さつまいもアンバサダー認定講座を受講してきた!さつまいもアンバサダーとは?さつまいもアンバサダーって何をするの?さつまいもアンバサダー認定講座を受けてさつまいもアンバサダーになってみた!

突然だが、「さつまいもアンバサダー協会」をご存じだろうか?世の中に星の数ほどある、〇〇協会の存在を考えれば、さつまいもに関する協会があるのは、当然と言えるだろう。今回ご紹介するのは「さつまいもアンバサダー協会」と、同協会が実施している、「さつまいもアンバサダー認定講座」に関する体験レポートである。さつまいもが大好き、仕事でさつまいもに携わっている、等々、さつまいもに関心がある方は、ぜひ最後までご覧いただきたい。そして、いつの日か、ともに胸を張って「私はさつまいもアンバサダーだ」と声高らかに宣言しようではないか。なお、紹介する施設内の画像は、全て許可を得て撮影したものである。

さつまいもアンバサダー協会とは?

「サツマイモに関する情報の発信、サツマイモの新しい価値創出を目指す企業・組織との共創活動、サツマイモの魅力を伝えるアンバサダー育成を通じて、サツマイモ産業の振興を目的として活動を行っている」団体である。

参照元:さつまいもアンバサダー協会 公式サイトより

特定の地域に根差した団体というよりは、日本全国、いや、世界にその門戸を開放しているのだ。WebサイトやSNS等でのさつまいもに関する情報の発信や、外部企業・外部組織とのイベント等のコラボレーションなど、様々な事業を通じて、さつまいもの魅力を広めることの一環として、「さつまいもアンバサダー認定講座」を実施しているのだ。

そして、さつまいもアンバサダーの使命は、さつまいものファンを増やすことである。家庭や職場、学校など、日本でも海外でも、場所を問わず、さつまいもの魅力を伝え、ファンを増やすことが使命なのだ。こう聞くと、何やら難しいと感じる人ももしかしたらいるかもしれない。しかし、「さつまいもを愛する心があれば大丈夫」と、協会も宣言してくれているので、安心して、気軽にその門を叩いてほしい。何事も、「迷わず行けよ、行けばわかるさ」である。

さつまいもアンバサダー認定講座とは?

さて、そんなさつまいもアンバサダー協会が実施している、さつまいもアンバサダー認定講座とは、一体どんなものなのか?自称さつまいも好きトレーニーの筆者としては、さつまいもアンバサダーとなることで、「自称」を外せるチャンスかもしれないと思い、受けてみることにした。

受講日は2023年4月23日。会場は、東京・北千住にある「さつまいもサロン」。受講方法は、会場での受講か、オンラインでの受講があるが、実施日により異なる。ただし、一回の参加人数が8名ほどに限られているため、早めに申し込んだ方が良いかもしれない。受講費用は11,000円(税込)だ。

さつまいもサロンの住所は、東京都足立区千住2-16-3興伸ビル2階。「興伸」とは、もしかして、あの「おいもやさん興伸」と関係があるのか?と考えながら、北千住駅西口の「きたろーど1010」商店街のアーケードを歩くこと約5分。その住所にたどり着くと、やはり「おいもやさん興伸」だった。店の外には、さつまいもアンバサダー認定講座の会場は店内2階という案内が出ていた。店内に並ぶ美味しそうなおいもたちに後ろ髪をひかれながら、2階へと進む。

〒120-0034 東京都足立区千住2丁目16-3 興伸ビル

さつまいもサロンでの出来事

会場である、さつまいもサロンの様子を紹介しよう。カウンターや壁には、さつまいもに関する書籍やグッズ、情報が並んでいる。ソファや椅子はさつまいもカラーだ。さつまいもに囲まれた空間、さつまいも好きが集う場所、それがさつまいもサロンだ。今回の受講者は筆者である私を含めて7名。北は北海道から、南は長崎県五島市まで、仕事でさつまいもに携わっている人や、仕事とは関係なくさつまいもをこよなく愛する人、性別、年齢など様々な7名の顔ぶれだ。言うなれば、全国のさつまいもの猛者達だ。高田延彦がこの場にいたら、「さつまいも好きの中のさつまいも好き、出てこいや!」と叫ぶに違いない。参加者の7名が、皆それぞれの経緯で、さつまいもアンバサダー認定講座にたどり着いたことを考えると、鳥肌が立った。

