ばらかもん、舞いあがれ!で話題の福江島(五島市)へ初めて行ってきた!福江島へ初めて行く人にも分かりやすく徹底解説!映画「くちびるに歌を」でロケ地巡礼、離島での台風の怖さを解説

五島のインスタ映えスポット第二弾

五島列島の福江島と言えば、やはりここ。鬼岳。標高315m、鬼岳火山群に属しており、玄武岩質のスコリアの噴出により形成された噴石丘。火山帯の底面積に比べて大きな火口を持つのが特徴。鬼岳の加工では、粘性の低いマグマが噴火の際に飛散し粒状に固結した珍しい火山涙(かざんるい)が見れるとのこと。

この鬼岳は、パワースポットとして有名で映画「くちびるに歌を」でも美しい映像で出てきたことで、福江島に来た人は、必ず訪れる場所になっている。しかし、こんな素敵な景色なのだが、台風が接近してきているという状況だと、風が強く…。風が強いと書くと簡単なのだが、関東の人間には想像も出来ないくらいの湿り気があり、重たい風という感じなのだろうか?背中で、この風を受けると、足が前に1歩出てしまうくらいの重さと強さを感じくらいの風なのだ。

台風の風で屋根が飛ぶとニュースで見たり、聞いたりしていたが、この感じの風が更に強く、湿度により重たくなると、それは屋根も吹き飛ばされてしまうと思うのだった。偶然にも小雨まじりの天気の中、少しだけ晴れ間がのぞき、美しい鬼岳が見え、鬼岳からの眺望も噂通りと実感出来たのは良かったのだ。

そして、鬼岳の帰り道といっても少し遠回りしたのだが…近頃、オープンした高級リゾートホテル。双日株式会社が始めた「五島リトリートray(レイ)」。全室オーシャンフロン、露天風呂付きの客室数は26室。レストランやスパも付帯設備としてあり、低層階の高級リゾートホテルなのだ。アクセスも五島つばき空港から車で約10分、福江港からも車で約15分という立地。日本だけではなく海外からの来島者を迎え入れるとのこと。そんなオープンしたばかりの「五島リトリートray(レイ)」も覗いてみた。

ホテルの入口には、蘭尽くし

フロント横のバーラウンジ

眺望はこんな感じ

五島リトリート ray
住所:〒853-0023 長崎県五島市上崎山町2877
Tel:0959-78-5551(受付時間10時~18時)
営業時間:10時~14時、18時~24時
公式WEBサイト:https://goto-ray.com/

本格的中華料理のランチ

五島の映えスポット巡りも小休止。本格的中華が食べれるというお店へ。少し変わった内容が素晴らしく美しい。中華レストランというよりアパレル関連のお店という感じの店内。そんな中華レストランの店名は「とうがらし」。ランチから申し訳ないと思いながらも青島ビール。透き通る味とはまさにこのビールのこと。

オーダーしたのは、麻婆豆腐と黒酢の酢豚。黒酢の酢豚に赤や黄色、緑色の野菜の組み合わせが美しい。黒酢の濃厚な味と透き通る青島ビールの味のバランスが良く、あっという間に間食。野菜は、歯ごたえがしっかりとあるシャキシャキとした感じがたまらない。

そして、昨夜から食べたかった(なぜ食べたかったのかは不明)麻婆豆腐。四川風に近く、胡椒がかなり効いているのでピリッ辛で、青島ビールがどんどん進む。豆腐も丁度良い歯ごたえで、胡椒の効いたスパイシーな麻婆豆腐を引き立てる。んー--ごはんも頼むべきだったか??と悩むくらい絶品。白飯に、麻婆豆腐をかけて食べると白飯の甘い豊かな米の味が重なるので、間違いなく2杯は軽いなぁ~と思いながら、食べ終わった皿を眺めて思うのだった。五島列島で本格的な中華料理を食べたいと思ったら必ず行くべきお店なのだ。

