【2026年最新】地元民がオススメする五島列島観光完全ガイド!おすすめスポット・グルメ・モデルコース決定版
監修者プロフィール

仁田美鈴
五島列島で生まれ育って40年。地元の雄大な自然や人の温かさはもちろん、島暮らしならではの「不便さ」さえも愛する生粋の五島人です。幼少期から、小学校のアルバムに食べている写真が残るほどの無類のさつまいも好き。「焼き芋にキムチをトッピング」という通な食べ方をこよなく愛しています。地元民だからこそ知るディープな情報や、観光・出張で訪れる方に本当に役立つ現地のリアルな魅力を、心を込めてお届けします。

長崎の西に浮かぶ五島列島。世界遺産の教会群が佇み、コバルトブルーの海がどこまでも広がるこの島々への旅を計画されている方も多いのではないでしょうか。しかし、下五島から上五島まで点在する島々をどう巡ればよいのか、限られた日程でその魅力を満喫できるのか、計画を立てるのはなかなかに骨が折れるものです。この記事では、そんなあなたのために、地元を知る私たちが本当に価値ある情報だけを厳選。定番の観光スポットから穴場の絶景、必食の五島うどん、日程別のモデルコース、さらにはアクセスや島内交通まで、あなたの旅に必要な情報のすべてを詰め込みました。このガイドを読めば、最高の五島旅行が実現するはずです。

五島列島でしたいこと見つかる 目的別観光ガイド

大小152の島々からなる五島列島は、訪れる人々の心を惹きつけてやまない魅力に満ちています。歴史を感じる教会群、息をのむほど美しい海、雄大な自然、そして島ならではの絶品グルメ。あなたの旅の目的は何ですか?ここでは、五島列島で体験したいことを目的別に整理し、旅のプラン作りに役立つ情報をお届けします。

世界遺産の教会群を巡る祈りの旅

世界遺産の教会群を巡る祈りの旅

五島列島は、江戸時代の禁教下で信仰を守り抜いた「潜伏キリシタン」の歴史が色濃く残る場所です。島のあちこちに点在する教会群は、その祈りの歴史を今に伝える貴重な存在であり、その一部は世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産として登録されています。静寂に包まれた教会を訪れ、その歴史と建築美に触れる祈りの旅へ出てみませんか。

下五島エリアの代表的な教会

五島の玄関口である福江島を中心とした下五島エリアには、それぞれに物語を持つ美しい教会が点在しています。五島最古の木造教会である「旧五輪教会堂」や、レンガ造りの重厚なゴシック様式が特徴の「堂崎天主堂」は、キリシタンの歴史を学ぶ上で欠かせない場所です。また、奈留島にある「江上天主堂」は、木造でありながらクリーム色の外壁と水色の窓枠が愛らしく、周囲の自然と調和した姿が印象的です。

五島列島の代表的な教会と特徴
教会名 エリア 特徴
旧五輪教会堂 久賀島 明治14年(1881年)築。現存するものでは五島最古の木造教会です。
堂崎天主堂 福江島 禁教解禁後に五島で最初に建てられた教会。現在はキリシタン資料館となっています。
江上天主堂 奈留島 世界文化遺産の構成資産。木造ながら美しいリブ・ヴォールト天井を持ちます。

上五島エリアの代表的な教会

中通島を中心とする上五島エリアも、個性豊かな教会建築の宝庫です。中でも、石造りの重厚な外観と美しいリブ・ヴォールト天井が特徴の「頭ヶ島天主堂」は、全国的にも珍しい石造りの教会として知られ、世界文化遺産の構成資産にもなっています。また、若松瀬戸の美しい入り江を望む高台に建つ「青砂ヶ浦天主堂」は、レンガ造りの壮麗な外観で、国の重要文化財に指定されています。

五島列島・福江島でおすすめの教会5選!教会巡りの参考に(教会マップも)

コバルトブルーの海を満喫する絶景ビーチ巡り

五島列島の魅力といえば、何と言ってもその海の美しさです。透明度の高いエメラルドグリーンの浅瀬から、沖へ向かってコバルトブルーへと変わるグラデーションは、訪れる人々を魅了します。数あるビーチの中でも、特におすすめの場所をご紹介します。

