焚き火で焼き芋!キャンプで焼き芋を作りたい!東京で焼き芋が出来る場所とは?

焚き火で焼く焼き芋は、格別のおいしさがありますよね。ぱちぱちと薪がはぜる音、ほんのりと漂う煙の香り、そしてゆっくり火にあたりながら待つ時間…。すべてが特別なひとときを演出してくれます。火のぬくもりを感じながら芋を焼くその工程自体が、まるで小さな冒険のようで、子どもから大人まで夢中になってしまう魅力があります。ただ、近年では焚き火ができる場所が限られており、自由に火を使える環境が少なくなっているのも現実です。安全面や環境への配慮から、焚き火が禁止されている公園も増えています。そんな中でも、ルールを守りながら焚き火を楽しめるスポットは確かに存在します。

この記事では、関東エリアで焚き火ができるおすすめの公園やキャンプ場をご紹介します。自然の中でゆったりとした時間を過ごしながら、じっくり焼き上げたホクホクの焼き芋を味わってみてください。心も体も温まる、秋冬ならではの贅沢な体験がきっと待っています。

焚き火ができる関東の公園

光が丘公園バーベキュー広場

都心にいながら、気軽にアウトドア気分を味わえる人気の公園です。バーベキューエリアが整備されており、手ぶらでも楽しめる手軽さが魅力。ここでは、指定の焚き火台を使えば焚き火も可能なので、炭火料理の合間に焼き芋をじっくり焼くのもおすすめです。日が暮れて火の明かりがゆらめく頃には、ほんのり甘い香りが漂いはじめ、アツアツの焼き芋が出来上がります。バーベキューの締めくくりに、焚き火で作った焼き芋をほおばれば、まるでキャンプ場にいるような贅沢な気分に。家族や友人と、都会の中でちょっとした非日常を楽しめるスポットです。

住所:東京都練馬区光が丘4-1-1
連絡先:03-3977-4125
予約方法:電話・インターネット
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郷土の森バーベキュー場

東京都内で、予約なしで焚き火を楽しめる貴重な公園です。広々とした河川敷に位置しており、川のせせらぎを聞きながら焚き火ができる開放的なロケーションが魅力。火を囲みながら過ごす時間は、都心にいることを忘れてしまうほどゆったりとしています。

焚き火台を持ち込めば、気軽にデイキャンプ気分を味わうこともできます。夕暮れ時には空がオレンジ色に染まり、川面に反射する炎のゆらめきがなんとも幻想的。人混みを離れて、静かに自然を感じたい方や、のんびり焼き芋を楽しみたい方にもぴったりのスポットです。

住所:東京都府中市是政6丁目多摩川河川敷
連絡先:042-362-7214
予約方法:なし※国の治水工事に伴い、バーベキュー場の一部を閉鎖中
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彩湖・道満グリーンパーク

直火は禁止されていますが、焚き火台を使用すれば焚き火を楽しめる公園です。荒川の河川敷に広がる自然豊かなエリアで、アクセスの良さも人気の理由。休日には家族連れや友人同士でにぎわい、思い思いにアウトドア気分を満喫しています。

公園自体はとても広々としていますが、焚き火ができるエリアはきちんと指定されています。安全のためにも、ルールを守って決められた場所で楽しむのがポイントです。風に揺れる炎を眺めながら、じっくり焼き上げる焼き芋は格別の味。都会の喧騒を少し離れて、のんびりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

住所:埼玉県戸田市重瀬745
連絡先:048-449-1550
予約方法:予約不要・利用料金無料
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焚き火ができる関東のキャンプ場

若洲公園キャンプ場

東京23区内で焚き火を楽しむなら、江東区の若洲公園キャンプ場がおすすめです。都心からのアクセスが良く、海風を感じながら焚き火を囲める人気のスポット。キャンプ場として整備されているため、焚き火だけでなくテント泊やバーベキューも楽しむことができます。

運営は江東区が行っており、利用料金もとてもリーズナブル。道具のレンタルも充実しているので、初心者でも気軽にチャレンジしやすいのが嬉しいポイントです。夕暮れ時、東京湾に沈む夕日を眺めながら火を囲む時間は、まるで小旅行に出かけたような特別なひととき。焼き芋をじっくり焼き上げて、アツアツをほおばれば、心までほっと温まる都会のアウトドア体験が味わえます。

住所:東京都江東区若洲3丁目2番1号
連絡先:03-5569-6701
予約方法:電話・インターネット
公式サイトはこちら

城南海浜公園キャンプ場

キャンプ場の魅力は、なんといっても自分のペースで焚き火を楽しめるところ。時間に追われることなく、思い思いのタイミングで火を起こし、ゆったりと炎を眺める贅沢なひとときが過ごせます。このキャンプ場は羽田空港のすぐ近くにあり、焚き火のそばで飛行機の離着陸を間近に見ることができるのも大きな魅力です。夜空を背景に飛び立つ機体と、手元でゆらめく炎のコントラストはまるで映画のワンシーンのよう。非日常の時間を楽しめます。

