さつまいもダイエットはなぜ痩せる?さつまいもダイエットに近い効果が期待できる機能性表示食品とは?

「痩せたいけれど、効果的で手軽な方法はないの?無理なダイエットはしたくない」そんな悩みを抱える方に注目されているのが、痩せる、便通を改善する機能がある機能性表示食品です。食後の血糖値を抑え、脂肪の蓄積を防ぐHMPAや、生きたまま腸に届く有胞子性乳酸菌は、科学的根拠に基づき、ダイエットや腸内環境改善に働きかけます。「さつまいもダイエット」が支持される理由も、レジスタントスターチや低GI食品としての効果が根拠です。この記事では、痩せる、便通を改善する機能がある機能性表示食品がなぜダイエットに役立つのか、その根拠と具体的な取り入れ方やさつまいも、焼き芋ダイエットとの類似点を解説します。最後まで読めば、健康的に理想の体型へ近づくヒントが見つかり、今すぐに実行したくなるかもしれません。

さつまいもはダイエットでも選ばれる食品

さつまいもダイエットはなぜ痩せる?-さつまいもイメージ

焼き芋、さつまいもメディアを運営してきて思ったことがあります。焼き芋は美味しいし、さつまいもの品種によって「ホクホク系」や「ねっとり系」があり、新しい品種が毎年のように品種登録されてきます。現在のねっとり系と言われるさつまいもは、今も進行中の第4次焼き芋ブームの火付け役となった品種です。

2003年から始まった第4次焼きいもブーム

さつまいもダイエットはなぜ痩せる?-2003年から始まった第4次焼きいもブーム

第4次焼きいもブームは、2003年に静岡県のスーパーが、オーブンを使って焼きいもの販売を行ったことに始まった、と言われています。この焼きいものオーブンは、改良を重ねながら、他のスーパーにも普及していきました。また、1999年に品種登録された安納芋も、第4次焼きいもブームが広まるきっかけのひとつと言えるでしょう。それまでの焼きいもに使われていたさつまいもは、ホクホクとした食感が特徴の「べにあずま」が主流でした。ねっとりした食感と蜜のような甘さが特徴の「安納芋」が話題となり、さらに2010年にはしっとり・ねっとり系の「紅はるか」が品種登録されたことで、第4次焼きいもブームが起こり、今も継続しているのです。

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この現在も続いている第四次焼き芋ブームでは、秋、冬の間が旬の時期とされていた焼き芋が今では夏でも焼き芋が食べられるようになっています。この焼き芋ブームでは焼き芋専門店やさつまいも品種のご当地ブランド化も出来たりと益々活況です。そんな焼き芋、さつまいもですが、焼き芋、さつまいもメディアを運営してきて分かった事が美味しさではなく、健康や美活、腸活と言った分野にも「さつまいも」、「焼き芋」が関わってきたり、ダイエットに関して言えば「さつまいもダイエット」というダイエット法が韓国で有名になり、芸能人やインフルエンサーがさつまいもダイエット、焼き芋ダイエットと言った置き換えダイエットに挑戦し、ダイエット成果が出てスリムになった姿を公開したりとさつまいも、焼き芋=ダイエットという分野でも人気になっているという点です。因みに焼き芋、さつまいもメディア「五島商店佐藤の芋屋」でも人気のさつまいも、焼き芋ダイエットの記事は複数ありますので紹介します。

焼き芋ダイエット法

さつまいもダイエットはなぜ痩せる?-焼き芋ダイエット法

焼き芋ダイエットは、主食を焼き芋に置き換えるだけの簡単なダイエット方法です。より効果をあげるために気をつける点は、主に3つあります。

  • 一度冷やしてから食べる
  • 主食を置き換える
  • 一回150g食べる

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中でも人気は「焼き芋ダイエットをするなら焼き芋はいつ食べるのが1番痩せる?ダイエット向きの焼き芋の食べ方や焼き芋ダイエット方法、焼き芋ダイエットの注意点とは?」という記事です。焼き芋ダイエット法から始まり、ポイントや焼き芋を食べる時間、夜に食べる時の注意点までまとまっています。確かに、焼き芋は冷やして食べるとダイエットに効果的ということを良く聞いたりしますが、この焼き芋は冷やして食べるという部分を細かく説明している人気記事もあります。それは

