茨城・ひたちなかのほしいも神社を参拝してわかった魅力とは?アクセス方法、ご利益・お守り、周辺情報、お土産も

干し芋好きの聖地、茨城県ひたちなか市にある「ほしいも神社」。その存在を知っていますか?多くのトレーニーや健康志向の人々に愛される干し芋ですが、神社でお守りやご利益を得ることができるのです。干し芋がもたらす健康効果や栄養価の高さは広く知られていますが、この神社で祈願すれば、さらなる運気アップが期待できるかもしれません。実際、ほしいも神社は「ホシイモノ(欲しい物)が全て手に入る」とされ、多くの参拝者が訪れています。堀出神社の境内に設けられたこの神社は、黄金の鳥居が目印で、干し芋にまつわる様々なご利益を授かることができる場所です。縁結びや夫婦円満、さらには安産や子授かりまで、多岐にわたるご利益が得られるとあって、多くの人々が参拝に訪れています。この記事では、実際に東京から茨城県ひたちなか市のほしいも神社へ行き、分かったほしいも神社の魅力やアクセス方法、参拝の際にぜひ手に入れてほしいお守りやグッズの情報も紹介します。ぜひ、この記事を読み進めて、新たな聖地巡礼の旅を計画してみてください。

干し芋とトレーニーの関係

ほしいも神社へ行ってみた-干し芋

干し芋がトレーニーとどんな関係があるのだ!?と不思議に思った方もいるかもしれませんので、簡単に説明しておきます。実は、筋肉を大きくするには、たんぱく質も大切ですが、糖質も大切です。いかに、より良い糖質を摂取するかがポイントになってきます。糖質とは、簡単に言ってしまえば、炭水化物の成分の一つです。詳細は省きますが、干し芋は下記の点で、非常に優れた炭水化物と言えるでしょう。

  • 低GI
  • 低脂質
  • 食物繊維が豊富
  • 調理不要、手軽に食べられる

しかも、美味しい。何よりもこれが一番の理由かもしれません。身体に良いだけでなく、美味しい。まさに、トレーニーにとっての心のオアシスとでも言うべき干し芋。今度はどんな干し芋を食べようか?干し芋に関する情報を検索していたある日、私の目に飛び込んできたのが、「ほしいも神社」でした。

干し芋の聖地「茨城県」

ほしいも神社へ行ってみた-干し芋の聖地茨城県

私はトレーニーであり、同時に茨城県で生まれ育ち、今もこの土地で暮らしています。だからこそ、今あらためて伝えたいことがあります。茨城県は、日本一の干し芋王国だということです。全国で生産されている干し芋のうち、実に約9割が茨城県産。その中でも、とくに多くを占めているのがひたちなか市です。この事実を知れば、ひたちなか市を干し芋の聖地と呼んでも、大げさではないと感じてもらえるはずです。

そんな干し芋の中心地・ひたちなか市に誕生したのがほしいも神社。干し芋文化の象徴のような存在が、この街に根付いていることに、同郷の人間として自然と誇らしい気持ちが湧いてきます。日々の食生活でも、トレーニング前後のエネルギー補給でも、干し芋には何度も助けられてきました。その恩恵を受けてきた身として、参拝せずに通り過ぎるという選択肢はありませんでした。気がつけば車を走らせ、気持ちはすっかりひたちなかへ。これは観光というより、感謝と敬意を込めた小さな巡礼。干し芋とともに歩んできた日常の延長線上に、ほしいも神社への道が自然とつながっていた、そんな感覚でした。

干し芋王国「茨城県」の謎。全国の干し芋生産の9割を占めている茨城県が干し芋王国となった理由や歴史、干し芋生産量が1位に発展した理由を調べてみた!

ほしいも神社へ行ってみた!