高浜海水浴場

高浜海水浴場

「日本一美しい砂浜」と称されることもある、五島を代表するビーチです。 サンゴが砕けてできた真っ白な砂浜と、遠浅で透明度の高い海がどこまでも続き、その美しさは多くのメディアで紹介されています。 夏の海水浴シーズンはもちろん、シーズンオフにただ景色を眺めるだけでも訪れる価値のある、まさに絶景スポットです。

五島で1番有名な高浜海水浴場!エメラルドグリーンとコバルトブルーのグラデーションの絶景ポイントの海はここ

蛤浜海水浴場

蛤浜海水浴場

上五島にある「蛤浜海水浴場」は、日本の快水浴場百選にも選ばれた、遠浅で波の穏やかなビーチです。 真っ白な砂浜が広がり、干潮時にはかなり沖まで歩いて行けるため、小さなお子様連れの家族にも安心して楽しんでいただけます。 海岸沿いには遊歩道も整備されており、のんびりと散策するのもおすすめです。

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五島列島の雄大な自然を体感する

美しい海だけでなく、五島列島には手つかずの雄大な自然が広がっています。火山が作り出した独特の地形や、断崖絶壁が織りなすダイナミックな景観は、訪れる者に深い感動を与えてくれます。

鬼岳でトレッキング

鬼岳でトレッキング

福江島のシンボルとして親しまれる標高315mの「鬼岳」。 山全体が芝生に覆われた美しい火山で、なだらかな遊歩道が整備されており、気軽にトレッキングを楽しめます。 山頂の火口を一周するコースからは、福江市街や周辺の島々、そしてどこまでも広がる海を360度見渡すことができ、まさに絶景です。 季節ごとに変わる植物を眺めながら、心地よい汗を流してみてはいかがでしょうか。

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大瀬埼灯台で夕日を眺める

大瀬埼灯台

福江島の最西端、東シナ海の荒波が削り出した断崖絶壁に立つ白亜の「大瀬埼灯台」は、九州本土で最も遅い時間に夕日が沈む場所として知られています。 「日本の灯台50選」にも選ばれており、青い海と白い灯台のコントラストは昼間でも十分に美しいですが、水平線に沈む夕日に照らされる光景は、言葉を失うほどの感動を呼びます。 展望所から眺めるその景色は、旅の忘れられない思い出となるでしょう。

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ここでしか味わえない五島列島グルメを堪能

旅の楽しみといえば、やはりグルメは外せません。四方を海に囲まれた五島列島は、新鮮な海の幸の宝庫。さらに、島でのびのびと育ったブランド牛や、古くから伝わる郷土料理など、ここでしか味わえない美味が待っています。

五島うどんの名店を食べ比べ

五島うどんの名店を食べ比べ

日本三大うどんの一つにも数えられる「五島うどん」。 細麺でありながら強いコシが特徴で、椿油を塗って熟成させる独特の製法で作られます。アゴ(トビウオ)でとった出汁でいただくのが定番で、大鍋で茹でた麺を直接すくって食べる「地獄炊き」は、五島ならではの豪快な食べ方です。 島内には数多くの名店が軒を連ねており、それぞれの店の味を食べ比べてみるのも一興です。

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新鮮魚介と五島牛を味わう

新鮮魚介と五島牛を味わう

五島近海で獲れる新鮮な魚介類は、まさに絶品。キビナゴやハコフグといった旬の地魚を、刺身や煮つけ、唐揚げなどで味わうことができます。そしてもう一つ忘れてはならないのが、年間出荷頭数が少なく「幻の和牛」とも称される五島牛です。 潮風を受けたミネラル豊富な牧草で育った牛の肉は、柔らかく、豊かな風味が口いっぱいに広がります。 島の恵みを存分に味わえる居酒屋やレストランで、至福のひとときをお過ごしください。