冷やし焼き芋はダイエットに効果的

さつまいもダイエットはなぜ痩せる?-冷やし焼き芋はダイエットに効果的

さつまいもは低GI食品で準完全食品で食物繊維が豊富ということは、既に知られていることですが、さつまいもを焼き芋にするとGI値は上昇し、概ねGI値は85程度になり高GI食品になってしまいます。この焼き芋を温かいまま食べるのではなく、一度、冷やすとGI値は50程度まで下がり、高GI値食品だった焼き芋がさつまいもと同様に低GI食品に変わります。それだけではなく、さつまいもに含まれる澱粉(でんぷん)が冷やすことによりレジスタントスターチに変化し、ダイエットに適した食品に変わります。レジスタントスターチという成分は、食物繊維と同じような働きをし「便秘の改善」や「脂肪の蓄積を防止」します。ということから焼き芋は温かいまま食べるのではなく冷やして食べるとダイエットに効果的な食品に変わるのです。これ、実は重要だったりします。

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先程も少し触れた第四次焼き芋ブームは、焼き芋を季節限定の商品から1年を通じて食べれるようになった点。冷やし焼き芋もトレーニングをしているトレーニーを中心に人気があり、身近なダイエット食品ということもあって、コンビニ各社が店頭で販売するようになってきています。中でも一つ、頭を抜けているのはファミマ(ファミリーマート)とのことらしくファミマ(ファミリーマート)で冷やし焼き芋を探してもなかなか商品に辿り着くことがなく、本当に売ってるのだろうか?と時間を変えて行ったら漸く買えたという感じでした。冷やし焼き芋はリピートして買いやすい商品のようで、たぶん、同じ人が同じ時間帯に買っているのかもしれなかったです。そんな冷やし焼き芋もダイエット効果は抜群のようです。でも焼き芋やさつまいもって本当に痩せる!?という疑問ってついて回りますよね。主食をさつまいも、焼き芋に変えただけで痩せる?という疑問を解決したのがこちらの記事になります。

さつまいもダイエットのルール

さつまいもダイエットはなぜ痩せる?-さつまいもダイエットのルール

20代後半の女性。フリーランスのライターとしても活動している主婦です。運動は、週3日程度でお散歩を1回40分ほど。または、家でYouTubeを見ながら、1日15~20分ほどダンスしています。食べることが趣味で、特に炭水化物が大好物。新婚旅行で3食ビュッフェのレストランに宿泊・居酒屋巡りをしたところ、1週間で3kg太ってしまいました。そこで、ダイエットすることを決意!普段は小腹が空いたときのおやつを干し芋にしています。ルールは簡単、1食の主食をさつまいもに置き換えるだけです。1か月間のダイエットですから、飽きたりストレスが溜まったりしないよう、無理なく食べて痩せることを目指します。なぜこの食べ方にしたのか、理由はのちほど説明しますね。

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1ヶ月間、1日に食べる1食だけ主食をライス(米)からさつまいも(焼き芋やふかし芋)に変えるだけ。後は、いつも通りの生活(お酒を飲んだり、外食をしたり)をするというダイエットでした。最初、なかなか体重やむくみに変化が無かったようですが、途中から体重もむくみも変化をしていき、最終的には1ヶ月で-1.6kg減。むくみも大幅に減少したという記事になっています。普段通りの生活をしたこともあり、途中で体重やむくみも元に戻ったりしていますが、1日1食だけ主食をさつまいもに変えるだけでここまで効果が出ると「これは、やったほうが良いなぁ~」、「簡単そうだなぁ~」と私だけではなく、この記事を読まれた方も誰もが思う事ではないかと…。さつまいも、焼き芋ダイエットで行うのは、基本的には主食を置き換えるダイエット法です。この置き換えダイエットは最もダイエット効果が期待できるやり方でこちらの記事も焼き芋、さつまいもの置き換えダイエット以外も紹介しています。

さつまいもだけじゃない置き換えダイエット

さつまいもダイエットはなぜ痩せる?-置き換えダイエット

さつまいもダイエットを通じて、健康的な体づくりを目指す方々が増えています。さつまいもは栄養価が高く、ダイエットに効果的な食材として注目されています。しかし、さつまいもだけでなく、他の置き換えダイエットも注目されています。例えば、野菜やプロテインなどを使った置き換えダイエットも人気です。これらの方法は、バランスの取れた食事を摂りながら、カロリーを制限することができます。また、置き換えダイエットを行うことで、食事の摂取量をコントロールしやすくなります。

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ここまではさつまいも、焼き芋の置き換えダイエットについて解説をしてきました。置き換えダイエットは、焼き芋、さつまいも、スムージー、酵素ドリンク、プロテイン等、手軽に買えるもので始められるので身近で簡単に出来るダイエット法です。でも、問題があるとすると「さつまいも」や「焼き芋」だけ「スムージー」や「酵素ドリンク」、「プロテイン」だけでは栄養が偏り、他の栄養が不足させてしまうと折角、健康的になる為に始めたダイエットが元で体調をおかしくさせたり、体に悪影響を及ぼす可能性もあったりします。

痩せるを科学する。話題の機能性表示食品とは

機能性表示食品で痩せる

そこでここからは、今、話題の機能性表示が可能(機能性表示食品)な「3-(4-ヒドロキシ-3-メトキシフェニル)プロピオン酸(HMPA)」と「有胞子性乳酸菌」について説明をしていきます。まずは、置き換えダイエットでもそうですが「太る理由」というのを理解しているとその行動を避けるようになるかもしれませんので「太る理由」を説明します。

なぜ太るのか?

