焼き芋サンドの簡単レシピとコツ!自宅で簡単に作れる焼き芋サンドとは?

サンドイッチと言えば具材は総菜系オンリーだった時代はもう一昔前。生クリームにフルーツというフルーツサンドが登場したときは、これはケーキなのではないかと違和感を持つ人も見られましたが、今ではサンドイッチ売り場に並んでいても違和感もなければ、逆に華やかさを演出する重役の座を勝ちとり、サンドイッチ棚の常連となりました。そんなフルーツサンドですが、フルーツだけではなく焼き芋を挟んでも美味しいことはご存知でしょうか。フルーツのように、ものによってはフルーツ以上の糖度を誇る焼き芋ですから、専門店も気が付かないわけありません。フルーツサンドの専門店からも焼き芋専門店からも焼き芋を挟んだ「焼き芋サンド」が続々登場しています。苺やキウイフルーツといった小ぶりの可愛らしい具材も良いですが、焼き芋1本がダイナミックに挟まれたサンドイッチは迫力満点、一際目を引きます。しかし、その反面「これは家で作るのは難しそう」と思う人も多いのではないでしょうか。溢れんばかりの具材がパンの間に見事に収まり、美しい断面を見せる姿は正に芸術品。しかし、作り方は意外とシンプルでコツさえ覚えればご自宅でも簡単に作ることが出来ます。美味しい焼き芋を買ってきて、早速一緒に作ってみましょう!

焼き芋サンドとは?

焼き芋サンドレシピ-焼き芋サンドとは?

先程も少し触れましたが、サンドイッチの世界では、総菜やフルーツサンドの次に、焼き芋を使った新感覚のサンドイッチが注目されてきました。特に秋口~冬にはどこのフルーツサンド専門店でも取り扱いがあると思います。焼き芋は自然の甘みが際立ち、栄養士も推奨する健康的なスイーツです。この焼き芋サンドは見た目にも美しく、溢れる具材が芸術的な断面を作り出します。SNSでは萌断などと表現されたりしていますよね。焼き芋サンドの最大の魅力はシンプルさと、家庭でも簡単に作れる点にあります。もう一枚のパンでサンドし、全体をラップで包んで冷蔵庫でしっかり冷やすことで、断面が美しく固まります。焼き芋の自然な甘さと生クリームの味わいが絶妙にマッチし、子供だけではなく大人までどの世代でも人気サンドかと思います。焼き芋サンドは、難しい料理を知らなくても、どなたでも簡単に作れる手軽さがありますが、なんとなく、どこかで買ってきた?という感じの特別な一品になってしまいます。こんな焼き芋サンドを自宅で簡単に作れるコツ、ポイントを紹介していきます。

焼き芋サンドを作ってみよう

<材料>

  • 焼き芋・・・1本
  • 生クリーム・・・200g
  • 砂糖・・・小さじ1
  • 食パン・・・2枚

焼き芋サンドレシピ-使用する焼き芋

今回は茨城県産の紅はるかの焼き芋を使用しました。焼き芋サンドにはサンドイッチ用のパンより、普通の食パンの方が適しています。サンドイッチ用でも作れなくはないことは無いですが、包容力が弱めです。参考までに、大きさの違いを示しておきます。

焼き芋サンドレシピ-普通食パンがオススメ

【下準備】生クリームは砂糖を加えて7分立てに泡立てる。

生クリームの泡立てが面倒くさい、そもそもハンドミキサーは持っていないという方、結構いらっしゃるのではないでしょうか。そんな方々には既にホイップされている生クリームがあるので、こちらの使用をオススメします。

【下準備】焼き芋は皮を除き、パンの大きさに合わせて長さをカットしておく。

焼き芋サンドレシピ-パンの大きさにカット

美味しく栄養価の高い焼き芋の皮ですが、焼き芋サンドにする場合は除いた方が断面が美しく仕上がります。除いた皮は休憩中のおやつにしましょう!
長い焼き芋はパンから飛び出さないように予めパンの大きさに合わせて切っておきます。

作り方①食パンの端から1cm覗いた全体に生クリームを広げる。

焼き芋サンドレシピ-生クリームを広げる

端のギリギリまでクリームが広がっていると、サンドイッチにしたときに生クリームがはみだしやすくなるので、1cm程度は避けておきます。バターを塗るように薄く押し広げるのではなく、ふんわりと乗せましょう。絞り袋に移し替えて絞ると便利です。

作り方②焼き芋をパンの対角線上に置く。

焼き芋サンドレシピ-焼き芋を対角線上に置く

これは三角型のサンドイッチにするパターンです。長方形のサンドイッチにする場合はパンの真ん中に置くようにして下さい。この置いた位置の真ん中が断面となります。余った焼き芋があれば、隅の方に乗せておくと真ん中を食べたら物足りなくなってしまうということがなく、全体的に焼き芋と生クリームのハーモニーが楽しめます。

作り方③焼き芋の隙間を生クリームで埋める。

焼き芋サンドレシピ-焼き芋の隙間を埋める

このひと手間が美しさの後押しをします。隙間が埋まっていないと、ボリューム感の少ない、貧相な仕上がりになってしまいます。こんなに盛って大丈夫なのかと思うかもしれませんが大丈夫です。焼き芋を生クリームで隠すイメージで思いっきり生クリームを使いましょう!

作り方④もう1枚のパンを乗せて、しっかり挟む。全体をラップで包み、2時間程度冷蔵庫で冷やす。

無いとは思いますが、間違っても2枚とも持ち上げて挟むことのないようにしましょう。焼き芋が載っている方のパンは台に置いたままで、上からもう1枚のパンを被せるように乗せて下さい。こんなに美味しそうな絵面を見て、まだ食べられないのかと落胆しそうになりますが、2時間の冷却はとても重要です。このまま切ってしまうと、あの芸術品のような美しい断面は作れません。しっかり形を固定させるために、ラップできつめに包み、しっかりと冷却時間をとりましょう。

作り方⑤包丁を温め、対角線上に切る。

焼き芋サンドレシピ-包丁を温めて対角線上に切る

いよいよ完成の時がやってきました。最後にして最大の、1番簡単な作業にして1番緊張する作業かと思います。葉がギザギザしたパン包丁があればベストですが、多くのご家庭ではお持ちでないことと思います。通常の包丁で切る際は、まずしっかりと包丁を温めること、そして小刻みに動かすのではなく、大きく動かし、動かす回数を少なくすることを意識してみて下さい。1番良くないのは躊躇して、小刻みに何回も包丁を動かすことです。時には思い切った行動も大切!ここは潔くいきましょう。

焼き芋サンド完成

焼き芋サンドレシピ-焼き芋サンド完成

いかがでしょうか。ご自宅でもとっても綺麗で美味しそうな焼き芋サンドの完成です!焼き芋自体とても甘くて美味しいですが、生クリームと合わさると甘さの相乗効果で美味しさが跳ね上がります。パンが入ることで、適度に甘さが抑えられているので、くどくなく食べることが出来るのも焼き芋サンドの魅力の一つ。他のフルーツは水分が多く、この水分を抜くことが仕上がりに大きく左右する点でもありますが、焼き芋はフルーツより水分量が少ないので作りやすく、形も長持ちするので、フルーツサンド作り初めての方にもピッタリですよ!