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【日程別】五島列島おすすめモデルコース

【日程別】五島列島おすすめモデルコース

「五島列島に行ってみたいけれど、どうやって回ればいいか分からない」。そんなあなたの為に、日程別に3つのモデルコースをご用意しました。初めての五島旅行で絶対に外せない王道スポットを巡るコースから、週末だけで満喫できるプラン、そしてご家族での思い出作りにぴったりの体験型コースまで。あなたの旅のスタイルに合わせて、最高の五島旅行を計画してみませんか。

【2泊3日】五島列島の魅力を凝縮した決定版コース

初めて五島列島を訪れるなら、このコースがおすすめです。五島列島の二大エリアである下五島と上五島を巡り、世界遺産の教会群からコバルトブルーの絶景ビーチ、そして島グルメまで、その魅力を余すところなく体験できる、まさに決定版と呼べるプランです。少し慌ただしく感じるかもしれませんが、充実感は格別。一生の思い出に残る旅が、あなたを待っています。

五島列島モデルコース(1日目:福江島南部)
時間 【1日目】下五島・福江島南部で絶景と歴史を巡る
午前 福岡または長崎から飛行機、あるいは長崎港から船で福江島へ。福江空港・福江港到着後、レンタカーを借りて出発します。
福江市街で昼食。日本三大うどんの一つ「五島うどん」の地獄炊きで、旅のスタートにぴったりです。
午後 「鬼岳」からのパノラマビューを楽しみ、その後「高浜海水浴場」へ。白い砂浜と青い海の景色を満喫できます。夕方は「大瀬埼灯台」で東シナ海に沈む夕日を眺めます。
福江市内のホテルにチェックイン。夕食は新鮮な海の幸や「五島牛」を味わい、島の食を楽しみます。
五島列島モデルコース(2日目:上五島・教会巡り)
時間 【2日目】福江島北部から上五島へ 教会巡りの旅
午前 ホテルをチェックアウト後、福江島北部の教会を巡ります。「堂崎天主堂」はキリシタンの歴史を伝える資料館として見学できます。その後、福江港から高速船またはフェリーで上五島(中通島・有川港)へ移動します。
有川港周辺で昼食。上五島でも五島うどんの名店が多く、食べ比べも楽しめます。
午後 上五島でレンタカーを借り、教会巡りへ。「頭ヶ島天主堂」は石造りの珍しい教会で、世界遺産の構成資産です。「青砂ヶ浦天主堂」では美しいリブ・ヴォールト天井が見どころです。
上五島エリアのホテルや民宿に宿泊。静かで落ち着いた島時間を楽しめます。
五島列島モデルコース(3日目:上五島~帰路)
時間 【3日目】上五島の絶景とグルメを楽しみ帰路へ
午前 「蛤浜海水浴場」でエメラルドグリーンの海を楽しみます。その後はお土産探し。上五島ならではのかんころ餅や海産加工品がおすすめです。
有川港または奈良尾港周辺で最後の島グルメを楽しみます。
午後 長崎港や佐世保港へ向かう船に乗り帰路へ。3日間の旅を締めくくります。

【1泊2日】週末で行ける福江島満喫コース

週末や連休を利用して、気軽に五島列島を旅したい。そんな方には、五島観光の中心地である下五島・福江島に的を絞った1泊2日のプランがぴったりです。 移動時間を抑えつつ、島の見どころを効率よく巡ることができます。短い滞在でも、五島列島の雄大な自然と奥深い歴史を十分に感じられるはずです。

五島列島モデルコース(1日目:絶景ドライブと星空)
時間 【1日目】絶景ドライブと夕日、そして満天の星
午前 福江空港または福江港に到着。レンタカーを借りて出発します。
福江市街から少し足を延ばし、「椿茶屋」などで囲炉裏を囲みながら五島の食材を味わいます。
午後 西海岸をドライブし、「高浜海水浴場」で記念撮影。その後「大瀬埼灯台」へ向かい、断崖絶壁の絶景を楽しみます。
福江市内のホテルに宿泊。夕食後は「鬼岳」へ。街灯が少なく、満天の星を楽しめる絶好のスポットです。
五島列島モデルコース(2日目:教会巡りと歴史散策)
時間 【2日目】祈りの島の歴史と文化に触れる
午前 教会巡りへ。「堂崎天主堂」や「水ノ浦教会」など、それぞれ趣の異なる教会を訪れます。その後、福江城(石田城)跡や武家屋敷通りを散策し、城下町の面影を感じます。
五島うどんで昼食。お店ごとに異なる出汁や麺のコシを食べ比べるのも楽しみのひとつです。
午後 福江港や空港でお土産を購入し帰路へ。短いながらも充実した旅を締めくくります。

