くまもと農業経営塾で講演をしてきた!都道府県によって農業政策は大きく違う!熊本県の農業政策のひとつは後継者を育てる事なのだ。事業戦略をテーマにたっぷりと話をしてきた

2024年も多くの講演の依頼を受けております。執筆年月日は2月6日午前8時。講演依頼は、だいぶ絞るようにしているが平均で年間10本程度。現在時点で4件の講演依頼がある。今日は1月24日の「くまもと農業経営塾」の講演について書きたい。

都道府県の違い

タイトルにあるように、都道府県によって農業政策は大きく違う。株式会社アグリ・コーポレーションは長崎県五島市(福江島)にあるが、同じ九州でも長崎県と熊本県は全く違う。農業分野への予算割合、推奨品目、畜産・果樹・水稲・露地野菜といったカテゴリー毎の強み、そして後継者の作り方。依頼を受けたくまもと農業経営塾は、まさに時代を担うニューリーダー養成講座である。この後継者を育てる意思が熊本県の農業政策の一つであることが伺える。

2023年8月1日に1本のメールから始まる

この度、株式会社農テラスの山下社長より佐藤様をご紹介いただき、ご連絡させていただきました。山下社長より、ご依頼内容を簡単にお聞きしているかもしれませんが、改めてご説明いたします。

くまもと農業経営塾について

  1. 熊本県が実施主体の事業で、県内若手農業者を対象とした農業経営塾。(肥後銀行が企画・運営)
  2. 今年は8月25日に開講し、来年3月までの8か月間で10回の講義を行う。(今年で14年目)
  3. 塾生の人数は15人程度を予定。

株式会社農テラスの山下社長とは、2022年11月28日に熊本県で行われた講演会でお会いしたことで、本講義の依頼を受けることになった。政治関係の依頼以外はすべて受けるをモットーにし、縁を大事にしている為、ありがたい依頼である。

熊本県庁の職員が後継者塾を行うのではなく、予算を計上し、肥後銀行が企画運営し、農テラスが実行する図式で、国・県・市のお金と仕事の流れでよくあるパターンである。メールとテレカンでのやりとりだけであるが、振り返ってみると計20回のメールのやりとりがあった。依頼内容や日程、費用、日程調整、レジュメの確認など細部にわたる。

前日入りは基本としている

講演を受ける際の注意点として、当日の現地入りのリスクがある。長崎県五島市(福江島)は離島であるため、天候不順に滅法弱い。飛行機の遅延は、まだしも、欠航になれば船になるがまず間に合わないため、前日に移動することを基本としている(過去に痛い目にあったことがあるため、前入りは必須)。

とは言え、今回は関西から向かうため躊躇したが、それでも前日に福岡泊とした。これが、大正解。1月24日は大雪となり、新大阪発―鹿児島間の新幹線は遅延だらけ…。福岡発―熊本着に乗り込み、予定通り40分で現地に到着。暖かいイメージの熊本にもうっすらと雪が見える。

会場は肥後銀行2Fセミナルーム。

講演スタート

受講生の座席は指定制で、机に本日のタイムスケジュールがあった。3時限あり、1限目(食品の可能性)、2限目(海外マーケットのリアル)、3限目(模擬商談)。私は1限目を担当する。塾生は15名ほどなので、始まる前に多数の受講生と名刺交換をする。中には農林水産省を退職して起業した方や、健康のためにモヒンガ茶を栽培している女性、そしてやはり不知火(熊本発祥)やみかんなどの柑橘系の農家が多かった。

タイムスケジュールには「食品の可能性」と書かれていたが、「事業戦略」をテーマにした講義を依頼されており、具体的には講義の中で、「農業スタイル」「考え方」「事業展開」を話すことになっている。雪の影響で数人が遅れることになったが、時間通りにスタートした。驚いたのは、小中高の学生時代のように起立して、校訓を唱和する。素晴らしいと思った。つい、だらっと始まってしまうものだが、しっかりとしている。

10分程は、タイムスケジュールや当社の紹介をしていただき、私の番となる。時間は70分。最低70分ほどあると、早口にならずに大事なポイントに時間を使い講演できるので最適な時間である。30~40分は内容が薄くなり、90分は受ける側が長すぎるため60~70分は最適だと考えているが、これも今後の熟練度により変わってくることだとも思っている。あくまで講演者のスキルにつきる。精進します。受講者は15名ほどであるが、受講生たちは親から行かされたわけでもなく、付き合いできているわけでもなく、参加したい意思を示し、選ばれた農業者なので聞く姿勢が強い。私の話す内容に相槌をうったり、わからなさそうな顔をしたり、前向きなので講演にも熱がはいることを実感しながら気持ちが昂る。

予想通り、講演の後の質疑応答では活発な意見や質問が相次ぐ。講演をしていて寂しいのは質疑応答で質問が無く、仕方なく運営者や責任者が質問をするパターンが最も悲しくなる。自分の説明が下手だったのか?、響かなかったのか?、講演中の温度感がわるかったのか色々と反省点が浮かぶものである。その繰り返しで講演スキルが少しずつついてきているのかもしれない。

私の名刺にはLINEのQRコードがあるため、後日、連絡してもらっても良いと伝えると、2名と講演後に繋がった。やる気と縁を大事にしているのだと感心した。

二度見した価格

長崎空港へ向かう前に時間があっため、熊本駅で赤牛のステーキを食べてみた。熊本名物の一つであるらしいが…少々、高いですね。

会計後にレシートを二度見するくらい高い。これ…ランチなんだけど。講演後の高揚した気持ちの高さが会計にも反映されたようだ。