最近、テレビやインターネットでさつまいもダイエットがよく紹介されています。腹持ちもよく、食物繊維も豊富なさつまいもがダイエットにも活用できるとあって、大人気です。しかし、口コミなどを調べて見ると、「痩せない」「逆に太った」など、万人受けするダイエット方法ではないようでした。さつまいもダイエットはやめるべきなのでしょうか。結論からいうと、向かないタイプの人もいます。今回は、さつまいもダイエットのデメリットと、向かないタイプの人について紹介します。
さつまいもダイエットのデメリットとは?
はじめに、さつまいもダイエットのデメリットについて3つ紹介します。
1.糖質が多い
ダイエットに良いといわれるさつまいもですが、決して糖質が少ないわけではありません。下記の表からもわかるとおり、調理法によっては糖質が増えてしまう食べ方もあり、注意が必要です。
サツマイモ(生)皮なし | 28.3g |
サツマイモ(蒸し)皮なし | 30.3g |
サツマイモ(焼き)皮なし | 34.4g |
白ごはん | 34.6g |
特に焼き芋にした場合は、主食の白ごはんとほぼ変わらない量の糖質になってしまうため、ダイエット向きとはあまり言えないでしょう。また、食物繊維が豊富で栄養満点のさつまいもですが、摂りすぎてしまえば体重が増えてしまう点も、デメリットの1つといえます。
2.味に飽きる
2つ目のデメリットは、「味に飽きる」ことです。さつまいもダイエットといえば、焼き芋を冷やして食べるか、蒸し芋を食べるのが定番。味付けはせず、シンプルに食べるのが良いとされているため、必然的にそのまま焼いて食べるか、蒸して食べるかの二択になります。そのため味に変化がなく、毎日食べると飽きてしまうという訳です。アレンジを加えて食べる方法もありますが、調味料を使うことでカロリーが上がってしまうため、あまりおすすめされていません。
料理上手な人なら問題ないでしょうが、手軽にダイエットを進めたい人にとっては、デメリットの1つになるでしょう。
3.下痢になることも
3つ目のデメリットは、食べ方によっては下痢や腹痛を起こす可能性があることです。さつまいもに含まれる食物繊維は、人間の消化酵素では分解されません。そのため、一度に摂りすぎると必要以上に腸内に水分を溜め込んでしまい、お腹を壊してしまうことがあります。食物繊維により、お腹の張り、ガスが溜まりやすくなったという場合には注意が必要です。体質によっては合わないこともあるので、デメリットの1つとして頭の片隅に置いておきましょう。
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単純にごはんを同じ量のさつまいもに置き換えた場合のカロリーは、ごはんお茶1杯程度(150グラム)が約250kcalで、さつまいも(150グラム)が約190kcalで、さつまいもの方が約60kcal低いということになります。
さつまいもダイエットをやめるべき人はどんな人?
さつまいもダイエットに向かない人を、3パターン紹介します。
1.さつまいもを食べすぎてしまう人
イモ類の中でも、さつまいもは特に甘くて美味しいので人気があります。気づかないうちについつい食べすぎてしまう人も多いのでは。さつまいもが大好きで、大量に食べたい人にはさつまいもダイエットは向かないので、違うダイエット方法を探すのがおすすめです。美味しくないのも問題ですが、いくら体に良いとはいえ、食べすぎてしまっては元も子もありません。さつまいも以外の健康的な食品を探してみましょう。
2.血糖値に不安のある人
健康な人なら問題ないさつまいもダイエットも、血糖値に不安を抱える人にはおすすめできません。白米と比べてGI値が低いとはいえ、全ての食べ方が安心なわけではなく、特に焼き芋にする場合は注意が必要です。焼き芋のGI値は白米よりも高く、焼き立てを食べると血糖値スパイクを招くおそれがあるからです。さつまいもを食べる場合は、焼き芋なら冷やしてから食べる、蒸し芋にして食べるなど工夫しましょう。
3.水分をあまり取らない人
普段からあまり水分を取らない人にも、さつまいもダイエットはおすすめできません。さつまいもに含まれる食物繊維は、水分を含むことで便をかさ増しし、排便をスムーズにしています。そのため、水分をあまり取らない人であれば、かえって食物繊維が腸内に溜まってしまい、便秘になってしまう可能性があるからです。さつまいもダイエットをする場合、1日2リットルを目安に水分を摂りましょう。難しいのであれば、普段より意識して水分補給をし、お腹の調子が悪くならないか確認しながらすすめるようにしてください。
合わないと思ったら辞める勇気を
世の中には様々なダイエット方法が溢れています。全ての人に当てはまるダイエット方法はないかもしれません。人によって合う、合わないは個人差があるので、体調が悪くなったり、体重が増えたりした場合には、思い切って止めることも選択肢に入れましょう。合わないダイエットで必要以上に辛い努力するより、自分に合ったダイエット方法で楽しく続けられる方が効果的です。もし、さつまいもダイエットが合わないと思っているなら、思い切って別のダイエット方法を検討してみてください。
さつまいもはデメリットだけでなない!メリットもたくさん
これまでさつまいもダイエットのデメリットを紹介してきましたが、さつまいもにはメリットもたくさんあります。「美容に効果的」「腸活」「さつまいもは低GI食品」「むくみが改善される」等。さつまいもダイエットにはデメリットもありますが、健康や美容に様々なメリットもあります。
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