ほしいも神社へ行ってみた-常磐道

ほしいも神社へ向かうため、高速道路を利用します。同じ県内とは言え、茨城県は広いです。海沿いのひたちなか市と、私の住む内陸の地方では、別の県と言ってもよいほどです。今回は、谷和原インターチェンジから常磐道に乗るルートです。常磐道を、いわき方面へ向かいます。天気は雲一つない快晴、お出かけ日和です。およそ30分ほど走り、友部ジャンクションを、ひたちなか・大洗方面へ。

ほしいも神社へ行ってみた-北関東道

常磐道から今度は北関東道を30分ほど走り、ひたち海浜公園インターチェンジで高速を降りると…阿字ヶ浦の海が見えてきました。海の近くに住んでいない私の心が躍る瞬間です。これは大人になっても変わりません。海も近いですが、ほしいも神社までもうすぐのところまで来ています。浮足立つ心を抑えながらハンドルを切ります。

ほしいも神社は、この辺りのはずなのだが…

ほしいも神社へ行ってみた-ほしいも神社の周辺

カーナビだとこの辺ですが、それらしきものが見当たりません…。インターネットで仕入れた事前情報の、「黄金の鳥居」が見当たりません。しかし、「ほしいも神社」の幟が風にそよいでいます。とりあえず、車を降りて行ってみました。

ほしいも神社へ行ってみた-ほしいも神社入口

やはり、この鳥居は黄金ではありません。でも、行ってみよう。アントニオ猪木さんも言っていました。「迷わず行けよ、行けばわかるさ」と。なんだか狛犬も、そう言っているように思えてきました。鳥居をくぐると、参道と言うよりは産道とでも言うべき、木々に囲まれた暗く細い道。

ほしいも神社へ行ってみた-堀出神社鳥居

その向こうに見える光。その光の形が、どことなく干し芋のようにも見えます。光の向こうに現れたのは、堀出神社。

ほしいも神社へ行ってみた-参道

水戸黄門こと、水戸光圀公によって命名された堀出神社

数百年前には、ここに黄門様がいたのです。水戸黄門と干し芋、茨城県が誇る2大名物のクロスオーバーです。

ほしいも神社へ行ってみた-堀出神社

こじんまりとしていますが、趣があって落ち着いた雰囲気。境内に落ち葉は見当たらず、綺麗に手入れが行き届いています。

ほしいも神社へ行ってみた-堀出神社水舎

手水舎にいるリスがとても可愛らしい。明治神宮のような壮大な神社も良いですが、堀出神社ぐらいの規模感も大好きです。二礼二拍手一礼、参拝を終え、辺りを見回すと…

ほしいも神社へ行ってみた-看板

ほしいも神社の看板を発見!

名も知らぬ干し芋キャラクターが、あっちだと指す方向に歩を進めてみました。

黄金の鳥居「ほしいも神社」があった

ほしいも神社へ行ってみた-黄金の鳥居

あった!これだ!これこそが探し求めていた!ほしいも神社の黄金の鳥居!干し芋のように、黄金の輝きを放つ鳥居。美しい。快晴の空に映える。SNS映えもするでしょう。インターネットで目にした時から、絶対に行きたい、そして、くぐりたい…、そう思い続けてきた鳥居を目の前にして、興奮を抑えきれません。かの東方見聞録で有名な、イタリアの冒険家マルコ・ポーロが、黄金の国ジパングに寄せた思いも、このような感じだったのでしょうか…。

ほしいも神社へ行ってみた-黄金の鳥居くぐる

そんなことを考えながら、鳥居を抜け、奥にあるほしいも神社に辿り着きました。氏神様のようなサイズ感が、干し芋のような慎ましさを表しているようで、なんだか素敵です。ほしいも神社のトレードマークなのだろう、★(星印)がおしゃれです。個人的に、私は星印が大好きなので、とても親しみを感じます。よく見ると、★にシワのようなものがあります。なるほど、干し芋のシワです。

ほしいも神社へ行ってみた-ほしいも神社境内

堀出神社に続いて、本日2回目の参拝。「ホシイモノ(欲しい物)は全て手に入る」というほしいも神社のご利益を目にし、あれやこれやと、ついつい欲張りそうになりますが、「今通っているジムで、一目置かれるぐらいのバルク(筋肉量)」という謙虚なお願い事に留めておきます。

陰陽の御神木

ほしいも神社へ行ってみた-陰陽の御神木

ほしいも神社に向かって右手奥には、陰陽の御神木があります。陰陽ということで、2本が対になった御神木です。それぞれ、女性のシンボル、男性のシンボルを表しているこれらの御神木は、自然にできた形だそうです。ほしいも神社建立の際に、偶然発見されたそうで、2本寄り添っている姿がとても神秘的です。その御姿の通り、ご利益は、縁結び、夫婦円満、安産、子授かり、等々…。こちらもぜひ拝んでいただきたいです。

