さつまいも博公認ショップ!uluca(ウルカ)って知ってる?東京目白にあるuluca(ウルカ)でさつまいもスイーツや焼き芋を食べつくしてみた!さつまいも好きは必ず訪れる場所確定!そんなuluca(ウルカ)をレポート

去る2月22日から26日にかけて、さいたまスーパーアリーナにて開催された、さつまいも博2023。全国から、最高の焼きいもをはじめとするさつまいもスイーツや、沢山のさつまいもファンが、一挙大集結したイベントだ。

だが、様々な理由でさつまいも博に参加できず、涙を飲んだ人たちもいるだろう。そんな人たちに朗報だ!さつまいも博で受賞したさつまいもを使ったスイーツが、いつでも食べられるお店があるのだ。

東京は目白にある、uluca(ウルカ)である。ulucaで使用しているさつまいもは、「日本さつまいもサミット」で、「ファーマーズ・オブ・ザ・イヤー」または「さつまいも・オブ・ザ・イヤー」を受賞したものだけ。これらの受賞式は、さつまいも博で行われている。おかげさまで、私共、佐藤の芋屋もファーマーズ・オブ・ザ・イヤー2022-2023を受賞させていただきました。

つまり、ulucaは、さつまいも博・日本さつまいもサミット公認のお店なのだ。これはもう、行くしかない。

ulucaへ行ってみた

向かった先は、JR山手線の目白駅。目白といえば、皇室の方々が通う名門・学習院大学があることで有名で、池袋の一駅隣とは思えないほど、落ち着いた雰囲気のある、住み心地が良さそうな高級住宅街だ。

目白三丁目方面を目指し、駅を出たら横断歩道を渡り、左に向かおう。1~2分ほど歩き、りそな銀行とファミリーマートの間の道を入れば…すぐ角に佇むulucaを発見!目白の街並みに相応しい、落ち着きとオシャレさを兼ね備えた店構えだ。ジムで一汗流した後の、さつまいも好きトレーニーは、ulucaに受け入れられるのか、ドキドキしてしまう。迷わず行けよ、行けばわかるさ。いざ、入店!

uluca でさつまいもスイーツを買ってみた

まずは、スタッフの方に温かく対応してくださったことに感謝。撮影の許可もいただき、沢山写真を撮ることができた。

陽が差し込んで明るい雰囲気の中、入口正面には綺麗なショーケースが置かれている。店内には木製のインテリアと植物が並んでいる。あまり行ったことはないが、まるで高級ブティックのようだ。なんと、お店の奥に飾られているのは、あの「ほしいも神社」のお札である!まさかこんなところでお目にかかるとは思わなかった。

ほしいも神社の影響力にあらためて驚き、それと同時に、同じほしいも神社参拝者として、興奮してしまった。

さて、ショーケースを見てみよう。お目当ての一つは、やはり焼きいもだ。焼きいもは、使用する品種を日替わりで販売しているとのこと。

日替わりの内容一覧表を見ると、紅はるかは毎日販売しているが、その他の品種は販売していない曜日があるので、要注意だ。私は、偶然にも、狙っていたシルクスイートの販売日であったため、ラッキーだった。

焼きいもはグラム単価(品種により異なる)による販売だ。シルクスイートは100g400円で、およそ200gのものを購入。

そして、もう一つのお目当ては、大学いもだ。

ulucaの大学いもは、紅はるかで作られている。焼きいもや、干しいもとして食べる機会が多かった紅はるかだが、紅はるかの大学いもは初めてだ。個人的には、紅はるかの持つ甘さと食感を楽しむためには、シンプルな食べ方が良いと思っていたので、そんな紅はるかを大学いもにするとどうなるのか、興味津々だった。しかも、ulucaの大学いもは、一度焼き芋にした紅はるかを、揚げて作っており、その作り方は一般的な大学いもとは一線を画す。こちらも100gもしくは、200gでのグラム単位での販売だ。味変用の調味料も売っている。爪楊枝を頂けるので、目白の街で食べ歩きも楽しめる。

最後に、店頭で発見したさつまいもラテが気になって購入した。ulucaでしか味わえないホットドリンクだ。

ulucaのスイーツを食べてみた、飲んでみた!