【子連れ旅】家族で楽しむ五島列島体験コース

せっかくの家族旅行なら、子どもたちの心に残る体験をさせてあげたいですよね。このコースでは、小さな子どもでも安心して楽しめる海水浴や、五島の自然・文化に触れる体験アクティビティを盛り込みました。 移動距離は短めに、一つの場所にゆっくり滞在する時間を大切にした、家族みんなが笑顔になれるプランです。

福江島2日間モデルコース(1日目:海あそびプラン)
時間 【1日目】美しい海で過ごす
午前 福江空港または福江港に到着します。余裕のあるスケジュールで、ゆっくりと行動を始めます。
ビーチ周辺で軽めのランチをとります。
午後 高浜海水浴場や香珠子海水浴場で海あそびを楽しめます。鐙瀬溶岩海岸では、磯の景色や自然観察もできます。
ホテルやコテージに宿泊します。バーベキューができる施設もあります。
五島列島モデルコース(家族向け2日目:体験と観光)
時間 【2日目】五島ならではの文化体験と思い出作り
午前 「鬼岳」で芝生の上を自由に遊びながら絶景を楽しみます。その後、五島うどんの手延べ体験や、かんころ餅作り、椿油の搾油体験などに挑戦します。
自分たちで手延べした五島うどんを味わうなど、体験と食を組み合わせた時間を楽しみます。
午後 福江空港または福江港から帰路へ。家族の思い出を振り返りながら旅を締めくくります。

五島列島観光の前に知っておきたい基本情報

五島列島への旅を計画する上で、まず最初に悩むのが本土からのアクセス方法や島についてからの移動手段ではないでしょうか。せっかくの島旅、準備を万全にしておかないと「船や飛行機が満席だった」「レンタカーが予約でいっぱいだった」なんてことにもなりかねません。ここでは、旅のプランニングに欠かせない交通手段の基本から、季節に合わせた服装まで、快適な五島列島観光のために知っておきたい情報をまとめてお届けします。

五島列島へのアクセス方法まとめ

五島列島への主な玄関口は、福岡と長崎です。そこから飛行機または船を利用して島々へと渡ります。 どのルートを選ぶかによって、旅のスケジュールや費用も大きく変わってきますので、ご自身の旅のスタイルに合わせて最適な方法を見つけましょう。

飛行機と船どっちがいい?

福江港ターミナル

移動時間を短縮したいか、費用を抑えたいか、それが選択の大きな分かれ道になります。時間を有効に使いたいなら飛行機、旅費を抑えつつ船旅そのものを楽しみたいならフェリーがおすすめです。 それぞれのメリット・デメリットを比較して、ご自身のプランに合った交通手段を選んでみてください。

五島列島へのアクセス手段比較(飛行機と船)
項目 飛行機 船(フェリー・ジェットフォイル)
所要時間 圧倒的に短い(長崎・福岡から約30~40分) ジェットフォイルで約1時間半~、フェリーで約3時間~
料金 船に比べて高額になる傾向があります 飛行機に比べて安価。特にフェリーは費用を抑えやすいです
メリット 移動時間を短縮でき、滞在時間を長く確保できます 料金が安い。車やバイクを載せられる(フェリー)。船上からの景色も楽しめます
デメリット 運賃が高く、便数が限られます 移動時間が長く、天候による欠航リスクがあります