まずは、参加者の自己紹介から始まり、休憩を挟みながら、さつまいもの講義と確認テストを受けるという、4時間半の内容だ。講義を行うのは、さつまいもアンバサダー協会代表理事の、橋本亜友樹氏である。橋本氏は、あの「ほしいも神社」にも寄与している人物だ。

先日訪れた、さつまいも博公認ショップのulucaで見かけたほしいも神社のお札、そして、ほしいも神社に関係のある橋本氏が主催するさつまいもアンバサダー認定講座。この流れは、ほしいも神社参拝による巡りあわせなのかもしれない。

さらに驚いたことは、橋本氏の履いていたプーマのスニーカー。さつまいもカラーなのである。まさに筋金入りのさつまいもアンバサダー・橋本氏によるさつまいもの講義は、まるで大学のゼミのようだ。さつまいもの歴史から、需給、品種、生産、栄養、食べ方、文化、世界のさつまいも事情に至るまで、幅広く、最新のさつまいも情報に基づく講義だった。メモを取りながら誰かの話を聴くことは、いつ以来なのか、思い出せない。講義のあとは確認テストがあるが、点数を競うものではないので、テストがあると聞いて不安に思った方でも安心して受講してほしい。

休憩時間には、なんと、おいもやさん興伸の大学芋(愛子町)が振舞われた。

さらにこの日は、長崎県五島市からの参加者である、ごと株式会社の安達女史から、冷凍焼き芋(安納芋)の差入れもあった。嬉しすぎるサプライズに、喜ばない参加者はいない。普段あまり使用しない私の脳に溜まった講義の疲れが、大学芋と安納芋によって完全に癒されたひとときだった。これまで何度か、おいもやさん興伸の大学芋を食べたことがあったが、この日が最も美味しく感じた。

さつまいもアンバサダーになった!

さつまいもアンバサダー認定講座の受講後に、参加者のとる選択肢は2つだ。受講のみに留めるか、後日送られる案内に基づき、所定の費用(年会費)を支払って、さつまいもアンバサダー認定会員となるか、だ。年会費は6,000円だが、受講する時期によって変わる場合があるので、受講時の案内を確認してほしい。

そして、後者の選択をした私のもとに、さつまいもアンバサダー協会から届いたものが、講座の修了証と、会員証だ。会員番号は26。つまり、全国で26人目だ。26/1億2000万、若い番号がなんだか嬉しい。これで私は、晴れてさつまいもアンバサダーとなったのである。

名刺に「さつまいもアンバサダー」の称号を入れることだってできるのだ。私が受講した2023年4月時点では、まだ会員数は30人弱。受講が早いほど、若い番号の会員となることが可能だ。次回の実施予定は8月となるようなので、全国のさつまいもファンの皆さんは、受講できるその日を楽しみに待っていてほしい。

さつまいもアンバサダー協会、英語にすると、Sweet Potato Ambassador Association。国連教育科学文化機関がUNESCO、世界保健機関がWHOと呼ばれるように、さつまいもアンバサダー協会が「SPAA」と呼ばれる日は、そう遠くないかもしれない。

まとめ(さつまいもアンバサダーとしての今後)

私の、さつまいもアンバサダーとしての活動は、まだまだ始まったばかりだ。出来る限り、協会のイベントにも参加したいと思う。また微力ながら、一(いち)さつまいもアンバサダーとして、さつまいもファンを増やし、また、さつまいもが好きな方がよりさつまいもを好きになってもらえるように、さつまいもの魅力や様々な情報を発信していきたいと思う。さつまいもアンバサダーであるという自覚が、私の言動や行動に影響を与えることがあるかもしれない。自分がどう変わるのか、自分でも楽しみでもある。まずは筋トレ仲間に、さつまいもアンバサダーになったことを自慢するだろう。

今後のさつまいもアンバサダー協会の動向、ならびに本サイトの今後の内容にも、乞うご期待、だ。なお、「自称さつまいも好きトレーニー」という、私の肩書きについてだが、「さつまいも好き」からは”自称”を外すことができたと思うが、「トレーニー」としてはまだまだ”自称”というレベルだと思うので、初心を忘れないという意味も込めて、もうしばらくは「自称さつまいも好きトレーニー」のままでいようと思う。