とうがらし
住所:長崎県五島市玉之浦町荒川719-1
Tel:080-2733-4708
営業時間:11時~14時30分、18時~21時30分
定休日:月曜日
駐車場:有
公式Instagram:https://www.instagram.com/tougarashi_arakawa_goto/

あの映画でも使われた教会堂

遅めのランチで…しかも青島ビールまで飲んでしまい…車の中でうとうとしてしまう感じの中、本日の最終目的地に到着。ロマネスク、ゴシック、和風と建築が混合された白亜の教会。水ノ浦教会。日没に近い時間帯だったこともあり、真っ白な建物が更に白く輝いている感じにも見える不思議な感じなのだ。

この水ノ浦教会は、新垣結衣主演の「くちびるに歌を」にも登場してくる。「ド#の音色」「出会いの場」これを書くと「くちびるに歌を」を観た人は、あ~~となるはずなのだ。港町を見下ろす高台に建つ教会の周りには、キリスト教墓地がある。五島のもうひとつの歴史で、仏教徒を装い、安住の地を求めて五島へ移住してきたキリシタンは、開拓をし、貧困に耐え、ひそかに信仰を守り続けたと言われている。カトリックの信仰を表明して、中には囚われの身になったり、過酷な迫害をうけたりしたが、耐えて信仰を貫きとおし「信教の自由」とともに教会堂が建設されていったという歴史があるのだ。

普段は、閉まっている教会とのことなのだが、たまたま、訪れた日、夕刻のこの時間は、ミサが行われていた。神妙な…なんと表現して良いのか?不明なのだが心地よい空気で包まれる感じだった。美しいだけではない歴史の深い水ノ浦教会を感じることが出来てよかったと思うのだった。

水ノ浦教会
住所:〒853-0701 長崎県五島市岐宿町岐宿1643-1
Tel:0959-82-0103
内覧時間:9時~16時
入館料:無料

たっぷりの肉。そして量に驚く

ランチが遅かったこともあり…まだ、お腹はいっぱい…そんな感じなのだが、どうしても食べるべきものがあるということで、その店へ連れってもらった。五島市役所のすぐ後ろに位置するお店の名前は「望月」。洋食屋さんという感じなのだが…。3人で訪れて、オーダーしたのが、「ポークカツレツセット」「五島牛ビーフシチュー」「Bセット(海老フライ、豚肉のソテー、サラダ・スパゲッティー・ライス・スープ)」。

とってもボリューミーな感じの中、ワインのつまみに「串カツ」。まあ、こんなもんだろうと思っていたのだが大間違いだった。まず、最初に出てきた串カツ。これ、もうこれだけで十分な量でお腹いっぱいになるだろうというレベル。隣にあるグラスとの大きさを比べて欲しい。この大きさなのだ。そして、セットにはスープも皿にたっぷりと注がれてくる。

そしてBセットのメインディッシュが、こんな感じで皿からあふれている海老フライ3本と豚肉のソテー。これ、食べきれるのか?という思いで前と隣に座っている友人の食べ物に目を向けると「ポークカツレツ」も「五島牛ビーフシチュー」もとてもパワフル。

ポークカツレツ

五島牛ビーフシチュー

お味はというと…量だけではなく、味もパーフェクト。火加減もバランスが良く、最初は、食べれるのか?と思うくらいの量だったのだが…ペロッと完食。五島牛ビーフシチューもひとくちいただいたのだが、五島牛の柔らかさの食感の中に、たっぷりとデミグラスソースが染み込んでいてトロトロにとろけてしまうような感覚の牛肉になっている。

デミグラスソースにも五島牛の旨味がにじみ出ていて…もう最高!こんな感じになってしまうのだ。満腹。たっぷり堪能した後に、オーナーシェフと話をしてふと目を壁にうつせば…妙に納得してしまった。

壁中に、有名芸能人や人気テレビ番組の写真入り、サインが所狭しと貼られているではないだろうか?そりゃぁみんな来るだろうな~。この量でこの美味しさだもの…五島列島、福江島へ来たら迷わず1回は、訪れるお店であることは間違い無し。味も量も保証します。