各港へのアクセスルート

長崎港

長崎、佐世保、そして福岡(博多)の各港から、五島列島の福江港(下五島)や、奈良尾港・有川港(上五島)などへ向かう複数の航路が運航されています。 特に福岡の博多港から出発する夜行フェリーは、船内で一泊することで時間を有効活用でき、翌朝から丸一日観光を楽しめるため、人気の選択肢となっています。

五島列島への主な船便(航路一覧)
出発港 船会社 主な到着港 船種 所要時間(目安)
長崎港 九州商船 福江港、奈良尾港 ジェットフォイル 約1時間25分~
長崎港 九州商船 福江港、奈良尾港、奈留港 フェリー 約3時間10分~
博多港 野母商船 宇久平港、小値賀港、青方港、奈留島港、福江港 フェリー(夜行便あり) 福江港まで約8時間30分
佐世保港 九州商船 有川港、小値賀港、宇久平港 高速船・フェリー 有川港まで高速船で約1時間30分~

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島内の移動手段と手配方法

広大な五島列島を効率よく巡るには、移動手段の確保が何よりも重要です。見どころが島内に点在しているため、基本的にはレンタカーでの移動が最も自由度が高くおすすめです。しかし、車の運転ができない方でも、バスやタクシーを上手に利用することで十分に観光を楽しむことが可能です。

レンタカー予約のポイント

五島のレンタカー

島内の道を自由に、そして気ままに旅したいのであればレンタカーが最適です。ただし、特に夏休みや連休などのハイシーズンは、旅行客や帰省客で予約が殺到します。 航空券や宿と同時に、できるだけ早く予約を済ませておくのが賢明です。福江島をはじめ、各島にレンタカー会社がありますが、台数には限りがあることを覚えておきましょう。 また、島内には道幅の狭い場所も少なくないため、運転に慣れていない方は軽自動車を選ぶと安心です。

バス・タクシー・船の上手な使い方

五島のタクシー

福江島では「五島バス」が路線バスを運行しており、島民の大切な足となっています。 観光客向けに福江島内の路線バスが1日乗り放題になるフリー乗車券も販売されているので、バス旅を計画する際にはぜひ活用したいところです。 ただし、都市部に比べて運行本数はかなり少ないため、事前に時刻表を確認し、綿密に計画を立てることが旅を成功させる秘訣です。主要な観光地を効率よく巡りたい場合は、ガイド付きの定期観光バスを利用するのも良い選択でしょう。
また、グループでの移動や、路線バスでは行きにくい場所へアクセスしたい場合には、観光タクシーをチャーターするのも一つの手です。地元のドライバーさんならではの話が聞けるかもしれません。
さらに、久賀島や奈留島といった福江島以外の島へ渡る際には、島々を結ぶ定期船や海上タクシーが移動手段となります。

おすすめの服装と持ち物リスト

島の天気は変わりやすく、特に海からの風の影響を常に受けることを念頭に置いた準備が必要です。 都会と同じ感覚でいると、夏の日差しに驚いたり、風の強さに体温を奪われたりすることもあります。季節ごとの特徴を理解し、万全の準備で旅に臨みましょう。

五島列島の季節別 気候と服装のポイント
季節 気候と服装のポイント
春(3月~5月) 気候は安定していますが、朝晩は冷え込むことがあります。長袖シャツにカーディガンやパーカーなど、羽織れる服があると安心です
夏(6月~8月) 日差しが強く湿度も高めです。半袖で過ごせますが、日焼けや冷房対策として薄手の長袖があると便利です。帽子やサングラスも役立ちます。
秋(9月~11月) 徐々に涼しくなり観光に適した季節です。9月は半袖の日もありますが、10月以降は長袖や軽めのジャケットが必要になります。
冬(12月~2月) 風が強く体感温度が下がります。コートやダウンジャケット、マフラー、手袋などの防寒対策が必要です