ほしいも神社のデザイン

なお、こちらのほしいも神社、グラフィックデザイナーの佐藤卓氏が手掛けたそうです。調べてみると、佐藤氏は電通を経て自身の事務所を設立。これまでに手掛けたものは…、

  • 「ニッカウヰスキー ピュアモルト」の商品開発
  • 「ロッテ キシリトールガム」のパッケージデザイン
  • 「明治おいしい牛乳」のパッケージデザイン
  • 「金沢21世紀美術館」のシンボルマークデザイン
  • 「国立科学博物館」のシンボルマークデザイン
  • 「全国高等学校野球選手権大会」のシンボルマークデザイン

等々、とてもここでは挙げきれないほど。しかも、我々の身近で、誰もが一度は目にしたことのあるデザインばかりで驚きました。ほしいも神社は、令和元年に創建されたばかりです。まだまだ知らない人もいるでしょう。しかし、佐藤氏の手掛けた他の作品のように、ほしいも神社もこれから全国的な知名度を得ていくことでしょう。

ほしいも神社の干し芋とは?

ほしいも神社へ行ってみた-干し芋自販機

無事に参拝を終え、一息つこうと休憩所に向かいました。するとそこにあったのは…、黄金のほしいも自販機!中を見ると、なんと、ほしいも神社オリジナルの干し芋ではありませんか。「べにはるか」のシールが貼られています。

ほしいも神社へ行ってみた-黄金の干し芋自販機

ほしいも神社の選んださつまいもは、やはり、数ある品種の中で今や一番人気と言っても過言ではない、紅はるか。ほしいも神社に選ばれた紅はるか、そして、紅はるかを選んだほしいも神社、どちらもさすがです。

ほしいも神社へ行ってみた-ほしいも神社の干し芋

この選択に異論はありません。購入しましょう。

ほしいも神社へ行ってみた-干し芋は紅はるか

さて、ほしいも神社の干し芋は、どんな味でしょうか? 茨城県産紅はるかを使用した、平干しタイプの干し芋です。その色はまさに黄金色。指先に感じる、良い意味での「べたつき」は、あふれんばかりの糖度の証です。これは美味しいに決まっています。ねっちり、しっとりした食感。その甘さ。紅はるかのポテンシャルを最大限に引き出した干し芋でしょう。今までに食べた中でもトップクラスの美味しさと言っても過言ではありません。ほしいも神社の干し芋にふさわしい、そんな仕上がりです。参拝の際にはぜひ購入してほしいです。

ほしいも神社のお土産、お守り、キーホルダーは「黄金」「干し芋」尽くし

ほしいも神社へ行ってみた-キーホルダー

そして、ほしいも神社に来たなら、ユニークなオリジナルグッズも忘れてはいけません。その一部を紹介しましょう。まずは、干し芋そっくりのキーホルダー。まるで、食品サンプルのような精巧な出来ばえです。カバンに付けていれば、二度見されること間違いなしのリアルさ。友人や家族のお土産に迷ったらこれ。

ほしいも神社へ行ってみた-おみくじ

神社に行ってすることと言えば、おみくじでしょう。まさにほしいも神社ならではのオリジナルのおみくじが、ここにあります。干し芋型のおみくじを開けば、運勢だけでなく、可愛らしいステッカーも付いてきます。色ごとにご利益が異なるので、これはつい全色コンプリートしたくなってしまうでしょう。

ほしいも神社へ行ってみた-御守

神社と言えば、お守りを忘れてはいけません。何色かある中で、今回選んだのは、やはり干し芋ゴールドです。神社のお土産の定番、これは外せないでしょう。「ホシイモノが全て手に入る」、ほしいも神社のご利益を持ち帰って友人に分け与えましょうではありませんか。

ほしいも神社へ行ってみた-標識

阿字ヶ浦海岸周辺の観光

ほしいも神社へ行ってみた-阿字ヶ浦

ちなみに、ほしいも神社(堀出神社)の周辺には、阿字ヶ浦海岸。阿字ヶ浦海岸までは450mほどなので、海水浴やサーフィンなどで阿字ヶ浦に来られた際は、ぜひ立ち寄ってください。海で遊び疲れた体を、干し芋の甘みがきっと癒してくれるはずです。

ほしいも神社へ行ってみた-広場

天気の良い日は、近くにある広場でまったり過ごすのも良いでしょう。キッチンカーでは、干し芋とは違う、さつまいもスイーツを販売しているようです。ベンチでくつろいだり、芝生で寝ころんだりしながら、さつまいもスイーツを楽しんでみてください。