和風レストラン 望月
住所:長崎県五島市福江町5-12
Tel:0959-72-3370
営業時間:10時~14時、17時~21時
定休日:不定休

台風ネタを少しだけ

五島列島、福江島の人たちにも言われたが、この時期(8月末~9月中旬)に五島へ来るというのは、ある程度、台風を覚悟しないといけない。とのこと。その通りというか?まさに台風がこちらへ向かってくるとは、思ってもいなかった。長崎空港に到着した時から「台風が北上中」というニュースを見てきたのだが、ここが関東地方に住む私にとって、知らな過ぎたことだったのかもしれない。まず、洗礼を受けたのが「風の強さ」「湿気を含んだ風の重さ」だった。予定していたのは4泊。しかし、ホテルのフロントスタッフのこの一言で2泊で帰ったのだった。その一言とは「台風が向かってきてるから、このままだと島から出れなくなるよ」。慌ててホテルをキャンセルし、便の変更をしたのだった。少し早まったかな?と思ったのだが、変更した便の後からは欠航が相次いだ。雨風が強くなり…。

もう一つ、関東に住んでいる私には想像がつかなかったのが、フェリーの運航がなくなると、町の至る所でモノ、生鮮食料品が無くなりだすということ。本当か?と思う人も多いと思うので、たまたま飲み物を購入しようと立ち寄ったコンビニエンスストアのパンやお弁当、生鮮食料品の棚がこんな感じになっていたのだ。この感じは、2011年3月11日に東日本大震災を経験した関東の人は、その時にだけ見た光景、状況とほぼ同じ。残っているのは「アイスクリーム」だけという感じなのだ。

コンビニエンスストアの看板も補強されており、これが島での台風への備えなのだろう。台風の恐ろしさが身に沁みて、少しだけわかったように思えた瞬間だった。島の台風の直撃は、恐ろしい。

至る所に農産物の直売所

長崎県五島列島は、グルメ、観光やリゾート地だけではない。至る所に農産物の直売所がある。農産物が生活に近いところ、場所にあり、誰もがすぐに手にとって見れる最高の場所であり、農業が盛んな島だった。この「だった」という過去形の表現にしたのには理由がある。五島列島は、さつまいもの島と言われたのは、もう数十年も前の話。関東地方の農家でも起こっている状況が、少し早く、この島には起こっているのだ。それは、農家の高齢化。そして就農する人口の減少。それに伴い離農する人口が増える。

そうなると畑が空いてくる。俗にいう休耕地が増えるということなのだ。そんな長崎県五島列島。休耕地が増え、どんどん農業が弱くなっていってしまっている島に、新しい風を吹き込んだベンチャーがある。今回の最大の目的が、この長崎県五島列島で起業をした農業ベンチャーを取材することなのだ。

もう一つの目的

長崎県五島列島。以前は、さつまいもの島と言われたこの島も農業人口は減り続け、休耕地が増え続けている。この旅ログは、長崎県五島列島の旅。しかも初めて五島列島へ旅をする人に少しでも五島列島のことを感じてもらえたらと書き始めてきた。長崎県五島列島の美味しいもの。美味しいお店。そして、SNS映えするような?歴史深い名所。観光系メディアには無いものを少しでも伝えられたらと…。台風の話。これは、関東地方に住む人から見れば、毎回、台風情報のニュースは、あまりピンと来ない。関東地方へ台風が進んでくる頃には、多少なり勢力が弱まっていたりするからなのかもしれない。島。特に沖縄や五島列島のような島は、台風が発生して、勢力も最大値に近い状態で上陸してくる。台風の怖さ、恐ろしさは、私のように関東地方に住む者とは備えも考えも大きく異なる。

天候があまり良くなかったことで真っ白な砂の海岸線やコバルト色の海は、次に長崎県五島列島へ来た時に、追加したいと思う…自身も凄く残念…。