さらに、薪や炭は現地で販売されているので、途中で足りなくなっても安心。手ぶらで訪れてもすぐに焚き火が始められる手軽さも嬉しいポイントです。焚き火のぬくもりと飛行機の迫力を同時に味わえる、都心ならではの特別なキャンプスポットです。

住所:東京都大田区城南4-2-2
連絡先:03-3799-6402
予約方法:電話
公式サイトはこちら

自然人村

木々に囲まれた静かな場所で焚き火を満喫したいなら、「自然人村」がぴったりです。山あいに位置し、すぐそばには清らかな川が流れていて、自然の息づかいを肌で感じられるロケーション。鳥のさえずりや風の音を聞きながら焚き火を囲む時間は、まるで日常を離れた別世界のようです。

キャンプサイトも整備されており、焚き火を楽しみながらのんびりと過ごすには最高の環境。夜になると満天の星空が広がり、炎の明かりと星の輝きが織りなす幻想的な風景に心が癒されます。都会の喧騒を忘れ、自然の中でゆったりと焼き芋を焼く時間は、まさに贅沢なリフレッシュ体験。香ばしく焼き上がった芋をほおばれば、心も体もぽかぽかと温まります。

住所:東京都あきる野市深沢198
連絡先:070-3985-4878
予約方法:公式HP予約フォーム

焼き芋の作り方

焚き火で焼き芋の作り方

焚き火ができる公園やキャンプ場を見つけたら、せっかくなら美味しい焼き芋づくりにも挑戦したいところですね。自然の中で食べる焼き芋は、家庭で作るものとはひと味もふた味も違います。とはいえ、ただ焚き火に放り込むだけではうまくいかないことも。基本の作り方やちょっとしたコツを知っておくと、甘くてホクホク、香ばしい焼き芋に仕上げることができます。

火加減の見極めや包み方、焼き上げる時間など、少しの工夫で驚くほど味が変わります。外は香ばしく、中はしっとりとした理想の焼き芋を目指して、焚き火の炎とゆったり向き合ってみましょう。焚き火の温もりと焼き芋の甘い香りに包まれる時間は、きっと忘れられない思い出になります。

1.燃えやすい小枝や枯葉、薪などを用意する
2.新聞紙や小枝にライターで火をつける
3.焚き火の火が安定したら、薪をくべる

新聞紙、アルミホイルを巻いて焚火で作った焼き芋

4.さつまいもは新聞紙で包んで水にくぐらせておく
5.新聞紙の上からアルミホイルでさつまいもを包む
6.焚き火の薪が熾火(おきび)になったら、さつまいもを入れる
7. 火ばさみを使い、さつまいもを移動させながら焼いていく
8.30分ほど焼いたら竹串をさつまいもに刺してみる
9.スッと串が入れば焼き芋の完成です

【美味しく作るポイント】

焼き芋を【美味しく作るポイント】

焼き芋を美味しく仕上げるには、火加減と包み方がとても大切です。焦げないようにするためには、まずさつまいもを新聞紙で包み、それを軽く水にくぐらせてから焼くのがおすすめ。こうすることで、外側が焦げにくく、しっとりとしたホクホク食感に仕上がります。

焚き火に入れるタイミングもポイントです。赤い炎が立っているうちはまだ早く、火が落ち着いて熾火(おきび)になった頃がベスト。遠赤外線の熱でゆっくり火が通り、甘みがぐっと引き出されます。焼いている途中で焚き火が小さくなってきたら、さつまいもの位置を少しずつずらして、全体にまんべんなく熱が伝わるように調整しましょう。焦げ目を避けつつ、じっくり時間をかけて焼くことで、中まで柔らかく、香り高い絶品の焼き芋が出来上がります。

ルールを守って焚き火で焼き芋を作ってみよう

ルールを守って焚き火で焼き芋を作ってみよう

焚き火で焼き芋を作るときは、まず「焚き火が許可されている場所」で行うことが大切です。最近では、安全面や環境保護の観点から、焚き火が禁止されている公園やキャンプ場も少なくありません。焼き芋を楽しみたい場合は、出かける前に必ず公式サイトなどで最新の情報を確認しておきましょう。

また、焚き火のルールも場所によって異なります。直火(地面に直接火を起こすこと)が禁止で、焚き火台を使えばOKというケースも多いため、持参する道具も事前に確認しておくと安心です。焚き火台を使えば地面を焦がさず、後片付けも簡単にできます。そして何より、火の扱いには十分な注意が必要です。風の強い日や乾燥した日は火が飛びやすく、思わぬ火事につながることもあります。焼き芋を作るときは、焚き火のそばを離れず、火の様子を常に見守るようにしましょう。自然の中で安全に、美味しい焼き芋タイムを楽しむための心がけが大切です。

※内容は、記事更新時点のものです。記載内容が変更となっている場合もございますので、事前に確認するようにしてください。また、本記事はあくまでも情報提供に過ぎませんので、実際に焚火を行う際には自己責任でお願いいたします。(2023年11月2日更新)