シャトレーゼのさつまいもスイーツを片っ端から食べてみた!結論→コスパ最高!季節限定にしておくのは勿体ない!シャトレーゼさん、1年中、販売してくれませんか?のレベルだった

春は卒業の季節。そして、さつまいも好きにとっても、少し寂しい季節の始まりかもしれません。冷凍販売の焼き芋や、焼き芋専門店などが増えたおかげで、一年中美味しいさつまいもスイーツを食べることができる世の中になったとは言え、温かくなるにつれ、身近なコンビニやスーパーをはじめとした店頭からさつまいもスイーツの種類が減ってしまうことは否めません。今食べておかないと、二度と出会えないものもあるかも…。

ということで、今回は「シャトレーゼ」で見つけたさつまいもスイーツを片っ端から食べてみました!気になっていたけど、なかなか食べることができなかったあのスイーツがなくなる前に、皆さんもお店に足を運んだり、取り寄せたりしてみませんか?

シャトレーゼとは?

今回さつまいもスイーツを求めて訪れたのは、皆さんもご存知、大人気のお菓子専門店「シャトレーゼ」。山梨県甲府市に本社を置き、2024年2月現在で沖縄県を除くすべての都道府県に約800店舗、海外にも約180店舗展開しています。店名の由来は、フランス語で城を表す「シャトー (Château)」と、シャトレーゼ発祥の地である山梨県甲州市勝沼町の名産である、ぶどうを表す「レザン (Raisins)」を組み合わせた造語で、「ぶどうの城」という意味を持っています。卸売りを介さずに、自社工場から各店舗へ商品を配送することによって、素材にこだわった菓子類を安価で提供しているそうです。洋菓子や和菓子だけにとどまらず、パンやアイスまで取り揃える幅広い商品ラインナップで、しかも安くて美味しい。平日の昼間でもお客さんで賑わっているのは、誰もが納得するところだと思います。

シャトレーゼで見つけたさつまいもスイーツを買ってみた

ここからは、シャトレーゼで見つけた様々なさつまいもスイーツをご紹介します。店内が混みあっていてなかなか撮影ができず、お会計の際に許可を頂いて、焼きたて菓子のショーケースだけを撮影しました。店内の画像はそのショーケースのみですが、それ以外の様子は足を運んだ際にお楽しみください。

スイートポテトパイ

シャトレーゼでは一部店舗で、アップルパイをはじめとした焼きたてのお菓子も販売しています。あなたの訪れたシャトレーゼがその対象店舗ならば、こちらの季節限定「スイートポテトパイ(1個330円税抜)」をぜひお試しください。使用しているさつまいもは、絹のように滑らかな食感と上品な甘さが特徴の、しっとり系さつまいも「シルクスイート」です。紙袋に入れられたスイートポテトパイはずしりと重く、期待が高まります。

食べてみると、表面がもっちりとした、意外な口当たりです。滑らか、かつ、ギュッとした密度のあるスイートポテト生地は濃厚で、とても食べ応えがありますよ。パイ生地にのったタイプのスイートポテトは珍しいかもしれません。ヨーロッパ産発酵バターの風味が豊かなパイ生地はサクサクで、これだけで食べても美味しいです。

塩味のあるパイ生地と、程よい甘さのスイートポテトの相性はバッチリです。手のひらいっぱいになるほどの大きめスイートポテトですが、あっという間に完食してしまいました。さつまいも好きならばぜひ食べてみてほしい、シャトレーゼの本気を感じるスイートポテトです。

和菓子アイス しっぽまであん

シャトレーゼと言えば、アイスも忘れてはいけません。シャトレーゼは、「甘太郎」という菓子店と、「大和アイス株式会社」が合併してできた会社で、アイスにも並々ならぬこだわりがあるのです。一般的にアイスクリーム類には、消費者庁食品表示基準の規定により賞味期限の記載は不要であるとされています。にもかかわらず、シャトレーゼでは素材などへのこだわりから、できるだけ新鮮なうちに食べてほしいと、あえて賞味期限を設定しているのです。

チョコバッキーを代表するアイスの数々を横目に私が手にしたのは、紅はるかの焼き芋を使用した「しっぽまであん」です。鯛焼き型をした皮の中身が気になってのぞいてみると…、その名の通り、しっぽまで餡が詰まっていました。これで1個100円(税抜)という驚きの価格です。

チョコレートでコーティングされたさつまいもアイスと焼き芋餡が、モナカ皮に包まれています。チョコのパリッとした食感、クリーミーでさっぱりとしたさつまいもアイス、そして濃厚でコクのある焼き芋餡、異なる食感と味わいが楽しめる、ぬかりのない構成と言えるでしょう。さつまいもの風味が豊かなモナカアイスがシャトレーゼで楽しめます。

田舎パイ さつまいも

こちらは、餡をパイ生地で包んだ、饅頭タイプのパイ菓子です。和菓子よりの洋菓子という印象ですが、なんと1個90円(税抜)。シャトレーゼの中でも、トップクラスのコスパかもしれません。

袋を開けると、発酵バターの良い香りが広がります。使用しているさつまいもの品種は不明ですが、中の餡を見ると皮付きのさつまいもであることがわかります。コクのあるバターの風味、しっとりしたパイ生地と、ねっとりと甘いさつまいも餡の組み合わせがたまりません。

そのまま食べても十分美味しいのですが、せっかくなので、半分はオーブンでリベイクして食べてみました。パイ生地がサクッと、バターがジュワーッとして、食感の変化を楽しむことができます。

また、温めることによってさつまいもの香りも強くなるので、時間がある方はぜひ試してみてくださいね。

なんばんゴールドスイートポテトパイ

パッケージで目を引く、「ゴールドスイート」の文字。ゴールドスイートとは、人気品種シルクスイートを、日本一のさつまいもを目指して丹精込めて育てた、熊本県阿蘇西原村のブランドさつまいもです。発酵バターを使用したパイ生地に、ゴールドスイートを27%使用したスイートポテト生地をのせて焼き上げたお菓子です。

こちらも1個120円(税抜)という嬉しすぎる価格です。ゴールドスイートのなめらかな食感を活かしたスイートポテト生地は濃厚な甘さで、発酵バターの風味豊かなパイ生地も相まって、お値段以上の贅沢感を味わえる仕上がりだと思います。冒頭に紹介した、店頭での焼きたてスイートポテトパイよりも日持ちがするので、ちょっとした手土産にもおすすめです。

個人的に、手軽に買えるスイートポテトとしては、セブンイレブンの「黄金色スイートポテト」が圧倒的な存在として君臨していたのですが、その存在を揺るがすと言っても過言ではないほどのお菓子かもしれません。常温で持ち運びができるのも良いですね。常にカバンに入れておきたいと思いました。

まとめ

大人気のシャトレーゼで見つけたさつまいもスイーツ4品をご紹介しました。どの商品も、使用している原材料にこだわりが見られる上に、安くて美味しい。中でも、焼きたてのスイートポテトパイはぜひ食べてほしい一品です。もちろん、さつまいもスイーツ以外にも、美味しいお菓子が目白押しのシャトレーゼ。家の近くにあったら嬉しいお店です。ぜひ皆さんも足を運んでみてください。