ほどよい甘味でホクホクした食感のサツマイモは、美容効果が高いことで注目を集めています。食物繊維などを豊富に含んでいるさつまいもは、栄養価の高さから準完全栄養食品として親しまれてきた食材です。全ての野菜を合わせるとサツマイモになると言われているほど、栄養が豊富に含まれていますよ。また、美容・ダイエット・健康にも役立つさつまいもには、特に美容の面でメリットがある栄養素が豊富に含まれています。ここでは美しさに磨きがかかるように、さつまいもの美容効果を高める!?さつまいものおすすめの食べ方をご紹介していきます。
さつまいもの栄養素は?
【ビタミンC】
さつまいもには、美容成分としても注目されているビタミンCが多く含まれています。リンゴのおよそ7倍も含まれています。ビタミンCは、熱や胃酸に溶けだしてしまうデリケートな性質を持っているのですが、さつまいもに含まれているビタミンCは壊れにくく、体内への吸収が良いといわれています。ビタミンCは、紫外線から産生されるメラニンを未然に防ぐ、紫外線ダメージで発生したメラニンを分解・排出、お肌のケアのもととなるコラーゲンを産生する、疲労回復の効果、活性酸素を消去する抗酸化作用があり、動脈硬化予防にも効果が期待できます。お肌に嬉しい美容効果だけではなく、体の内側から健康に繋がる効果があります。さつまいもを取り入れた習慣が美容だけではなく、健康にも繋がるのは嬉しいですよね。
【ヤラピン】
さつまいもの代表的な成分ヤラピンは、美容との関わりが深い食物繊維の一種として知られています。ヤラピンが体内に吸収されると、腸内の善玉菌を増やすためのエサとなり、悪玉菌を減らす効果が期待できます。また、腸の蠕動運動に働きかけ、便を柔らかくすることによって体内の老廃物・毒素が排出でき、肌荒れや大人ニキビの改善・予防の美容効果が期待できます。さつまいものヤラピンは、腸内環境を健やかに整えてお通じをスムーズにするだけではなく、丈夫で健やかな肌質へと導いてくれるのです。
【カリウム】
さつまいもに含有されているカリウムは、体内に蓄積されたままの余分な水分・塩分を、利尿作用によって体外に排出する働きがあります。お通じをスムーズにしてくれる食物繊維とともに、デトックス効果がありますよ。
美容効果を高める!?さつまいもの食べ方とは?
さつまいもは、身近なお店やインターネット通販でも手軽に購入することができるので、美容の習慣として取り入れることも簡単で、よりメリットが多い食材ですよね。メリットを最大限に活かすための、おすすめの美容に良い食べ方・ポイントについてご紹介します。
・皮ごと食べる
さつまいもの皮には、身の部分と同じくらい栄養成分が含まれています。皮には、身にも含まれているヤラピン・食物繊維と、皮のみに含まれているアントシアニンという栄養成分があります。アントシアニンには強い抗酸化作用があります。血流を促進して目の緊張をほぐす効果や、視力低下や眼の病気の予防効果が期待されています。
また、アントシアニンはアンチエイジングの効果があるポリフェノールの一種となっているので、皮ごと食べると、身には含まれていない栄養成分もまるごと補うことができますよ。
・朝食やお菓子の置き換えとして食べる
朝はバタバタと用意に追われて、栄養バランスの整った朝食を食べることが難しかったり、小腹がすいたらお菓子に手が伸びてしまったり…なんてことありますよね。さつまいもを朝食の代わりとすると、準完全栄養食品でもあることから、ビタミンやエネルギーの源になるタンパク質などバランスよく摂取することができます。朝にさつまいもを食べると、水分が溜め込まれて腸の蠕動運動を活性化するので、便秘の解消にも繋がりますよ。また、間食としてお菓子を食べるよりも、さつまいもを食べることで腹持ちが良く、栄養素も豊富に含まれているので、置き換えの食材としておすすめですよ。さつまいもを継続的に食べていくことで、美容だけではなく健康やダイエットのメリットを感じることができます。
・アレンジして食べる
さつまいもはアレンジしやすい食材で、野菜やフルーツとの相性も抜群でおすすめです。普通の野菜サラダにさつまいもを入れることで、緑黄色野菜では補いきれなかった栄養素や、エネルギー源も摂取することができますよ。
ヨーグルトの付け合わせや、ドリンクやスムージーにして飲むなどのアレンジを加えても美味しく、さつまいもでより満腹感も得られるので、食べ過ぎ防止にも繋がります。美容にはもちろん、内側から体を健康的にアップデートできるのでおすすめです。
さつまいもは常備しておくことで決まり!
栄養素が豊富に含まれるさつまいもは、美容だけではなく、健康のサポートをしてくれる万能食材です。食べ過ぎは要注意ですが、上手に取り入れて潤いのある毎日を過ごしましょうね。