ケーキはダイエットの天敵だと思っていませんか?ダイエットを意識すればするほど食べたくなってしまうものがケーキですが、高カロリーに高糖質でダイエット向きとは決して言えない食べ物でもあります。しかし、さつまいもの力を借りれば、ダイエット中でもケーキを楽しむことが出来るのです!ダイエット中でもケーキを食べて良いなんて夢のような話を聞くと、嬉しい反面でダイエット向けのケーキってケーキと言いつつパサパサしていたり、甘味が足りなかったり、美味しさとしてはイマイチなのではと疑ってしまう方も多くいらっしゃることでしょう。実際に、市販のダイエット向けのスイーツでも名前と形だけスイーツで、食べてみたら味は本物とはほど遠いという商品もあるものなので、疑ってしまうのも無理はありません。でも、さつまいもにはそんな夢のような話を現実にする力があります!この記事では罪悪感無しで食べられる、嘘のような本当のケーキをご紹介していきます。
何故焼き芋がダイエットに良いの?
どんなケーキにも欠かせない材料である砂糖。これが無ければあの甘さは出せません。砂糖は糖質が高いのはもとより、ほぼ糖質のみの食品です。糖質は生命の維持には欠かせない栄養素ですが、過剰な摂取は体脂肪の蓄積に繋がります。お菓子作りを経験したことのある方は分かるかと思いますが、ケーキは見た目から想像できない程多くの砂糖を使って作られています。料理では小さじ、多くても大さじくらいしか計量に使いませんが、お菓子類ではカップやボウルでの計量が珍しくないことを考えると使用量の多さが想像できるでしょう。また、血糖値が急激に上がりやすいといった難点もあります。血糖値の急上昇も体脂肪として蓄積されやすくなる原因の一つとされています。それに比べてさつまいもはどうかというと、確かにさつまいもは芋類ではあるので他の野菜に比べると糖質は’高めです。しかしながら、血糖値の上がり方は緩やかであり、糖質の吸収を穏やかにする食物繊維も豊富に含まれています。他にもビタミンCをはじめ糖質以外の栄養素も豊富に含まれています。簡単に申し上げると、砂糖とは甘さの質が違い太りにくい甘さであり、他にも美容や健康に嬉しい栄養素が摂れるのです。中でも焼き芋は特に甘さが強く、スイーツにも引けを取らない甘さを誇ります。スイーツ作りの観点では、柔らかいので面倒な裏ごしも不要という点も嬉しいところです。砂糖をさつまいもの自然な甘さに置き換えることで、ダイエットや腸活にも有効なお菓子に変えることが出来ます。
そもそもチーズケーキとは?
チーズケーキとは、クリームチーズや砂糖を用いて作られる洋菓子の一種で、その起源は古代ギリシャに遡ります。当時のチーズケーキは結婚式やオリンピックの選手に提供されるほど特別なものでした。その後、ローマ帝国を通じてヨーロッパ全土に広まり、現代では世界中で親しまれています。基本的なチーズケーキの作り方は、クリームチーズを主材料とし、砂糖や卵、ビスケットのクラストを組み合わせてオーブンで焼き上げるか?、冷やし固める方法が一般的です。ベイクドチーズケーキは、しっとりとした食感と濃厚な味わいが特徴で、ニューヨークチーズケーキがその代表例です。
一方、冷やし固めるタイプはレアチーズケーキと呼ばれ、爽やかな酸味と滑らかな口当たりが魅力です。という感じでチーズケーキのおさらいをしてみました。このチーズケーキ…ダイエットとは無縁のもの…これを焼き芋を使用して、甘さ控えめ(焼き芋の自然の甘さ)でダイエット中でも問題無し、腸活にも優れたチーズケーキを作って行きたいと思います。しかも手軽に!簡単に出来ます!チーズケーキは伝統的なレシピを作り上げる正統派チーズケーキから原材料や調理手法をアレンジしたチーズケーキまで沢山のチーズケーキがあります。今回のダイエット中で食べれる、腸活向きチーズケーキは、クリームチーズと焼き芋を混ぜて作り上げる焼き芋チーズケーキ。罪悪感なく甘いものを楽しめるというところが良いですよね。
それでは早速ダイエット中でも食べられる焼き芋チーズケーキを作ってみましょう!
焼き芋チーズケーキの作り方
<材料>
焼き芋・・・250g(中サイズ1本)
クリームチーズ・・・200g
卵黄・・・1個
きな粉・・・20g
材料はたった4つと非常にシンプル。これも焼き芋のおかげです。何故なら焼き芋は砂糖の代用だけでなく、チーズケーキでおなじみの生クリームや薄力粉の役割も果たしてくれているからです。
今回は茨城県産の紅天使の焼き芋を使用しました。ねっとりとした甘さが天使のほほえみを作るような、そのままでも十分に美味しい焼き芋です。この紅天使ちゃんをさらに美味しく変身させていきますよ!
1、焼き芋は皮を除く。ボウルにクリームチーズ焼き芋を入れてゴムベラでよく馴染ませる。
クリームチーズを使用するレシピでは、砂糖とクリームチーズを混ぜ合わせる工程がよく見られますが、このレシピには存在しません。砂糖の代わりに焼き芋を使うからです。均一になるように混ぜ合わせます。形状にもよりますが、焼き芋はとても柔らかく滑らかなので基本的に裏ごしは不要です。焼き芋やさつまいものお菓子作りではゴムベラが重宝します。混ぜる、潰す、裏ごすがゴムベラだけで全て出来ます。
2、卵黄、きな粉を加えてさらによく混ぜる。
全卵より卵黄だけの方が濃厚な仕上がりになります。このようなレシピでは「余った卵白はどのうようにしたらよいか」といったご質問をよく受けるのですが、お菓子作であればメレンゲやマシュマロ作り、料理であればオムレツなどの卵料理や揚げ物の衣付け用に使用すると無駄になりません。きな粉は小麦粉の代わりになり、焼き芋との相性も抜群です。小麦粉はダイエット中には控えたい食品ですが、大豆の粉であるきな粉はタンパク質が豊富なのでダイエット中にも積極的に摂りたい食品です。
3、型に流し入れ、180℃に予熱したオーブンで40分焼く。
焼き芋の食物繊維が豊富に含まれているため、通常のチーズケーキより固いテクスチャーに感じるかと思いますが、焼き上がると柔らかいのでご安心ください。今回は12cm角のスクエア型に入れましたが、丸形や小さなカップに小分けにしても可能です。流し入れた後の高さ4cm前後を目安にして下さい。
4、冷蔵庫に入れて冷やし固める。
焼き上がりが近づくと、周辺が香ばしい香りに包まれます。焼き上がったら即ご試食タイムに突入したくなりますが、焼きたてのチーズケーキは柔らかいので、冷し固めてから食べるようにしましょう。
焼き芋チーズケーキの美味しさ
糖類を一切加えなくても、通常のチーズケーキと変わらない美味しさです!作り方も混ぜて焼くだけでとても簡単。ダイエット中に甘いものが食べたくなった時は焼き芋チーズケーキのことを思い出していただければ嬉しい限りです。