スタッフさんとの会話と買い物を楽しんだお店を後にし、早速、豆乳ラテを飲んでみた。

豆乳の優しさと、さつまいもの甘みが、心と体を和ませてくれる。ほんのりと漂う黒糖の風味がちょうどよい塩梅だ。使用しているさつまいもは、紅はるかとのことだが、甘さは控えめで飲みやすい。まるで、大豆のたんぱく質と、さつまいもの糖質が、筋トレ後の体を労わってくれているようだ。ulucaにお越しの際は、ここでしか飲めないさつまいもラテをぜひお試しあれ。

お次は、ulucaオリジナルの大学いもである。浅草の人気フレンチレストラン「et vous?(エヴ)」のオーナーであり、さつまいもシェフでもある、岡部勝義さんの特別なレシピによって生み出された、まさにスペシャルな大学いもと言えよう。使用しているさつまいもは、もちろん、日本さつまいもサミットで受賞した、照沼さんの紅はるかだ。上でも触れたが、ulucaの大学芋は、一旦焼き芋にした紅はるかを、皮付きのまま揚げて大学芋にしている。

カリッと揚げられた外側と、内側に閉じ込められたねっとり食感の組み合わせが、本当にたまらない。そして、この大学いものもう一つのポイントは、香ばしく揚げられたことによって加えられた苦味、である。この苦味は、癖になる。焦がされた紅はるかの蜜が、キャラメルのようだ。苦味と紅はるかの甘味が、表裏一体のような関係になっている。この苦味あっての、uluca大学いもと言っても過言ではないだろう。これを食べると、これまでの大学いものイメージが覆されるかもしれない。新感覚の大学いもを、ぜひ食べてみてほしい。

実食の最後は、焼きいも、真打登場である。ulucaの焼きいもは、専用の機械で、でんぷんが糖化するまでじっくりと時間をかけて、一本一本手焼きで、焼き上げられているそうだ。日本中から厳選された最高のさつまいもがもつ特性を、十分に活かした状態で販売している。きっと、どれを選んでもおいしいに違いない。今回、日替わりで提供される品種の中から選んだのは、市毛農園の絶品シルクスイート(茨城県産)だ。油紙に包まれた姿に、焼きいもの温かみを感じる(実際、温かいのだ)。

油紙を外すと、整った形のシルクスイートのお出ましだ。真ん中から、割ってみると、断面は深い飴色のようだ。色合いから、じっくりと熟成されたものであることが窺い知れる。この熟成度合い、只者ではないオーラが充満している。そして、立ち上る香り。ずっと嗅いでいたくなるような、まるでアロマ効果があるのではないかと思うような、そんな香りにうっとりしてしまい、なかなか口に運べない状況を打破し、シルクスイートを頬張る。

うまい…、、、、。

いや、うまいのは食べる前からわかっていた。熟成によって生み出された、その深い味わいたるや、尋常ではない。甘さという点においては、紅はるかには及ばないかもしれないが、それを補って余りあるほどの美味しさと言えるのだ。シルクスイートの特徴である、繊維質の少ない、滑らかな食感が、その美味しさに拍車をかける。まさに、最高の焼きいもの一つが、ここにある。このシルクスイートが販売されている日で、本当に良かった。

さつまいも好きにはたまらないuluca、最高!

結論から言うと、ulucaは最高だった。さつまいも好きならば、一度は行ってみてほしいお店である。スタッフの方も、さつまいもに関連する情報・知識が豊富で、さつまいも愛が溢れていて、素晴らしかった。聞いた話では、さつまいも博には欠かさずに参加しているという強者(つわもの)である。そんなスタッフさんの協力のおかげで、私の初ulucaは大成功だった。今回は、一部の商品しか食べることができなかったが、再訪の際は、他の商品を試してみようと思う。名店とのコラボ商品も店頭には並んでいた。きっと、どれを選んでも、さつまいも好きを唸らせる商品を提供してくれることだろう。

uluca
住所:東京都豊島区目白3-6-1
電話:03-6908-3922
定休日:毎週月曜日
営業時間:11:00〜19:00
公式ホームページ:https://uluca-mejiro.jp/