青木昆陽「甘藷先生」墓地へお墓参りに行ってきた!さつまいもで商売をする人は訪れたい!国指定史跡なのだ。目指すのは目黒不動尊(瀧泉寺)。目黒駅からの行き方も紹介!

お彼岸。春と秋に毎年あるお墓参りをしたり、ご先祖様の供養を行う日本古来から伝わる行事。春分の日、秋分の日と言われ、夜の長さと昼の長さが同じになり、ここから季節が変わっていくことになります。春分の日を過ぎると昼の長さがどんどん長くなっていき、春になりますよ~となり、秋分の日が過ぎると夜の長さがどんどん長くなっていき、秋になりますよ~という感じになる。

この秋分の日を境に、さつまいものシーズンも本格的になって来る。秋から…そして冬へと向かって行くことになります。

前回…といっても少し前になってしまうのだが、2023年の真夏に「さつまいも」と言えばこの人と言われるくらい有名な「青木昆陽」の「昆陽神社」へ行ってきた。詳しくはこちらをご覧ください。

この記事の一番最後に「今度は青木昆陽先生が眠る目黒不動尊にも行って来ようと思うのだった。」と締めくくり、秋分の日、秋の彼岸に合わせて…そして、目の前に迫っている今年の秋、冬のさつまいも商戦前夜に、目黒不動尊(瀧泉寺)に眠る「青木昆陽先生」の墓碑へ行ってみた。

青木昆陽「甘藷先生」の墓地へお墓参りをしてきた

何年ぶり?いや?もう10年ぶり?それくらいの時間が経っているかもしれない。10年一昔という事を身を持って体験することになる。それは、目黒駅。久々に降りた目黒駅はこんなにキレイだったっけ?という感じ。

目黒駅の改札を出て、ここでも悩む。東口?西口?(結果としては東口で出ようが、西口で出ようがあまり変わらない)。

西口で出て、目の前にある道路(権之助坂)を山手通り方面へ降りて行く感じでトコトコと歩き始める。

暫く歩くと目黒川の小さな橋を渡る。この目黒川はお花見スポットとして桜の季節になると一大観光スポット、いや?お花見スポット化して昼間だけではなく夜まで人が桜見物に訪れる。

そんな目黒川を越え、山手通りと目黒通りの交差点へ。

この交差点角には酉の市でも有名な大鳥神社がある。このままスルーするわけにも行かず、大鳥神社へ。

大鳥神社とは?

当社の社伝によると、「尊の霊みたまが当地に白鳥としてあらわれ給い、鳥明神とりみょうじんとして祀る」とあり、
大同元年(西暦806年)には、社殿が造営されました。当社の社紋が鳳凰ほうおうの紋を用いているのは、このためです。
日本武尊の祈願成就の由緒により、目黒の祈願所といわれます。

引用:目黒総鎮守 大鳥神社より

瀧泉寺(目黒不動尊)へ向かう

大鳥神社を過ぎ、緩やかな坂道になっている目黒通りを更に歩くと、目黒寄生虫館というなんとも不思議な感じの博物館?が目黒通り沿いに見えて来る。この目黒寄生虫館の手前を左折。

そのまま直進し、不動公園が右手に出て来る。「青木昆陽先生」の眠るお墓は、この不動公園沿いに歩いて行くと「瀧泉寺(目黒不動尊)」墓地の中にあるのだが、折角、ここまで歩いてきたので「目黒不動尊(瀧泉寺)」経由で行ってみることにした。

ここまでの時間は目黒駅からのんびり歩いて約12分~13分。猛暑と言われた今年の夏では到底考えられない徒歩での散策になるのだが、今の季節は、少し歩くには丁度良く、運動不足解消にもつながるので目黒駅からの徒歩をオススメしたい。

さて、そんなことで「目黒不動尊」へ入ってみると…。

目の前に「甘藷先生 青木昆陽 薩摩芋 秋 収穫祭」とでかでかとあるではないか?

目黒不動尊で有名な独鈷の滝を横目で見ながら…

その奥へ進むと「甘藷先生 青木昆陽の言葉」と一緒に「青木昆陽碑」がある。これがかなり大きい。境内の案内図を見てみると「男坂」を上がり、「大本堂」の裏(不動公園沿い)に目指す甘藷先生のお墓がある。

ということでまずは「男坂」を登り、

「大本堂」へ向かい、お参りを済ませることにした。お参りを終えて、「大本堂」を降りて来ると、「大本堂」を背にして左側に「さつまいも畑?」がある。

ここも「甘藷先生 青木昆陽の言葉」と一緒に小さなさつまいも畑があるのだ。そして「大本堂」へ向かって左側の階段を上がっていくと

出て来るのだ。書かれている通り「大本堂向かって左裏より不動公園ぞいに進んだ所」に進んで行くと次に目に入って来るのは

こちら。そのまま不動公園ぞいを歩いて行くと進行方向右側に「目黒不動尊」の裏門的な鳥居が出て来る。

このまま通り過ぎ、暫く歩くと左側に「青木昆陽墓」というお目当ての場所に到着するのだ。

国指定史跡「青木昆陽墓」
目黒区下目黒3-20-26 瀧泉寺内

目的の場所とお墓参り

青木昆陽「甘藷先生」墓地には、お供えで「さつまいも」があり、少し高台にある。さつまいもを商いにしているのであれば、必ず「お礼」と「自分の想い」を話に来た方が良いということもあり、今回、お墓参りをすることにしたのだ。今、さつまいもが普通に食べられ、焼き芋ブーム、さつまいもブーム、新しい品種等の話が出来るのは全てこの青木昆陽「甘藷先生」のお陰であることは間違いなく、私だけではなく、さつまいもで商売をされている方なら一度は訪れたほうが良いように思うのだ。天高く馬肥える秋と言われる季節。さつまいもシーズンが始まる前に、この場所へ来れたのは本当に良かったと深く深く感謝とともに思うであった。

青木昆陽「甘藷先生」墓地を後にし、目の前の道(不動公園ぞいの道)を降りて行くと山手通りにぶつかる。山手通りから来る場合は、この看板とお店が目印。名物串カツ 田中がある道を登って行けば、すぐに青木昆陽「甘藷先生」墓地があるのだ。目黒駅から10分以上歩くのはなぁ~という方は

大鳥神社前(東急バス)で下車し、目黒通を少し歩くと先程の「目黒寄生虫館」があるので「大鳥神社前」バス停から数分程度で目的の場所へ到着できるのだ。