なぜ太るのか?

まあ誰もお分かりかと思うのですが、「摂取エネルギー」より「消費エネルギー」が少ないと「残ったエネルギー」と「余分な糖」が脂肪へ変化し、体内に蓄積していくことで太るということになります。要するに普通に生活して食べ過ぎると太りやすいということになるのではないかと思います。勿論、年齢により基礎代謝というものが変わってきます。昔はそんなに太らなかったのになぁ~とお腹を触りながら話しているサラリーマンの会話もよく聞きますがこれが基礎代謝が変わったという風景かもしれません。また、食後に血糖値が戻りにくい人も太りやすいようです。そこで先程まで書いてきたさうまいもは低GI食品(食後に血糖値の上昇を締めす指標で低い食品)ということもあり、ダイエットに向いているということにもなります。因みに、高GI食品(食後に血糖値の上昇が高い)にはご飯やパン、麺類等があります。では太るメカニズムを説明しましたので今度はどうやれば痩せる?メカニズムも紹介したいと思います。

どうやれば痩せる?

どうすれば痩せる?

どうすれば痩せる?痩せるメカニズムも紹介します。「摂取エネルギー」より「消費エネルギー」が多いと「余分な糖」が脂肪に変わるのを防ぎ、糖や脂肪の消費をすると痩せます。要するに普通に生活をして食べる量を減らしたり、置き換えダイエットで主食を変えると痩せ始めるということになります。もう一つは、先程も触れました「食後の血糖値」ですが、食後の血糖値の急上昇を防ぎ、食後の血糖値を早く正常な状態へ戻すと痩せやすくなります。これは低GI食品や高GI食品でも説明した感じになります。後は、糖や脂肪の吸収を抑制すると痩せやすくなります…なんだかお茶のコマーシャルのような感じになってしまってますね。そこで先程も書きました今、話題の機能性表示が可能(機能性表示食品)な「3-(4-ヒドロキシ-3-メトキシフェニル)プロピオン酸(HMPA)」と「有胞子性乳酸菌」についても紹介します。

機能性表示食品とは?

機能性表示食品イメージ

機能性表示食品は、事業者が食品の持つ特定の健康機能について科学的根拠に基づいて表示することができる食品になります。2015年に消費者庁が制度として導入し、特定保健用食品(トクホ)や栄養機能食品に次ぐ新たなカテゴリーとして位置づけられました。事業者は機能性に関する科学的根拠や安全性の情報を消費者庁に届け出る必要があります。最近は、機能性表示食品で問題を起こした会社がある為、消費者庁への提出し、審査、合格が出るまでかなりの時間がかかるようになってきています。例えば機能性表示食品では「お腹の調子を整える」、「血糖値の上昇を抑える」、「脂肪の吸収を穏やかにする」などの表示が可能ですが、医薬品のように「治療」や「予防」といった表現は禁止されています。消費者庁に提出した届け出内容や科学的根拠の情報は消費者庁のウェブサイトで公開され、消費者がいつでも確認できる仕組みとなっています。これにより、従来のトクホに比べて手続きが簡便と言われてきましたが、先程も書いた通り、審査基準や審査、表示の合格までより厳しくなっている現状があります。しかし、トクホに比べると手続きや審査、提出書類等は簡便で事業者が参入しやすい点も特徴のひとつです。

話題の2つの機能性表示食品の成分とは

3-(4-ヒドロキシ-3-メトキシフェニル)プロピオン酸(HMPA)

3-(4-ヒドロキシ-3-メトキシフェニル)プロピオン酸(HMPA)イメージ

3-(4-ヒドロキシ-3-メトキシフェニル)プロピオン酸(HMPA)は、ポリフェノールの一種であるフェルラ酸が体内で代謝されて生成される化合物です。フェルラ酸は主に穀物の外皮やコーヒー、野菜などに含まれ、腸内細菌や体内酵素の働きによりHMPAが生成されることが知られています。主に。玄米の米ぬかと乳酸菌を発酵、精製し、米ぬか発酵物HMPAがエネルギー代謝に重要な酵素を活性化します。要するに脂質合成を抑制し、脂肪や糖の消費を促進し、エネルギー消費をアップします。3-(4-ヒドロキシ-3-メトキシフェニル)プロピオン酸(HMPA)のデータを見てみますと「腹部の腹部内臓脂肪面積を減らす」、「ウエスト周囲径を減らす」、「食後血糖値の低下」が見られているそうです。その為、3-(4-ヒドロキシ-3-メトキシフェニル)プロピオン酸(HMPA)の機能性表示食品では文言の例として「BMIが高めの方の腹部の脂肪とウエスト周囲径を減らす機能が報告されています」や「食後血糖値が高めの方の食後に上昇する血糖値を元に戻しやすくするのをサポートする機能が報告されています」等の機能性を表示できます。因みに3-(4-ヒドロキシ-3-メトキシフェニル)プロピオン酸(HMPA)が入っている機能性表示食品はこんな感じの商品があります。