上記の服装に加えて、以下の持ち物があると五島列島の旅がより快適になります。

  • 歩きやすい靴:教会や自然の中を散策する機会が多いため、スニーカーは必須です。
  • 日焼け対策グッズ:季節を問わず、日焼け止め、帽子、サングラスは持参しましょう。
  • 酔い止め薬:船やバスでの移動が多いため、乗り物酔いが心配な方は持っていくと安心です
  • 雨具:天気が変わりやすいため、折りたたみ傘やレインウェアがあると急な雨に対応できます。
  • 現金:島内にはキャッシュレス決済に対応していないお店もまだありますので、ある程度の現金を用意しておくと安心です。
  • 羽織るもの:一枚羽織るものがあると、朝晩の冷え込みや冷房対策に重宝します。

エリア別に見る五島列島の観光スポット詳細

ここからは、五島列島を大きく「下五島」と「上五島」の2つのエリアに分けて、それぞれの見どころをさらに詳しくご紹介していきます。どちらのエリアを中心に旅をするか、計画を立てる際の参考にしてみてくださいね。

下五島(福江島・久賀島・奈留島)の見どころ

五島列島の南西部に位置する福江島、久賀島、奈留島は「下五島」と呼ばれています。五島市の中心であり、空路・海路ともにアクセスの起点となる福江島をはじめ、世界文化遺産の教会が佇む久賀島や奈留島など、歴史と自然が織りなす見どころが満載のエリアです。

大瀬埼灯台(福江島)

大瀬埼灯台(福江島)

福江島の西端、切り立った断崖の上に立つ白亜の灯台は、九州で最後に夕日が沈む場所として知られる五島屈指の絶景スポットです。 展望台から灯台までは遊歩道が整備されていますが、高低差があるため歩きやすい靴が必須です。映画『悪人』やNHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』のロケ地としても有名で、多くの観光客がその雄大な景色に魅了されています。

(玉之浦エリア)基本情報
項目 内容
所在地 長崎県五島市玉之浦町玉之浦
アクセス 福江港から車で約60分

堂崎天主堂(福江島)

堂崎天主堂(福江島)

五島におけるキリスト教復活の象徴として、1908年に建てられた五島最古の洋風建築です。 禁教令が解かれた後、信者たちが協力して建てた赤レンガ造りのゴシック様式の教会は、県の有形文化財にも指定されています。 現在はキリシタン資料館として活用されており、弾圧の歴史を伝える貴重な資料が展示されています。内部を見学する際は、靴を脱いで静かに拝観しましょう。

旧五輪教会堂(久賀島)

世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産の一つで、久賀島にあります。 1881年に建てられた木造の教会で、質素ながらも信徒たちの篤い信仰心が伝わってくるような空間が広がっています。 福江島から船で渡る必要があり、個人でのアクセスは船の便数も限られるため、ツアーを利用するのがおすすめです。

旧五輪教会堂 基本情報
項目 内容
所在地 長崎県五島市蕨町五輪
アクセス 福江港から船と車で移動(ツアー利用が推奨)

江上天主堂(奈留島)

久賀島の旧五輪教会堂と同じく、世界文化遺産の構成資産に登録されている教会です。 1918年に建てられた木造教会で、クリーム色の壁と水色の窓枠が可愛らしい外観が特徴。 船でしか行けない入り江の奥にあり、厳しい弾圧を逃れた潜伏キリシタンたちが暮らした集落の歴史を今に伝えています。見学には事前予約が必要なので注意しましょう。

江上天主堂(奈留島)基本情報
項目 内容
所在地 長崎県五島市奈留町大串1131
アクセス 奈留港から車で約15~20分(見学は事前連絡が必要)

上五島(中通島・若松島)の見どころ

五島列島の北東部に位置する中通島と若松島は「上五島」と呼ばれ、行政区は新上五島町となります。 リアス式海岸が織りなす複雑で美しい海岸線が特徴で、数多くの教会が点在する信仰の島々です。下五島とはまた違った、穏やかで美しい風景が広がっています。

頭ヶ島天主堂(中通島)

頭ヶ島天主堂(中通島)

全国的にも珍しい石造りの教会で、世界文化遺産の構成資産の一つです。 禁教令の時代にキリシタンが迫害を逃れて開拓した頭ヶ島に建てられました。信者たちが近くの石を切り出して一つひとつ積み上げたという壁は重厚感があり、堂内は花柄の装飾が施された華やかな空間となっています。 見学には事前予約が必要です。