初詣は「ほしいも神社」で決まり

新しい年の始まりに、心の中で温めてきた願いをそっと託したい。そんなタイミングに思い浮かぶのが、ほしいも神社です。ホシイモノがすべて叶うという言い伝えは、決して派手ではありませんが、不思議と前向きな気持ちを呼び起こしてくれます。一年のスタートにここを訪れることで、目標や夢が輪郭を持ち、歩き出すきっかけになるような感覚があります。境内を彩る黄金の鳥居に始まり、授与所に並ぶお守りやおみくじ、キーホルダーに至るまで、目に映るものは黄金色尽くし。新年の縁起物として手に取るだけで、気持ちまで明るくなります。参拝の余韻を残したまま持ち帰れるお土産が多いのも、この神社ならではの魅力でしょう。

一年の願いを胸に刻む初詣だからこそ、少し特別な場所を選びたい。干し芋の聖地・ひたちなか市に根付くこの神社は、そんな思いに静かに応えてくれます。新しい年を、甘くあたたかな気持ちで迎えたいなら、初詣の行き先としてほしいも神社は有力な選択肢になるはずです。

ほしいも神社(堀出神社)
住所:茨城県ひたちなか市阿字ケ浦町172-2

ほしいも神社の周辺にある干し芋直売所に寄ってみた

ほしいも神社へ行ってみた-JA直売所

まるで筋トレを終えたような、すがすがしい気分でほしいも神社を後にし、向かう先は…せっかく干し芋のメッカまで来たのです。やはり、干し芋直売所しかないでしょう。普段は、なかなかお目にかかれない干し芋に出会えるのではないでしょうか。そう思って向かった先は、JA常陸長砂直売所です。JA常陸長砂直売所は、ひたちなか市の国道245号線沿いにあります。

干し芋の生産だけでなく、関東随一の米どころでもある茨城県。茨城県産コシヒカリをはじめ、茨城県のブランド豚「ローズポーク」、またJA常陸のオリジナルブランド苺「バインベリー(とちおとめ)」や、鮮度抜群の野菜などの特産品・加工品がずらりと並んでいます。

ほしいも神社へ行ってみた-干し芋の棚

ほしいもカレーとは?

さて、お目当ての干し芋は…あった、カゴに山のように積まれた干し芋の群れ。まるで、お宝を発掘したようです。見たところ、使用されている品種は、紅はるかのみ。パッケージに貼られている製造者表記が、法人ではなく、個人名となっているところに、地元の直売所っぽさを感じます。

ほしいも神社へ行ってみた-ほしいもカレー

全ての製造者の干し芋を買おうかと悩んでいたところ、気になる商品を発見しました。まさかの「ほしいもカレー」との出会い。これは完全に虚を突かれました。私は、干し芋も好きですが、カレーも好きです。「どうぞ召し上がれ」とパッケージに書いてあります。

ほしいもカレーを実食

ここからは、時間の流れを無視して、ほしいもカレーの実食レポートを行います。

ほしいも神社へ行ってみた-ほしいもカレー実食

見た目は、予想以上に干し芋(らしきもの)がゴロゴロしています…。原材料表記を見る限り、じゃがいもは入っていないようなので、これが干し芋に違いありません。口に運んでみる…、う、旨い!スパイシーで本格的な中辛のカレーです。肝心の干し芋は、と言えば、悪くない…と言うより、かなり良いではありませんか。干し芋の甘さが、きちんと野菜の甘さとして機能し、カレーのコクとなっています。さらに、干し芋のねっとり感が、他のカレーにはない食感を生み出しています。干し芋とカレーが、足し算ではなく、掛け算となっている。おそらく、中辛のカレーでないと成り立たない味わいなのでしょう。

ほしいも神社へ行ってみた-カレーの中に干し芋

失礼を承知で書かせてもらうと、正直、この手の商品にはあまり期待していませんでした。不味かったとしても、話のネタにでもなればラッキー、そんな風に思っていました。ところがどっこい、です。良い意味で期待を裏切られました。忖度なしで旨い!もしもいつか、このカレーを見かけたら、あなたが干し芋好きを名乗るのであれば、迷わず手に取ってほしい。それが「ほしいもカレー」です。1個しか買わなかったことを後悔しました。

