焼き芋を温め直して食べる時の注意点とは?美味しく再加熱するには電子レンジ?トースター?魚焼きグリル?フライパン?蒸し器?どれ?実際に試してみた結果を教えます!

焼き芋を買ってきたものの、食べきれずにそのまま残ってしまったことはありませんか?最近、あえて焼き芋を冷やして食べるという方法もありますが、「焼き芋はやっぱり熱々の状態で食べたい!」という方も多いと思います。本記事では、食べきれずに残ってしまった焼き芋を、おいしく温めなおす方法について解説します。ポイントを意識すれば、温めすぎてカチカチの焼き芋になってしまう、といった失敗もなく、簡単に熱々の焼き芋を食べることができます。ぜひ最後までお読みください。

温めなおし前の焼き芋の状態

はじめに、今回の検証に使った焼き芋をご紹介します。

さつまいもの品種

今回の検証に使用する焼き芋の品種はシルクスイートです。シルクスイートは、名前の通り、絹のように滑らかなしっとりとした舌触りが特徴です。温めなおした時に、このしっとり感が保てるかどうかを重要なポイントとして検証しています。

丸1日冷蔵庫に保管

焼き芋は買ってきてから丸1日、ラップで包み、冷蔵庫で保管したものを使用します。買ってきたものの当日は食べきれず、翌日におやつとして食べる、というよくあるシチュエーションを再現しました。

特徴を解説!焼き芋の温めなおし方法5選

本記事では以下の5つの機器を使用した方法をご紹介します。

  • 電子レンジ
  • トースター
  • 魚焼きグリル
  • フライパン
  • 蒸し器

電子レンジ

電子レンジは最も簡単に、短時間で温めなおしができるので、おすすめの方法です。ホクホクした食感が好きな方はラップをせずに、しっとりした食感が好きな方はラップで包んでから加熱してください。ラップなし加熱で検証した際、シルクスイートを使っても多少ホクホクするくらい適度に水分が抜け、かなり効果を感じられました。注意したいのが加熱のしすぎ。固くなっておいしく食べられないだけでなく、長時間加熱しすぎると発火の危険もありますので注意しましょう。

■方法

  • 焼き芋をラップで包む(しっとりさせたい方のみ)。
  • 600Wで2分加熱し、温まり具合を確認しながら追加で30秒程度ずつ加熱する。

トースター

トースターはそのまま加熱すると、中まで火が通る前に皮が焦げてしまいます。

濡れたキッチンペーパーで包み、その上からアルミホイルで包むことで、しっとり感を維持しつつ、焦がすことなく温めることができます。

■方法

  • 濡れたキッチンペーパーで焼き芋を包み、その上からアルミホイルで包む。
  • トースターに入れ、6分間加熱する。
  • 濡れたキッチンペーパーとアルミホイルを外し、2分程度加熱する(表面を香ばしくしたい方のみ)。

魚焼きグリル

魚焼きグリルは、基本的にトースターと同じ手順です。魚焼きグリルは上下に熱源があるものと、上面のみ熱源があるものがあります。上面のみ熱源があるタイプで加熱する場合は、途中で焼き芋をひっくり返すことで、全体がムラなく温まります。

■方法

  • 濡れたキッチンペーパーで焼き芋を包み、その上からアルミホイルで包む。
  • 魚焼きグリルに入れ、途中で上下をひっくり返しながら中火で6分間加熱する。

フライパン

フライパンは火の通り方が直接的ですので、こまめに転がしながら温める必要があります。他の方法に比べてやや時間も長くかかり、手間もかかりますので、あまりおすすめはできませんが、電子レンジなどのキッチン家電をお持ちでない方はお試しください。

■方法

  • 濡れたキッチンペーパーで焼き芋を包み、その上からアルミホイルで包む。
  • 途中で5〜6回程度こまめに焼き芋をひっくり返しながら、弱火で20分加熱する。

蒸し器

意外かもしれませんが、蒸し器でも焼き芋を温めなおすことが可能です。蒸し器は加熱された水蒸気で温めるので、焼き芋をそのまま入れて温めると、ベチャッとなりすぎてしまいます。忘れずにラップで包んでから蒸し器に入れましょう。しっかりとラップで包めば、意外に表面はベチャベチャせず、中も水分が多すぎる感じにはなりません。

■方法

  • 蒸し器に水を入れて火にかけ、蒸気が上がるまで水を沸騰させる。
  • 隙間ができないように注意しながら、焼き芋をラップで包む。
  • 湯が沸騰して蒸気があがった蒸し器に焼き芋を入れ、15分加熱する。

電子レンジ&トースターでさらにおいしく温めなおす方法

さらにおいしく温めなおした焼き芋を食べたい、という方は、特徴の異なる温め方を組み合わせてみましょう。特におすすめなのが、電子レンジとトースターの組み合わせ。少し手間はかかりますが、電子レンジの効果で中までしっかり加熱し、トースターの直接的な火力で表面をパリッと仕上げることで、とてもおいしく仕上がります。

■方法

  • 電子レンジを使って600Wで2分加熱し、温まり具合をみながら追加で30秒程度ずつ加熱する。
  • トースターに入れ2分間加熱し、表面の皮がパリッとするまで様子を見ながら加熱する。

まとめ:温めなおしでもおいしく焼き芋を食べよう!

冷めてしまった焼き芋をおいしく温めなおす方法をご紹介しました。今回は1本丸ごと温めていますが、場合によっては食べかけの焼き芋が残っている場合もあるかと思います。そういう時は加熱時間を短めに設定して、様子を見ながら温めてくださいね。せっかくのおいしい焼き芋を、余すところなくお楽しみください。