頭ヶ島天主堂(中通島)基本情報
項目 内容
所在地 長崎県南松浦郡新上五島町友住郷頭ヶ島638
アクセス 有川港から車で約20分(見学は事前連絡が必要)

青砂ヶ浦天主堂(中通島)

赤レンガ造りの美しい教会で、国の重要文化財に指定されています。 献金と信者たちの奉仕作業によって1910年に完成しました。リブ・ヴォールト天井と呼ばれるアーチ状の天井構造が特徴的で、ステンドグラスから差し込む光が堂内を幻想的に照らします。高台に建っているため、教会からは美しい海を望むことができます。

青砂ヶ浦天主堂(中通島)基本情報
項目 内容
所在地 長崎県南松浦郡新上五島町奈摩郷1241
アクセス 有川港から車で約20分

龍観山展望所(若松島)

龍観山展望所(若松島)

若松島と中通島を結ぶ若松大橋や、複雑に入り組んだ若松瀬戸の多島美を一望できる絶景スポットです。 標高138mの展望所からの眺めは「長崎県新観光百選」にも選ばれており、島の緑、海の青、そして白い橋のコントラストが見事です。 春には桜の名所としても知られ、多くの花見客で賑わいます。

(若松エリア教会)基本情報
項目 内容
所在地 長崎県南松浦郡新上五島町若松郷
アクセス 若松港から車で約5分

五島列島で泊まりたいおすすめ宿泊施設

旅の満足度を大きく左右するのが、どこに泊まるかという選択です。一日の観光を終えて心と体を休める場所は、旅のスタイルや目的に合わせて慎重に選びたいもの。五島列島には、息をのむような絶景を独り占めできるリゾートホテルから、島の人々との温かい触れ合いが待っているアットホームな民宿やゲストハウスまで、多種多様な宿泊施設が揃っています。ここでは、あなたの五島列島での滞在をより特別なものにする、おすすめの宿を厳選してご紹介します。

絶景が自慢のリゾートホテル

目の前に広がるコバルトブルーの海、水平線に沈む夕日、そして満点の星空。五島列島ならではの雄大な自然を心ゆくまで堪能したいなら、絶景が自慢のリゾートホテルがおすすめです。洗練された空間で、日常の喧騒から離れた贅沢な島時間をお過ごしいただけます。

五島リトリート ray by 温故知新

五島リトリート ray by 温故知新

福江島の南東、鐙瀬(あぶんぜ)溶岩海岸のほど近くに佇む、まさに「リトリート」の名にふさわしいラグジュアリーホテルです。 建築家・谷尻誠氏が手掛けた建物は、五島の自然と一体となるようなデザインが特徴。特筆すべきは、全26室がオーシャンビューで、露天風呂が付いていることでしょう。 刻一刻と表情を変える海を眺めながら湯浴みを楽しむ時間は、何物にも代えがたい特別な体験となります。お食事も、五島の豊富な山海の幸を活かした独創的な料理が楽しめ、五感を満たす滞在が約束されています。

福江島へ初めて行く人にも分かりやすく徹底解説!映画「くちびるに歌を」でロケ地巡礼、離島での台風の怖さを解説

カラリト五島列島

カラリト五島列島

2022年8月に福江島にオープンした、新しいスタイルの滞在施設です。 目の前には透き通る海と白い砂浜が広がり、全室オーシャンビューの客室からは、美しい海岸線を一望できます。 我が家のようにくつろげる心地よいゲストルームで、ゆるやかに流れる島時間に身をゆだねれば、飾らない自分に戻れることでしょう。 レストランでは五島牛や新鮮な魚介類など、地元の食材をふんだんに使った料理が提供され、五島の味覚を存分に味わえます。 カヤックや散歩といったアクティビティも充実しており、五島の自然を全身で感じたい方に最適です。