JA常陸長砂直売所
住所:茨城県ひたちなか市長砂34-4

ほしいも神社の旅はまだまだ続く

ほしいも神社へ行ってみた-大丸屋

大丸屋で干し芋を購入

次に訪れたのは、「ほしいも専門店 大丸屋」。創業は明治30年、ということはなんと120年も続いている会社です。干し芋やらっきょう、スイートポテト、ジェラートなど、安心・安全な無添加の食品づくりが、創業以来のこだわりです。駐車場入口にそびえ立つ干し芋オブジェは、干し芋創始100年と、創業110年を記念して作られたものらしいです。

ほしいも神社へ行ってみた-観光バス

広い駐車場には観光バスが訪れ、連日沢山のお客さんが干し芋を求めて行列をつくる、ひたちなか有数の干し芋販売店です。

ほしいも神社へ行ってみた-干し芋施設

積み上げられたコンテナの数、そして、ほしいも乾燥施設なる建物が、お店の規模を表しています。この施設いっぱいに、干し芋が並べられることがあるのかと思うと、その光景はきっと圧巻に違いありません。お店に入る前から、ワクワクが止まりません。

ほしいも神社へ行ってみた-大丸屋入口

ガラス張りのお店の外観は、まるで美術館のようです。神社の狛犬よろしく、お店の入口に堂々と鎮座するステゴサウルスと、トリケラトプス、2体の恐竜に出迎えられ、いざ、入店。

ほしいも神社へ行ってみた-大丸屋干し芋

大きな窓から差し込む光により、店内は明るく、開放感があります。その店内に並べられている干し芋、干し芋、干し芋…。これ、いったい何種類あるんだ!?と圧倒されてしまったのは私だけではないはずです。人の波をかきわけながら、ひとまず端から一通り見て回ります。さすがにすべてを買うわけにはいきません。(後から知ったのですが、30種類以上の干し芋があるらしいです。)私が買うべき干し芋はどれだ。さつまいもの品種の違いはもちろん、形状の違い(平干し・丸干し・厚切り・角切り)、贈答用からペット用の干し芋まであります。しっかり見極めないと、収拾がつかなくなります。

よし、ほしいも神社で買った干し芋は平干しなので、大丸屋は丸干し責めです。これほどたくさんの丸干しに出会える機会は、そうそうないでしょう。丸干しの干し芋は、平干しのものよりも乾燥に日にちを要するため、市場に流通している量は平干しよりも少ない、と聞いたことがあります。陳列台の商品には、手書きのポップが添えられており、人気ランキングも書いてあるではありませんか。これを参考にしましょう。

大丸屋の干し芋を食べた感想

それでは、私が大丸屋で購入した商品を、食べた感想とともにご紹介します。

「紅はるか(丸干し)」

ほしいも神社へ行ってみた-大丸屋紅はるか

大丸屋で不動の人気No.1を誇るのが、この紅はるかの丸干し干し芋です。ひと口かじった瞬間に感じるのは、さつまいもを一本そのまま、ぎゅっと閉じ込めたような圧倒的な密度感。見た目以上に食べ応えがあり、自然と噛む回数も増えていきます。同じ干し芋でも、平干しとはまったく別物と言っていいほど、食感の印象が異なります。丸干しは内部に水分をたっぷり含んでいるため、口当たりはしっとりとして瑞々しく、噛むたびにやさしい甘さがじわじわと広がっていきます。この質感は、乾燥させすぎない丁寧な仕上げがあってこそ。

ほしいも神社へ行ってみた-大丸屋紅はるか丸干し

そして、やはり主役は紅はるか。もともと糖度の高い品種ですが、丸干しにすることでその魅力がさらに引き出され、甘みの輪郭がはっきりと感じられる仕上がりになっています。派手さはないものの、芯のある甘さと満足感が長く続き、食べ終えた後も余韻が残ります。正直なところ、特別な欠点を探す方が難しい一品です。この味を知ってしまうと、これまで何気なく食べていた干し芋では、少し物足りなさを感じてしまうかもしれません。多くの人に選ばれ続けている理由が、ひと口で伝わってくる。人気No.1という評価に、素直にうなずける干し芋です。