有胞子性乳酸菌

有胞子性乳酸菌のイメージ

もう一つ、ダイエット系で話題の「有胞子性乳酸菌」です。有胞子性乳酸菌は、芽胞(がほう)と呼ばれる強固な殻のような構造を形成することができる乳酸菌です。この芽胞のおかげで、通常の乳酸菌と比べて過酷な環境でも生存しやすい特徴があります。一般的な乳酸菌は熱や酸に弱く、加工や摂取の過程で死滅してしまうことが多いですが、有胞子性乳酸菌は耐熱性や耐酸性に優れているため、胃酸や高温環境でも死滅しにくく、腸まで生きたまま届きやすいとされています。腸に到達すると、芽胞が発芽して活動を開始し、乳酸を産生することで腸内環境を整える働きが期待されます。こうした特性から、有胞子性乳酸菌は腸内フローラの改善や健康維持に役立つ菌として注目されています。このようなことから有胞子性乳酸菌は、排便回数を増加する働きがあり、機能性表示食品には、例えば「生きて腸まで届き、腸内環境を整えることで便通を改善する機能が報告されています」という文言を使用されていることが多いです。

ダイエットと便通の深い関係

便通が増える(トイレイメージ)

冒頭にも増えましたさつまいも、焼き芋はダイエットにも効果的な記事が人気ということですが、焼き芋、さつまいもには食物繊維が多く含まれているというのは皆さんもよくご存じのことかと思います。こちらもご存じの方は多いと思いますが、ダイエットと便通は実は深い関係があります。さつまいも、焼き芋ダイエット以外のダイエット方法で無理なダイエットを行うと決まって「食物繊維不足」と「脂肪分不足」になりがちです。この「食物繊維」と「脂肪」が不足すると食物繊維不足は、便自体の量が減り押しでなくなり、脂肪分不足は便の滑らかさが失われ排出しにくくなります。これが無理なダイエットを行った際に起きる便秘です。便秘は基礎代謝を低下させ、皮下脂肪の増加につながり、ダイエットをしているのに痩せにくくなってしまいます。

有胞子性乳酸菌と乳酸菌の違いとは?

有胞子性乳酸菌と乳酸菌の違い-乳酸菌イメージ

有胞子性乳酸菌と一般的な乳酸菌の違いは、芽胞という特殊な構造を形成できるかどうかにあります。一般的な乳酸菌は熱や酸に弱く、食品の加工過程や胃酸などの強い酸性環境で死滅しやすい性質を持ちます。一方、有胞子性乳酸菌は芽胞を形成することで外部の過酷な環境から自身を保護し、耐熱性や耐酸性に優れるため、生きたまま腸まで届きやすいという特徴があります。腸に到達すると、芽胞が発芽し、乳酸を産生して腸内環境を整える働きをします。一方、一般的な乳酸菌は生存率が低いため、大量に摂取しても一部しか腸に届かないことがあります。このように、有胞子性乳酸菌は耐久性が高く、生きた状態で腸まで届きやすい点が一般的な乳酸菌との大きな違いです。また、有胞子性乳酸菌は乾燥や長期間の保存にも強いため、加工食品やサプリメントとして利用しやすいという利点があり、有胞子性乳酸菌を使用した機能性表示食品も数多くありますので紹介します。



まとめ

さつまいもダイエットはなぜ痩せる?-まとめ

焼き芋、さつまいもメディアを運営してきて焼き芋は、美味しい~ということだけでは選ばれていないということが分かりました。勿論、平成から続く焼き芋ブームは今まで存在しなかった「ねっとり系」というさつまいも品種(安納芋や紅はるか等)のねっとりで濃厚な甘さで美味しいというのが大前提ですが、さつまいも、焼き芋は食物繊維の豊富さから腸活やダイエットと言った分野にまで広がっています。また、焼き芋やさつまいもを使用したダイエット、腸活と同じような働きをする機能性表示食品も多数存在しており、こちらの機能性食品は焼き芋やふかし芋の調理不要で飲むだけという手軽に取り入れることができる利点がありました。またダイエットと便通改善は深いつながりがあるということも解説してきました。焼き芋やさつまいも、機能性表示食品を利用して無理のないダイエットや腸活をする方の少しでも参考になればと思っています。