カラリト五島列島のカフェがリニューアル「喫茶うみかぜ」へ行ってみた

ホテルマルゲリータ五島

上五島(中通島)の高台に位置し、静かな入り江を見下ろすことができるリゾートホテルです。 シンプルで洗練された客室は全室オーシャンビュー。 併設された温泉施設からは、美しい海を眺めながらリラックスした時間を過ごせます。 また、五島産の食材を活かした本格的なイタリアンレストランも人気の一つです。 デザイン性の高いライブラリーで静かに読書をしたり、テラスで海風を感じたりと、思い思いの優雅な休日を過ごすことができます。

五島列島のおすすめホテル
ホテル名 エリア 特徴
五島リトリート ray by 温故知新 下五島(福江島) 全室露天風呂付き、オーシャンビュー、創作料理が楽しめます
カラリト五島列島 下五島(福江島) 全室オーシャンビュー。アクティビティが充実し、地産地消のレストランも魅力です
ホテルマルゲリータ五島 上五島(中通島) 高台からの絶景と天然温泉、本格イタリアンが楽しめます

アットホームな民宿・ゲストハウス

「ただ泊まるだけでは物足りない」「地元の人と交流したい」そんな方には、温かいおもてなしが魅力の民宿やゲストハウスがぴったりです。オーナーや他の宿泊客との語らいの中から、ガイドブックには載っていない島の魅力を発見できるかもしれません。まるで島に暮らしているかのような、心温まる滞在が待っています。

民宿あびる

民宿あびる

福江島の岐宿(きしく)地区にあり、名物大将が腕を振るう新鮮な海の幸を中心とした「漁師めし」が自慢の宿です。 釣り人の聖地としても知られる五島で、釣りを楽しみたい方にも最適で、釣り具のレンタルや専用船でのポイント案内も行っています。 水平線に沈む夕日を眺めた後は、獲れたての魚介類はもちろん、五島牛や美味しい地酒に舌鼓を打つ、そんな贅沢な時間を過ごせます。 人々の温かさに触れ、心からリラックスできる滞在が叶います。

民宿 えび屋

上五島(中通島)に位置し、漁師からはじまった宿ならではの新鮮な魚介料理が自慢です。 特に、天然のウニや伊勢海老、幻の魚とも呼ばれるクエなど、五島の海の恵みを存分に味わえる会席料理は格別です。 世界遺産「頭ヶ島の集落」へのアクセスも良く、上五島観光の拠点としても便利です。季節ごとに変わる旬の味覚を楽しみながら、島ならではのゆったりとした時間を過ごすことができます。

ゲストハウス ぴかいちセカンド

福江港から徒歩5分という好立地にあり、観光にもビジネスにも便利なゲストハウスです。 「実家のような安心感」をコンセプトにしており、アットホームな雰囲気の中で、旅人同士や地元スタッフとの交流が生まれます。 リーズナブルな価格設定でありながら、五島の味覚を堪能できる食事プランも用意されており、長期滞在の拠点としても人気を集めています。

五島列島のおすすめ民宿・ゲストハウス
宿名 エリア 特徴
民宿あびる 下五島(福江島) 名物大将による漁師めしや釣り体験が楽しめます
民宿 えび屋 上五島(中通島) ウニやクエなど新鮮で高級な魚介を味わえます
ゲストハウス ぴかいちセカンド 下五島(福江島) 港から近くアクセス良好。アットホームな雰囲気で交流を楽しめます

五島列島・福江島(五島市)はどこへ宿泊するのがベスト?ホテル、民宿、ユースホテル、民泊を比較してみた!

まとめ

地元民が教える五島列島観光の完全ガイドまとめ

私たちの愛する五島列島、その尽きない魅力は伝わりましたでしょうか。世界遺産の教会群に静かに流れる祈りの時間、息をのむほど美しいコバルトブルーの海、そして島の風土が育んだ五島うどんや新鮮な海の幸。都会の喧騒から離れたこの場所には、訪れる人々の心を穏やかに満たしてくれる特別な空気が流れています。この記事でご紹介したモデルコースやスポットを参考に、あなただけの最高の旅を計画してみてください。忘れられない思い出が、きっとあなたを待っているはずです。