「みつき(丸干し)」

ほしいも神社へ行ってみた-大丸屋みつき

店頭で人気No.2のポップが目に留まる「みつき」。手に取った瞬間から、その佇まいに納得感があります。ほんのりオレンジがかった色合い、ころんとした丸みのある形。その姿は、まさに安納芋そのもの。こちらは茨城県産の安納芋を使った丸干しで、見た目からすでに期待が高まります。ひと口味わうと、名前の通り、蜜を思わせるやさしい甘さがゆっくりと広がっていきます。派手に甘いというよりも、舌の上にまとわりつくような、ねっとり・もちもちとした食感が心地よく、噛むたびに甘みがじわじわと滲み出てくる印象です。丸干しならではの水分感もあり、口の中が乾かないのも嬉しいポイントでしょう。

ほしいも神社へ行ってみた-大丸屋みつき丸干し

安納芋は、種子島のイメージが強い品種ですが、現在では他の地域でも栽培されるようになっています。ただし、それでも生産量は決して多くありません。その安納芋を、さらに手間のかかる丸干しに仕上げている点を思うと、この一袋がいかに贅沢な存在かが伝わってきます。甘さ、食感、満足感。そのバランスがとても良く、紅はるかとはまた違った魅力を持つ干し芋です。人気No.2という評価にも自然とうなずける、ゆったり味わいたくなる一品でした。

「栗黄金(丸干し)」

ほしいも神社へ行ってみた-大丸屋栗黄金

大丸屋で人気No.3として並んでいたのが、「栗黄金(くりこがね)」。正直なところ、この品種は今回が初対面でした。希少品種と聞いて手に取ってみると、その名前に違わぬ栗を思わせる黄金色が、ひときわ上品な存在感を放っています。口に含んだ瞬間に感じるのは、しっかりとした甘み。ただ、その甘さは主張しすぎることがなく、後味は驚くほどすっきりしています。それでいて物足りなさはなく、噛み進めるほどにじんわりとしたコクが広がり、自然と満足感が高まっていきます。このバランス感覚は、なかなか出会えるものではありません。

ほしいも神社へ行ってみた-大丸屋栗黄金丸干し

舌に触れる感覚も印象的で、しっとりとしたなめらかさが心地よく続きます。ねっとり系とも、ほくほく系とも言い切れない、両者の良さをほどよく併せ持った仕上がり。甘さ、食感、余韻のどれか一つが突出するのではなく、すべてがきれいに整っている。そんな干し芋です。紅はるかや安納芋の陰に隠れがちな存在かもしれませんが、ひと口食べれば印象は大きく変わります。干し芋の世界には、まだ知られていない実力派が確かに存在する。そのことを教えてくれたのが、この栗黄金でした。出会える機会があれば、ぜひ一度、味わってみてほしい逸品です。

「焼きほしいも 紅はるか(丸干し)」

ほしいも神社へ行ってみた-大丸屋焼き干し芋

人気TOP3をひと通り眺めたあとでも、もうひとつ何か試してみたい。そんな気持ちで売り場を見渡していると、自然と目に留まったのが焼きほしいもでした。干し芋は食べ慣れていても、焼きほしいもは初体験。表面にはしっかりと焼き目が入り、見た目からして少し雰囲気が違います。袋を開けた瞬間に立ちのぼる香りは、思わず顔がほころぶほど。これはもう、干し芋というより焼き芋そのものの香ばしさです。通常の干し芋にはない要素が、ここには確かにあります。ひと口かじると、表面の焦げ目がほのかな苦みとなって現れ、まるでプリンのカラメルソースのように、甘さを引き立てる役割を果たしています。

ほしいも神社へ行ってみた-大丸屋焼き干し芋丸干し

焼いていると聞くと、水分が抜けてパサつくのでは、と想像してしまいますが、その心配は無用でした。中はしっとり、ねっとり。紅はるか特有の濃厚な食感はそのまま活かされており、焼きの工程がむしろ旨みを重ねている印象です。甘さだけで勝負する干し芋とは一線を画し、香ばしさと甘みのコントラストで楽しませてくれる一品。大丸屋でこの焼きほしいもに出会ったことで、干し芋の世界にはまだまだ知らない扉があるのだと実感しました。新しい味の領域に一歩踏み出したい人にこそ、すすめたくなる干し芋です。

干し芋の作り方!焼き干し芋レシピ。焼き芋と干し芋の美味しさの焼き干し芋の作り方

干し芋食べ比べのまとめ

今回、4種類の丸干し芋をじっくり食べ比べてみました。振り返ってみると、この顔ぶれはまさに丸干し四天王と呼びたくなるほどの充実ぶり。あれだけ所狭しと並ぶ干し芋の中から、この4つを選び取った自分を、思わずねぎらいたくなります。結果として、どれを選んでも後悔はなく、すべてが「買ってよかった」と素直に思える干し芋でした。

