観光客に人気の焼肉店。TVでも紹介され、一気に知名度が高まった「焼肉喜楽」をご紹介します。
焼肉喜楽
場所は福江中心部の商店街を少し外れた、車1台がやっと通れる路地裏。昼間は静かですが、夜になると4軒の店が明かりを灯し、どこかエモさを感じる雰囲気です。

「五島牛 焼肉喜楽」と書かれた暖簾をくぐると、女将さんと女性スタッフが温かく迎えてくれます。店内はテーブル席3卓と座敷席6卓が並び、意外と広め。数年前に改装され、仕切りがあるので少人数でも気兼ねなく過ごせます。少し抑えめの照明と立ち上る煙が、大衆的で昔ながらの雰囲気を演出しています。
感動する!美味しさ

メニューは1人前ごとの価格が記されていますが、注文は2人前から。女将さんおすすめの「ハラミ」と「ヒレ」に加え、「上タン」と「ミスジ」を注文しました。銀の皿に盛られた肉と卓上コンロがレトロ感たっぷりです。

特に感動したのはハラミ。タレがしっかり染み込み、ほろほろと柔らかく、角煮のように噛まずに食べられそうなほど。油がタレを通り越して肉をコーティングするのか、焦げにくく旨味が凝縮されています。ヒレもサイコロ状でジューシー、上タンは肉厚なのに柔らかく、レモン汁でさっぱり。

ご飯は「小」を頼みましたが、お肉とタレで食欲が止まらず追加注文。次回は絶対「中」か「大」にしようと誓いました。忘れてはいけないのが自家製キムチ。大きめにカットされ、ほどよい辛さでお口直しにぴったり。

値段はやや高めですが、それ以上の価値あり。2018年にはテレビ番組『せっかくグルメ』で日村さんが訪れ、「五島は美味しいものが多い!」と絶賛。これをきっかけにお店と五島牛の知名度が一気に上がりました。
タレに長時間、漬けている!?

帰り際に「タレに長時間、漬けているのですか?」と尋ねると、女将さんは「注文を受けてからお肉をカットし、タレとあえるだけ」とのこと。それでこの美味しさとは驚きです。秘伝のタレの力を実感しました。
創業60年、喜楽のご夫婦が守り続けてきた味は今も健在。お肉の美味しさと女将さんの温かさに元気をもらい、「また必ず来よう」と心に誓いました。
※営業時間は21時まで。支払いは現金のみ。駐車場はありませんので、商店街の有料駐車場(徒歩2~3分)をご利用ください。
焼肉 喜楽
住所:長崎県五島市栄町5-3
TEL:0959-72-2232
営業時間:17:30~21:00
定休日:火曜日
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