近年、美容に敏感な女性たちの間でサツマイモが美容に良いと話題になっています。秋が旬といわれるさつまいもですが、スーパーなどでは年間を通して手に入るポピュラーな野菜の一つですよね。さつまいもはホクホクの食感や甘い風味で、小さな子供から老人まで老若男女が美味しく食べることができるのも人気の秘密です。
今回は、そんな美味しいさつまいもの美容効果や美容に良いさつまいもの食べ方などをご紹介していきます。
美容に良いさつまいもの食べ方
さつまいもを食生活に取り入れるのなら、せっかくですから手軽に美味しく効果的に取り入れたいですよね。美容に良いといわれているさつまいもですが、どのような食べ方が効果的なのでしょうか。
焼いて食べる
さつまいもは低温で時間をかけて焼くことで、甘みが増していきます。オーブンやグリルでも手軽に焼くことができるので挑戦しやすい調理法であり、素材そのままの風味や食感を楽しむことができるのも魅力です。
蒸して食べる
蒸すことでよりさつまいもの甘みが引き立ちます。また、焼くよりもビタミンCが壊れにくいのも良いポイントです。さつまいもは皮にも多くの栄養が含まれているので、皮も一緒に食べてみるとより大きな美容効果が期待できます。
過度な味付けに注意
さつまいもは加熱してそのまま食べるだけでも、甘味と旨味を十分に感じることができます。ですので、無理に塩やマヨネーズなどの調味料で味付けをする必要はありません。素材の風味を生かしてなるべく味付けをせずに、日々の食事に取り入れてみるといいでしょう。
皮も食べよう
さつまいもは、皮にポリフェノールの一種であるアントシアニンやヤラピン、その他食物繊維など多くの栄養素が含まれています。最大限の美容効果を期待するなら、皮ごと食べられる調理法がおすすめです。
特にアントシアニンは皮にしか含まれていないので、アントシアニンを補いたいのであれば皮ごと食べる必要があります。
さつまいもに含まれる栄養素
さつまいもは準完全栄養食品と呼ばれており、その栄養価の高さには定評があります。主食にもなり腹持ちもよいので、ダイエットに使われることも多い食材の一つです。
まずはさつまいもに含まれている、美容に良い栄養素をいくつか解説します。
ビタミンC
さつまいも100gに25mgのビタミンCが含まれており、１日に必要なビタミンC量の4分の１に匹敵します。
通常は熱に弱いビタミンCですが、さつまいものデンプンに守られて壊れにくくなっているのも嬉しいポイントです。
食物繊維
さつまいもにはセルロースという不溶性の食物繊維が多く含まれています。不溶性の食物繊維は腸までそのまま届くため、腸の働きを活発にしてお通じを良くしてくれる効果があります。
また、ヤラピンという食物繊維も多く含まれています。さつまいもを切った時に包丁についている白っぽい汁がヤラピンです。ヤラピンはさつまいも特有の栄養素で、セルロースと同じく腸の働きを良くしてくれます。
ビタミンE・ポリフェノール
さつまいものビタミンE・ポリフェノール含有量は食品の中でもかなり多いといわれています。ビタミンE・ポリフェノールには、血液の流れを良くする効果で美肌を保ち、お肌の老化を食い止める効果があります。
さつまいもの美容効果
さつまいもには、さまざまな栄養素が含まれています。次に、栄養価が高いさつまいもの知られざる美容効果をご紹介します。
便秘解消
食物繊維の効果で腸内環境が整うため、便秘改善につながります。便秘が解消されることで、体内に溜まった老廃物が出ていくのでデトックス効果が期待できます。腸内環境は美容に直結しているので、腸内環境が整うことで美容にもいい効果が期待できますよ。
むくみの改善
さつまいもに含まれるカリウムの働きで、ナトリウムを排出しやすくなります。そのため、むくみの原因である体内の塩分濃度を下げることができるのです。
さつまいもに含まれるカリウムには、体内に必要な水分を溜め込んでくれる効果もあるので、お肌の乾燥を改善することにも役立ちます。
美肌効果
さつまいもに多く含まれるビタミンCは美肌に効果的です。また、ビタミンCの効果でコラーゲンが多く生成されて肌にハリが出てきます。さつまいもに含まれるビタミンCはシミやシワ予防、ニキビ予防などにも効果があるといわれています。
さつまいもを美味しく食べて美容効果を取り入れよう！
今回は、さつまいもに含まれる栄養素とその美容効果、より効果的なさつまいもの食べ方をご紹介してきました。準完全栄養食品と呼ばれるさつまいもには多くの栄養素が含まれており、様々な美容効果が期待できることが分かりました。また、さつまいもは調理法や味付け、食べる部分にも取り入れられる栄養素やその量に違いが出ることもあります。ただ、無理やりさつまいもを食べようとしても、自分に合った方法でなければなかなか続かないこともあるでしょう。
今記事を参考にしていただいて、まずは自分に合った方法で日々の食事にさつまいもを取り入れてみるといいのではないでしょうか。