その中でも、とくに強く印象に残ったのが、栗黄金(丸干し)と焼きほしいも 紅はるか(丸干し)です。どちらも、これまでの干し芋のイメージを少しだけ軽やかに飛び越えてくる存在でした。栗黄金は、甘さと後味、食感のバランスが見事で、干し芋の奥深さをあらためて感じさせてくれます。一方、焼きほしいもは、香ばしさという新しい要素が加わることで、干し芋の世界がまだ広がっていることを教えてくれました。未知の味、初体験の味という意味で、この2つは強くおすすめしたい存在です。

そして、大丸屋の楽しみは店内だけにとどまりません。少し足をのばせば、国営ひたち海浜公園までは車で約15分、アクアワールド茨城県大洗水族館へは約10分、那珂湊おさかな市場なら車でわずか2分ほど。ひたちなか海浜鉄道の那珂湊駅も徒歩圏内にあり、散策の選択肢が自然と広がります。

お気に入りの干し芋をお供に、海や市場、自然を巡るひととき。そんな過ごし方ができるのも、この土地ならではの魅力です。大丸屋の干し芋は、旅の主役にも、名脇役にもなってくれる。そう感じさせてくれる、満足度の高い食べ比べでした。

ひたちなか市を移動していると、今回触れたお店だけではとても語りきれないほど、干し芋の販売所が点在していることに気づきます。少し大げさに聞こえるかもしれませんが、車を走らせていると、思いがけない場所で干し芋屋さんと出会う。そんな感覚が、この街では決して珍しくありません。それだけ、干し芋が暮らしの中に自然に溶け込んでいる土地なのだと思います。どこに立ち寄り、どんな干し芋を選ぶのか。その組み合わせは人それぞれで、正解はひとつではありません。だからこそ、地図を片手に巡るのではなく、気になった場所にふらりと立ち寄るような聖地巡礼も、この街ではよく似合います。予定通りにいかない寄り道こそが、忘れられない出会いにつながることもあります。

もし、この記事をきっかけに、ひたちなか市を訪れてみようと思ったり、自分なりの干し芋巡りを思い描いてもらえたなら、それ以上にうれしいことはありません。干し芋を通して見えてくる、この土地ならではの空気や温度を、ぜひ自分の足で感じてみてください。その旅の途中で、この記事がほんの小さな道しるべになれたとしたら、これ以上の喜びはありません。

ほしいも専門店 大丸屋
住所:…茨城県ひたちなか市釈迦町18-38

ほしいも神社の旅まとめ

ほしいも神社へ行ってみた-ほしいも神社の旅まとめ

干し芋は低GI、低脂質、食物繊維が豊富で、トレーニーにとって理想的な炭水化物です。そのまま食べるだけでなく、手軽に摂取できる点も魅力です。茨城県ひたちなか市は干し芋の聖地であり、全国生産量の9割を誇ります。干し芋が好きで、ちょっと運も上げたい。そんな気分の日に心惹かれるのが、茨城県ひたちなか市にあるほしいも神社です。堀出神社の境内にそっと佇み、快晴の日には黄金の鳥居が青空にくっきりと映え、思わず足を止めて写真を撮りたくなる存在感があります。

参拝では、ホシイモノが手に入るという言い伝えが自然と背中を押してくれ、願い事も前向きな気持ちで心に浮かんできます。境内の奥にある陰陽の御神木にも手を合わせたくなり、縁結びや夫婦円満、安産など、暮らしに寄り添うご利益が語られている点も印象に残ります。

参拝後のお楽しみも充実しています。黄金の自販機で味わう紅はるかの干し芋はもちろん、干し芋型のおみくじやお守り、キーホルダーまで、立ち寄るたびに心が和らぎます。さらに周辺の直売所では干し芋探しが続き、意外な美味しさのほしいもカレーや老舗専門店での食べ比べも楽しめます。

そして、新しい年の始まりに訪れる初詣にもぴったりの場所です。一年の願いを胸に、甘くて温かなひとときを過ごす。そんな始まり方も悪くありません。ひたちなかは、何度訪れても楽しみが尽きない、やさしい甘さも楽しめる旅先かもしれません。

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