昔の人々の「困難を乗り越えたい」という願いが込められています。かつて、日本が米不足による飢饉に苦しんだ際、代わりの食糧として登場したのが、さつまいもでした。米が育たない土地でもすくすくと成長するさつまいもは、食糧難の時代にあった人々を、救荒作物として幾度となく助けてきたのです。したがって、「どのような環境にあってもへこたれず、実を結ぶ」さつまいもは、縁起が良いとされています。

2.皮と中身が開運を呼ぶ色だから

運気を上げる食べ物さつまいも-皮と中身が開運を呼ぶ色だから

さつまいもは皮と中身、どちらも縁起の良い色をしています。まず、皮の赤色がなぜ良いと言われるのか、説明しましょう。赤色は太陽や炎・血液など、エネルギッシュなイメージを持つカラーです。躍動や生命を思わせる色であり、魔よけの意味があると言われています。次に、中身の黄金色が良いとされる理由を説明します。古くから価値のあった小判を連想させる黄金色は、富と権力を表すカラーです。現代においても、金運アップの効果があると期待されています。お祝いの場でも用いられる、この2色を合わせ持ったさつまいもは、食されることで人々を元気づけていたのです。

3.一つの種いもから何倍もの実をつけるから

運気を上げる食べ物さつまいも-一つの種いもから何倍もの実をつけるから

さつまいもは種いもが一つあれば、何倍にも増やせる食べ物です。その繁殖力の高さから、「子宝に恵まれる」という意味を持つと言われています。また、中医学でも、さつまいもは子孫繁栄の食べ物であると考えられています。考え方の基本は、「働きを高めたい臓器があるなら、同じ形の食材を食べると良い」です。さつまいもは子宮の形と似ていることから、食べることで子宮の働きを助け、子宝に恵まれると期待されています。実際、さつまいもに含まれるビタミンやポリフェノールには抗酸化作用があり、卵子の老化を予防する効果があると言われています。

さつまいもによる開運の効果

さつまいもには3つ、縁起物として扱われる理由がありました。その理由に沿った開運の効果もあり、生活に取り入れることで、思わぬ幸運に恵まれる可能性が高まります。それでは、どのような運気上昇の力を持つのか見てみましょう。

1.どのような環境でも努力が実を結ぶ

運気を上げる食べ物さつまいも-どのような環境でも努力が実を結ぶ

さつまいもは、その成長過程のように、「つらい環境でも努力が報われる」効果が期待できます。上でも述べたように、かつて、米が育たず飢饉に陥った人々を救ったのが、さつまいもでした。さつまいもは、他の作物では枯れてしまうような荒地にしっかりと根を張り、豊かな実をつけて見事に米の代わりを果たしました。その姿には、どのような環境でも力強く生きていく勇気を貰えるようです。また、主役が不調に陥ったとき、思いがけない人物が窮地を救うようでもあります。普段は「主役ではないタイプ」の人でも、活躍できるチャンスを掴めるのではないでしょうか。

2.魔よけと金運アップ

魔よけと金運アップさつまいも-魔よけと金運アップ

さつまいもは皮の赤色と中身の黄金色に、運気アップの効果があると言われています。赤色は魔を追い払い、黄金色は富を呼び寄せるとされるカラーです。お祝い事に用いられるこの2色を取り入れることで、幸運を呼び寄せるきっかけとなるでしょう。「なんだか最近、よくないことばかり」とため息が増えてきたら、焼き芋を食べてほっこり休憩してみてはいかがでしょうか。

3.健康が手に入る

運気を上げる食べ物さつまいも-健康が手に入る

さつまいもは栄養豊富で、健康に良い食べ物です。特にビタミンが多く、エネルギー代謝に効果のあるビタミンB6、抗酸化作用のあるビタミンCや、ビタミンEなどが含まれています。他にも、食物繊維や皮に含まれるヤラピンが腸の働きを助け、腸内環境を整える効果があります。近年は、腸内細菌が身体だけではなく、心の健康にも関係すると考えられ、「腸活」に関心を寄せる人が少なくありません。さつまいもは、腸活において注目を浴びている食材の一つです。また、さつまいもは、子孫繫栄の効果を持つ縁起物と言われています。健やかな身体と精神で日々を穏やかに過ごすことで、人生の伴侶に出会い、子宝に恵まれることがあるかもしれませんね。

まとめ

実は鯛やエビのように、縁起物としての一面を持つさつまいも。なぜ縁起が良いとされるのか、どのような幸運アップの効果があるのか、最後に改めてまとめます。

    さつまいもは、その生命力と象徴的な意味合いから、古くから縁起物とされ、幸運をもたらすと信じられています。さつまいもは、厳しい土地や環境でも力強く成長することができ、その強靭な育成力から「どんな困難も乗り越える」象徴とされています。この点は、人が厳しい状況を乗り切り、努力が実を結ぶという希望を与えてくれます。また、皮の赤い色は古来より「魔よけ」の色とされ、中身の黄金色は見る者の心を豊かにし、「金運上昇」を願うものとして人気があります。

    更に、種いも一つから何本もの実をつけることから、さつまいもは豊かさと繁栄の象徴ともされ、「子宝の恵み」を表します。この植物の恵みは、栄養価の高さからも感じられ、日々の食事で健康維持や体力向上を期待できる食材です。栄養豊富なさつまいもを取り入れることで、心身のバランスを整え、元気を取り戻せるでしょう。

    さつまいもには、心と身体の健康をサポートする力があり、日常生活で気持ちが沈むことがあっても、その自然の恵みによってポジティブな気持ちに切り替えやすくなります。食べることに抵抗がある場合は、さつまいもをモチーフにした小物やファッションを生活に取り入れ、縁起物としてのパワーを感じるのも素敵なアイディアです。隠れた縁起物であるさつまいもから力を借りて、毎日をイキイキと楽しく過ごしていきましょう。